転生したらルーミアだった!?   作:デスゴッド

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ミリム旋風・中編

美味(うま)ぁーっ♪この『かれー』というもの、初めて食べたけど美味しいのだぁ~♪」

 

ミリムの滞在が決まった日の昼頃、ミリムはそう言いながら昼食として用意されたカレーを頬張る。

 

因みに昼食の席には私とリムルの他にはシズさんと朱菜、紫苑、萃香、紅丸、蒼影の六人も同席している。

 

「こんな美味しいもの、蜂蜜振りなのだ♪」

 

「それ、今朝の話でしょ。」

 

「蜂蜜………名前から察するに蜂が集めた蜜なのですか?」

 

リムルから貰った蜂蜜の入った容器を持ちながら笑顔でそう言うミリムに私がそう言うなか、紫苑がそう尋ねてくる。

 

「一瞬、回復薬かと思っていたが……そういえば、色が違ってたな……」

 

「……リムル。」

 

紅丸もそう言いながら視線を向けてくるなか、私はそうリムルに言う。

 

「まぁ、別に隠す気はなかったけど……」

 

対するリムルはそう言いながら小皿に抽出した蜂蜜を取り出す。

 

「砂糖の代わりに用意してみたものだけど……」

 

「舐めてみて?」

 

「!まぁ……」

 

「!甘い……」

 

「♪」

 

リムルと私がそう言った後、朱菜やシズさん達は蜂蜜を舐めて感動を覚える。

 

ってミリム、君はリムルから貰った分があるでしょ。

 

「ッ!!」ガタッ

 

「いや、黙ってたのは悪かったよ……」

 

「御披露目は量産化の目処が経ってからしようと思ってたんだよ……」

 

アピトとゼギオンに集めてもらっているとはいえ、抽出できるのは現状、リムルだけだし。

 

「お砂糖は高級品なので食べたことがないのですが、この蜂蜜程甘いものなのでしょうか?」

 

何かを言いたげに立ち上がる紅丸にリムルと私がそう言って釈明しているなか、朱菜がそう尋ねてくる。

 

「まぁ、そうだな。」

 

「砂糖があれば、料理の幅は広がるし。甘いお菓子も作れるようになるね。」

 

「「「「「甘いお菓子……っ!!」」」」」

 

あ。女性陣の目の色が変わった。

 

「……なるほど……理解しました。」

 

「「え?」」

 

「明日からはお砂糖の発見に全力を尽くしましょう。良いですね?萃香、紫苑。」

 

「はい!朱菜様!!」

 

「この紫苑、一命に代えましても砂糖を発見してご覧に入れましょう!!」

 

「私も手伝うよ。」

 

「うむ!頼んだのだ!!」

 

……今、ここに『スィーツ同盟』が結成。

 

っていうか君達はいつの間にそんなに仲良くなったの?

 

「でもまぁ、皆がやる気なら『あの話』も着手しても良いかな……」

 

「?ルーミア。あの話って?」

 

そんななか、そう呟く私に対し、リムルは首を傾げながらそう尋ねてくる。

 

「?蜂蜜の量産体制が整ったら、次は砂糖の製造に取り掛かろうかなと思ってたんだけど……」

 

話してなかったっけ?

 

「はぁ!?おまえ、砂糖の作り方とかわかるの!!?」

 

「「「「「!?」」」」」

 

思わず大声でそう言うリムルの言葉に女性陣がすぐさまこっちを見る。

 

「……ルーミアは砂糖の作り方を知っているのか?」

 

「知っている……というのは語弊はあるけど、ある程度の検討は着いてるよ。」

 

「まぁっ!!」

 

「流石はルーミア様です!!」

 

「っと言ってもまだ着想の段階だけどね。先ずは『解析者』を持つ朱菜と樹妖精(ドライアド)のトレイニーさんに協力してもらって糖分……砂糖になる成分を多く含んだトウキビを品種改良して作らないと……」

 

「なるほど……紫苑。」

 

「はい!すぐにでもトレイニー様に話を持っていきますっ!!」

 

「農作物なら、リリナ殿にも話を持っていくべきか……」

 

私の砂糖を作るためのプランを聞いて、紫苑と紅丸がそう言いながら立ち上がる。

 

そういえば、紅丸も甘いもの好きだったっけ。

 

【なぁ。ルーミア。品種改良したトウキビが出来た後の抽出作業って……】

 

【まぁ、現段階では蜂蜜同様、リムルがやるしかないね。】

 

【マジか!?】

 

【心配しなくても、なるべく早くベスターさんやカイジンさん、黒兵衛辺りに抽出するための機械や設備を作ってもらうつもりだから。】

 

それまでは頑張って。リムル。

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