「フッフッフッ……我こそは偉大なるじゅっ(ガジッ!!)」
あ。噛んだ。
「噛んだ。」
「痛そう。」
「『念話』ばっかで久しぶりに喋ったんじゃない?」
「だ、大丈夫か?」
「ら、らいひょうぶ、らいひょうぶ……ふぅ……我こそは偉大なる十大魔王が一柱、『
「あ?」
「?魔王?」
「ん?
どっかで聞いたような……あぁ!前にミリムが訓練の合間で教えてくれた最古の魔王の一人の名前と一緒だ!!
「頭が高いぞっ!跪くが良うっぴょっ!?」
私がそう思ってるなか、リムルが妖精…ラミリスにチョップを食らわせる。
「な、何するのさ!?」
「チョップ。」
「そうじゃなくて!!」
「っていうか阿呆か。何が魔王だ。嘘吐くならもっとマシな嘘吐け。」
「はーーっ!いるのよねぇー、よく知らないのに否定から入る奴。」
「確かにミリムやカリオン以外の魔王のことは知らないけど……あの二人の、特にミリムのデタラメさを考えたらどうにも……」
「あぁ~、リムル?もしかして、忘れてる?」
「ん?何をだ?ルーミア。」
「この子、ミリムと同じ最古の魔王の一人だよ。
前に聞いてた名前も特徴も一致してる。」
「はあぁぁっ!?」
私がそう言うと、ラミリスは満面の笑みで私の左肩に乗ってくる。
「そう!アタシは本当に魔王なんだからねっ!!」
「あ、はい……」
あ。リムルはまだ信じてないね。
「っていうかあんたら、ミリムやカリオンのことを知ってるの?」
そんなリムルの様子にそう思っているなか、ラミリスが首を傾げながらそう尋ねてくる。
「あぁ、ミリムとはつい最近、友達になった。」
「カリオンとはちょっとした縁で知り合って、今はまだ手紙でのやり取りだけだけど、私達の国と国交を結ぶかもしれないって状態。」
「ふぅーん……ってちょっと待って。あんたらはもしかして最近、ジュラの大森林の盟主になったスライムと
「?そうだけど?」
「だね。」
「あぁっ!やっぱり!!」
「?先生?」
「スライムって?」
「!あぁ……」
首を傾げながらそう尋ねてくる子ども達に対し、リムルはそう言いながら丁度良いとばかりに元のスライムの姿になってクロエちゃんの手に収まる。
第三者Side
「!?先生が……っ!?」
「スライム……っ!?」
「って訳だ。」
「「可愛い……」」
「驚かせて悪かったな。」
リムルはそう言いながら再び人間態になる。
「すっげぇっ!!」
「スライムなのに強いっ!!」
「た、大したことないんだからねっ!!」
「なんでもあり!流石先生です!!」
「まぁ、詳しい話は後でな。」
「私達のことはミリムから聞いたの?」
「そうよ。この前、チョ~久々に来たと思ったら、『マブダチが出来た』って自慢してきやがったの!!鼻で笑って追い返したのにまさか、本当だったなんて……っ!!」
ルーミアがそう尋ねると、ラミリスは悔しそうにしながらそう答える。
「ッ!!」キッ!!
「ん?」
「バカバカバカバカバカバカバカバカバカァァァァァッ!!」
「!!?」
次の瞬間、ラミリスは突如、リムルの耳元まで飛んでいくや否や『バカ』を連呼しだす。
「あんたら二人して本当にバカなんじゃ」
パァンッ!!
「あ。」
「ラミリス様!?」
が、真顔のリムルに夏の蚊の如く両手で軽く潰されるのだった。