転生したらルーミアだった!?   作:デスゴッド

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終の導き

「さてと、やるだけやってみますか。」

 

「だね。」

 

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

 

リムルとそう話しているなか、再生した暴風大妖渦(カリュブディス)の鱗が襲いかかってくる。

 

「「……はぁっ!!」」

 

バチチチチチチチチチチチイイイィィィンッ!!

 

ボオォオォォオオオォオオォォォオォォオォオオオォオオォォォオォォオオオォオオォォォオォォオォオオオォッ!!

 

その鱗をかわしながらリムルは黒雷を、私は『魄翼』の炎を翼の部分に向けて食らわせる。

 

ギョロギョロッ!

 

ビイイイィィィーーーッ!!

 

「「!?」」

 

直後、標的を私達二人に変えたのか、暴風大妖渦の単眼から怪光線が放たれる。

 

「「ッ!!」」

 

ズガガガガガガガァァァンッ!!

 

対する私達は咄嗟にかわし、暴風大妖渦の怪光線は森の一部を吹き飛ばす。

 

「あ~ぁ……」

 

「なんて威力」

 

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

 

「って危なっ!?」

 

再び襲いかかってきた鱗を私はある程度は避け、避けきれない分は『魄翼』の炎で焼きながらそのまま暴風大妖渦の翼にも食らわせる。

 

「わかってはいたが、やっぱり再生速度が速いな……」

 

〈解。本来の暴風大妖渦の『超速再生』ならば鱗の再生に3分はかかりますが、エフィメラの『闇』の影響によりその“力”は大幅に増幅され、現在は30秒で鱗の再生が完了する模様。〉

 

「おまけにエフィメラを使えば、本来は精神が『闇』に侵食されるが、暴風大妖渦には元から知恵……心がないから……」

 

〈是。暴風大妖渦に対するエフィメラの副作用は無きに等しいと推察。〉

 

「っていうかなんか私の方に攻撃が集中してない!!?」

 

なんか私の方が鱗が多い上に怪光線も付いた殺意マシマシって感じなんですけど!?暴風大妖渦(こいつ)、本当は心持ってない!?心なしか単眼もめっちゃ私を凝視している感じするし!!っていうかなんで私!?初対面のこいつに恨まれる覚え、皆無なんですけど!!?

 

「全員、持てる手段を使って暴風大妖渦を攻撃しろっ!!」

 

「効きが悪くても構わん!奴に回復の隙を与えるなっ!!」

 

「「「「おぉーーーっ!!」」」」

 

私がそう悲痛な叫びを上げながら回避とカウンター攻撃を繰り出すなか、紅丸とブラッドレイの指示で皆が一斉に暴風大妖渦に総攻撃を仕掛ける。

 

「我ら天翔騎士団(ペガサスナイツ)も彼らに続けぇっ!!」

 

「「「「おぉーーーっ!!」」」」

 

ドルフさん率いる天翔騎士団(ペガサスナイツ)も空中から攻撃を開始する。

 

「皆、頑張ってくれてるな……」

 

「だね……」

 

おかげで殺意マシマシな攻撃は少しだけ和らいだ……

 

「……折角だから、こいつを使ってみるか……」

 

私はそう言いながら、何時かの大鎌…『終の導き』を取り出す。

 

「ってルーミア!?おまえ、それって」

 

「フッ!!」

 

「あ。おいっ!!」

 

困惑の声を上げるリムルを他所に私は『終の導き』を手に暴風大妖渦へと向かっていく。

 

「はぁっ!!」

 

ズガガガァァァンッ!!

 

次の瞬間、『終の導き』を振るい、三日月形の赤黒い斬撃を三連続程放って食らわせる。

 

グルルギョオオオオオッ!?

 

「!?さっきまでより効いている!?」

 

「まだまだァッ!!」

 

パァァァ……パキィィィンッ!!

 

暴風大妖渦が明らかに苦痛の声を上げるなか、私は『終の導き』を大鎌…ファントムロッドから二刀流の剣…エトワールデュアルブレードに形態変化させる。

 

「!?武器の形が変わった……っ!?」

 

「はあああぁぁぁっ!!」

 

ズババババババババババババババババババババァァァンッ!!

 

そのことにドルフさんがそう困惑の声を上げるなか、私は赤黒い光を纏わせた『終の導き』を振るって、暴風大妖渦に大量の切り傷を負わせる。

 

グルルギョオオオオオッ!?

 

「ッ!全員、ルーミア様が負わせた傷を狙えっ!!」

 

暴風大妖渦が苦痛の雄叫びを上げるなか、紅丸の指示で皆が私が負わせた切り傷を集中的に攻撃を始める。

 

「ッ……俺も黙って見ている訳にはいかないな……っ!!」

 

バチチチチチチチイイイィィィンッ!!

 

グルルギョオオオオオッ!?

 

リムルもそう言いながら黒雷で追撃する。

 

「お次はこれっ!!」

 

パァァァ……パキィィィンッ!!

 

私はそう言いながら、『終の導き』をデュアルブレードから二丁の銃…ヒーローツインマシンガンに形態変化させる。

 

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァァァンッ!!

 

形態変化させた後、私は今度は大量の赤黒いエネルギー弾を暴風大妖渦に食らわせていく。

 

グルルギョオオオオオオオオオッ!!?

 

さっきまで以上に苦痛の雄叫びを上げる暴風大妖渦。

 

イケる。そう思った瞬間、

 

キィィィィィィィィィィィィィィィッ!!

 

暴風大妖渦の単眼に膨大な魔素が集束していく。

 

ってこれはなんかヤバい!?

 

「皆!急いでこの場から離れて」

 

ズガアァアアァァァアァァアアアァアアァアァァアアアァァアァァァアァァァアァァアアァッ!!!

 

次の瞬間、暴風大妖渦の単眼から赤黒い極光が私目掛けて放たれる。

 

「ルーミア!!」

 

「「「ルーミア様!!」」」

 

「ルーミアちゃん!!」

 

ズガアァアアァァァアァァアアアァアアァアァァアアアァァアァァァアァァァアァァアアァッ!!!

 

リムルを始め皆が声を上げるなか、極光が迫ってくる。

 

「ッ……」

 

そんななか、私は無意識の内にある言葉(・・・・)を口にした。

 

「『その程度ですか?』」




最後の暴風大妖渦の悪足掻きな極光はオリジナルです。

エフィメラで強化されてるならアリかなと思ったので……(^∀^;)
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