修羅場だね
2/14.....それは男性にとって天国か地獄かに決まる日でもある.....
「.....というわけで、お主に『ヴァレンタイン仮面』の逮捕に協力してもらいたいのじゃ」
『.....えっなに?ヴァレンタイン?』
そう...この日はバレンタインなのである!
タンザナイトは、青衣に呼ばれたので来てみたら、青衣の口から『ヴァレンタイン仮面』を捕まえる依頼を提示してきた。
『あーその....『ヴァレンタイン仮面』って何?『ヴァレンタイン大統領』なら知ってるけど....』
「ふむ....『ヴァレンタイン仮面』は毎年2/14になると、女の子の手作りチョコを奪い去って、その奪ったチョコをモテない男たちに配ると言う....いわばバレンタイン版の鼠小僧じゃな」
『はっ...はぁ....』
「やつは盗賊のプロじゃ....幾度も治安局の目をかいくぐり、すべての女子からチョコレートをかっぱらい、もてない男たちに配り終えたのじゃ.....まったく、その努力を別のとこに活かせんのか....」
と、青衣はハァ~とため息をつく。
『大切な人に渡すチョコを奪うなんて....なんて罰当たりな.....』
「して....これまで幾度となく強敵たちをなぎ倒した『蒼光の騎士』の力を借りようと、こうして我が頼み込んだのじゃ」
『なるほど....分かったぜ。治安官の頼みだ、見過ごせねぇ』
「感謝するぞ、タンザナイト.....(まぁ、本当は.....)」
――――
「バレンタイン....折角タンザナイト君の為に....徹夜で用意したのに....許さない....」ブツブツ
「ふふっ.....いい度胸してるわね?」ゴゴゴゴ
「....あの青衣先輩、二人が壁に向かって腕で殴る動作してますが.....」
――――
(あの二人が騎士殿に渡すチョコを折角だから逮捕のついでに渡そうと言う、老婆心じゃがな.....)
『どうした?行かないの?』
「ん?ああ、ちょっと考え事をな...では行くぞ」
そうして、二人はヴァレンタイン仮面をとっ捕まえるため、行くのであった。
~~~~
『ホロウ内』
『.....反応からして、『ヴァレンタイン仮面』がホロウ内にいるって行ってみたが....』
「ふむ...これを気にテロを起こそうとしてる輩しかいなかったな」
そこには、沢山の屍....もとい気絶したならず者たちが倒れていた。
『たっく、逃げ足の速いな...ほかの所に行ってみるか?』
「そうじゃな。それに、そこに転がっておるならず者に似つかない可愛い箱が置いておる....恐らくは、『ヴァレンタイン仮面』が渡したあと何じゃろう....」
『とりあえず、このチョコは治安官が作った本人たちへ返しておきましょう』
「そうじゃな....皆、帰って来たと喜ぶと思うぞ」
『......』
そうして、ホロウから脱出した青衣とタンザナイトは、一旦、カフェに寄った。
『スズッ....ふぅ、一息ついたな』
「そうじゃな....して、興味本位で聴くが、主はバレンタインにチョコはもらえたことは?」
『ん?ああ...貰ったことがあるよ』
「ほう....」
『.....いっておくけど、大半は
「というと....本命はまだか?」
『はぁ...まだですが?』
「そうかそうか....それは
『?』
すると、隣ですすり泣く一人の女性と友達らしき人物が目に止まる。
「グスン....どうしよう、折角先輩に渡すチョコが無くなった....」
「大丈夫よ!今治安局が『ヴァレンタイン仮面』を捕まえている途中よ!」
「でも...折角この日のために頑張って作ったのに....もし、他の人に渡られたら....ううっ....」
ふと、泣いている女の手を見ると、調理した際にできたのか、指に絆創膏を張ってあるのが見えた。
『.......』
「....!そうか...分かったぞ『ピッ』――騎士殿、『ヴァレンタイン仮面』の行方が分かったそうじゃ....やつは今、ホロウに入ったと連絡を受けた、我らも行くぞ!」
『....ああ、今行く』
ヴァレンタイン仮面の居場所を特定した青衣たちは早速、ヴァレンタイン仮面が入ったとされたホロウへ向かうのであった.....
~~~~~~
「連絡じゃとここにいるのじゃが...」
『.....』
青衣たちが到着すると....そこは広い空間で、いたるところにガラクタがいっぱいある場所に着いた。
すると、どこからか高笑いする声が聞こえた。
「はーっはっはっ!」
「『!!』」
声がした方へ向けると....そこにいたのは、黒い忍者服を纏い、ハート型のピンクと赤のコントラストを描いた何とも奇抜なデザインの仮面をつけた人がそこに立っていた。
「よくぞここまで...と言いたいところだが、貴様たちはここで終わりだ!」
『お前が....『ヴァレンタイン仮面』か?』
「いかにも!我こそは『ヴァレンタイン仮面』!すべてのモテない男たちの夢を届ける....愛の伝道師だ!」バァァァァンッ!
「『......』」
いかにも戦隊らしいポーズをとったヴァレンタイン仮面に二人は呆れる顔で見つめる。
「...どんなに御託を並べようと、主がやって来たのは『窃盗』じゃ。神妙にお縄につけい!」
「ふっ....私は捕まらんよ....何故なら、この世にもてない男たちに夢を届けるために何度でも蘇るのだ!こいっ!!」
すると、ヴァレンタイン仮面はどこからか、巨大な戦闘機械が飛びだしてきた。
がっちりした機械の体に巨大な腕にごてごての重量級ロボット.....自律戦術ユニット・『テューポーン・チャレンジャー』が現れたが―――色がピンクと茶色で構成されたファンシーな見た目になっていた。
「『いやだっさっ!?』」
その色合いに二人はダサいと言い放つ。
「ふん!モテない男たちの為に作ったこの『テューポーン・ヴァレンタイン』の力につぶれるが良い!」バッ
そう言い、ヴァレンタイン仮面は『テューポーン・ヴァレンタイン』に乗り込み、二人に襲いかかってくる。
「ふん!」ブォッ
『おっと!』「ふっ!」
ヴァレンタイン仮面の攻撃を二人は軽々と避ける。
「ふはははっ!このヴァレンタイン仮面が直々にプレゼントしてやろう!」
『ああ?』
「みせてやろう!『デコレーション・ヴァレンタイン』!」ボボボ!!
テューポーン・ヴァレンタインの腕から、茶色い球が射出される。
『うわっあぶねっ!』サッ
「うっ....」バッ
ペチャっ!!
地面に着弾すると、茶色い何かが広がる。
『なんだこれ....スンスン....におい的にチョコか?』
「なんと....食べ物を粗末にするとは....許せん!」バッ
今度は青衣がテューポーン・ヴァレンタインに接近する。
「ははは!くるか....なら『デコレーション・トリュフ』!!」ガガガガガガガガ!
「はぁぁっ!」ガキガキガキッ!!
今度はガトリングのように小さい茶色の弾丸が放つが....テューポーン・ヴァレンタインの攻撃を青衣のこん棒で弾き返す。
『おおっ!すげぇぞ!』
「いまじゃっ!」
青衣が飛び出そうとした瞬間―――
「!?」
『なっ....』
なんと青衣の体に付着した茶色い液体が固まり、踏み込む寸前で動けなくなる。
「ふははは!みたか、これは
『最後絶対にいらねぇ!』
「くっ....動けん...」
「では....夢を邪魔する悪い奴は....ここで退場だ」
「!」
「さらばだ!」ブォッ
ヴァレンタイン仮面は動けない青衣に攻撃しようと、テューポーン・ヴァレンタインの拳を振るう。
『させねぇよ!『
「ぬっ!」
ヴァレンタイン仮面の攻撃を巨大な重機の腕で阻止する。
「くっ....やるではないか!」
『こいっ!』
「オラオラオラオラオラオラオラっ!!」
ズガガガガガガッ!!
『うらららららららららっ!!』
激しいラッシュの嵐に風圧が凄くなり、同時に吹っ飛ぶ。
「ぬぐっ....」ズザッ
『チッ....』ズザッ
「分からないだろう。この日、女子からの甘酸っぱい体験ができなかった悲しみを!だから私は....もてない男たちに夢を見せるために....ここで朽ちる訳にはいかんのだ!!」
『.....だからって、渡す相手の為に頑張って作ったものを盗むんじゃねぇよ!!』
「ならば見せてやる.....モテない男たちの夢をこの手に宿せ!」ズォォォォッ!!
『『
ガキィィィィンッ!!
テューポーン・ヴァレンタインの拳と戦闘用重機のドリル状に回転するパンチが激突する。
「なんと凄い攻防じゃ....」
「ぬぐぐ....」
『....そんなにチョコわたしてーなら.....業務用でも買ってこいやぁぁぁぁっ!!』
バキィッ!!
「なっ....なにぃぃぃっ!?」
『貫けぇぇぇぇっ!!』
ズキュゥゥゥゥゥンッ!!
「あがぁぁぁぁぁっ!?」
戦闘用重機の拳は、テューポーン・ヴァレンタインの拳を粉砕し、体のドテッパラに風穴を開けた!!
「わ....我が人生に....一片の....チョコなしぃぃぃっ!!」
ズドォォォォォンッ!!
テューポーン・ヴァレンタインは破壊され、茶色の液体が爆発と共に飛び散る。
『ふぅ....勝ったぜ』キュッ
爆発によってチョコレートの雨がシメ決めたタンザナイトのバックに映るのであった。
ヴァレンタイン仮面は捕まえることが出来たタンザナイト.....別れようとした時、青衣が呼び止める。
「ふむ...今回は、奴の逮捕に協力したことに感謝する....してこれはお礼だ。受け取れ」
『ああ...ありがたいが....
「ふふ....一つは我のプレゼントじゃ....残りの二つは我の友人から主宛てにプレゼントじゃ.....帰ってから開けるとよい」
『おっおう.....』
「では、また会おうタンザナイト....ハッピーバレンタインじゃ」
そう言い青衣は捕まえたヴァレンタイン仮面がいるパトカーに乗って、発進した。
『......』
こうしてタンザナイトはその日、もらえたチョコは―――四つであった。
次の日....
『.....てな感じでチョコは貰ったな』
「へー...だからチョコは
「にしても...やれやれ、あのヴァレンタイン仮面を捕まったんだな」
そこには、『Random Play』の裏で貰ったチョコを食べているタンザナイトとアキラ、リンだった。
「青衣から貰ったの....せんべいだね」
「なぜせんべいなんだ....」
『まぁ美味しいからいいが....』
「でも意外だったな~」
『?』
「タンザナイトって結構モテそうだからチョコいっぱい貰えてると思った」
『ははは...まさか、そんなもの好きがいるわけないでしょ?』
((あっ自覚ないな....))
そんなやり取りをしていると、チャイムがなる。
「ん?お客さんかな?」
「リン、行ってきてくれないか?」
「分かった、お兄ちゃん。はいはーい今出まーす」
『....なんか予定あった?』
「さぁ?配達は頼んでないし....依頼か?」
すると、受け答えしていたリンが慌ててきた。
「ちょっとタンザナイト!外でて!今やばいから!」
『....はい?』
この後に起こる修羅場にタンザナイトは身を投げることとなったのはまた別の話.....
やっべおくれた
ツール・ド・インフェルノのボス候補は決まってるけど迷ってるんだよな....どうしよ
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ポンペイ「もどき」
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「ぺらっぺらの正義のなぁ!!」
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「許可なく見上げるな小僧」
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「チャオ~」
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「アークライズ.....」