転生したらルーミアだった!?   作:デスゴッド

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ガゼルVSルーミア

第三者Side

 

「それでは!始めっ!!」

 

……フッ……

 

トレイニーが開始の合図を出した瞬間、ルーミアの姿がその場から消える。

 

「!?消えたっ!?」

 

「………」

 

そのことに一人の騎士のドワーフがそう困惑の声を上げるなか、ガゼルは静かに自身の剣を横に構える。

 

ガキィィィンッ!!

 

「「「!?」」」

 

「「………」」

 

直後、太刀音が響き渡り、ガゼルの横に構えた剣に左腕のブレードをぶつけるルーミアの姿が現れる。

 

「むっ!?」

 

ザザッ!!

 

同時にリムルの時は一歩も動かなかったガゼルの足を僅かばかり後退させる。

 

「!?王の足が!?」

 

「ッ!!」

 

そのことにドルフがそう困惑の声を上げるなか、ルーミアはすぐさま右腕のブレードでガゼルの剣の上を通過するように突きを繰り出す。

 

「ッ!!」

 

対するガゼルは首を動かすことでその突きをかわしながら、ルーミア自身を左側へと受け流しながら背後に回る。

 

「ヌェアアッ!!」

 

「ッ!!」

 

ガキィィィンッ!!

 

直後、今度はガゼルが斬りかかり、ルーミアは両腕のブレードをクロスさせる形で受け止める。

 

「ッ!!」

 

ガキィィィンッ!!

 

受け止めた後、ルーミアはガゼルの剣を弾き返すや否や『瞬動法』で距離を取る。

 

「………」

 

それを見たガゼルは先程のリムルの時と同じように構える。

 

「………」

 

対するルーミアも納刀するかのように、右腕のブレードを左脇に沿えるようにし、腰を落として構える。

 

「行くぞっ!ルーミア!!『朧・地天轟雷』!!」

 

……フッ……

 

次の瞬間、ガゼルの姿が消え、下から刃がルーミアに迫る。

 

「ッ……」

 

対するルーミアは少し後ろに下がって刃をかわす。

 

直後、上から剣が振り下ろされる。

 

「『朧流水斬』。」

 

パキィィィンッ!!

 

が、ルーミアがそう言いながら振り抜いた右腕のブレードがガゼルの剣を捉え、叩き折る。

 

「「「「!?」」」」

 

そのことにドルフとバーン、ジェーンとアンリエッタの四人が驚愕の表情を浮かべるなか、ルーミアは左腕のブレードを振るい、ガゼルの首もとで寸止めする。

 

ルーミアSide

 

「………私の勝ち……で良いですよね?」

 

「まさか!俺の剣が叩き折られるとはな!!」

 

「そこまで!勝者、ルーミア=テンペスト!!」

 

トレイニーさんがそう勝利宣言をするなか、ガゼル王は私が『朧流水斬』で叩き折った剣を金髪のナイスミドルな感じのドワーフに手渡し、私は両腕を元に戻す。

 

「剣鬼殿の言う通り、おまえは確かに強い。

だが、剣から邪悪さは感じなんだ。」

 

「ありがとうございます。兄弟子であるガゼル王にそう言って頂けて光栄です。」

 

「抜かしよる……まぁ良い。さぁ、早く町を案内してくれ。リムル、ルーミア。上空から見た限り、美しい町並みだったぞ。美味い酒くらいあるだろ?」

 

「まぁ、あるけど……裁判の時となんかキャラが違くないか?」

 

「なぁに、こっちが素よ。」

 

「あぁ、一国の王様は色々と大変ですもんね。」

 

「その通りだ。ルーミアはわかっておる。」

 

そうして私とリムルはシズさん達と共にガゼル王の一行を町へと案内する。

 

この時の私達はまだ気付いていなかった。

 

豚頭魔王(オークディザスター)を倒したことで私達を注目しているのはドワルゴンだけではないことに……

 

第三者Side

 

「なんだと!?では、豚頭帝(オークロード)を魔王化させるという計画はどうなるのだ?」

 

その頃、クレイマンの拠点にある応接間にて、プラチナピンクのツインテールの少女がテーブルに身を乗りだしながらそう尋ねる。

 

「ですから『ミリム』。豚頭帝(オークロード)も発案者であるゲルミュッドも死んだ以上、この計画は白紙に戻すしかないでしょう?」

 

「ッ……久々に新しい魔王(オモチャ)が産まれると思ったのに………つまらぬのだぁっ!!!」

 

ガッシャーンッ!!

 

クレイマンからの説明に『ミリム』と呼ばれた少女は癇癪(かんしゃく)を起こしたのか、そう言いながら客人用に出された紅茶入りティーカップを壁に投げつけて叩き割る。

 

「一体何処のどいつなのだっ!?

豚頭帝(オークロード)を倒したのはっ!!?」

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