ルーミアSide
「パパ達の『
「だねぇ~……」
『あのねぇ……『精霊の棲家』なんて『精霊女王』の気紛れで毎日、色んな所に飛び回ってるのよ?そう簡単に見つかったら誰も苦労しないわよ……』
リムルがイングラシアに戻ってから数日後、執務室で仕事を捌きながらそう話をするシンシヤと私に対し、神無の鏡越しにイジスさんが呆れ交じりにそう言う。
「そういえば、ルーミアさん。藍さんはどうしたんですか?」
「あぁ、藍なら今、乙事主達の様子を見に行ってもらってるよ。」
【ルーミア様。今、ちょっとよろしいでしょうか?】
首を傾げながらそう尋ねるシンシヤにそう答えるなか、藍から『思念伝達』で連絡が入ってくる。
【どうかした?もしかして、乙事主達の方で何かトラブった?】
【いえ。そちらは特に問題ありません。ただ私事でちょっと……】
【?】
【今、団子屋の前にいるのですが、ちょっと妙なご老人に捕まってしまいまして……】
【?妙なお爺ちゃん?】
【紅丸殿達のゆうな格好に刀も二本持っているのですが……なにやら人魂のようなものを連れてまして……】
【!?人魂……】
【先方は私を知っているみたいな感じで話しかけてくるのですが……】
【藍は全く知らない相手と……】
【……はい……】
【わかった。今からそっちに行くからちょっと待ってて。】
【わかりました。】
「なんか団子屋の前で藍がトラブルに巻き込まれてるみたいだからちょっと行くけど、三人はどうする?」
「私も行きます!!」
「……行く……」
『私は少し休ませてもらうわ。じゃあね。』
藍との連絡を終えた後、そう尋ねる私にシンシヤと神無がそう返事をするなか、イジスさんはそう言いながら通信を終える。
「ですから!私は藍という名前ではありますが、貴方も
「そうなのか?それは困ったのぅ……漸く知り合いに会えたと思ったのじゃが……」
「マジか……」
その後、シンシヤと神無を連れて団子屋まで来た後、藍にそう言われて困り顔を浮かべている銀髪の撫で付け髪に白い着物に黄緑の羽織袴、腰に二本の刀を差し、立派な髭を生やした老人を見ながら私はそう呟く。
「?人魂……?」
「なんかこの前、試作で食べさせてくれた綿菓子みたいですねぇ……」
そんな老人の側に漂っている人魂…半霊を見ながら神無とシンシヤがそう言う。
っていうか半霊もいるってことは……あの老人、完全に『あの人』だよね……
「あ!ルーミア様!!」
「?ルーミア
私がそう思っているなか、私達の存在に気付いた藍がそう声を上げ、その呼び方に疑問を抱いた老人は怪訝な表情でこっちっていうか私を見ながらそう言う。
「………」
「えっと……」
「……姿形は儂の知る『ルーミア』と瓜二つだが、雰囲気がまるで違う……何者じゃ?」
私をジッと見ながら、老人は怪訝な表情でそう尋ねてくる。
「……そのことも含めて、色々と確認と説明がしたいので一旦私達に付いて来て」
ボオオオオオオオッ!!
「「「「「!?」」」」」
そんななか、訓練所の方から爆音と共に紅丸の黒炎が上がるのが目に入ってきた。
って何が起きたのっ!?