第三者Side
「うおおおおおおおっ!!」
五日後、『ジュラの大森林』にて、謎の仮面の女性剣士、シズを加えたカバル達四人は巨大な蟻の群れに終われていた。
「カバルの旦那が悪いんでやんすよっ!いきなり
「うっ、うるせぇっ!!俺はリーダーだぞっ!!」
「
「うぐっ……」
「死んだらカバルの枕元に化けてやるんだから!!」
「ふはははははっ!!それは無理だ!何故なら………その時は俺も一緒に死ぬからなっ!!!」
「いやぁーーーっ!!!」
「……私が足止めしよう。」
そんななか、シズがそう言いながら立ち止まる。
「シズさんっ!?無茶だっ!?」
「心配いらない……貴方達を逃がす程度なら
ボオオオオオオオッ!!
「「「!?」」」
そう言いながら引き抜いたシズの剣に炎が宿り、前方に
「な、なんだ?あの炎は……」
カバル達がその炎を見て戸惑うなか、シズは炎を纏わせた剣と精錬された動きで巨大妖蟻を斬り倒していく。
(早く……早く倒さないと……っ!!)
シズが内心で焦っているなか、巨大妖蟻の群れは全滅し、シズはその中心で立つ。
「すげぇ……」
(良かった……なんとか間に合った……)
シズがそう思いながら剣を納めるなか、背後で倒れていた一体が起き上がる。
「「!?」」
「!?シズさんっ!まだだっ!!」
「キシャアアアアアッ!!」
「!?」
カバルがそう声を上げるなか、起き上がった一体がシズに襲いかかろうとする。
「―――伏せろ。」
ビシャアアァァァンッ!!
「「「「!?」」」」
が、その声と共に黒い稲妻が巨大妖蟻に落ちてトドメを刺す。
カタンッ!カターンッ!!
その際のシズの仮面が外れ、稲妻によって発生した土煙の中へと転がっていく。
「シズさんっ!大丈夫!?」
「え、えぇ……」
「しかし、今の黒い稲妻は……」
「一体誰が……」
エレンがそう言いながら駆け寄りシズに回復魔法をかけるなか、カバルとギドは辺りを警戒しながらそう言う。
「リムル。手加減して今の威力なの?」
「あぁ、このスキルも封印だな……」
「「「「!?」」」」
そんななか、土煙の中からそう話をする声が聞こえてくる。
サァァァ
吹いた風で土煙が晴れていくと、偶々なのかシズの仮面を片側に被ったスライムと短い金髪に赤いリボン、赤い瞳に黒と白のゴスロリの格好をした少女が現れた。