「じゃあ、子ども達の装備を準備しに一旦戻ってきたと……」
「あぁ。」
あの後、落ち着いたタイミングで改めて話を聞いたところ、どうやらクロエちゃん達が通う自由学園では今の時期に野外訓練を行っているとのこと。
かつてはシズさんが、今はリムルが担当しているクロエちゃん達Sクラスは例年免除されてたけど、Aクラスの担任であるジェフという教師からの嫌味と挑発にリムルが乗ってしまい、Sクラスの参加が決まったのだとか……何やってんだか。
「てな訳だ。皆。」
私がそう思いながら呆れているなか、リムルはそう言いながら皆に向き直る。
「帰ってこられた訳ではないのですね……」
「すぐに戻ってしまわれるとは……」
「寂しいです……」
リグルド、朱菜、紫苑を始めとする皆は落ち込む。
「まぁ、そう落ち込むことはないよ。引き継ぎとかの準備が終われば、リムルは帰ってこれるんだから。」
「ルーミアの言う通りだ。もう少しで帰れるから待っててくれ。」
「本当ですかっ!?」
「パパが帰ってきますっ!!」
「では朱菜。
「はい。お安いご用です。」
「ガルム~?」
「ここだ。旦那。」
「魔鋼製の
「おう。任せろ。」
「黒兵衛。カイジン。」
「なんか艶々してるな。よっぽど向こうが楽しいみてぇだ。」
「元気そうで何よりだべ。」
「二人には子ども達の武器を頼む。」
こうして子ども達の野外授業に向けた準備が始まった。
「っとリムル。良い機会だから、リムルがイングラシアに行ってる間に加わった仲間を紹介するよ。」
「……『精霊の棲家』に行った時から思ってはいたが……やっぱり増えてたか……」
リムルがなんか呆れているなか、私は妖忌さんやディアーチェ達、インカローズ達を『思念伝達』で呼び出す。
「先ずは白老、ブラッドレイに続く三人目の剣技の指南役をして貰うことになった魂魄妖忌さん。私とリムルの庵の中庭の手入れもして貰ってるよ。」
「うむ。よろしくのぅ。リムルとやら。」
「続いてディアーチェ、シュテル、レヴィの三人。ディアーチェはカイジンさんやベスターさんと一緒にデバイス製作や魔装兵の研究を、シュテルは私の第二秘書、レヴィは警備隊で白老や妖忌さんからの修行を受けながら頑張ってくれてるよ。」
「ふん……」
「よろしくお願いいたします。リムル様。」
「よろしくねぇ~♪」
「最後にインカローズ、クロアセラフ、クリノセラフの三人。インカローズはディアーチェの守護騎士兼助手として、ダブルセラフの二人は私の守護騎士として警備隊で働いてくれてるよ。」
「よろしくお願いいたします。リムル様。」
「よろしく。」
「よろしくお願いします。リムル様。」
「……いやいや!?妖忌さん……はギリわかるけど、なんでリリなののダークマテリアルズの三人とテイルズのインカローズとダブルセラフがいるんだよ!?ダークマテリアルズはなんか成長してるし、ダブルセラフは大部分の色が変わってるし!!」
「七人とも、元の世界から転移してきたんだよ。ダークマテリアルズの三人が成長しているのは私が元の名前で名付けした影響だね。」
「僕とリノの大部分の色が変わってるのは僕達はインカローズから分離した後の元のパーツが少なかったから、魔鋼石と
「俺とロアの失われた疑似スピリアは元のパーツに宿っていた残留思念を暴風大妖渦の複製魔核に移し、それを元にディアーチェ様が意識データを復元してくれました。」
「は?え?じゃあ、機械人の三人は合体した状態で転移してきたってことか?」
「「「はい。」」」
「マジか……」
「あ。因みに私の鏡花水月やシズさんのリュウールはディアーチェに作って貰ったんだよ。」
インカローズ達からの説明にそう反応するリムルに対し、私は追加でそう説明した。