その後、ルーミアとリムルは向かってくる洞窟内の魔物を
【アメンボ、アカイナ、ア・イ・ウ・エ・オ】
「あ。あれが出口かな……」
リムルが蝙蝠から得た『超音波』で発声練習をするなか、二人は出口と思われる巨大な古い扉の前に辿り着く。
【でかいな……ルーミア、イケるか?】
「……やってみる……」
リムルにそう返事しながら、ルーミアは『
〈告。扉の反対側に人間のものと思われる三つの生体反応を検知しました。〉
『今は隠れた方が良いかも……』
「あ。そうなの……?」
【ルーミア。
「うん……」
そうして二人は一旦物陰に身を潜める。
「ふぅ……やっと開きやした……たくっ、鍵穴まで錆び付いちまって……」
「300年も手入れされてなかったからな……仕方ないさ……」
「でも、『封印の洞窟』を調査しろだなんて、ギルドマスターも無茶振りよねぇ……」
程なくして扉が開かれ、男二人と少女一人の計三人の人間がそう話しながら入ってくる。
【あれは……冒険者ってやつか?】
「接触してみる?」
【いや、やめておこう。ルーミアはまだ良いかもしれないけど、俺は喋るスライムだからな……】
『いや、聞いたところ、
「……今回は見送るしかないか……」
「お二人とも、もっと寄って下さいよ。あっしの隠密
リムルとルーミア、『
次の瞬間、三人の姿が視界がぼやけるようにうっすらと
【なんというドリーム技術!!覗き見し放題……後で友だちになる必要がありそうだ。】
「……リムル……」
バンダナの男の隠密
【はっ!?い、いや、別にヤラシイ気持ちはないぞ!!】
「……ふん。」
そんなやりとりをしながら二人は開いた扉から外へと出る。
「シャバだぁ~。」
【周りは森だったんだな。】
リムルの言う通り、洞窟の周りはうっすらと生い茂っていた。
「それでどうする?」
【とりあえず歩くか。どうせ当てのない旅だし……】
「りょうかぁ~い。」
そうして二人は森の中へと歩きだした。