ルーミアSide
エレン達が帰ってから一週間が経った頃、カイジンさん達のおかげで町の開発がどんどん進んでいくなか、森の中で私とシズさんは対峙していた。
「それじゃあ、今日もやろうか。」
「お願いします。」
シズさんはそう言いながら剣を構え、私もそう言いながら両手をブレードに
「………」
「………」
ガキィィィンッ!!
次の瞬間、互いに駆け出し、私のブレードとシズさんの剣がぶつかり合う。
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
「ッ……」
ガキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキィィィンッ!!
私はそう言いながら両手のブレードで猛攻を仕掛け、シズさんはそれを剣一本で捌ききる。
「ッ……」
「ッ……」
ガキィィィンッ!!
一通り斬り結んだ後、私達は互いに距離を取る。
「はぁっ!!」
ズバァァァンッ!!
直後、シズさんは炎を纏わせた斬撃を放ってくる。
「ッ……」
コォォォ……ッ!!
対する私は右手のブレードに氷の魔力を纏わせ、
「『
ズバァァァンッ!!
冷気を纏った斬撃を放つ。
ズガァァァンッ!!
次の瞬間、二人の斬撃がぶつかり合い、相殺して土煙が舞う。
ドンッ!!
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
直後、土煙を目隠しにした私は右手のブレードで突きを放つ。
「ッ!!」
ガキィィィンッ!!
が、シズさんに弾かれ、距離を取られる。
「ッ……」
私はすぐさま構える。
「今日はここまでにしようか。ルーミアちゃん。」
「……はい。」
が、そう言いながら剣を納めるシズさんにそう言いながら、両手の
「それにしても凄いね。ルーミアちゃん……剣の稽古を始めて一週間で十分強くなっているよ。」
「いえ。シズさんに比べたらまだまだ……」
「謙遜しなくていいのに……」
模擬戦という名の稽古を終えた後、私とシズさんはそう話しながら、未だに仮設テントが多い町へと戻る。
因みに仮設テントが多いのはカイジンさん達に上下水道の設置を優先させたから。
記憶はないけど、(一応)元日本人女性としてはトイレやお風呂は欲しいよね。
「おや?ルーミア様、シズ殿。稽古からお戻りですか?」
「あぁ、リグルド。」
「リグルドさん……」
私がそう思っているなか、リグルドがそう話しかけてくる。
最近、ゴブリンキングに格上げしたせいか、更に筋骨隆々して艶々している。
「リグルド。リムルは今、何処にいるか知ってる?」
「あぁ、リムル様なら先程、ご自身のテントにお戻りになりましたよ。」
「そう……そういえば、『ゴブリン・ロード』達は役に立ってる?」
「勿論ですとも!!これから彼らから報告を聞くところでして……」
「そう……」
「確かリグルドさんの下に就いた四人の長官なんだっけ?」
「うん。司法長官のレグルドに立法長官のルグルド、行政長官のログルド、生産物の管理大臣で紅一点のリリナの四人。シズさんも見てわかる通り、町の住人が多くてリグルド一人じゃ纏めきれないからね。」
って言っても今はまだ名ばかりの役職だけど。
「私も
「うん。またね。リグルド。」
そうして私とシズさんはリムルがいるテントへと向かう。
「リムル。今、帰ったよぉ~。」
「って!?ストップ!ストォーップゥッ!!」
私がそう言いながらテントに入ると、人化したリムルとリムルの分身体らしい存在がいた。
らしいというのはその分身体が人化したリムルを大人の女性のような姿をしていたから。しかも素っ裸の。
リムル本人はなんか慌てて上着を被せてたけど。
「………失礼シマシタァー。」
「待て待てっ!ルーミアにシズさんっ!!色々と誤解だっ!!」
そう言いながらシズさんと一緒に出ていこうとした私を、リムルは慌てて呼び止めるのだった。
「なるほど……つまり、分身体で人間の時の姿とスライムの時の姿の比較を確認した後、大人の姿も作れることがわかったので、深く考えもせずに男寄りと女寄りの姿を作って確認しようとしたと……」
「……はい……」
まぁ、人間の姿に慣れるためにも必要ではあったんだろうけどさぁ……
「男寄りはともかく、女寄りは気を付けろ。マジで。」
「はい……俺もあれは本当に背徳感がヤバかった……」
そりゃそうだ。
「シズさんもごめんなさい……」
「うん。リムルさんもわざとじゃなかったみたいだしいいよ……けど、せめて次からは服を着せてね?」
「はい……」
「リムル様、ルーミア様。ご報告に参りまし……お取り込み中でしたか?」
「あぁ、リグルド。気にしなくていいよ、今終わったから。報告お願い。」
「はっ、では―――」
リムルへの一通りの説教を終えた後、私達はリグルドからの報告を受けるのだった。