「わはははっ!!ルーミア!さっきの技は見事だったぞ!!チクッしただけでなく、両腕が痺れたのは初めてなのだ!!」
「『
「いやいや!確かにミリムには効かなかったけど、結構な威力だったからな!!」
「私とリムル様、ルーミア様が展開した結界内で『魄翼』で飛び上がったルーミア様と攻撃を受けきってみせたミリム様以外の地表が軽く焦土になってましたものね……」
模擬戦を終えた後、私達四人はそう話しながら朱菜お手製の弁当を食べている。
私が思いついた技である『
「やっぱり『
「当たり前だ!寧ろこの間の
そう呟く私に対し、リムルは額に青筋を浮かべながらそう怒鳴ってくる。
「……そういえば、ミリムはなんで魔王になったの?」
「話反らすなっ!!」
「う~ん……ムシャクシャして?」
そんななか、ふとそう尋ねる私に対し、ミリムは首を傾げながらそう答える。
いや、私に聞かれても……
「よく思い出せん。大昔のことだから忘れたのだ!!」
「そっかぁ……」
そういえば、ミリムは最古参の魔王の一柱だとか言ってたっけ。生まれて一、二年くらいしか経っていない私やリムルとは比べ物にならない長い年月を生きてきたんだろうし。忘れるのも無理ないか……
「ミリムって家族とかいないの?」
「そういえば、初めて
「心配する人とかいないの?」
「ワタシの世話をしてくれる者達ならいるぞ。しかし、あの者共は心配などしておらぬのだ。ワタシはサイキョーだからな、心配すら畏れ多いと思われているのだ。」
「……そっかぁ……」
強すぎるが故の安心感ってやつかな。
「だから、ワタシの友はおまえ達二人なのだ!!」
「ミリム……」
「……そうだな。これからも宜しくな。ミリム。」
「勿論なのだ!!」
「ごちそうさまでした………よしっ!ワタシは今から仕事に行ってくる!!」
数日後、朝食を食べた後、ミリムはそう言いながら立ち上がる。
「?仕事って?」
「?」
「心配するな。終わったらちゃんと帰ってくるのだ。」
首を傾げる私とリムルに対し、ミリムは笑顔でそう言う。
いや。それ、答えになってないよ。ミリム……
「突然だな。今すぐ行くのか?」
「うむっ!他の魔王にも
「ということは他の魔王に会いに行くってこと?」
「うむっ!仕事だからな!!」
ミリムはそう言いながら、魔法で最初に来た時の服装に着替える。
「では、行ってくる!!」
ドンッ!!
次の瞬間、ミリムはそう言いながら、勢いよく飛び立っていく。
「騙されないようにしろよぉ~……ってもう見えない所まで行ってる……」
「来る時も急なら去る時も唐突だったね。」
「まぁ、ミリムらしいといえば、らしいけどな。」
「……これでミリムの監督役も一旦終わりってことで良いのかな?」
「だな。」
リムルと私はそう話しながら、中央都市リムルが見渡せる丘の上まで移動する。
「……暴風大妖渦の件も片付いて、漸く落ち着いてきたって感じがするね。」
「だな。纏め役を任せられそうなのがリグルドとリグル、絶狼の三人だった頃と比べて、カイジンや紅丸、乙事主やゲルド、ガビル、藍……」
「シズさんにブラッドレイ、ピッコロ……後、ゴブタとリーニエ率いる
「……これなら任せても大丈夫か?ルーミア。」
「うん。任せて。リムル。」
丘の上から見える中央都市リムルを見ながら、私達二人はある決意をするのだった。