転生したらルーミアだった!?   作:デスゴッド

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守護騎士①

第三者side

 

ガキキキキキキキキキキキキキキキィィィンッ!!

 

子ども達を救ってから半月程経過した頃、後任の教師が決まっていない等といった理由でリムル引き続き、イングラシアで子ども達の面倒を診ていた頃、魔国連邦(テンペスト)ではルーミアが妖忌を相手に激しく斬り結んでいた。

 

「ほほっ!すっかり刀の扱いに馴れてきたのぉ……ルーミア……ッ!!」

 

「ディアーチェ達や妖忌さんや白老達のおかげだよ……っ!!」

 

ガキィィィンッ!!

 

二人はそう言葉を交わしながら距離を取る。

 

「………」

 

「……見事。白老殿の朧流と儂の技を良い具合に融合させておるようじゃのう……」

 

距離を取った後、妖忌は感心したようにそう言いながら、楼観剣と白楼剣を納刀する。

 

「ありがとうございます。」

 

対するルーミアもそう言いながら右手に持った柄が短くなった鏡花水月…『鏡花水月・陽』に左手に持った、元は鏡花水月・陽の柄に仕込み刀として仕込まれていた透き通る程薄く鋭い小太刀…『鏡花水月・陰』を納刀し、そのまま鏡花水月を鞘に納刀する。

 

「しかし、長刀の柄の方に小太刀を仕込むとは面白いことを考えるのぅ……」

 

「意表を突く意味でも良いかなと思ったので……」

 

「なるほどのぅ……」

 

「相変わらずだねぇ……お二人さん。」

 

妖忌がそう言いながらルーミアの鏡花水月を見ているなか、空から大きな羽根に乗った神楽がそう言いながら降りてきた。

 

ルーミアside

 

「?神楽?どうかしたの?」

 

妖忌さんとの修行が一区切りしそうなタイミングで空から降りてきた神楽に対し、私は首を傾げながらそう尋ねる。

 

「ちょっと森の中に妙なものを見つけてね。

それであんたを呼びに来たんだよ。」

 

「?妙なもの?」

 

「楽しく修行しているところ悪いけど、ちょっと一緒に来てくれないかい?多分、あんたの方がわかると思うんだ。」

 

「わかった。ちょうど修行も一区切りつきそうだったし、大丈夫だよ。」

 

「では、儂は白老殿達の所に顔を出してから庭の方を見に行くとするかの。」

 

「はい。また明日もよろしくお願いします。」

 

そうして妖忌さんと別れた後、私は神楽の羽根に乗せてもらう形でその『妙なもの』がある場所へと向かった。

 

第三者side

 

「これがその『妙なもの』だよ。見たところ、白い石像っぽいんだが、形とか格好が妙なんだよね……」

 

「……マジか……」

 

数分後、神楽が首を傾げながらそう言うなか、『妙なもの』を見たルーミアは思わずそう呟く。

 

それは一見倒れ伏す、フードのようなものを被った女性の白い石像に見えるが、右肩から刃が付いた腕が生えてたり、四肢が男性っぽい無骨な太さだったりと神楽の言うように妙な形をしていた。

 

ルーミアside

 

これ……どう見てもテイルズのインカローズ……しかも、ダブルセラフを解体してパーツを取り込んだILLじゃん……

 

白化しているということはゲームのシナリオ通りにシング達に敗北してガルデニアまでの転送装置の動力源にされた後、シュテル達や妖忌さんと同じように転移してきたってこと?

 

『今、軽く調べてみたけど、その可能性が高いみたい。』

 

マジか。

 

「それとるーみあ。どうもこの石像から三人分(・・・)の残留思念のようなものも感じるんだが……」

 

人造全智存在(マザー)』からの解析結果にそう思っているなか、神楽がそう言う。

 

ってそれってもしかして……

 

「るーみあ。何かわかるかい?」

 

「まぁね。上手くいけば、魔国連邦(テンペスト)の更なる発展に繋がるかも……」

 

人造全智存在(マザー)』。インカローズの白化って解除できそう?

 

『意識データとかは破損が診られるからディアーチェに修復してもらう必要があるけど、白化を解除するだけならルーミアが魔力を分け与えたらイケるよ。』

 

わかった。

 

人造全智存在(マザー)』から白化の解除方法を聞いた私は早速インカローズに触れ魔力を流し始める。

 

すると、白化が解除され完全に再起動こそしないもののその機体(からだ)が元の色を取り戻す。

 

「!?色が付いた……っ!?」

 

【あぁ、鬼鮫?ちょっと良い?】

 

【ルーミアさん?どうかしましたか?】

 

【ちょっと神楽と一緒にある拾い物をしてね。ディアーチェ達の元へ運ぶための運搬班をこっちに寄越してほしいんだけど……】

 

【わかりました。すぐに手配します。】

 

目の前でインカローズの白化が解除されたことに神楽が戸惑いの声を上げるなか、私は『思念伝達』でそう鬼鮫に指示した。

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