第三者Side
「鏡の中に誰かいる?」
「あぁ、神無。」
「『てすかとりぽか』から『自分以外に鏡の中に別の存在が二つある』って。」
遡ることリムルが一時帰還してくる日の前日、執務室にてルーミアは神楽と神無からそう報告を受ける。
尚、『テスカトリポカ』とは神無が元の世界にいた時から使役していた鏡の
「ふぅーん……」
(『
『あぁ~、こりゃあ前々からルーミアとリムルを付け狙っていた魔女とその娘だね。』
報告を受けた後、頭の中でそう尋ねるルーミアに対し、『
(は?付け狙っていた?私とリムル、会ったこともないその親子にストーキングされてたの……?)
『って言ってもルーミアに関してはボクが完全ガードしていたから、ストーキングの被害はリムルだけだけどね。実際鏡の中に意識を引きずり込まれたのだってリムルと朱菜、紫苑の三人だけだし。』
(ちょっと待って、『
『そりゃあ意識を引きずり込まれても、
(……マジで?)
『マジで。』
(じゃあお願い。
ちょっとその二人に会ってみたくなってきた。)
『了解。』
ルーミアSide
鏡面世界・・・
「という訳ではじめまして。
リムルの相方のルーミア=テンペストです。」
「『はじめまして』じゃないわよ!
なにしれっと
「母様が引き込んだ訳でもなく
『
『一応説明すると、眼鏡の女性がこの『鏡面世界』に囚われた『鏡の魔女』イジス。少女の方は彼女のユニークスキル『
「まったく……一体何なのよ?あんた。あの憎たらしいスライムと同じように『理想』を反映させた複製体をけしかけようにも
『
っていうか『
『んーとね。彼女のユニークスキル『
……『
『で、シンシヤは鏡を覗き込んだ朱菜の『可愛いリムルが見たい』という『理想』から生まれた存在なんだよねぇ~。』
「うわぁお……」
どうりで顔立ちが朱菜に似ていると思った……
「はぁ……で、あんた、一体何の目的でこんな所にまで来た訳?」
『
「ん~とですね……単刀直入に聞きますけど、イジスさんがリムルを狙うのは
そんなイジスさんに対し、私はそう尋ねる。
因みにこの情報は『
なんでも彼女は生まれた時からこの鏡面世界に閉じ込められていた存在で脱出するための糸口を見つけるために鏡越しにヴェルドラを封印していた『無限牢獄』を観察し研究していた。
そんな貴重な
「……だったら、何だって言うのよ?」
対するイジスは若干不機嫌になりながらそう答える。
……うん……気持ちはわかる(´・ω・`; )
だって間接的に私達が原因でイジスさんの脱出するための研究が頓挫しちゃったようなものだし……(´・ω・`; )
まぁ、私は『
それでもリムルの相方としての責任はある訳なんで……
「よろしければ、私がお手伝いしましょうか?」
「……なに?」
私がそう提案すると、イジスさんが怪訝な表情でそう言う。
「……何が目的?」
「うーん……私としては半分はお詫びでもう半分は『お願いしたいこと』の対価としてご提案しているんですが……」
「お願いしたいこと?」
「?」
私の言葉にイジスさんとシンシヤの二人は首を傾げる。
「その鏡で
そんな二人に対し、私はそう言いながら言葉を続けた。