タンザナイトが一部修羅場に巻き込まれます
12月25日──それは皆にとって、大切な日になるモノ....それは───
『アキラ~飾り付けこんな感じか?』
「うん、いい感じだよ」
「ンナナ!(メリークリスマス!)」
「メリークリスマスだよ、イアス!」
クリスマスである。
タンザナイト達は、ルミナスクエアのホテルの会場を貸しきり、数多くの人たちとクリスマスパーティーをするため、準備していた。
『それにしても楽しみだな~クリスマス....
「あはは...ならよりもっと楽しまなきゃね」
『あっ....そうえばリン、プレゼント交換するからプレゼント用意するってたけど....何故か俺だけもう準備してるっていってたが....大丈夫か?』
「うん、バッチリ!それはもう!」グッ
っと自信満々にグットサインをだすリンだった。
『そうか....ならいいけど』
と、返すタンザナイト──だがそれがとんでもない爆弾になるとはこの時思ってもいなかった。
ルミナスクエア ホテル 夜
『そんじゃ俺がしきらせてもらうぜ.....じゃあいくよー!メリー───』
「「「「「「「クリスマース!!」」」」」」
タンザナイトの合図と共に参加した人たちは、飲み物を掲げ、飲み始める。
「盛り上がってるねぇー」
『あぁ、何せ色んな人達を呼んだからな!』
タンザナイトがそう言う。
そう、参加者は、邪兎屋や白祇重工、ヴィクトリア家政、特務捜査班、その他にも通梁瀬、カモン・ミールティなどのメンバーもいた。
「それにしても、こんだけの人数をよく集めましたね....さすがに相棒の人脈に驚いたよ」
『あっ悠真』
「本日は私達をパーティーに招待させて頂き、誠に感謝します」
「ライカンさん!」
と、ここで知り合った人達と会話を繰り広げ、パーティーを楽しんでいると、リンがクリスマスパーティーのイベントを開く。
「じゃあ皆が盛り上がってるうちに.....ジャーン!映画を見ようよ!」
そう言うと、会場からデカイスクリーンやスピーカーが現れ、映画を観る準備が整う。
「というわけで...じゃーん!これを見ます」
『ん?....ちょっ!?おまそれ.....』
リンが取り出したのは──『美女とエーテリアス』*1と言う作品だった。
この作品に出てくるエーテリアスは勿論タンザナイトである。
自分が出る映画を観ると言うことを知ったタンザナイトとエレンは恥ずかしがる。
『それを観るのかよ....』
「うわっ....恥ず....友達にもからかわれた奴じゃん」
「タンザナイトさんが出る映画ですか....それ見ましたけど感動しましたね」
「そうですね...エレンがあんな演技が出来るとは思ってもいませんでしたから....驚きでした」
「なっ!?──ボスッ!!///」カァァ....
ライカンがそう言うと、エレンの顔が赤くなり、怒る。
(映画....私もタンザナイト君と...)
「朱鳶よ、主──タンザナイトと共演したいと思ってるじゃろ?」
「なっ!?...なぜそれを!?」
「顔に出とる」
朱鳶がタンザナイトと一緒に映画に出たいなと考えてることを青衣に指摘されたことに驚く。
『まぁ、リンが持ってきたし、観るしかないか...』
そう言い、タンザナイトはソファーに座る。
───すると、タンザナイトの膝に被さるように誰かが座った。
『....えっと、雅さん?なぜ俺の膝に?』
「ふむ、ちょうど『エーテリアスの膝に座る修行』をしていてな」
と、耳をピコピコと動かす星見の姿があった。
『何そのピンポイントな修行!?』
「あっ!?ずるいぞ!」
「はっ?」
「なっ!?課長!!またそうやって修行とか言ってタンザナイトさんの膝にのせて!!」
「ふむ...柳、まだ『エーテリアスの横に座る修行』があるぞ?」
「「「「!?」」」」
それを聞いたエレン達は一変、空気が変わった。
『えっ、何この空気』
「へぇー...面白いじゃん」 ゴゴゴゴ
「悪いですけど...譲れません」ゴゴゴゴ
「おっし....一番は俺だ!!」ゴゴゴゴ
その瞬間、彼女達の周りに衝撃が走った!
ドコオォォォォンッ!!
『 』
会場に爆発が起こり、アクション映画顔負けの戦闘が起こり、炎、氷、電気、エーテルがあちらこちらに飛び交っていた。
「やれやれ、相棒も大変だね...副課長があんな顔するなんて思ってもいませんよ?」
『悠真....』
と、悠真がタンザナイトの右側の隣へ座る。
「ここもーらい!」ボフッ
『リン!?』
次に左側の隣に座ったのはリンであった。
「やれやれ....こうなってしまったか」
そのリンの隣にアキラが座る。
「タンザナイト....お前、結構愛されてるな」
悠真の隣にビリーが座ってくる。
「ふむ...場は整った、では映画を見ようか」
『の前にあれを止めろよ....』
そう言うと、指したのは───今でも戦闘を繰り広げる彼女達だった。
その後、何とか押さえ込み、無事に映画をみることとなった。
──王子が人間に戻り、スタッフロールが流れると、そこには感動で涙を流す人もいた。
「すっげぇー感動したぜタンザナイト!!特にあの白熱とした戦闘シーン!!手に汗握ったぜ!!」
「そうだね、あの大雨の中で戦うシーンはかっこよかったよ!」
「へぇー...相棒も結構演技が出来るじゃん...このままスターとかになっちゃう?」
『いやーさすがにちょっと...
「僕としてはあのキスシーンは強烈だったね...ちょっとドキドキしたな」
『あー...あれかあれ撮るのに苦労したからな.....』
と、映画の感傷に浸っているなか、リンが司会を進める。
「じゃあ映画も見終わったし....プレゼント交換しようよー!!」
「「「「おぉー!」」」」
リンがそう言うと、会場にいる皆が盛り上がる。
「ではプレゼントは公平にクジ引きで決めたいと思います!」
『わー楽しみ!』
こうして、着々とクジでプレゼントの交換が行われた。
「あら?これは...」
「あっ!それ私のプレゼント!中身は....特製のニトロフューエルだよ!」
「ふふっ...ならこれは後々に取っておきましょう」
(何に使う気だ?)
「なんだこれは.....ハンバーガーのクーポンか?」
「それ....私のプレゼント...」
「そうか...なら今度昼ぐらいに久しぶりに行ってみようか?」
「えっと....これは?」
「それは私たちの店で使えるクーポン券です」
「そうなんですね!今度、カリンが行くときに使ってみますね!」
『俺は....大量の飴?』
「あっそれ、私の....」
『エレンのか。なら大事に舐めないとな!』
「////」
と、それぞれプレゼントを着々と貰い続けてると――朱鳶が何か薄い紙のようなものが手に入る。
「?....なんですかね?」
「あっそれは....」
「?――っ!?」
中身を確認した朱鳶は顔が赤くなる。
「どうした朱鳶?中身はなんじゃ?」
「た....」
「た?」
「『タンザナイトが一日何でもしてあげる券』」
「「「「『!?』」」」」
その言葉に、エレンたちや本人も驚く。
『リン!?これお前が言っていた
「えっと....うん、そうだよ」
『何故それをチョイスした!?』
「なの!リンちゃん!」
「ど...どうしたの朱鳶さん!?」
と、顔を赤らめた朱鳶が小さい声で言う。
「そ...その券の内容って.....タンザナイト君を、その....なんでもしていいんですかね?」
『声ちっさ』
「うん....書いてる通り一日だけ好きにしていいよ」
「っしゃぁ!!」
(しゃぁ?)
と、朱鳶がキャラ崩壊待ったなしのガッツポーズを決めると、ハッと恥ずかしそうにタンザナイトに言う。
「あの....今後の休みに....この券を使っていいですか?」
『えっ?...あーうん、朱鳶がいいなら』
「そ...そうですか....絶対に休み作りますからね!」
『おっ...おう』
その光景を見てた人はと言うと.....
「.....」ブンブン
「いいなー....」ボソッ
「うわーんお兄ちゃん取られた―」
「はいはい...」
「むぅ...」
残念がる者、泣きつく者、ヒューヒューと茶化す者など多数いた。
こうして、タンザナイト達は楽しい一時を過ごしたのだった。
後日──
「朱鳶よ、デートスポットの本が偶々見つかったのでな...偶に見るのをおすすめする」
「せっ、先輩!!茶化さないでください!!」
ツール・ド・インフェルノのボス候補は決まってるけど迷ってるんだよな....どうしよ
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ポンペイ「もどき」
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「ぺらっぺらの正義のなぁ!!」
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「許可なく見上げるな小僧」
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「チャオ~」
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「アークライズ.....」