転生したらルーミアだった!?   作:デスゴッド

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邪悪な拳

第三者Side

 

ドカァァァンッ!!

 

「はぁ……はぁ……」

 

「………」

 

時を遡り、リムルとシズが三人のオーガを撃破した頃、怪力持ちの薄い茶色の髪の少女オーガと共に比較的開けた場所に出たルーミアは少女オーガの繰り出す拳を(ことごと)くかわしていた。

 

(良い具合に疲労してきたな……)

 

「ッ……貴様!さっきからひょいひょい避けおって!!少しは正面から勝負しようとせんか!!」

 

そう思いながら観察するルーミアに対し、怪力少女オーガは苛立ちを(あらわ)にしながら、指差しながらそう抗議してくる。

 

「いや。普通に避けるでしょ?自分の周り、よく見てみ?」

 

対するルーミアは少女の周りにできている数々のクレーターを見ながら、呆れた表情でそう言う。

 

「ぐぬぬぬ……っ!!屁理屈を……っ!!」

 

「いやいや。屁理屈じゃなくてね?」

 

(もしかしてこの子、猪突猛進タイプ?)

 

顔を真っ赤にしながら地団駄を踏み始める怪力少女オーガの姿にルーミアはそう思いながら呆れる。

 

「ッ!!」

 

そんななか、ルーミアは突然、怪力少女オーガに向かって駆け出す。

 

「?漸くその気になったか……」

 

対する怪力少女オーガはそう言いながら拳を構える。

 

「ッ!!」

 

「!?」

 

が、ルーミアは怪力少女オーガの拳をかわしながら襟首を掴み、その場から移動する。

 

ズガアアアァァァーーーンッ!!

 

直後、木々の隙間から衝撃波が放たれ、怪力少女オーガがいた地点を穿(うが)つ。

 

「!?」

 

「グフ……外シタカ……」

 

穿(うが)たれた地面を見ながら怪力少女オーガが驚愕の表情を浮かべるなか、木々の隙間から血塗れな手甲を両手に嵌めた、筋肉が剥き出しになる程肥大化した両腕、赤く輝く目の豚頭族(オーク)がそう言いながら現れる。

 

ルーミアSide

 

『!?この気配は……まさか……っ!?』

 

「?『人造全智存在(マザー)』?」

 

「!?あんたは父上と戦っていたオーク……っ!!」

 

妙な反応を見せる『人造全智存在(マザー)』に首を傾げるなか、怪力少女オーガは突如現れた異様な姿のオークを見ながら、睨みつけながらそう言う。

 

「グフフ……アノ時、喰イ損ネタ“デザート”ヲ一人占メシヨウトココマデ来テミレバ………マタ美味ソウナノガイルジャネェカ………」

 

そんな怪力少女オーガのことは目もくれずにオークは(よだれ)を垂らしながら、私を見ながらそう言う。

 

(あのぅー。『人造全智存在(マザー)』さん?私の勘違いじゃないなら、オークのこの視線って……)

 

『あぁ~、完全にカニバルしようとしてるね。あの豚さん……』

 

まじかぁ……

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