ルーミアSide
「……なにやってるの?リムル………」
「あ。ルーミア。それに影狼も……」
「ご無事でなによりでございます。リムル様。」
……こんな状況でも寝れるなんてある意味大物だよ。ゴブタ……
「ん?一緒にいるのはさっきの警備兵の隊長さんか……俺が渡した回復薬は役立った?」
「あぁっ!おかげでこいつらは助かった!!」
「あんたの薬じゃなきゃ死んでいた!!本当にありがとう!!」
「今でも信じられんが、千切かけてた腕が元に戻った!!本当にありがとう!!」
「………」コクッ…コクッ‥‼
最後の一人は喋るのが苦手なのかな?
「しかし、あんたも難儀なもんだな。こんな強い嬢ちゃん達が仲間なら、一緒に並んでいれば良かったのに……」
「あぁ、まぁ、色々と事情がありまして……」
笑顔で私と影狼を見ながらそう言うカイドウさんの言葉にリムルは歯切れが悪そうにそう言う。
私達がいるとエルフがいる店に行き辛いなとでも思ってるのかな?
「そうか?まぁ、何はともあれ俺達はあんた達に救われたんだ!俺にできることならなんでも言ってほしいっ!!」
「ん?なんでも?」
「じゃあ、誰か信用できる鍛冶師を一人、紹介してほしいんだけど……」
「そんなことで良いのか?……わかった。明日、俺が知るなかで一番の鍛冶師を紹介してやるよ。」
「「「おぉ……っ!!」」」
「それと、嬢ちゃんにはこいつを渡しておく……さっき、嬢ちゃんが倒した
リムルと影狼、いつの間にか起きていたゴブタの三人がそう言うなか、カイドウさんはそう言いながら
「……ありがとう。」
【
【後で話すよ。】
「今日はもう遅い。明日、案内するから、今日は俺が手配した宿屋で休んでくれ。」
「あぁ、ありがとう。」
そうして私達四人はカイドウさんが手配してくれた宿屋で一夜を明かした。
翌日、私達はカイドウさんの案内で鍛冶屋に向かうことにした。
「流石ドワーフ、装飾品だけでなく武器も沢山作ってるね。」
「だな。この剣なんか
「あぁ、それそれ。それを打った奴だよ。」
「「ん?」」
「これから会う鍛冶師。」
偶々、近くにあった剣を見ながらそう話をする私とリムルに対し、カイドウさんはそう言いながら目的地である鍛冶屋に入っていく。
カァーン……カァーン……
「兄貴ぃー。いるかい?」
鉄を打つ音が鳴り響くなか、カイドウさんがそう声をかける。
「カイドウか……すまないが今、忙しいんだ……急ぎでないなら日を改めてくれ……」
すると、奥の方で目的である鍛冶師のドワーフがそう言いながら鉄を打っている。
【おぉ……THE・職人って感じ。】
【でも、なんか焦ってるみたいなんだけど……】
「「「あ!!」」」
「「ん?」」
「あ!昨日の!!」
「ここで働いていたんですね。」
そんななか、昨日、私とリムルが助けた三人のドワーフを見つける。
「なんだ?おまえら、知り合いか?」
「カイジンさん!この人達ですよ!!」
「貴重な回復薬を分けてくれたスライムと、
「………」コクコク
鍛冶師の名はカイジンっていうのか。
「そうなのか。礼を言う。けど、悪いが今は忙しくてな……」
「いや、いいよ。」
「私達こそ、邪魔してごめんなさい。」
「親父さん、この人達に相談してみちゃどうです?」
「む?」
ん?
「いやいや。相談しても無駄だろ。」
「でも、あんな貴重な回復薬を持ってた上に相方の嬢ちゃんは
【おいおい……ただのスライムに何を期待してんだ……】
【だね。でも、恩を売る良い機会じゃない?無理なら無理って言えばいいし……】
【……それもそうだな。】
「話だけでも聞かせてくれないか?」
「ふむ……実はな―――」