ワイワイ……ガヤガヤ……
「「「キャハハハッ♪」」」
「「ん?」」
それから少しして神社が参拝客で賑わった頃、子ども達の笑い声が聞こえてくる。
「何してるんだ?」
「あ!これはリムル様にルーミア様!!明けましておめでとうございます!!」
「「「「明けましておめでとうございます!!」」」」
リムルがそう声をかけると、リリナと子ども達が笑顔でそう新年の挨拶をしてくる。
「おう。明けましておめでとうさん。」
「それで何してたの?」
「あぁ、こちらです……」
リリナがそう言いながら子ども達の手元に視線を向ける。
「これは……私とリムルの福笑い?」
「ルーミアはともかく俺(スライムVer)は案の定パーツが少ないな。」
目とテカりだけだもんね。
「絶妙なバランスが難しいそうです。少しのズレで全くの別人になってしまうとか……」
「まぁ、それが福笑いの面白いところだからね。」
「はいはぁーい!自分がお手本を見せるッスよ!!」
「あ。ゴブタ。」
そんななか、ゴブタがそう言いながらリーニエと共に現れる。
因みにリーニエは今、水色に花柄の振り袖を着ている。
「リムル様と付き合いが長い自分はリムル様の顔なんて飽きる程、見てるッスから!!」
「飽きる?」
「楽勝ッスよ!こんなシンプルな顔!!」
「シンプル?」
ゴブタの言い回しにリムルが引っ掛かりを覚えるなか、ゴブタは福笑いに挑戦する。
その間に私は『思念伝達』である人達を呼ぶ。
「おっやぁ~?もう完成したッスよ?やりがいのない顔ッスねぇっ!!」
そうしてゴブタはリムル(スライムVer)の福笑いを完全再現させてみせる。
「どうッスか?そっくりッスよね!?ふっはははははっ!!」
「おぉ……そっくり……」
「確かに……じゃあ、リムルと同じくらい付き合いが長い私の顔もイケるよね?」
「へ?」
私はそう言いながら自分の福笑いをゴブタの前に出す。
「俺の顔は飽きる程見てるんだよな?なら、こっちも余裕だよな?」
「ちょっ!?」
リムルもそう言いながら自分(人間態Ver)の福笑いを追加で出す。
「ゴブタ……ついでに私も……」
「リーニエ!?」
「リーニエのはともかく私とリムルの福笑いを完全再現できなかったら、明日からの修行のレベルが上がるからそのつもりで。」
「頑張れよぉ~♪」
「ガンバ……」
そう言う私とリムル、リーニエの三人の背後から白老とシズさん、ブラッドレイとピッコロの四人が物凄い覇気を出しながらゴブタを注視している。
「ヒィィィィィッ!?ごめんなさいッスゥゥゥッ!!」
結果、ゴブタはリーニエの福笑いは完全再現できても、私とリムルのは完全再現できずに修行のレベルUPが確定したのだった。