第三者side
「入り口から色々な馬車が出てくるけど、あれらは全部訓練に参加している生徒達ってことかな。」
「そうだね。」
野外訓練当日、ルーミアが『精霊の棲家』で覚えた『空間移動』で
「
「うん。きっとそうだよ。」
その後、ルーミアとシズは相手の認識を遮る朧流の
ルーミアside
「うん。良い感じだね。リムルが宿らせた上位精霊のおかげできちんと魔素が制御されて、無駄なく“力”を発揮できている。」
シズさんと一緒に見守りを開始してから三日が経過した頃、最短のルートを進み、道中の魔物を見事な動きと連携で危なげなく倒して行く子ども達の姿に思わずそう感心の声を上げる。
「皆……本当に良かった……」
シズさんも子ども達の成長が見れて嬉しそうだね。
その日の夜、子ども達がキャンピングカーで寝静まるなか、焚き火の前で何やらメモを取っている金髪の女性が目に入る。
「あの人が護衛対象の教師だね。」
「……ティス先生。」
「シズさん、知ってる人?」
「うん。学園にいた頃、お世話になった人だよ。」
「……本当に優秀な子達。精霊を使役し、魔物を簡単に倒しちゃう。ちょっと危なっかしいところはあるけど……歴代最高得点を記録しそう……」
シズさんとそう話しているなか、そう呟くティス先生の声が聞こえてくる。
「……あなたの生徒達。本当に素晴らしい子達です。私も何時か……あなたのような先生に……」
「ティス先生……」
「………」
夜空を見上げながらそう言うティス先生。それはリムルに対してなのか、シズさんに対してなのか……それを知るのは本人のみ……かな……
翌日の昼頃、Sクラスの皆は無事にグラトルの町に到着した。
「これで第一の訓練はクリアだね。」
「良かった……」
「……折角だから、第二の訓練で使う洞窟でも見に行こうかな……」
「あ。じゃあ、私が案内するね。」
その後、私はシズさんの案内で例の洞窟へと向かった。