並行世界。
この世界には、様々な世界が分かれている。
だが、ある時、その数多の並行世界が、キカイトピアという世界にある悪の王朝であるトジテンドによって、トジルギアに閉じ込められてしまう。
それは、スーパー戦隊というヒーローが戦っている世界も例外ではなかった。
秘密戦隊ゴレンジャーから、魔進戦隊キラメイジャー。
44の世界もまた、トジルギアに閉じ込められてしまった。
そして、ある世界もトジテンドに狙われようとしていた。
その世界にある建物。
そこでは、ロープなどを持った男がいた。
「よし!」
「お客様。失礼ですが、そのお荷物は?」
「命綱です!」
その男がそう言うと、警備員がやってくる。
警備員の1人がそう聞くと、その男…………
「命綱…………。一体、何するおつもりで?」
「世界初!この建物から、バンジージャンプです!」
警備員が呆気に取られながらそう聞くと、颯太はそう答える。
どうやら、バンジージャンプをやろうとしていたのだ。
その結果…………。
「はい、天辺からのバンジージャンプはご遠慮下さい!」
「じゃあ…………せめて、展望台から!」
「困るんですよ!YouTuberかなんか、知らないけど!」
「YouTuberじゃないよ!俺は…………世界初の…………何か、でっかい事がしたいんだ!」
もちろん、追い出されそうになった。
警備員の人がそう言う中、颯太はそう言う。
すると。
「あれ?そうたんじゃん!」
「え?あ〜!ましろちゃんにあげはじゃん!」
「こんな所で何してるの?」
そこに、2人の女の子がやってくる。
1人は虹ヶ丘ましろで、もう1人は聖あげはだった。
颯太の幼馴染だ。
「君たち、この子の知り合い?」
「だったら、止めてくれよ!この子、この建物からバンジージャンプをするって聞かなくて!」
「えっ?」
「相変わらずだね…………そういう突拍子もない事するの」
「へへっ!」
警備員はましろとあげはに話しかける。
それを聞いたましろが呆気に取られる中、あげはは苦笑気味にそう言うと、颯太はそう反応する。
すると、上空に謎のモヤが現れる。
「えっ?何あれ!?」
「えっ!?」
「っ!?」
それに気づいたましろ達はそんな風に言う。
モヤはトジルギアに閉じ込められる前兆だった。
そうして、この世界も閉じ込められた…………筈だった。
すると。
『うわぁぁぁぁ!?』
突如として、ロボットの様な人たちが現れたのだった。
ある公園では。
「どこだ、ここは…………?」
そこには、恐竜を思わせる見た目のロボットが居た。
そして、紫色のモヤで建物の様なものが現れる。
「人間…………!?」
「一体、どうなってるの!?」
「これは…………?」
「もしかして…………父ちゃん達が発見した、並行世界の人?ふふっ!」
「「ああっ…………おい!?」」
「ちょっと!?」
「そうたん!?」
突如として現れたロボットに、ましろ達も困惑する中、颯太はそう言うと、そのロボットに近づいていく。
「おおっ…………!?」
「初めまして!俺…………五色雲颯太!仲良くしようぜ!」
「えっ?ええっ………!?」
「へへっ!」
「相変わらず凄いね…………」
「そうね」
颯太はそのロボットに怖気付く事なく近づき、挨拶をする。
それを見ていたましろとあげはは、そんな風に言う。
そうして、物語が始まっていく。
キカイトピアという世界と融合してから、1ヶ月が経過した。
『私たちの世界が並行世界、キカイトピアと混ざってから一か月。この風景も今では、すっかり日常となりました』
ニュースキャスターはそんな風に言う。
この世界の人たちは、割とすぐに順応したのか、キカイトピアの住人であるキカイノイドと一緒の暮らしを送っていた。
そんな中、ニュースでは、ピンク色のキカイノイドにアナウンサーが話しかけていた。
『そもそも、キカイノイドの皆さんは、移住を考えていたんですか?』
『ちょ…………ぬぬっ!?あ、あ、あ…………全然!普通に生活してたら、いきなりここにいて、気づいたら、キカイトピアに戻れなくなってて………自分としても意味不明で…………』
『ありがとうございました!』
そのアナウンサーがそう聞くと、そのピンク色のキカイノイドはそう答える。
その頃、五色雲颯太の住んでいる家である駄菓子屋カフェであるカラフルには、人間とキカイノイドの子供がやってきていた。
「はいよ。はい。また来てな」
カラフルでは、キカイノイドの子供にカラフルの店主である五色雲ヤツデが、子供から代金をもらって、お菓子を渡していた。
付いていたテレビは、ある話題に入った。
『…………五色雲功博士と、五色雲美都子博士が提唱していた、並行世界存在説が、こんな形で裏付けられるとは思ってもいませんでしたね』
「…………全くだよ。ねぇ、セッちゃん」
「チュン!」
そのアナウンサーはそう言う。
五色雲功と五色雲美都子は、颯太の両親だ。
現在は、消息不明であるが。
ヤツデがセッちゃんという鳥型のロボットにそう話しかける中、颯太がカラフルにやってくる。
「ヤッちゃ〜ん!」
「何だよ、颯太。そんなに騒々しいねぇ………」
「綿菓子!綿菓子ちょうだい!」
「ははっ!何でも好きなもん、持っていきな。ほら、そこそこ!」
颯太が入ってくると、颯太はそう言い、ヤツデは綿菓子がある場所を指差す。
「あった!」
「お支払いは給料から引いておきま〜す」
「了解!行ってきま〜す!」
颯太がそう言う中、ヤツデは綿菓子分の料金は給料から引いておくと言う。
そこから、颯太は出かけていく。
それを見ていたヤツデは。
「…………天真爛漫に育っちゃってねぇ…………」
「うぉぉぉぉ!爆速!全開!」
ヤツデはそんな風に呟く。
颯太は、商店街を走っていた。
その頃、とあるバーベキューを行っている一団。
すると。
「よぉ〜!青年達!俺もパーティーに混ぜてくれよ!」
「やば!」
「これ、使っていいからさ!」
「えっ?マジ?くれんの?」
「もちのろんよ!」
そのキカイノイドはバーベキュー用の材料を持ってきて、パーティーに入れる様頼むと、了承される。
「よろしこ!」
『イェーイ!』
「イェイ!カモン!」
「俺さ、キカイノイドとパーティーすんの初めてだわ!」
「おう!俺なんかぶっちゃけ、パーティー自体、初めてよ!なっ。腐ったお偉方はどうだったかは知らねえけどよ」
そのキカイノイドがそんな風に言うと、盛り上がる。
そのキカイノイドは、トジテンドの上層部の事はあまりよく思っていない様で、そんな風に語った。
その頃、虹ヶ丘邸では。
「お久しぶりです!ましろさん!あげはさん!」
「ソラちゃん、久しぶり!」
「お元気でしたか?」
「うん!元気だよ!エルちゃんも久しぶり!」
「うん!」
虹ヶ丘邸には、スカイランドという異世界から、ソラ・ハレワタール、夕凪ツバサ、プリンセスエルが来ていた。
来た目的としては、キカイトピアとこの世界が融合した件についてだ。
「そちらは大丈夫ですか!?違う世界と融合したと聞いて、居ても立っても居られずに………!」
「大丈夫だから!」
「それにしても、キカイトピアですか…………」
「機械の人間がいるなんて、私たちも思わなかったよ。そうたんの両親が並行世界を見つけてたらしいけど…………」
「並行世界って?」
ソラはキカイトピアと融合したと聞いて、青の護衛隊の仕事が落ち着いたというのもあり、来たのだ。
ましろがそう言う中、ツバサとあげははそう話す。
エルちゃんが首を傾げると、ましろの祖母である虹ヶ丘ヨヨが口を開く。
「並行世界というのは、パラレルワールドとも呼べるわね。例えば…………花瓶が割れたとするじゃない。その時、花瓶が割れた世界と、花瓶が割れなかった世界。その二つに分岐する。それがパラレルワールドの分かりやすい解説という所ね」
「そうなんですか!」
「じゃあ…………キカイトピアというのは、機械の住人の世界って事なのかな………」
「おそらくは」
「それにしても、詳しいんですね」
「ふふふ…………五色雲颯太君の祖母であるヤツデとは友人で、ご両親とも知り合いだったから」
「そうなんですか!?」
「うん」
ヨヨさんはそんな風に説明をする。
それを聞いたソラ達がそう話すと、ヨヨさんはそう言う。
ヤツデとは友人関係であり、颯太の両親とも知り合いなのだ。
その頃、キカイトピアを牛耳っているトジテンドでは。
「ははぁ…………!」
足が車椅子の様な形をしたキカイノイドが頭を下げて、近くには全身に大砲がついたキカイノイドもいる中、巨大なモノリスが出てくる。
そこには、人の形をした存在がいて、近くにはセッちゃん似た形のロボットもいた。
そのモノリスと一体化している存在こそ、トジテンドのトップ、ボッコワウスだ。
「イジルデ。状況を報告せよ」
「はっ!偉大なる王、ボッコワウス様。全ての世界をトジルギアに閉じ込めるまで、残りあと一つでございます。はい」
「一月前から、進んでおらんではないか!一体どうなっているん…………だ!」
イジルデと呼ばれたキカイノイドはそう報告する。
スーパー戦隊の世界も、トジルギアに閉じ込められてしまっているのだ。
イジルデの報告を聞いたボッコワウスは苛立ち気味にそう叫ぶと、床を叩き、イジルデともう1人のキカイノイドが飛び上がる。
すると、ボッコワウスのそばにいる鳥型のロボット…………ゲゲが口を開く。
「しかも、その最後の世界に、キカイトピアの一部を持っていかれたらしいな」
「…………ん?」
ゲゲがそんな風に言うと、掃除をしていた青いキカイノイドが反応する。
「それが…………小生にもよく…………」
「あの〜…………一部を持っていかれたとは、どういう事ですか?そこは一体…………しまっ…………!?」
イジルデにも分からず、そう答えていると、そのキカイノイドはそう尋ねる。
すると、イジルデはそのキカイノイドに電流を浴びせる。
「掃除係が…………失礼を致しました」
「至急、原因を究明せよ!全世界を我が手に収める目前で…………この有様。許されると思うなよ!」
イジルデがそのキカイノイドに電流を浴びせてそう言うと、ボッコワウスはそう言う。
すると、ゲゲが口を開く。
「ねぇ〜…………ボッコワウス」
「あ?どうした?ゲゲ」
「このしぶとい世界は…………トジルギアにせずに、ストレートに侵略したらどう?領地も増やせると思うんだ」
「それだ!流石はワシの可愛いゲゲ。………おい、バラシタラ!」
ゲゲがそう言うと、ボッコワウスはペットを可愛がる様な声を出す。
すると、ゲゲはストレートに侵略をすることを提案する。
それを聞いたボッコワウスがゲゲを撫でていると、バラシタラというキカイノイドに話しかける。
「はっ!小生の出番でありますか!腕が鳴るであります!」
ボッコワウスにそう言われたバラシタラは、そんな風に答える。
トジテンドが動き出そうとしている中、颯太はというと。
「これがキカイトピア名物……………キカイたこ焼き…………!」
「これが…………綿菓子…………!」
颯太は、キカイたこ焼き屋を営んでいるキカイノイドに対して、綿菓子と交換で、キカイたこ焼きを譲ってもらったのだ。
「世界初…………!綿菓子とキカイたこ焼きを交換…………!いただきま〜す!うわぁぁぁ!?」
颯太はそんな風に言うと、キカイたこ焼きを食べようとする。
すると、屋台が爆発して、颯太達は吹き飛ぶ。
颯太が起き上がると、兵士の様な見た目のキカイノイドが現れる。
「ダック!ダック!」
「キカイノイド…………!?」
「たった今から、この世界は、キカイトピア王朝、トジテンドの物である!」
その兵士みたいな見た目のキカイノイド…………クダックを見た颯太はそう呟く。
すると、バラシタラが現れて、そう宣言すると、クダックが人とキカイノイドを問わずに襲いかかる。
「キカイノイドが、暴れ出したぞ〜!」
「お前…………!何でだよ!」
民間人がそう叫ぶ中、颯太はそんな風に叫ぶと、バラシタラに向かう。
だが、バラシタラは重いのか、颯太では動かせなかった。
すると、バラシタラの前に立ち、口を開く。
「仲良くなったと思ったのに…………!なのになんで…………自分の仲間までなんで!?」
「……………人間もキカイノイドもない。我々支配層以外は…………等しく全て、スクラップである」
「うわぁぁぁ!?」
颯太がバラシタラに掴み掛かりながらそう言うと、バラシタラはそう言い、颯太を投げ飛ばす。
投げ飛ばされた颯太を見ると。
「…………人間とは、軽い物である」
そう呟くと、どこかへと向かう。
その頃、別の場所では。
「…………やれ」
「ダック!ダック!」
一体のキカイノイド…………クダイターと呼ばれる存在がそう指示すると、クダックを差し向ける。
クダックは、人たちに襲いかかる。
そこには、パーティーに混ざっていたキカイノイドの姿もあった。
「トジテンド…………!?この世界にまで来やがったのか…………!?」
「おい。そこのキカイノイド。そこの人間どもをスクラップにしろ」
「何だと!?テメェ!!」
『うわぁぁぁ!?』
そのキカイノイドがそう言うと、クダイターはそう命令する。
それに対して、キカイノイドは石をクダイターに投げつけようとする。
だが、人間達は悲鳴を出す。
「いや、俺は…………いや、違う!ただ、俺は…………!違うんだって!」
それを見た人間達は、襲われると思ったのか、逃げ出す。
そのキカイノイドの弁明を聞かずに。
「おい、ちょっと待てよ!…………ま、人間とっちゃ、俺も同じか」
「まあな」
「ありがとよ……………いや、おい!てめぇ!この野郎!」
「よく見れば、庶民キカイノイドじゃないか。ならば、貴様諸共、スクラップだ!」
「うわぁぁぁぁ!?」
そのキカイノイドは、自嘲気味にそう言う。
結局のところ、キカイノイドである事には変わらないからだ。
クダイターがそう言うと、そのキカイノイドは石を投げつけようとするが、クダイターに吹き飛ばされる。
その頃、ソラ達は。
「何なんですか、こいつら!」
「キカイノイドなのかな………!?」
ソラ達も、クダックと応戦していた。
厳密には、ソラがクダックと応戦して、ましろ達は人たちの避難に当たっていた。
すると、クダイターがやってくる。
「貴様!人間のくせに我ら、トジテンドに刃向かうとは良い度胸だな!スクラップにしてやろう!」
「こんな事をして、ヒーローが見過ごせるわけありません!」
「ソラちゃん!今は子供達を避難させよう!」
「…………分かりました!」
クダイターがそう言うと、ソラはそう言う。
すると、ましろがそう言うと、ソラもクダイターとの戦闘を終わらせ、子供達の避難にあたる。
その頃、吹き飛ばされた颯太は。
「ううっ…………!」
運良くゴミ袋の山に落ちた事で、死ぬ事は避けられた。
すると、クダックがある場所に向かう。
「来るなって!」
「っ!」
そんな声が聞こえてきて、颯太も向かう。
そこには、箒を手に、クダックと戦っていたヤツデの姿があった。
「おりゃっ!やめろ!」
颯太は不意打ち気味にキックを叩き込み、バケツを使って、クダックを怯ませると、ヤツデを連れて、カラフルに戻る。
颯太達がバリケードを作って、クダックの侵入を防ぐと。
「全く…………!キカイノイドっていうのは、何がどうなってんだ!?はぁ…………」
ヤツデはそんな風に言うと、椅子に座り込む。
すると、颯太が口を開く。
「嬉しかったのに…………」
「えっ?」
「仲良くなれるって思った………。父ちゃん達が見つけた世界と…………」
颯太はそんな風に呟く。
仲良くなれると信じていたのだ。
すると、セッちゃんを手に取る。
「父ちゃん…………母ちゃん…………」
颯太は、セッちゃんを持ってそう呟く。
颯太の脳裏には、両親との思い出がよぎった。
『お父さん達の力作、遂に完成だ〜!』
『颯太の友達、セッちゃんだよ』
『チュン!チュン!』
『すごい…………!何回も爆発してたのに………』
功と美都子は、セッちゃんを颯太に渡すと、颯太はそう言う。
それを聞いた2人は。
『だって、諦めたくなかったから』
『本気でやりたい事はな…………結果を出すまで全力全開!』
『『失敗も挽回!何回もトライ!』』
『『『ハハハハハハハ!!』』』
美都子博士と功博士はそんな風に言う。
それを思い出した颯太は、セッちゃんに顔を当てると。
「そうだ…………俺も諦めたくない。俺、まだ何も出来てない…………!決めた!俺は世界を守る!」
「へ?…………どうやって?」
「分かんない。でも…………結果出すまで…………全力…………!全開だ!!」
颯太は覚悟を決める。
トジテンドから世界を守る覚悟を。
ヤツデがそう聞くと、颯太はそう叫ぶ。
すると。
「ピーガガッ!ピーガガッ!」
「飛んだ!?」
「チュン!チュン、チュン!チューニング完了!」
「「喋った!?」」
すると、これまで首を横に振る程度しか動かなかったセッちゃんが飛び、そんな風に言う。
それを見た颯太とヤツデが驚くと。
「あ〜…………そっち行って!」
セッちゃんは、そんな風に指示を出す。
颯太とヤツデの2人が畳の所に座ると。
「ゴー!」
「うわぁぁぁぁ!?」
「きゃあああ!?」
セッちゃんがそう言うと、畳が畳まれ、2人はその中に落ちていく。
セッちゃんも2人についていく。
「うわぁ…………!?」
「イタタタ…………!?」
「ああ…………よいしょ!」
2人が体を起こすと、そこには何かの機材があった。
さらに、周囲のモニターに、矢印の様なマークが浮かび上がる。
「うわぁぁぁぁ!すっげぇぇぇぇ!!何ここ!?」
「功博士と美都子博士が使ってた研究室チュン!」
「あの子達…………いつの間に…………?」
颯太がそう叫ぶと、セッちゃんはそう言う。
ここは、功博士と美都子博士の2人が使っていた研究室だったのだ。
ヤツデがそう言う中、セッちゃんは口を開く。
「博士達が発見した並行世界は、キカイトピアだけじゃないチュン!びっ!」
セッちゃんはそう言うと、レバーを操作する。
すると、モニターが出現する。
「その中に、スーパー戦隊っていう、地球を守ったヒーローがいた世界がたくさんあったチュン!」
そこに映し出されたのは、秘密戦隊ゴレンジャーから、魔進戦隊キラメイジャーまでのスーパー戦隊だった。
すると、ブザーが鳴り、5丁の拳銃と五つの歯車が入った箱が出てくる。
「このギアトリンガーとセンタイギアは、スーパー戦隊を参考に、博士達が作ったチュン!」
「父ちゃんと母ちゃんが…………!?」
セッちゃんはそう説明する。
颯太はそう呟くと、真ん中のギアトリンガーとセンタイギアを取り出す。
すると、セッちゃんは口を開く。
「これを使って、侵略者と戦うチュン!」
セッちゃんはそう言う。
ギアトリンガーとセンタイギアを使って、トジテンドと戦う事を。
それを聞いた颯太は、センタイギアを握り締めると、口を開く。
「……………やるよ!俺、戦う!頑張ろうな、ヤッちゃん!」
「ええっ!?嫌だよ!還暦婆ちゃんに、そんな事やらせるんじゃないよ!」
颯太はそう言うと、ヤツデにもギアトリンガーを渡そうとする。
だが、ヤツデは自分の年齢を理由に、断った。
「ええっ!?やろうよ!」
「やだよ!」
「一緒に戦おうって!」
「やだ!」
「かっこいいから!」
「えっ?嫌だよ!そんなの!」
颯太はそう言うが、ヤツデは折れずに断った。
その頃、外では。
「きゃあああ!?」
「こっちです!」
「急いで下さい!」
街の人たちがクダックから逃げ惑っていた。
ソラ達も、避難誘導に当たっていた。
すると、あの赤いキカイノイドに怯える人を見て、赤いキカイノイドは落ち込んだ。
「どうなってんだ…………」
「やだ!やだぁぁぁ!」
「あそこに逃げ遅れてる子供が!」
「助けないと!」
「っ!?テメェ!」
その赤いキカイノイドが落ち込んでいると、子供の悲鳴が聞こえてくる。
すると、クダックが子供に襲い掛かろうとしていたのだ。
ソラ達が助けに行こうとすると、赤いキカイノイドがクダックにタックルをする。
「危ねぇ!?」
「「「「「っ!」」」」」
赤いキカイノイドはクダックにタックルするが、すぐに子供を守ろうとする。
それを見たソラ達がそう反応する中、クダックが襲い掛かろうとする。
その赤いキカイノイドは身を竦めるが、ダメージは入らなかった。
「くっ…………!っ!?」
ダメージが入らなかったのを疑問に思っていると、その理由に気付いた。
それは、颯太がギアトリンガーで、クダックを銃撃したのだ。
「やった…………倒せた…………!」
「何だあいつ…………?」
「颯太君!?」
「何でここに!?」
颯太がそう言う中、赤いキカイノイドが訝しげにしていると、ましろとあげはも颯太に気づいたのか、ソラ達と一緒に駆け寄る。
すると、赤いキカイノイドは、子供に話しかける。
「あっ…………悪い!その…………俺は…………ただ…………」
「助けてくれて、ありがとう!」
「えっ?」
「ありがとう!」
その赤いキカイノイドは謝ろうとする。
すると、颯太がそう言うと、その子供もお礼を言う。
「早く、ここから逃げてください!」
「うん!」
ツバサがそう言うと、子供は頷く。
子供が逃げる中、颯太はましろ達に話しかける。
「あれっ!?ましろちゃんにあげは!?何でここに!?ていうか…………君たちは?」
「私は、ソラ・ハレワタールと申します!」
「僕は、夕凪ツバサです。そして、こちらがプリンセスエルです」
「初めまして」
「えっ!?プリンセス!?」
颯太がそう聞くと、ソラ達はそう答える。
プリンセスという単語に驚く中、赤いキカイノイドは口を開く。
「お前ら…………よく俺のこと攻撃………!?」
「ねぇ!俺と一緒にトジテンドと戦ってよ!」
「はっ!?」
その赤いキカイノイドがそう言う中、颯太はその赤いキカイノイドにギアトリンガーを渡そうとしながら、そう言う。
「いや…………ちょっ、待てよ!俺もキカイノイドだぜ?ふぅ…………ぶっちゃけ、よく初対面でそんなこと俺に…………」
「俺もおじさんと仲良くしたい!」
「それに…………私たちも問題ありません。だって…………おじさんが悪い人じゃないのは、分かりますから」
「子供を助けてたもんね」
「うん。おじさんは、あのキカイノイドとは違うでしょ?」
その赤いキカイノイドはそんな風に言う。
それを聞いた颯太、ソラ、あげは、ましろはそう言う。
すると、クダック達が集まってくる。
それを見ていた赤いキカイノイドは。
「…………うん!ああ、そうだ!あいつらとは違う!あと…………おじさんじゃねぇ。ジュランだ。よろしこ」
「俺は颯太!五色雲颯太!よろしく!」
「私は、ソラ・ハレワタールと言います!」
「私は虹ヶ丘ましろ。よろしくね」
「先ほど名乗りましたが、夕凪ツバサです。そして、こちらがプリンセスエルです」
「初めまして」
「私は聖あげは!よろしくね、ジュラン!」
その赤いキカイノイド…………ジュランはそう言う。
颯太達が、ジュランに自己紹介をしていると。
「おや、そこに見えるのはさっきの人間。よく無事だったであるな」
「そこの庶民ども!今度こそスクラップに………!」
「「「あっ?」」」
バラシタラとクダイターが2体現れると、そう言う。
すると、ジュランはギアトリンガーで銃撃して、クダックを倒す。
「よっしゃあ!俺、決まってんな、今の!」
「あ〜!忘れてた!はい!」
「あ?なんだこれ?」
「こうスパって!」
ジュランがそう言う中、颯太はセンタイギアの一つを渡して、ギアトリンガーの使い方を教える。
バラシタラ達が首を傾げる中、颯太達は前に出る。
「ましろちゃん達は逃げて。ここは俺たちが!」
「えっ!?」
「いくぞ!」
「おうよ!」
颯太は教え終わると、ましろ達にも避難する様に言うと、2人はギアトリンガーの蓋を開けて、センタイギアを装填する。
蓋を閉じると。
「「チェンジ全開!」」
そう言うと、ギアトリンガーのハンドルを回転させる。
ある程度回すと。
『45バーン!』
『16バーン!』
『♪♪♪バンバーン!バンバーン!』
「なんか、聞こえるぞ?あっ!こうか!」
「何の音声でしょうか?」
「さぁ…………?」
「ふっ!」
「はっ!」
そんな音声と共に、待機音が流れだす。
ジュラン達がそう話すと、颯太とジュランはトリガーを引く。
『ババン!ババン!ババン!ババン!ババババーン!!』
『ゼンカイザー!』
その音声が鳴ると、センタイギア型のエネルギーが颯太を包むと、他の歯車と共に回転して、颯太の姿が変わる。
胸にアーマーが装着されると、マスクも装着され、額には45の数字、胸にはエンブレムが刻まれる。
そして、マントも装着される。
その姿は、秘密戦隊ゴレンジャーのアカレンジャーに似ていた。
『ババン!ババン!ババン!ババン!ババババーン!!』
『ゼンカイジュラン!』
ジュランも、颯太と同じくセンタイギア型のエネルギーがジュランを包むと、他の歯車と共に回転して、ジュランの姿が変わる。
その姿は、恐竜戦隊ジュウレンジャーのロボットである大獣神にどこか似ていた。
2人は変身すると、名乗りを上げる。
「秘密のパワー!ゼンカイザー!」
「恐竜パワー!ゼンカイジュラン!」
2人はそう名乗る。
そして。
「「2人合わせて!機界戦隊ゼンカイジャー!」」
2人はポーズをとって、そう名乗りをあげる。
それを見ていたソラ達は。
「機界戦隊…………?」
「ゼンカイジャー…………?」
「プリキュアじゃないんだ…………」
「なんか、アゲアゲだね!」
「私たちも行きましょう!」
ましろ、ツバサ、エルちゃん、あげはの順にそう話す中、ソラはある物を取り出して、そう叫ぶ。
「えっ!?何するつもり!?」
「危ねぇから、逃げろって!」
「大丈夫です!私たちも戦えます!」
颯太とジュランがそう言うと、ソラはそう叫ぶ。
そして。
「「「「「スカイミラージュ!」」」」」
5人はスカイミラージュというアイテムを取り出すと、スカイトーンと呼ばれるアイテムをスカイミラージュに装填する。
「トーンコネクト!ひろがるチェンジ!スカイ!(プリズム!)(ウィング!)(バタフライ!)(マジェスティ!)」
5人はそう言うと、変身を開始し、宇宙空間のようなエフェクトに包まれるステージへと5人は降り立つ。
5人の髪が伸びて、靴が現れる。
「きらめきホップ!」
ソラのその言葉と共にステージ部分にHOPの文字が浮かび、5人の頭に装飾が付き、耳にも飾りがつく。
「さわやかステップ!」
続けて、その言葉と共にステージがSTEPに変わると、5人にそれぞれの服が現れて、ソックスも現れ、ツバサは腰マントが付く。
「はればれジャンプ!」
更に、その言葉と共にステージがJUMPに切り替わり、腕にグローブなどが付くと、ソラの左肩からマントが現れ、エルのスカートの後ろ側に星の意匠が付く。
ソラがウインクをすると、5人は名乗りをあげる。
「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」
「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」
「アゲてひろがるワンダホー!キュアバタフライ!」
「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」
「レディ…………!」
『ゴー!ひろがるスカイ!プリキュア!』
ソラ達はプリキュアに変身し、そう名乗る。
「えぇぇぇぇぇ!?」
「何だよ、お嬢ちゃん達も変身できるのかよ!?」
それを見た颯太とジュランは、そんな風に反応する。
ゼンカイジャーとひろがるスカイ!プリキュアが変身するのを見ていたセッちゃんとヤツデは。
「やったー!最高!イェーイ!」
「颯太達だけじゃなくて、あの子達まで………!?」
セッちゃんがそう言うと、ヤツデは開いた口が塞がらないと言わんがばかりにそう言う。
ヤツデは、ましろとあげはとも知り合いであり、知り合いが変身したのだから、驚いていた。
「それじゃあ、一緒に行こう!行くぜ!全力全開〜!!」
「さて、行きますか!」
「ヒーローの出番です!」
颯太はすぐに状況を受け入れると、そんな風に言い、ゼンカイジャーとひろがるスカイ!プリキュアは、クダックの元に向かう。
「はっ!」
「クダック!?」
颯太はジャンプすると、ギアトリンガーでクダックを銃撃する。
「ふっ!どりゃっ!ハァァァァァ!あらよっと!」
炎が上がる中、ジュランはジュランソードでクダックを倒していく。
「はっ!ハアッ!」
ソラは身軽さを活かして、クダック達の懐に入り、攻撃を仕掛けていく。
「はっ!はっ!」
ましろは、ソラに攻撃しようとするクダックを光球を発射して、妨害する。
「はっ!ハアッ!」
ツバサは飛行できるのでクダックを翻弄しつつ、ヒットアンドアウェイで攻撃していく。
「はっ!ほっ!」
あげはは蝶のような軽快な動きでクダックを翻弄して、蝶の形のバリアで攻撃を防いだり、バタフライキッスで攻撃したりする。
「ふっ!ハアッ!」
エルは、瞬間移動めいた動きでクダックに近寄り、そこからラッシュを仕掛ける。
「ふん!ふん!」
そんな中、颯太がクダックの頭を叩くと、ギアトリンガーのハンドル部分を回転させる。
『ドルルルルルルラァ!』
「おお〜…………!すっげぇ!」
すると、ガトリングモードになって、連射していく。
「もういっちょ!」
『ドルルルルルルラァ!』
「余所見厳禁!」
颯太が再びガトリングモードで攻撃していくと、ジュランは颯太に攻撃しようとしたクダックを攻撃する。
「凄いですね、その武器!」
「俺の父ちゃんと母ちゃんが作ったんだ!」
「流石は博士の両親だね…………」
「へへっ!こいつはいい!」
「凄いよ!」
「行くぜ!」
ソラがそう言うと、颯太はそう言い、あげははそう呟く。
ジュランもクダックを倒していくと、ましろはそう言う。
颯太がクダックの方に向かおうとすると。
『颯太!ジュラン!』
「お?誰だ?」
「セッちゃんだ!」
「いや…………そのセッちゃんって誰なの!?」
セッちゃんが通信を入れてくる。
ジュランが首を傾げ、颯太がそう言うと、ましろはそう突っ込む。
すると。
『バックルから別のセンタイギアを出して使って見るチュン!』
「うん、分かった!」
セッちゃんはそう指示を出し、颯太はゼンカイバックルから、あるセンタイギアを取り出す。
それは、40という数字と、イーグルの様な見た目の戦士が描かれたセンタイギアだった。
颯太はそれを装填して、ギアトリンガーのハンドルを回転させると。
「はっ!」
『40バーン!』
『♪♪♪バンバーン!バンバーン!』
「ハァァァァ…………!ハァァァァ!」
すると、そんな音声が鳴る。
待機音が流れる中、颯太はトリガーを引く。
『ババン!ババン!ババン!ババン!ババババーン!!』
『ジュウオウジャー!』
すると、その音声と共にセンタイギア型のエネルギーが現れると、5人の戦士が現れる。
現れたのは、40番目のスーパー戦隊、動物戦隊ジュウオウジャーだった。
「えっ!?誰ですか!?」
「イーグルにサメにライオンに像に虎?」
「動物のヒーローなのかな………?」
「お前らも誰だ!?」
「ええっ!?ちょっと、ちょっと!?」
それを見たソラ達が困惑する中、ジュウオウイーグルが颯太に合わさる。
すると、颯太からイーグルの羽が出てくる。
「うわっ!?」
「羽が生えた!?」
「ええっ!?」
「うわぁぁぁ!おお…………!飛んだ!何これ!?」
颯太は、ジュウオウイーグルの技である野生開放を発動したのだ。
ジュランやソラ達が驚く中、セッちゃんは解説をする。
「動物戦隊ジュウオウジャー!ジュウオウイーグルをイメージした力チュン!」
「へぇ〜…………」
セッちゃんはそう解説すると、ヤツデはそう言う。
「イーグルって、鳥か…………よぉし!ハァァァァァ!」
颯太はそう言うと、その状態のまま、クダックの一団に突進していく。
そして、壁を蹴って、ギアトリンガーで銃撃していく。
「あんな事が出来るんですね…………!」
「ツバサが興味持ってる………」
「凄いです!」
「面白ぇ!俺もやりてぇ!」
ツバサがそう言うと、エルちゃんはそう呟き、ソラもそう言う。
それを見ていたジュランがそう言うと。
「いいよ!ジュランは…………これ!」
「おおっと!?こいつか!」
颯太はそう言うと、ゼンカイバックルからあるセンタイギアを出して、それをジュランに渡す。
ジュランが受け取ったのは、39という数字と、顔に手裏剣の模様が入った戦士のギアだった。
「よぉ〜し!入れ替えてと!グルグル!」
ジュランはそのギアをギアトリンガーに入れると、ハンドルを回転させる。
すると。
『39バーン!』
『♪♪♪バンバーン!バンバーン!』
「ハッハッハッ!いいじゃねぇか、いいじゃねぇか!はっ!」
ジュランは待機音に合わせて踊ると、周囲をクダックが取り囲む。
すると、ジュランはトリガーを引く。
『ババン!ババン!ババン!ババン!ババババーン!!』
『ニンニンジャー!』
「今度は忍者!?」
「本当に色々いるんだね!」
その音声が鳴ると、手裏剣戦隊ニンニンジャーが現れる。
ましろとあげはがそう言うと、ニンニンジャーの幻影は、ジュランに吸い込まれる。
「おおっ!?燃えてきた〜!!」
ジュランは、ジュランソードを手に取ると、伊賀崎天晴/アカニンジャーの口癖を言う。
「はっ!はっ!ふんっ!おりゃっ!」
ジュランは素早く動くと、赤い手裏剣のオーラと残像と共にジャンプをする。
そこから、着地と同時に斬撃波を放つ。
「手裏剣戦隊ニンニンジャーをイメージした力チュン!」
「はぁ…………」
それを見ていたセッちゃんがそう言うと、ヤツデはそう反応する。
ジュランが使ったのは、手裏剣戦隊ニンニンジャーの必殺技、忍烈斬だった。
「凄いです!様々なヒーローの力を使えるんですね!」
「へぇ〜!色々あるんだな!」
「ジュラン、最高だな!」
「へへっ!」
ソラがそう言う中、颯太とジュランはそう話す。
すると。
「面白い技を…………それに、
「クダイテスト?」
バラシタラがそう言うと、ましろは首を傾げる。
すると。
「お呼びですか?クダイテスト、参上!」
「何あれ!?デカさ全開!?」
「大きい敵…………!?」
「えぇぇぇ…………!?」
「トジテンドの改造兵だ!」
その声と共に、巨大ロボットが現れる。
トジテンドの巨大戦力、クダイテストだ。
それを見て、颯太達が驚くと。
「この俺たちを…………!」
「忘れるな!」
「あっ!忘れてたー!?」
「くっ!?」
「颯太!上ちゃん達!?」
そう言って、二体のクダイターが現れて、一体は颯太が、もう一体はソラ達が相手をする。
すると。
「ふんっ!」
「やばい!このままじゃ、街が!?」
「でも、どうすれば!?」
「私たちには、あんな大きなのには対応できないよ!?」
クダイテストが暴れ、建物を破壊する。
それを見た颯太がそう言う中、ソラとましろはそう言う。
プリキュアは基本的に、巨大な敵とは戦わないのだ。
すると。
『ジュラン!ギアを裏返して使うチュン!』
「お?分かった!えっと…………裏返して………こうか!」
セッちゃんが通信でそう言うと、ジュランは自分のセンタイギアを裏返して、ギアトリンガーに装填する。
「グルグルグル!」
ジュランがそう言いながら、ギアトリンガーを回転させると。
『ビックバン!』
「はい、行くぜ!ハァァァァ…………!ハァァァァァ!」
そんな音声が鳴ると、ジュランはクダイテストに向けて、撃つ。
すると、ゼンカイジャーのエンブレムが現れて、ジュランに向かってくる。
「あれ?いやいやいや、やばい!やばい!」
「落ちてくるよ!?」
「一体、何を…………!?」
それを見て、ジュランが慌てる中、ソラとましろはそう言う。
すると。
『ゴー!ゴー!ゴゴッゴー!』
『ゼンカイジュラン!』
その音声と共に、ジュランが巨大化していく。
「いや〜…………うん!?」
「ジュラン!?」
「大きくなりましたよ!?」
「マジで…………!?」
「凄い…………!」
「何じゃこりゃ!?」
「すっげぇ!ジュランもデカさ全開だ!」
ジュランは自分が大きくなったことに驚き、颯太とプリキュア達も、ジュランが巨大化した事に対して、そう言う。
それに対して、ジュランは。
「よく分かんねぇけど、丁度いい!恐竜パワー、見せつけてやるぜ!機界変形!ジュランティラノ!」
ジュランはそう言うと、変形していく。
機界変形により、ジュランはティラノサウルスの様な見た目になった。
「凄いです!」
「本当、なんでもありだね…………」
「このデカブツは俺に任せろ!」
ソラとましろがそう言う中、ジュランはそう言うと、クダイテストに向かう。
「ふんっ!効かねぇよ!」
「うわぁぁぁぁ!?」
ジュランは体当たりをしたり、尻尾となったジュランソードで薙ぎ払う。
「くっ!」
「おいっ!そりゃ!よいしょっと!とりゃ!」
「うわぁぁぁぁ!?」
クダイテストはビームを放つ。
だが、ジュランはそれを躱して、跳び箱を飛ぶ様に避けると、クダイテストはビルに突っ込む。
「どうだ、こんなもんよ!」
「じゃあ、こっちは俺が!全力全開〜!」
「スカイ!この周りの敵は私たちが!」
「スカイはそいつを倒してください!」
「頼んだわよ!」
「お願い!」
「はい!」
ジュランがそう言う中、ましろ達は周りの残存しているクダックと応戦していき、颯太とソラは、クダイターと戦っていく。
「おっと!」
「このっ!」
「ハァァァァァ!」
颯太はキックをする。
クダイターはそれを避けるが、颯太は壁を蹴った反動で攻撃する。
ソラも、クダイターに攻撃をしていく。
2人はクダイターの持つ武器の攻撃を躱すと。
「ちょわ!」
「ハァァァァァ!」
颯太はギアトリンガーで左足の脛の部分を殴り、ソラはクダイターに攻撃する。
「くぅぅ………!貴様!銃は殴る物じゃないぞ!」
「そっちこそ!街は壊す物じゃないんだよ!」
「街を壊してはダメです!」
「人間風情が…………知った事か!」
颯太と戦っていたクダイターがそう文句を言うと、颯太はそう返す。
ソラがそう言うと、ソラと戦っていたクダイターはそう言う。
「食らえ!」
「危ね!?」
クダイテストがビームを放つと、ジュランは回避して、近くにあった看板が飛ぶ。
「こいつはちょうどいい!はっ!」
ジュランはそう言うと、元のゼンカイジュランとしての姿に戻り、その看板に乗る。
クダイテストがビームを放つ中、ジュランはサーフィンの感覚でビームを逸らす。
「いい波乗ってんね!ハァァァァァ!」
ジュランはそう言うと、クダイテストにジュランソードで攻撃する。
「まだまだ!」
ジュランはそう言うと、ジュランソードでクダイテストに猛攻を加える。
「はっ!はっ!よっと!やぁぁぁ!」
「ハァァァァァ!てやっ!はっ!」
颯太とソラも、クダイターに猛攻を仕掛け、追い詰める。
「ラスト!必殺全開!うぉぉぉぉ!」
「行きましょう!」
「こっちもトドメ全開だ!」
颯太、ソラ、ジュランはそう言うと、それぞれの相手にとどめを刺そうとする。
『ヒーロー!スーパーゼンカイタイム!』
『ゴッゴー!バンバン!』
そんな音声が鳴る中、ジュランはジュランソードの尻尾を向けると、炎を吹き出して飛び、クダイターに体当たりをする。
颯太がクダイターを蹴ってぶつけると、壁を使って、一体に狙いを定める。
クダイターは電流を放つが、躱される。
『ダイゼンカイ!』
「ヒーローガール!スカイパンチ!ハァァァァァ!」
「「ハァァァァァ!」」
「まさか、お尻がァァァァ!?」
そんな音声が鳴る中、颯太はギアトリンガーからビームを発射して、ソラはクダイターに向けてパンチを放つ。
ジュランは、落ちてくる勢いでクダイテストにジュランソードを突き刺し、撃破する。
ソラのパンチを受けたクダイターが怯み、颯太のビームを受けたクダイターに近寄ると、ゼンカイジャーのエンブレムを落として、二体が爆発する。
「やりましたね!」
「うん!」
ソラと颯太はそう話す。
ましろ達も、クダイターを撃破したようだった。
その後、颯太は、ソラ達とジュランを連れて、カラフルに戻った。
「いやぁぁぁ!よくやった!」
「よくやった!」
「皆!よくやった!」
「いやいや、そんなそんな…………ぶっちゃけ、それほどでもあるな」
ヤツデとセッちゃんがそう言うと、ジュランはそう言う。
「あの…………私たちは…………」
「大丈夫だよ!ヨヨから、全部聞いたさ。アンタ達がプリキュアだって!」
「ええっ!?お婆ちゃん、いつの間に!?」
「ミラーパッドで見てたんですかね…………」
「でも、これで心置きなく、そうたん達と戦えるわね!」
「うん!」
ソラがそう言う中、ヤツデはそう言う。
どうやら、ミラーパッドで見ていたヨヨが、ヤツデに連絡をしたらしい。
それを聞いて、ましろ達はそう言う。
ちなみに、エルちゃんは本来の姿である赤ちゃんの姿に戻って、ミルクをあげはに飲ませてもらっており、颯太とジュランも予め聞いていたからか、驚いていなかった。
「ねぇ!俺たち、世界初のすごい事を成し遂げたよね!?ね!?ね!?ね!?」
「ああ」
「この世界じゃ、そうかもね」
颯太がそう言うと、ジュランはそう言い、セッちゃんはそう呟く。
「まあ、私たちも居ますけどね」
「よし!今夜はパーっと、祝勝パーティだ!」
「イエス!」
「そうですね!」
「今夜はアゲアゲで行こう!」
「任せな!私がね、特性ヤツデスペシャル、作ってやるよ!」
ソラがそう呟く中、ジュランがそう言うと、他の人たちが盛り上がる。
ヤツデはそう言うと、買い出しに出掛けていく。
「颯太、颯太。ヤツデスペシャルって何?」
「それはね…………」
「あぁぁぁぁぁ!?」
「どうしましたか!?」
ジュランはそう聞き、颯太が答えようとすると、ヤツデの悲鳴が聞こえてくる。
颯太達がすぐに外に出ると。
「どうしたの、ヤッちゃん!?」
「あぁぁぁぁ…………!?」
「えっ!?」
颯太達が外に出ると、ある光景が目に入る。
それは、街の人々の頭に、キノコが生えていたのだ。
「「「「「「「キノコ…………!?えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」」」」」
「えるぅ?」
それを見た颯太達はそう叫び、抱えられていたエルちゃんは首を傾げる。
外には、巨大なキノコが生えていた。
トジテンドの作戦が始まろうとしていたのだった……………。
今回はここまでです。
今回は、アニバーサリー作品、本来の主人公の色が年長に振られているなどの繋がりで、ひろプリとゼンカイジャーです。
プリキュアは、仮面ライダーやスーパー戦隊みたいに、世界が別れているという設定はないので、トジルギアになるのは免れました。
キノコワルドが動き出そうとしています。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
この第二弾の短編集に関しては、もうちょいやるのか、ここでアンケートを取るのかは考え中です。
リクエストがあれば、活動報告から承っております。
連載するならどれにするか
-
ひろプリとギーツ
-
GOプリとジオウ
-
HUGプリとガッチャード
-
まほプリとオーズ
-
ひろプリとゼンカイジャー