ルーミアSide
リムルがイフリートを捕食して一週間が経っても未だにシズさんは眠り続けていた。
『大賢者』さんが言うにはどうやらイフリートとの同化がシズさんを延命させていたようでこのままだと危ないということでなんとかしようと『
入ると、シズさんが目を覚ましていた。
どうやらリムルと何か話してみたい。
「シズさん……目を覚ましたんだね……」
「ルーミアちゃん……
悟さん……リムルは前世の名前を教えたんだ……
「ルーミアちゃんも……本当の名前、教えてくれる?」
「ッ……わからない……私には前の世界の知識はあるけど、
「え……」
シズさんは横になったまま、困惑した様子で見てくる。
「残念だが
「そう……なんだ……」
「静江……それがシズさんの本当の名前……」
「うん。
「………」
「ルーミアちゃん、もし、思い出せたら私のお墓にでも」
「いや。本当の名前は静江さんに直接伝えたい。」
「でも、私はもう……」
「静江さん。貴女を助ける方法が一つだけある。」
「!?」
「!?本当か!?ルーミア!!」
真剣な表情でそう言う私の言葉に静江さんは驚愕の表情を浮かべ、リムルはそう言ってくる。
「『
「それで静江さんは助かるのか!?」
「確率は五分五分だけどね。」
「でも、それだとルーミアちゃんにも何が起きるか」
「静江さん……私は貴女とまだまだ話したい。貴女にこれからも発展していく町を見てほしい。」
「ルーミアちゃん……」
「貴女は十分に辛い想いをしてきた……だから、その分幸せになって欲しい。ただ辛いまま人生を終えるなんて……そんな理不尽あっていい筈がない……っ!!」
「……静江さん。俺もルーミアと同じ気持ちだ。静江さんに生きて欲しい……助かる可能性が少しでもあるなら、賭けてみないか?」
「悟さん……」
私とリムルの言葉に静江さんは瞳を閉じながら考えを纏める。
「……私も本当は……まだ生きたい……成長を見届けたい子達がいるの……あの子達が『未来』に進んでいける姿を見るまでは……生きていきたい……っ!!」
次の瞬間、静江さんはその瞳に生への強い意思を宿しながらそう言う。
「ルーミア……頼む……」
「うん……ユニークスキル『
シュウウウ
私がそう言いながら突き出した両手から黒いエネルギー…『
「……大丈夫なんだよな?」
「黙ってて。」
そう尋ねるリムルにそう答えるなか、静江さんの顔色が元に戻っていく。
転生してからあまり使う機会がなかった『
『あ!今、シズさんとマスターの『魂の回廊』が繋がったよ!!』
よしっ、これで……
「「!?」」
そんななか、静江さんの身体から『
パァンッ!!
「だぁぁぁぁぁっ!!」
「「はっ!?」」
次の瞬間、黒い小さな花火のように弾けながら、中から黒い炎のツインテールに赤い目に黄色い瞳、黒い肌に悪魔の羽を腰辺りから生やした小さな妖精のような少女が現れた。
ってはぁっ!?