「首領……首領!!」
「なんだ?騒々しい……」
「侵入者です!!鍾乳洞の入り口にて、首領に会わせろと……っ!!」
ガビル達が湿地帯に向かって帰還し始めた頃、
「会おう……連れて参れ。」
「え!?」
「首領。危険なのでは?」
「そなたも感じるか。この
親衛隊長にそう言いながら、首領は玉座の間の出入口の方を見る。
(
首領がそう思いながら身構えるなか、黄色いボブカットの幼い少女が、青髪に白い一本角の青年と青白い肌に尖ったギザ歯の男性を伴いながら現れる。
「失礼。今、ちょっと立て込んでおりましてな……大したおもてなしはできませぬ。」
「いえ。こちらこそ、突然の訪問すいません。」
玉座から立ち上がりながらそう言う首領に対し、黄色いボブカットの少女、ルーミアは一歩前に出て頭を下げながらそう言う。
(
「私達は貴方方、
「はて、そちらの戦力が
「ホブゴブリンや牙狼族を始めとする他種族が手を取り合って、町を作って生活しております。」
「町……風の噂で聞いたことがあるが、本当に存在するのか……」
「はい。
「こちらにおわすルーミア様とその相方であるリムル様は
「!?森の管理者が直接……っ!?」
「それと
青髪に白い一本角の青年、蒼影の言葉に困惑の声を上げる首領に対し、青白い肌にギザ歯の男性、鬼鮫は笑みを浮かべながらそう言う。
「
(やはりそうだったか……)
「ふんっ!リムルだとっ!!そんな名前聞いたこともない!!」
そんななか、一人のリザードマン兵士がそう声を荒げる。
「どうせそいつもそこにいる小娘も
「やめろ。」
「え?」
「その口を閉じろと言っているのだ。」
「首領!そのような態度では
リザードマン兵士の言葉の最中、そのリザードマン兵士の首にいつの間にか鋼糸が巻き付かれており、それによって僅かに血が流れる。
「い、糸……っ!?」
「蒼影。」
「!?」
「勝手なことしない。」
が、ルーミアがそう言いながらブレードに
「!?右手が剣に……っ!?」
「鬼鮫も鮫肌に手を伸ばさない。」
親衛隊長がそう困惑の声を上げるなか、ルーミアはジト目で鬼鮫を見ながらそう注意する。
「………」
「ッ……申し訳ございません。ルーミア様。」
対する鬼鮫が不敵な笑みを浮かべながら背中に差した鮫肌を抜くのをやめるなか、蒼影は頭を下げながらそう言う。
「……ちょっとすいません。」
「な、何を……」
パァァァ
「!?傷が……っ!?」
「「!?」」
そんななか、右手を元に戻したルーミアは蒼影に負わされた傷を負わされたリザードマン兵士に近寄り、小瓶に入れた
「対等な話し合いの場での配下の無礼、申し訳ございません。」
「いや。今のはこちらに非がある。同族が負った傷を癒してくれた心遣い感謝する。」
その後、頭を下げるルーミアに対し、首領もそう言いながら頭を下げる。
「つかぬことを聞くが、
「……とある
「「「!?」」」
「!?貴女は魔人であったか……なるほど……」
種族名を明かしたルーミアに側近のリザードマン達が驚愕するなか、首領も驚きながらも何処か納得した様子でルーミアを見据える。
「……さては貴女、
「……私達が
「なるほど……この森で暮らす魔物で
「……今は少し違います。私の相方であるリムルから『
「俺の他に六人、リムル様とルーミア様から名を授かり皆、鬼人に進化している。」
「鬼人……っ!?」
(
目の前にいる『
(
「……ルーミア嬢。一つだけ条件を出しても良いかな?」
「……聞きましょう。」