「書き初め?」
「なんですかそれは?」
「「「?」」」
「まぁ、わかりやすく言えば、今年の展望を筆で書き出すんだよ。」
「で、それを皆で壁に貼っていこうって訳。」
初詣を終えた後、議事堂でリムルと私はそう集めた皆に説明する。
「「「「「なるほど……」」」」」
「つまり、こういうことですか……」
リグルドはそう言いながら書き初めを書き始める。
「ど、どうでしょうか……?」
リグルドがそう言いながら書き出した書き初めは見事な一筆書きの『進化・創造・宴会』だった。
「良いじゃないか。」
「今年もお願いね。宴会部長。」
「ハッ!!」
「私はこれです。」
朱菜は『衣食礼節』
「朱菜らしいな。」
「だね。」
「私は絶対コレです!!」
「ワタシはこれなのだ!!」
紫苑は『リムル様♡愛』、ミリムは『マブダチ』
「どういう展望だよ……」
「まぁ、二人らしくて良いけど……」
「皆のために……」
「今年は街道整備を終わらせます。」
乙事主は『家』、ゲルドは『道』
「町の発展が楽しみだな。」
「これからもよろしくね。二人とも。」
「「ハッ!!」」
「我らはこれです。」
「これからも誠心誠意お仕えします。」
絶狼は『忠』、影狼は『誠』
「二人もこれからもよろしくね。」
「「ハッ!!」」
因みに嵐牙は掛け軸がぼろぼろになっていた。
書けなかったのね。
「これしかないッス!!」
ゴブタは『ぶっちぎりモテ男』
「ブレないなぁ……」
「まぁ、ゴブタだし……」
っていうか君は先ずリーニエの攻略を頑張った方が良くない?
「私はやっぱりこれかな。」
シズさんは『平和』
「シズさんはそうだと思った。」
「だね。」
「私はこれですね。」
藍は『家族』
「何時かお母さんと妹さんに会えると良いね。」
「ありがとうございます。ルーミア様。」
そうして皆の展望が書き終わる。
「さぁ!皆、出揃いましたぞ。」
黒兵衛は『一刀入魂』、リリナは『五穀豊穣』、ベスターさんは『研究一筋』、鈴仙は『未知の発見』
白老は『百戦錬磨』、紅丸は『自立』、蒼影は『一撃必殺』、萃香は『一撃必倒』
ガビルは『目指せ劇団決戦』、ガルムさんとドルドさんは『ファッション☆革命』
「おぉ!皆、良いね!!」
ブラッドレイは『軍備強化』、鬼鮫は『仲間』、ピッコロは『修行・鍛練』、リーニエは『剣』
「どれも良い感じだね。」
「また一年が始まるな。」
「ルーミア様とリムル様はどんな展望になさったんですか?」
壁に張り出された皆の書き初めを見ながら私とリムルがそう言うなか、朱菜がそう尋ねてくる。
「え!?あ、あぁ、えぇと……」
そんな朱菜からの問いにリムルはなんか咄嗟に自分の書き初めを背中に隠す。
そんなリムルの展望は『脱三日坊主』
あぁ、そういえばリムル、前に日記を書こうとして断念してたもんね。
因みに私は『思い出』。何時かは前世の記憶が戻ることを願ってそうした。皆には思い出をたくさん作りたいと説明したけど……