第三者Side
【お。鉱石発見。いただきまぁーす。】
「……お腹壊さない?」
『まぁ、スライムが腹痛を起こすなんて聞いたことないけど……』
ヴェルドラ消失から暫くして、洞窟内の至る所にある鉱石や草を取り込んでいくリムルに対し、ルーミアと『
【あぁ、俺が『捕食者』で取り込んだものは自由に出し入れできるみたいなんだ。】
「ダンジョンゲームの無限に収納できるアイテムボックス的な?単に取り込むのが楽しいんじゃなくて?」
【ま、まぁ、別にあって困るもんじゃないし!今後の展開次第じゃ何かの役に立つかもしれないだろ?そうでなくても自分のスキルを理解するのは大事だと思うしさ!!】
「ふぅーん……」
(なんだろう……必死に言い訳しているような……)
『あぁ~、悪いけどお二人さん。』
「【ん?】」
『……“お客さん”が来たみたいだよ。』
「フシュルルル……」
「シャアアアアアッ!!」
そんななか、『
「大きな蛇が二匹……一匹貰って良い?スキル試したい。」
【また『ギュッとして』か?】
「(フルフル)それとは別のスキル……」
「シャアアアアアッ!!」
ルーミアとリムルがそう話をするなか、二匹の内の一匹がルーミアに襲いかかる。
「……ユニークスキル『
パキキキ……ッ!!
対するルーミアがそう言った瞬間、ルーミアの右手首より先が黒く鋭い
「………」
スパァァァンッ!!
次の瞬間、ルーミアは右手を
【スキル『
ズバァァァンッ!!
一方のリムルも体内に溜め込んだ水を刃にして放つスキル、『水刃』でもう一匹の蛇を首チョンパにする。
「そっちも終わったみたいだね、リムル。」
【おう。っていうかそれ、金色の闇の……だよな?】
「まぁ、そうだね……」
二匹の蛇を倒した後、そう言うリムルに対し、ルーミアはそう言いながら血を払い、右手を元に戻す。
〈告。『捕食者』で
そんななか、二人の頭の中にリムルのユニークスキル『大賢者』の『声』が聞こえてくる。
「あ。『大賢者』さん。」
【え?
〈告。対象を捕食し、解析することで対象のスキルの獲得が可能です。〉
【マジで!?】
『因みにルーミアも
「そうなの?じゃあ……ユニークスキル『
【いただきます。】
次の瞬間、二匹の嵐蛇の内、一匹は『闇』となってルーミアに吸収され、もう一匹はリムルに捕食される。
〈告。スキル『熱源探知』及び『毒霧吐息』の獲得に成功しました。〉
『ルーミアも同じように『熱源探知』と『毒霧吐息』のスキルが手に入ったよ。』
「【おぉ……】」
〈また、マスターは捕食した対象への擬態が可能になりました。〉
【お。そうなのか。】
「リムル、ちょっと擬態してみて。」
【おう。】
ルーミアにそう言われたリムルはそう返事しながら、その姿を変えていく。
次の瞬間、リムルとルーミアの想像していた蛇の形をしたスライム…ではなく先程、二人が倒した嵐蛇へと変化する。
「……再現度
【……ん?】
その再現具合にルーミアがそう言うなか、リムルは通常より一回り大きい
【……スキル『毒霧吐息』!!】
「リムル!?」
次の瞬間、リムルは『捕食者』で手に入れたスキル『毒霧吐息』を蝙蝠に食らわせる。
【いただきます。】
『毒霧吐息』を食らって瀕死状態になった蝙蝠をリムルは捕食する。
〈告。新たなるスキル『吸血』及び『超音波』を獲得することに成功しました。〉
【よしっ!狙い通りだっ!!】
「超音波……ひょっとして肉声を手に入れるのが目的?」
【あぁ、当面練習が必要だけど、上手くいけば今みたいに“念話”で話す必要が無くなるからな。】