「さぁ……」
「……参られよっ!!」
「「「「おうっ!はあああああっ!!」」」」
そう言う二人の声を合図に乙事主とピッコロがブラッドレイに、ゲルドとリグルドが白老に向けてメガロドンを投げつける。
スパァァァァァァンッ!!
対する二人は居合斬りの要領で二匹のメガロドンを三枚に下ろす。
「「「おぉ……っ!!」」」
「お見事。」
「流石ッス!師匠達!見事な三枚下ろし!!」
その光景に周りから歓声が上がるなか、リーニエとゴブタはそう言う。
「ほっほっほっ。この程度、儂らには朝飯前。いや、」
「晩飯前。ですな。」
「ほっほっほっほっ。」
「はっはっはっはっ。」
対する白老とブラッドレイはそう言いながら、互いに笑い合う。
「軽い……それに硬い……こいつは使えるな……」
「良い武器ができそうだべ。」
「盾にしても良い。鎧に加工するのもアリだな。」
「ちょっとしたアクセサリーにするのも良い。
高値で売れそうだ。」
「うん……うん……」
「どうだ?その鱗使えるか?」
一方で戦いの後に回収した暴風大妖渦の鱗を見ながらそう話をするカイジン、黒兵衛、ガルム、ドルド、ミルドの五人に対し、スライム態のリムルがそう尋ねる。
「おぉ、リムルの旦那。
こいつぁ実に良い素材になりそうだ。」
「んだ。武器にしろ防具にしろ良いものが作れそうだよ。」
「そっか。それなら回収して正解だったな……でさ。例のアレを完成させたいんだけど……」
「あぁ、アレか。」
「いつでもイケるだよ。リムル様。」
「サンキュー。一応ミリムと約束してたことだし。今回は結局助けてもらったからな。助かるよ。」
「ところで旦那。お嬢はどうした?
一緒じゃねぇのか?」
「あぁ、彼奴はミリムやシズさんと一緒に風呂に行ってるよ。」
リムルとカイジン、黒兵衛の三人がそう話している間に刺し盛りや煮付けといった様々なメガロドン料理が並び、勝利を祝福する宴会が始まる。
「ゲルド殿!!見事な戦い振りでしたぞ!あの勇気、我輩も見習いたいものです!!」
「ガビル殿こそ、正に獅子奮迅の活躍!いやぁ感服の至れり!!」
「いやいや!ゲルド殿!!」
「いやいや!ガビル殿!!」
「「あっはははははっ!!」」
「二人とも、格好良い!!」
「お疲れ様です。乙事主さん。」
「うむ。鈴仙こそ、ルーミア様からの名付けで進化したとはいえ、元
「ありがとうございます。」
ガビルとゲルドが互いに激励し合い笑い合うなか、鈴仙と乙事主も互いに労いの言葉をかける。
「いやぁ、少し前まで敵同士だった二人が笑い合う姿は見てて良いものだな。」
「リムル様!!」
「こんな所にいらしてたんですか……」
笑い合うガビルとゲルドを見てリムルがそう言うなか、紫苑と朱菜がそう話しかけてくる。
「?紫苑、朱菜。どうかしたか?」
「いえ、これからお風呂に行こうかと思って、リムル様もお誘いしようかと……」
「おぉ、そうか。わかった。」
「では……」
リムルからの了承を得た紫苑はそう言いながら、リムルを持ち上げる。
「それじゃあカイジン、黒兵衛。また後日な。」
「おう。旦那も暴風大妖渦を相手にして疲れただろ。」
「ゆっくり疲れを癒してくると良いだよ。」
「あぁ、そうさせてもらうよ。」
そうしてリムルも紫苑と朱菜と共に温泉へと向かうのだった。