転生したらルーミアだった!?   作:デスゴッド

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オーガとの和解

ルーミアSide

 

「ッ……」

 

「っと……」

 

オークを撃破した後、ふらつく怪力少女オーガをすぐさま支える。

 

「ルーミア!!」

 

「大丈夫!?」

 

その直後、リムルとシズさんがそう言いながら嵐牙とリーニエ、六人のオーガ達と共に駆けつけてくる。

 

「リムル、シズさん……」

 

「リーニエがヤバい魔力を感じたって言うからオーガ達と一緒にここに来たんだ。」

 

ヤバい魔力……さっきのオークのことかな……

 

「それなら大丈夫。さっき、この子と協力して撃破したから……」

 

「若様、皆……この者達は奴らの仲間ではありません。先程、私の父の仇を討つのに協力してくれました……」

 

私がリムルにそう言うなか、怪力少女オーガはそうリーダー格のオーガにそう言う。

 

「………」

 

「お兄様……私もこの者達は敵ではないように思います……」

 

怪力少女オーガに続いて、巫女姫さんがそうリーダー格オーガに言う。

 

ってリーダー格オーガと巫女姫さんは兄妹だったのか。

 

「先程、私の術に抵抗(レジスト)してみせた二人のホブゴブリンは心から彼女達を慕っているようでした。爺の刀を受け止めた魔人や私を牽制していた獣人(ライカンスローブ)や狼も……」

 

「………」

 

「その有り様は私達の里を襲ったオーク共を率いていた魔人のそれとはあまりにも違うように感じます……っ!!」

 

【なんか良い感じに話が進んでる?】

 

【だな。おまえがオーガの娘と協力して、オークを返り討ちにしたのが好印象を与えたみたいだ。】

 

「……仲間を助けてくれたことには感謝する。

だが、おまえ達は一体何者なんだ……?」

 

リムルと“念話”でそう話をするなか、リーダー格オーガがそう尋ねてくる。

 

「俺はスライムのリムルだ。」

 

「私は魔人として受肉した闇の精霊のルーミア。

種族としての名前は『闇人(ダークノイド)』だよ。」

 

「スライムに魔人として受肉した闇の精霊だと?

そんなことが……」

 

「本当だよ。ほい。」

 

リムルはそう言いながら擬態を解く。

 

「「「えぇっ!?」」」

 

「ほ、本当に……?」

 

擬態を解き、本来のスライムとしての姿を晒したリムルに巫女姫と紫髪の女オーガ、怪力少女オーガの三人がそう困惑の声を上げるなか、そう言うリーダー格オーガを筆頭にした四人の男オーガ達も目をぱちくりさせながらリムルを観察する。

 

「因みにこの仮面はそこにいるシズさんが昔、『勇者』から託されたものであんたらと出会す少し前に譲られたもんなんだ。なんだったら、あんたらの里を襲った連中のものと同じものかどうか確認してくれて構わない。」

 

「良いよね?シズさん。」

 

「うん。このままだと私もあらぬ冤罪をかけられそうだし……」

 

「シズ……まさか、お主はあの『爆炎の支配者』、シズエ=イザワか!?」

 

「シズさんのこと、知ってたの?お爺ちゃん。」

 

人間(ヒト)であれ魔物であれ剣を握る者なら一度は聞く名よ。実際に会うのは初めてじゃがの……」

 

お爺ちゃんオーガはそう言いながら、リーダー格オーガと巫女姫さんと一緒にリムルの仮面を確認する。

 

「……似ている気はするが……」

 

「ですが、この仮面には『抗魔』の“力”が備わっているようです。」

 

「じゃが、あの時の魔人は妖気(オーラ)を抑えてなどおらなんだ。」

 

「ということは……申し訳ない。追い詰められて勘違いしてしまったようだ。どうか謝罪を受け入れてほしい。」

 

誤解だったということをわかってくれたリーダー格オーガを筆頭に七人のオーガ達は頭を下げてくる。

 

「うむ、苦しゅうない。」

 

「それじゃあ、リグルや絶狼達と合流して町に帰ろうか。」

 

「あんたらも来るか?今夜は宴会の予定なんだ。」

 

「良いのか?俺達はそちらの仲間を傷付けてしまったが……」

 

「まぁ、死者を出してないし。気にしなくていいよ。」

 

「あんたらから色々と聞きたいこともあるしな。」

 

そうして私達はオーガ達七人も連れ、リグルや絶狼達と合流してから帰路に着いた。

 

「そういえば、おまえ達の名前は?」

 

「いや。俺達に名前持ち(ネームド)はいないよ。」

 

嵐牙に乗りながらそう尋ねるリムルに対し、リーダー格オーガ……オーガの若様はそう答える。

 

あぁ、普通は名前ないんだっけ……

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