なんだ?この女……鬼……なのは間違いなさそうだけど、あたしが知ってるのとは少し違うような……
「朱菜。どうかしたか?」
あたしがそう思いながら警戒しているなか、鬼の少女の後ろから紅い髪の鬼がそう言いながら、蒼い髪の鬼と共に現れる。
よく見ると、三匹の後ろは道のようになっていることがわかり、先程まで木の板で塞がれていたのはこの石でできた空間、いや、部屋の中と外を行き来するための出入口なのだと理解した。
「あ!お兄様!!お二人が目を覚ましたのです!!」
「おぉ!そうか。それはよかった……蒼影。ルーミア様に知らせてくれ。」
「わかった。」
シュン
「「!?」」
鬼の少女に『兄』と呼ばれた紅い髪の鬼に『蒼影』と呼ばれた蒼い髪の鬼がそう言いながら、その場から消える。
妖術の類いか……?
「さて、ルーミア様が来られる前に少しだけ話を聞きたいんだが……」
「……なんだい?」
「………」
「……ルーミア様の話では、おまえ達は異世界人ということだが、その
「おーら?
「?ようかい?そちらでは魔物のことをそう呼んでいるのか?」
「ということはお二人は異世界の魔物……ということでしょうか?」
「はぁ……?」
なんだ?こいつらと話が何処か噛み合わないような……
ガチャッ!!
「ごめん。待った?」
あたしがそう思いながら首を傾げるなか、今度は金の髪の少女がそう言いながら入ってくる。
「「!?」」
直後、少女が発する異様な気配にあたしと神無は思わず戦慄する。
なんだ!?この餓鬼………『奈落』以上にヤバい!!?
「いえ。それ程でもないですよ。ルーミア様。」
「そう……悪いけど、二人には私が直接聞きたいことがあるから……紅丸、朱菜。一旦部屋の前で待機してもらって良いかな?」
「ハッ!!」
「畏まりました。」
あたしがそう思っているなか、そう言う少女の指示に従って二匹の鬼は出ていく。
ルーミアSide
「さてと……貴女達は
「!?」
「!?あんた……なんであたしらの名前を知っている!?」
紅丸と朱菜を退室させた後、そう尋ねる私の言葉に白装束の少女…神無が驚愕の表情を浮かべるなか、芸者風の少女…神楽が警戒心を露にしながらそう聞き返してくる。
まぁ、そういう反応になるのも無理ないか。
「それについて、説明する前に……これを読んで。」
そんな二人に対し、私はそう言いながら二冊の本…前にリムルがやってたのを真似して紙に転写した『犬夜叉』を手渡す。
因みに内容は神楽と神無、
「あ?この本が何だって……なっ!?」
「!?犬……夜叉……?」
二人は本を見て、益々驚愕の表情を浮かべる。
まぁ、そりゃそうなるよね。表紙に自分達や自分達と戦った犬夜叉とかごめが描かれ、
「なんだ?この本……あたしが死ぬ、あの時のことを細かく描かれてやがる……っ!?」
「こっちも……私が最期に日暮かごめに言葉を遺すところまで描かれてる……」
「おい!この本は一体」
「それを今から説明するから落ち着いて。」
私はそう言いながら