助けて補習授業部!!!   作: 俺は人間をやめるぞぉ!

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条件:補習授業部との親密度が一定以下


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白い景色の中に立っていた。

ここはどこで、自分は何なのか。

もう全て、どうでも良かった。

 

 

俺は失敗した。

力を使いすぎた。

戒野ミサキを捕まえるために、無理をしたんだ。

 

 

その結果、俺は力に吞み込まれた。俺の中に眠っていたそれは目を覚まして、自我を顕わにした。

俺には、どうすることも出来なかった。

ただぼんやりと、夢見心地で崩壊する世界を見ていた。

 

 

キヴォトスは滅びた。

俺が滅ぼしてしまった。

 

 

まさかこの力がこんなに危険なものだったなんて...それを知っていればまだ、俺は...こんな結果にはならなかったのかな....

こんな結末にせずに済んだのかな....

 

 

分からない。

 

 

「あぁ...寒い」

 

 

次の瞬間、大量の血が喉をせりあがってくる。

耐えきれず吐き出して、倒れた。

白かった視界が忽ちに赤く染まってしまう。

 

 

多分俺は、ここで死ぬ。

どこかも分からないこの場所で...一人で死んでいくんだ。

 

 

何も成せずに、挙句の果てに全てをぶち壊して、残ったのは無力感だけ。

悔しいとか悲しいとか、もはやそれすら感じない。

たった一つの結末に向かっていく過程の中で、考えていた。

 

 

何がいけなかったんだろう。

どうすれば、俺はハッピーエンドに行けたんだろう...

 

 

そもそも、ハッピーエンドって何なんだろう。

あれ?俺がやりたかったことって...なんだっけ...

 

 

「...あぁ」

 

 

視界がぼやけて、霞みだす。

覚束ない目は段々黒く染まって、俺の体の機能の停止が間近であることを悟る。

 

 

瞼の裏に映る四人の顔。

 

 

どうしてこんな最期に目に浮かぶのが...アイツらなんだろう。

突き放して、傷つけた。

 

 

手を貸す、助ける。

そんな無責任で偽善的な言葉を払いのけて、彼女達との関係を、俺は徹底的に断ち切った。

 

 

どれだけ彼女達が俺を助けようとしたとしても、根本的な解決は不可能だ。

半永続的な援助はいずれ煩わしい負担となって...結局無責任に、それを破棄してくる。

そんなこと目に見えてる。

だったら初めから、関係なんて持ちたくなかった。

 

 

...俺も、意固地だったんだ。

俺が無理をすれば、死ぬ気でやれば全部独力で解決できる。

ありもしない根拠の上で、なんとなくで、盲信的に....

俺は考えてた。

 

 

もしもやり直せるのなら...

彼女達との関係をやり直せるのなら....

 

 

嘘でもいい。

本心じゃなくていい。

利用する。そんな自分勝手な考えでもいい。

 

 

少しでも打ち解けて、心を通わせて...

そうして、こんな結末を変えたい。

 

 

...そんなこと、今更だよな。

 

 

でも案外、ハッピーエンドには簡単に辿り着けてしまうのかもしれない。

何故か俺は、そんな気がした。

 

 

俺がもし言えてたなら。

彼女達に言えていたなら、

たった一言の台詞を、

 

 

********...って。

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