???Side
シュウウウ……
神楽と神無が仲間になった日の夜、魔国連邦の住人達も寝静まった頃、ジュラの大森林の中で紫の光、赤い光、水色の光の粒子が各々の色同士で集まり、人の形を作っていく。
やがて紫の光は短い銀髪の少女に、赤い光は短い茶髪の少女に、水色の光は水色のツインテールの少女へと変わる。
「……んっ……ここは……?」
「私は……確かに『高町なのは』に敗れて……」
「ふわぁ~、王様、シュテるん。おはよー……」
目を覚ました後、首を傾げながらそう言う銀髪の少女と茶髪の少女に対し、水色ツインテールの少女は大きく欠伸しながらそう言う。
「何を寝惚けておるのだ、たわけ。」
「そうですよ。レヴィ、辺りをよく見て下さい。今は夜中です。」
「それも違うわ!たわけ!!たくっ……」
銀髪の少女は辺りを見渡す。
「……どうやら
「ですね。周辺の魔力の濃さが全然違います。」
「あぁー……本当だぁー……」
「………」
「……如何なさいますか?王よ。」
「ふむ……邪魔な子鴉共がいないというのも丁度良い……奴らの代わりにこの世界の者共から魔力を頂くとしよう。」
「はぁーい♪」
「でしたら、目指すは
邪悪な笑みを浮かべながらそう言う銀髪の少女に水色ツインテールの少女が元気よくそう返事するなか、茶髪の少女はそう言いながらある方を指差す。
「うむ……確かに悪くない質と量の魔力を感じるな……」
「それじゃあピクニック!しゅっぱぁーつ!!」
「ピクニックではないわ!たわけ!!」
「はぁ……」
そうして謎の三人の少女は奇しくも首都リムルへと向かって歩き始めた。
ルーミアSide
「まぁ!なんて可愛らしい!!」
リムルがイングラシア王国へと旅立ってから一ヶ月くらいした頃、ベスターさんから教わった『
「これが
「シュークリームな。」
「美味しいね。このお菓子。」
「中のクリームが程よい甘さで良いですね。」
「美味しい!!」
「まさか、
紫苑にリムルがそうツッコミを入れるなか、シズさんと藍、翠香と私の四人はそう言いながらシュークリームを堪能する。
「あれ?リムル様?」
「よぉ、紅丸。」
「いつの間に帰っていらしてたんですか?」
「ついさっきだよ。お土産もあるぞ。」
そうして他の住人達も集まって、シュークリームを堪能し始める。
「こんな甘いお菓子……初めて……」
「形は
「玉菜……日本でのキャベツの昔の呼称だったかしら……」
「……なぁ。ルーミア……」
「なに?」
「
「だね。」
「いや、なんでいるの!?」
「神楽と神無は私達と同じように転生してきた。
ナイチンゲールは
神楽達三人を見ながらそう困惑の声を上げるリムルに対し、私は冷製にそう説明する。
ムギュ
「お?」
「可愛い……」
「こいつがるーみあの相方のりむるかい。」
「しかし、確かにマスターと同等の魔力は感じるわね……」
そんななか、神無がそう言いながらリムルを持ち上げ、神楽とナイチンゲールはそう言いながらリムルを間近で観察する。
第三者Side
(おぉ……美少女一人と美女二人に囲まれながら見られるのは少し緊張するな……)
神楽と神無、ナイチンゲールの三人に囲まれるなか、リムルはそう思いながら照れくさそうにしている。
「「………」」
「………」
そんなリムルの様子に朱菜と紫苑は可愛く頬を膨らませるなか、シズは(目は笑っていない)笑顔で見守る。
「え~と……あ。リムル、折角だから
そんななか、ルーミアは軽く冷や汗を流しながらもそう言った。