転生したらルーミアだった!?   作:デスゴッド

114 / 152
ブルムンドとの同盟

「リムルはブルムンドでBランクの冒険者になったみたいだね。」

 

「あぁ……イングラシアに入るには確かに必要ですね。」

 

蒼影達と共に護衛として就かせた分身体から情報を受け取った後、そう呟きながら仕事を捌いている私に対し、藍がそう言う。

 

「藍も持ってたりするの?」

 

「はい。武者修行の一環で取得しました。」

 

首を傾げながらそう尋ねる私に対し、藍はそう言いながらBランクのライセンスカードを見せる。

 

因みにライセンスを取得するために受けた試験でリムルは試験官が召喚した狩猟犬(ハウンドドッグ)邪鬼妖精(ダークゴブリン)(ことごと)く瞬殺。

 

邪鬼妖精に至っては調子に乗って煽ってきた時のゴブタにそっくりだったみたいで、気付いたらリムルは首をはねていた。

 

「……ゴブタ、その内、リムル様に殺られません?」

 

「だよねぇ……」

 

その後、試験官は飛び級だと言ってなんと下位悪魔(レッサーデーモン)を繰り出してきた。

 

「レッサーデーモン……倒すことができれば、その時点でBランク相当の実力が認められるので確かに飛び級になりますね……(いささ)か横暴な気もしますが……」

 

「一応はリムルの意思を確認してから召喚したみたいだけど……試験官としての意地が出ちゃったのかもね。」

 

対するリムルは前に私がイフリート戦で見せた闇の妖気(オーラ)を纏わせた斬撃やミリム戦で見せた『獄炎裁断刀(インフェルノスライサー)』を参考にしたのか、魔法を纏わせた刀でレッサーデーモンを一刀両断した。

 

しかもリムルはその際、エクストラスキル『魔法闘気』と『悪魔召喚』のスキルを手に入れた。

 

私も護衛として影の中に潜ませた分身体を介して得た情報から『悪魔召喚』のスキルを覚えた。

 

とりあえず試験官は泣いていい。

 

「まぁ、泣く処か悪魔を含めた三体の魔物をほぼ休みなく召喚しましたので白目を向いてそうですが……」

 

「だねぇ~。」

 

その後、騒ぎを聞きつけて飛んできたフューズさんにカバル達が怒られ、リムルはフューズさんの支部長(ギルマス)権限も相まってBランクのライセンスカードを手に入れた。

 

「そういえば、さっき見せてもらったライセンスカードだと藍もBランクなんだよね?」

 

「はい。討伐部門で試験を受け、取得しました。」

 

「もしかして、レッサーデーモンを倒して?」

 

「はい。魔法に擬装した『狐火』で焼き尽くしました。」

 

「うわぁお……」

 

その後、フューズさんと彼の昔馴染みであるベルヤード大臣の取り計らいでリムルはブルムンド王と極秘会談を行った。

 

ベルヤード大臣のスムーズな進行もあって結果、ブルムンド王国はドワルゴンに次ぐ同盟国となった。んだけど……

 

「安全保障条約ですか……もし、他国がブルムンドに侵攻してきた場合、魔国連邦(わたしたち)が防波堤になるということですね。」

 

「防衛費も馬鹿にならないからねぇ~。」

 

前に藍から聞いたようにブルムンド王が(したた)かな王だったのもあるだろうけど……ベルヤード大臣もなかなかの手腕の持ち主だったってことか……

 

「でもまぁ、逆に魔国連邦(わたしたち)が侵攻を受けた場合、ドワルゴンと同様にブルムンドからも援軍を受けられるって話だから一応Win-Winかな……」

 

「ですね。それに上位回復薬(ハイポーション)を定期的に卸してもらえるということですし。魔国連邦(こちら)が受けられる益もそれなりに大きいかと……」

 

「だね。とりあえず冒険者や商人達のための簡易宿と武具を整備するための設備を手配しないと……」

 

「お任せ下さい。すぐに乙事主殿とゲルド殿、カイジン殿と黒兵衛殿に話を通しておきます。」

 

「お願いね。藍。」

 

「ハッ!!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。