「「打ち上げ?」」
「あぁ、リムルの旦那のおかげで納品できたからな。ご馳走させてくれ。」
リムルが量産した魔鋼のロングソード20本を納品して一息吐いていた時、カイジンさん達が笑顔でそう言ってくる。
因みに何故、リムルがロングソードを量産できたのか、『
あれが実はヴェルドラの魔素で変化した超高純度の魔鉱石でリムルはそれと補食した完成品の魔鋼のロングソードと鋼の剣の
やるならせめて一言言ってほしい……切実に……
「別にいいよ、ご馳走なんて……」
味がしないもんね。
「綺麗な姉ちゃんがたくさんいる店なんだっ!!」
「エルフの子がやってる店でな、若い娘から熟女まで選り取り見取りだっ!!」
「………」コクコクッ‼
面倒臭そうにするリムルだったけど、そう言う鉱山で助けたドワーフ三人組の二人、ガルムさんとドルドさんの言葉にスライムボディの片側を耳の形にしながら立ち止まる。
……あれ、絶対に無意識で変わってるよね……
「あぁ、まぁ、なんていうか……本当に飯が美味い店なんだ……ただ、女性が多いってだけで……」
私がそう思っているなか、カイジンさんが罰が悪そうにそう言ってくる。
「そんな気になさらずとも良いですよ。ご飯が美味しければ、私と影狼は気にしないので……ね?影狼。」
「え?そ、そうですね。私も食事が美味しければ、別に構いません。」
「そ、そうなのか?嬢ちゃん達は理解が深いなぁ……」
「カイジンさんのお礼がしたいという気持ちを無下にできませんから……」
「……ありがとうよ……」
「「「いらっしゃいませぇ~っ!!」」」
その日の夜、私とリムル、影狼の三人はカイジンさん達の案内で
店にはガルムさん達の言う通り、私くらいの子から年上のお姉さんまで色々なエルフの女の子達がいた。
尚、やっぱりそういう店なのか、皆、薄着で肌の露出が多い。
「スライムだぁ~っ!!」
「可愛いっ!!」
見た目は愛くるしいスライムのリムルは早速女の子達に人気で何かを全身で堪能している。
「さっき、ガルムさん達から聞いたんだけど、
「ん……まぁ……」
「へぇ~、凄いっ!!」
「あはは♪
「可愛い耳と尻尾♪」
「ちょっ、あの……耳はやめて……」
私と影狼も女の子達とお喋りしながら料理を堪能する。
「なんていうか……楽しんでいるようでなによりだ……」
「ッ!?」
そんな私達をカイジンさんが羨ましそうに見ながらそう言うなか、妙な気配を感じたので弾き返す。
「……あのバカ……」
【はっ!?い、いや、これは違うんだ……】
直後、我に返ったリムルが“念話”でそう謝罪してくる。
先程の『妙な気配』の正体はリムルの『魔力感知』で女の子達の色々なところを見ようと必死になってたっぽい。
【羽目を外し過ぎないようにね……次は、処すよ?】
【気を付けるでありますっ!!】
因みにお姉さん達はやはりエルフだからなのか、絶妙に見えないラインを死守していた。
「本当、リムルの旦那には感謝してるよ。お陰で王に面目が立つ。」
そんななか、カイジンさんが改めてそうお礼を言ってくる。
「しかし、俺の渾身の一振りがたった数秒であっという間に量産されちまうとはな……」
「
「うん。間違いなく良い職人だよ。カイジンさんは……自信持って。」
「旦那に嬢ちゃん……ありがとうよ……」
リムルと私の言葉が嬉しかったのか、カイジンさんは軽く涙ぐむ。
「……それで、あんたらの村に来てほしいって話なんだが」
「あ。お姉さん。この美味しいの、もう一杯貰える?」
「私はこのノンアルじゃなくて子ども向けカクテルとブルスケッタのおかわり下さい。」
「はぁーい♪」
「お、おいっ!?」
「ルーミアちゃんはともかくスライムさんは味しないんじゃなかった?」
「いやぁ……綺麗なお姉さんにお酌してもらえば、なんでも美味しいってもんだよ。」
「あらお上手。」
【カイジンはこの国の職人だもんな。王に恩義もあるみたいだし……】
【だね。義理堅い性格みたいだし……】
そんな人に無理を言って困らせたくない。
【ところでリムル?ゴブタは?】
【お留守番。お子様だから……】
ゴブタ……
今、ゴブタの悲痛な叫び声が聞こえたような気がした。