「リムルはブルムンドでBランクの冒険者になったみたいだね。」
「あぁ……イングラシアに入るには確かに必要ですね。」
蒼影達と共に護衛として就かせた分身体から情報を受け取った後、そう呟きながら仕事を捌いている私に対し、藍がそう言う。
「藍も持ってたりするの?」
「はい。武者修行の一環で取得しました。」
首を傾げながらそう尋ねる私に対し、藍はそう言いながらBランクのライセンスカードを見せる。
因みにライセンスを取得するために受けた試験でリムルは試験官が召喚した
邪鬼妖精に至っては調子に乗って煽ってきた時のゴブタにそっくりだったみたいで、気付いたらリムルは首をはねていた。
「……ゴブタ、その内、リムル様に殺られません?」
「だよねぇ……」
その後、試験官は飛び級だと言ってなんと
「レッサーデーモン……倒すことができれば、その時点でBランク相当の実力が認められるので確かに飛び級になりますね……
「一応はリムルの意思を確認してから召喚したみたいだけど……試験官としての意地が出ちゃったのかもね。」
対するリムルは前に私がイフリート戦で見せた闇の
しかもリムルはその際、エクストラスキル『魔法闘気』と『悪魔召喚』のスキルを手に入れた。
私も護衛として影の中に潜ませた分身体を介して得た情報から『悪魔召喚』のスキルを覚えた。
とりあえず試験官は泣いていい。
「まぁ、泣く処か悪魔を含めた三体の魔物をほぼ休みなく召喚しましたので白目を向いてそうですが……」
「だねぇ~。」
その後、騒ぎを聞きつけて飛んできたフューズさんにカバル達が怒られ、リムルはフューズさんの
「そういえば、さっき見せてもらったライセンスカードだと藍もBランクなんだよね?」
「はい。討伐部門で試験を受け、取得しました。」
「もしかして、レッサーデーモンを倒して?」
「はい。魔法に擬装した『狐火』で焼き尽くしました。」
「うわぁお……」
その後、フューズさんと彼の昔馴染みであるベルヤード大臣の取り計らいでリムルはブルムンド王と極秘会談を行った。
ベルヤード大臣のスムーズな進行もあって結果、ブルムンド王国はドワルゴンに次ぐ同盟国となった。んだけど……
「安全保障条約ですか……もし、他国がブルムンドに侵攻してきた場合、
「防衛費も馬鹿にならないからねぇ~。」
前に藍から聞いたようにブルムンド王が
「でもまぁ、逆に
「ですね。それに
「だね。とりあえず冒険者や商人達のための簡易宿と武具を整備するための設備を手配しないと……」
「お任せ下さい。すぐに乙事主殿とゲルド殿、カイジン殿と黒兵衛殿に話を通しておきます。」
「お願いね。藍。」
「ハッ!!」