プリキュアと他作品のクロスオーバー小説   作:仮面大佐

15 / 30
救世主ナンバーワン!

 かつて、ユニバース大戦と呼ばれる戦いがあった。

 突如、厄災と呼ばれる存在が現れ、スーパー戦隊が駆る巨人達とプリキュアが、力を合わせて厄災に立ち向かった。

 だが、厄災の戦力は凄まじく、巨人達とプリキュアは、次第に追い詰められていった。

 すると、人々の願いにより、最後の巨人とプリキュアが現れる。

 テガソードとキュアユニバース。

 テガソードとキュアユニバースに、巨人達とプリキュア達は二人の指輪に力を託した。

 力を託されたテガソードとキュアユニバースは、厄災を退けた。

 だが、スーパー戦隊とプリキュアの力を宿した指輪は散り散りになってしまい、スーパー戦隊の巨人とプリキュア達は石像となってしまい、眠りについた。

 そこは、ロボと戦乙女の墓場と呼ばれるようになった。

 テガソードとキュアユニバースも石像となり、救世主の到来を待つのだった。

 そんな中、とあるコンビニ。

 

「あした〜…………」

「酷くない?」

「酷いよね?」

 

 とあるバイトの店員がそう言うと、商品とお釣りを受け取った2人の女子高生はそう話す。

 その店員は遠野吠。

 アルバイトだ。

 すると、同僚が吠に話しかける。

 

「ちょっと、遠野さん!もっと愛想良くしないと!次、クレーム入ったらクビなんですよね?ほら、笑顔、笑顔!」

 

 その同僚……………堤なつめはそんな風に言う。

 実際、吠の接客態度には問題があり、クビ寸前だったのだ。

 なつめがそんな風に言うと。

 

「こうか?」

「…………ひっ⁉︎」

 

 吠はそんな風に言って、笑顔を出す。

 その笑顔は、白眼を剥いており、なつめは怯えた。

 すると。

 

「すいませ〜ん!」

「あっ、いらっしゃいませ!あっ、月麦(つむぎ)ちゃん、いらっしゃい!」

「これ下さい!」

「はい!」

 

 なつめの方のレジに、1人の女の子が来る。

 その女の子は、なつめとは知り合いであり、空地月麦(そらちつむぎ)という女の子だ。

 すると。

 

「おらぁぁぁ!命が惜しかったら金を出せ!」

「ひぃぃぃ⁉︎」

「動くんじゃねぇ!」

「強盗⁉︎」

 

 そこに、強盗が現れて、お金を要求する。

 周囲の人は、怯えだす。

 

「わ、分かった!用意するから!」

「良い心がけじゃねぇか」

 

 店長はそう言うと、お金を用意しだす。

 強盗犯はそんな風に言うと、フランクフルトを手に取り、食べようとする。

 すると。

 

「あっつ⁉︎」

「おぉ…………」

 

 その男はあまりの熱さにフランクフルトを手放す。

 すると、吠はそのフランクフルトを素早く動いてキャッチする。

 なつめが呆然と見つめて、月麦が感心していると。

 

「おい!俺を火傷させる気か⁉︎テメェ………!」

「そんな事してないよ!そもそも、犯罪はめっ!だよ!」

「うるせぇ!」

 

 強盗犯はそんな風に言うと、なつめを突き飛ばす。

 なつめに駆け寄った月麦がそんな風に言うと、強盗犯は激昂する。

 すると、なつめ達と強盗犯の間に、吠が立つ。

 

「…………このジャンボフランクが俺にとって、どれほど贅沢な物か、テメェには分からねぇ様だな!お前は俺の……………獲物だ!」

 

 吠はジャンボフランクを見せながら、そんな風に言う。

 その際、左手でその強盗犯を覗き込む様に見ると、手をグーにする。

 

「うりゃあああ!」

 

 その強盗犯は、吠にナイフを突き刺そうとする。

 すると、ジャンボフランクに阻まれて、肉汁が炸裂する。

 実際、コンビニのフランクフルトの紙にも、『肉汁たっぷり 爆発注意』と書かれていた。

 その肉汁が、強盗犯の目に入る。

 

「うわっ⁉︎」

 

 強盗犯は肉汁が目に入った事で怯んだ。

 すると、吠はその強盗犯の右腕を掴む。

 

「やれるもんならやってみやがれ」

「命が惜しくねぇのかよ…………⁉︎」

「惜しくねぇ。だが、お前には渡さねぇ!」

「うわぁぁぁ⁉︎」

 

 吠がそう言うと、その強盗犯はそう聞く。

 吠はそう答えると、強盗犯の手を噛み、倒れたと同時に蹴る。

 その強盗犯は気絶した。

 

「店長。特別手当はこれでいいっすよ」

 

 吠はそう言うと、フランクフルトを三つ持って、一つ齧る。

 すると。

 

君はクビ!

「は?」

「何なんだ…………あいつ…………?」

「凄いねぇ〜…………」

 

 店長はそんな風にクビを宣告する。

 他のお客達が頷く中、吠は呆気に取られていると、なつめは尻餅をつきながらそう言い、月麦はそう言う。

 その翌日、とある商店街では。

 

「今日も頑張ったな〜!よし!半世紀に行こっと」

 

 とある女の子がそう呟く。

 彼女は、小塚狼菜(こづかろうな)

 とある学校に通う中学生であり、放課後となって、『半世紀』という喫茶店に行こうとしていた。

 すると。

 

『ナンバーワン…………!ナンバーワン………!』

 

 周囲にある丸い物が揺らぐと同時に、そんな声が聞こえてくる。

 

「えっ?ナンバーワン…………?何の話?まあいっか」

 

 その声は狼菜に聞こえていたが、気のせいだと思い、半世紀に向かう。

 一方、その声は吠にも聞こえていた。

 

「ん?……………?」

 

 吠にも聞こえており、首をかしげるが、すぐに気のせいだと判断した。

 吠は履歴書を書いていた。

 吠が半世紀の階段から出てくると。

 

「あっ!吠だ!」

「「いぃ〜!」」

 

 吠に気づいた半世紀のオーナーの息子である飯島碧は吠に気づくと、そんな風に変顔をしていく。

 それを微笑ましく見ていた半世紀のオーナーである飯島佐織は、吠の履歴書に気づいた。

 

「もしかして…………!またバイトクビになったの?」

「そうみたいだね〜。やっほー、吠!」

「げっ…………狼菜…………!」

「『げっ』じゃないわよ。相変わらずだね〜」

「もう何度目ですか⁉︎家賃はちゃんと払ってくださいよ?」

 

 佐織がそんな風に言うと、『半世紀』に来ていた狼菜はそんな風に話しかける。

 狼菜と吠は知り合いなのだ。

 佐織がそう言うと、吠は。

 

「心配すんなって」

「頑張れよ〜」

「相変わらずねぇ…………ご馳走様!」

 

 吠はそう言うと、『半世紀』から外出する。

 碧がそう呟く中、狼菜はもう食べ終えており、吠の後を追う。

 吠がどこかの道を歩いていると。 

 

「よぉ。この前はうちの新井君が世話になったな」

 

 そんな風に言って、2人のヤクザが現れる。

 1人は、包帯にギプスをしており、負傷していた。

 どうやら、吠とぶつかったヤクザの様だ。

 

「退け。俺には面接がある」

「ふざけんなよ!」

 

 吠がそう言うと、1人が殴りかかるが、吠はそれを躱す。

 吠はそのまま去ろうとすると。

 

「調べたぜ?お前ん家。大人しくしねぇとあそこの管理人とガキ、ぶっ飛ばすぞ?」

 

 ヤクザの1人がそう言うと、更にヤクザが現れる。

 半世紀の飯島親子を人質に取った発言をしたのだ。

 

「おらっ!」

「ヘイヘイヘ〜イ!」

 

 そこから、空き地に移動して、吠はヤクザ達に袋叩きに遭っていた。

 ある程度殴って、満足したのか。

 

「行くぞ」

 

 ヤクザ達はそう言って、そのまま去っていく。

 ヤクザが踏んだ場所には、吠の履歴書が破り捨てられていた。

 すると。

 

「吠!」

 

 そこに、狼菜がやってきて、吠に駆け寄る。

 すると、吠が倒れそうになると、1人の男が吠を受け止める。 

 

「遠野さん!大丈夫ですか⁉︎」

「堤…………何で…………?」

「なつめは、吠にお礼を言いたくて、探してたんだよ!」

「それより…………一体何が…………?」

 

 吠を受け止めたのは、堤なつめだった。

 吠がそう聞くと、月麦もそう言う。

 なつめが困惑しながらそう言うと、吠は口を開く。

 

「ただの喧嘩だ」

「何が喧嘩よ。一方的なリンチだったじゃない!」

「こんなの流行りませんって!遠野さんが怪我をしたら、悲しむ人もいるでしょ?」

 

 吠がそんな風に言うと、狼菜となつめはそう言う。

 実際、側から見れば、ただのリンチにあった被害者にしか見えなかったのだ。

 すると。

 

「……………フッ。いねぇな。俺は所詮…………この世の逸れ者。俺の命なんて安いもんだ」

「えっ…………?」

「……………」

 

 吠はそんな事を自虐的に言う。

 それを聞いて、月麦が困惑して、狼菜が無言で見つめていると、吠の腹の虫が暴れる音がする。

 その頃、とある世界では、巨大なロボットを整備している存在がいて、2人の人物が歩いていた。

 

「これが…………キングキャンデラーですか!ファイヤキャンドルの兄貴!」

「おうよ、バルゴロード!いよいよ俺たちの出番だぜ!」

「腕がなりますね!」

 

 1人の女の子が男にそう話しかけると、ファイヤキャンドルと呼ばれた男はそう答える。

 ファイヤキャンドルの言葉を聞いて、バルゴロードという少女もそう言う。

 ファイヤキャンドルがキングキャンデラーに乗り込む中、通信が入る。

 

『ファイヤキャンドルさん。バルゴロードさんと共に、テガソードとキュアユニバースが目覚める前に、必ず例の指輪を奪取して来てください』

「分かってるって、ブーケ嬢!破滅の神様とやらも、眠ってれば大した事ねぇ!」

『油断は禁物ですよ?それから………無意味な乱暴は慎む様に。あなた達はいつも、派手にやりすぎですし』

 

 ファイヤキャンドルが乗り込むキングキャンデラーに通信を入れたのは、ブーケと呼ばれる女性だった。

 ファイヤキャンドルがそう言うと、ブーケの隣にいる男はそんな風に釘を刺す。

 

「キャッ!キャッ!キャ!分かってるよ、ゴッデスの旦那。キングキャンデラー!出るぜ!」

「おら!私たちもファイヤキャンドルの兄貴に続くぜ!行くぞ!」

 

 ファイヤキャンドルは独特な笑い声をしつつ、ゴッデスという人物にそう答えると、キングキャンデラーは、天井の丸に吸い込まれる。

 それを見ていたバルゴロードと頭が鐘の形をした存在も、近くにあった丸に吸い込まれる。

 その頃、吠はなつめからハンバーガーを奢ってもらって、食べていた。

 

「…………悪いな、ハンバーガー代。絶対返すから。二百五十円」

「今日は、月麦ちゃんと一緒にお礼を言いに来たんです」

「礼?」

「あの時……………私やなつめを守ってくれたから!」

「はい。だから…………ありがとうございます!」

 

 吠はレシートを見せながら、なつめにそう言う。

 それに対して、なつめはそう言い、吠が首をかしげると、月麦はそう言う。

 

「へぇ〜……………良いとこあるわね」

「うるせぇ。別に。あの強盗野郎が気に食わなかった。それだけだ」

 

 狼菜がそんな風に言うと、吠は狼菜にそう突っ込みつつ、そう答える。

 すると、月麦が口を開く。

 

「ねぇ!吠は何で、あそこのコンビニでバイトしてたの?」

「は?んなもん、食う為に決まってんだろ」

「えぇ……………つまんないな」

 

 月麦がそんな風に聞くと、吠はそう答えて、なつめはそう呟く。

 すると、狼菜が口を開く。

 

「ところで、あなたはどうしてバイトを?」

「俺?俺は…………ライブの資金の為にバイトしてて」

「ライブ?」

「俺の曲を届けたい人がいるんです。その為に…………俺はバンド界No. 1を目指すんだ!」

 

 狼菜がそう聞くと、なつめはそんな風に答える。

 なつめがバイトをしていたのは、ライブの資金稼ぎだった。

 

「No. 1か。ふっ」

「お?バカにしました?いや、大切でしょ!夢とか、願いとか!そういうのがあるから、人は生きていけるんですよ」

「分かる!私も、俳優を目指してて、その為に参考になりそうな本を買おうと思って!それで、吠と狼菜は?目指してる物とか、夢とか願いとか!」

 

 それを聞いた吠がそんな反応をすると、なつめはそんな風に語る。

 それを聞いていた月麦はそんな風に言う。

 コンビニに居たのは、雑誌を買う為だったのだ。

 月麦がそう聞くと、吠と狼菜は口を開く。

 

「願い…………」

「っ!」

 

 それを聞いた吠と狼菜は、言葉に詰まった。

 二人の脳裏には、ある光景が過ぎった。

 

『吠!狼菜!』

 

 それは、二人に呼びかける一人の女性だった。

 

「俺に…………願いはない」

「私も…………ないかな」

「「えっ?」」

 

 二人はそう答えると、なつめと月麦はそんな風に反応する。

 すると、観覧車から、キングキャンデラーが現れる。

 

「うわぁぁぁぁ⁉︎」

 

 突如として現れたロボットに、人々は逃げ惑い、キングキャンデラーに乗ったファイヤキャンドルは口を開く。

 

「これが…………俺たちを生成した世界か」

 

 ファイヤキャンドルはそう言うと、キングキャンデラーを操って、火炎放射を出して、建物を破壊していく。

 

「キャッキャッキャ!綺麗なキャンプファイヤー囲んで、一杯やろうぜ、テメェら!」

 

 ファイヤキャンドルがそう言うと、丸からバルゴロードとアーイーと呼ばれる存在が現れる。

 

「キーン!キーン!」

「派手に暴れろ!テメェら!魂燃やそうぜ!」

 

 アーイーと呼ばれる存在が現れて、バルゴロードがそう言うと、人々に襲いかかる。

 キングキャンデラーは、吠達がいる場所の近くにやってくる。

 

「何だ…………⁉︎」

「何あれ…………⁉︎」

 

 それを見て、なつめと月麦がそう呟くと、キングキャンデラーは近くの建物を破壊する。

 人々が逃げ惑う中、アーイーも人々に襲いかかる。

 

「悪魔だ…………!悪魔が現れたぁぁぁ!」

「誰が悪魔だ!俺は…………この下らねぇ世界をオールライトにする為にやって来た…………その…………何だっけ?」

「救世主です!ファイヤキャンドルの兄貴!」

「あっ、そうだ!救世主No. 1だ!」

 

 一人がそう言うと、それを聞いたファイヤキャンドルはそう叫ぶ。

 ただ、途中で何を言うのか忘れたのか、そんな風に言葉が詰まると、バルゴロードはそう言い、ファイヤキャンドルはそう叫んで、キングキャンデラーを操作して、火焔放射を放つ。

 

「「うわっ⁉︎」」

「「きゃああああ⁉︎」」

 

 その火炎放射の先にいた四人は吹き飛ばされる。

 四人の視線の先には、アーイーに襲われる人たちがいた。

 それを見ていたなつめと月麦は、それぞれの荷物に駆け寄ると、その中から、指輪を取り出す。

 

「この指輪…………使う時が来たのか」

「二人は下がってて!」

「えっ…………?」

 

 なつめがそう呟く中、月麦はそう言う。

 狼菜が困惑する中、なつめは巨大なクワガタの様な機械が描かれた指輪を回転させ、クワガタの様な見た目をした戦士の絵を出す。

 月麦は、ハンディファンの様な描かれた指輪を回転させると、水色の髪の女の子が描かれた絵を出す。

 なつめが銀色の右手の形をした剣を取り出して、月麦が銀色の指輪ケースの様な物を取り出すと。

 

「エンゲージ!」

「プリキュア!エンゲージ!」

 

 二人はそう叫んで、指輪をそれぞれのアイテムに装填する。

 

センタイリング!

プリキュアリング!

 

 二人が指輪をそれぞれのアイテムに装填すると、そんな音声が流れる。

 待機音声が流れると、なつめは銀色の右手の形をした剣を、月麦は指輪ケースをクラップしていく。

 二人がクラップしていく中、月麦は髪が伸びて、靴が現れる。

 更に、頭に装飾が付き、耳にも飾りがつく。

 そこから、服が現れて、ソックスも現れる。

 最後に、腕にグローブなどが付くと、月麦の左肩からマントが現れる。

 そんな中、なつめも四回クラップすると、琥珀の様なエネルギーに包まれて、機械のクワガタ……………ゴッドクワガタがなつめに向かってぶつかると、なつめの姿が変わる。

 

キングオージャー!

ひろがるスカイ!プリキュア!

 

「クワガタオージャー!」

「無限に広がる私の想い!キュアスカイ!」

 

クワガタオージャー!

 

 その音声が鳴ると同時に、なつめと月麦がそう叫ぶと、そんな音声が鳴る。

 なつめは王様戦隊キングオージャーのクワガタオージャーに、月麦はひろがるスカイ!プリキュアのキュアスカイに変身した。

 そして、二人がアーイーの方に向かうと。

 

「クワガタ…………?」

「キュア…………スカイ…………?」

 

 吠と狼菜がそんな風に呟く中、なつめと月麦は。

 

「はあっ!大丈夫ですか⁉︎」

「早く避難して!」

「あ、ありがとう!」

 

 二人は一般人を助けて避難させると、アーイーと戦っていく。

 戦闘をしつつも、話をしていた。

 

「まさか、君も指輪の戦士だったなんてな!」

「私も驚いたよ!でも、まずはこいつらを倒そう!」

「ああ!」

 

 二人はそんな風に話をすると、アーイーと戦闘をしていく。

 

「ふっ!はっ!」

「ハァァァァァ!はっ!」

 

 なつめは銀色の右手の形をした剣で、月麦は格闘戦でアーイーと戦っていく。

 アーイー達が二人に向かって、ボトル型の銃で攻撃すると。

 

「「硬化(ソリッド)!」」

 

 二人はそう叫ぶと、左肩についたマントで防御する。

 すると、二人のマントが光り、弾丸を弾く。

 

「ふっ!はっ!」

「ハァァァァァ!」

 

 なつめはマントを自在に扱って、銀色の右手の形をした剣で攻撃する。

 月麦は、なつめと同様にマントを自在に扱いつつも、手や足を光らせて、アーイーを倒していく。

 すると。

 

キングオージャー!フィニッシュ!

ひろがるスカイ!プリキュア!フィニッシュ!

 

「ヒーローガール!スカイパンチ!ハァァァァァ!」

 

 そんな音声が鳴ると、なつめは斬撃を、月麦はパンチを叩き込み、アーイーを倒す。

 

「強ぇ…………なんだあの………右手………?」

「何あれ…………指輪ケース?」

 

 それを見ていた吠と狼菜は、二人が持つアイテムを見て、そんな風に呟く。

 すると、それを見ていたファイヤキャンドルとバルゴロードは。

 

「よくも可愛い部下達を…………!人間全部…………!俺のファイヤーで丸焼きだ!」

「よくもやったな…………!お返しだ!」

 

 ファイヤキャンドルとバルゴロードはそう叫ぶと、ファイヤキャンドルはキングキャンデラーから、バルゴロードは剣から炎を出す。

 

「くっ!うわっ⁉︎」

「うわぁぁぁぁ⁉︎」

 

 二人は硬化(ソリッド)の効果も活かしつつ、ファイヤキャンドルとバルゴロードの攻撃を防ぐが、次第に押されていく。

 それを見ていた吠と狼菜は。

 

「うぉぉぉぉぉ!」

「させない!」

「無茶だ!」

「待って!」

 

 吠と狼菜はそう叫ぶと、吠はキングキャンデラーに、狼菜はバルゴロードに向かう。

 それに気づいたなつめと月麦がそう叫ぶと。

 

「弱ぇ!弱ぇ!」

「話にならないな!ハァァァァァ!」

「うわぁぁぁぁ⁉︎」

「きゃああああ⁉︎」

 

 ファイヤキャンドルとバルゴロードは二人なんなくあしらい、二人は吹き飛ばされる。

 すると。

 

『ナンバーワン…………!ナンバーワン………!』

 

 その声と共に空間に亀裂が入り、二人は吸い込まれる。

 

「っ⁉︎」

「今のは…………⁉︎」

 

 それを見ていたなつめと月麦がそんな風に反応する。

 一方、吠と狼菜は。

 

「うわぁぁぁぁ⁉︎」

「きゃああああ⁉︎」

 

 空間の亀裂に吸い込まれた二人は、どこかへと落ちていく。

 すると。

 

『ナンバーワン…………!ナンバーワン………!』

 

 そんな声がして、二人は地面にぶつかる直前で、浮かんだ状態になり、ぶつかる事は免れた。

 

「誰だ?」

「ここは…………?」

  

 二人はそう呟いて、周囲を見渡す。

 周囲には、神殿にある様な柱が無数に乱雑しており、その近くには、無数のロボットと女の子が石化した状態で積み重なっていた。

 そして、その頂点には、手の形をした剣の様な石像と、一人の女の子の石像があった。

 すると。

 

「「うっ⁉︎」」

 

 二人の脳裏に、ある光景が浮かぶ。

 それは、何か巨大な存在の攻撃を受けて、倒れていくロボットと女の子達。

 そして、無数のロボットと女の子達の山の上に立つ金色のロボットと一人の女の子の姿だった。

 

「ううっ…………⁉︎」

「今のは…………⁉︎」

「イー!アー!」

 

 二人が頭痛が治まり、そんな風に呟くと、先ほどのアーイー達が現れる。

 二人が下がる中、金色の鐘の形をした二人のアーイーが、祀られていた二つの指輪を手に取る。

 

「おお…………!これが…………!」

「これでよし!」

 

 その金の鐘の形をしたアーイー二体がそう言って、それぞれの指輪を左手につける。

 すると、指輪が光ると同時に、その金のアーイーは消える。

 

「えっ…………⁉︎」

 

 それを見て、狼菜はそんな声を出して、吠が困惑する中、その指輪は二人の足元に転がる。

 アーイー達が武器を構えると。

 

「離れなさい、アーイー達!」

「その指輪は破滅の神…………テガソードの核と呼ばれ、キュアユニバースに関係している破滅の指輪。お前達に扱える代物ではない」

 

 そんな声と共に、二人の男女がやってくる。

 そんな風に言う中、吠と狼菜はそれぞれが転がった指輪を手に取る。

 

「初めまして。私はノーワンワールド。ブライダンのテクニカル隊長、慈愛のブーケです」

「同じく、ブライダンのテクニカル副隊長、ゴッデスです。以後、お見知り置きを」

 

 その二人は、ブーケとゴッデスであり、二人はそう名乗る。

 そんな礼をしながらそう言うと、ブーケが口を開く。

 

「二つの世界を守る為、どうか、それをお渡しください」

 

 ブーケは吠と狼菜の二人にそう言う。

 すると、指輪が装填されていた祭壇から光が出ると、外の状況が映し出される。

 

『ふっ!はっ!』

『ハァァァァァ!てやっ!』

 

 なつめがファイヤキャンドルのキングキャンデラーに、狼菜がバルゴロードと応戦していたが、押され気味だった。

 すると、二人はそれぞれの指輪を見つめる。

 

「これを使えば…………力が手に入るんだよな?」

「多分ね…………なら!」

「やめなさい!」

「それは正しい判断とは言えませんよ。あなた達、死にますよ?」

 

 それを見ていた吠と狼菜がそう言うと、ブーケとゴッデスは止めにかかる。

 すると。

 

「上等だ。世界も破滅もどうでも良い。だがな…………俺はまだ、あいつに250円返してねぇんだよ!」

「それに…………私も、あんなのを見せられて、黙ってられるほど、落ちぶれてないしね!」

 

 ブーケとゴッデスの忠告に対して、二人はそう答えると、指輪をつける。

 すると。

 

「うっ⁉︎うわぁぁぁぁ⁉︎」

「何⁉︎これ…………⁉︎」

 

 二人は指輪をつけた途端、苦しみ始める。

 すると、二人は光って、どこかへと転送される。

 二人が目を開けると、そこは真っ暗な空間であり、左手につけた指輪が消えていた事に気づいた。

 すると。

 

「遠野吠。契約だ」

「小塚狼菜さん。契約をしましょう」

 

 二人の脳内に、そんな声が聞こえてくる。

 それを聞いた二人は。

 

「その声…………俺を呼んでいたのはお前か」

「あなたが呼んでいたの…………?」

「我が名はテガソード」

「そして、私はキュアユニバース」

「「全ての指輪を集めた者の願いを叶える………それが指輪の契約。お前(あなた)の願いを言え(言いなさい)」」

 

 二人は、自分たちを呼んでいた存在だと察した。

 テガソードとキュアユニバースは、そんな風に話しかける。

 

「願い…………俺の願いは…………こいつと一緒に何度も打ち砕かれた」

「ええ…………あの怪物の世界に行ってしまってから…………」

 

 それを聞いた吠と狼菜はそう言う。

 かつて、二人に何があったのか。

 それは、その違う世界で二人は出会い、ある女性とも出会った。

 

『吠…………狼菜…………!願いを持ってはダメ!心を殺して…………!これ以上、傷つかない為に…………!』

 

 その女性は、二人にそう語る。

 それが、二人の人格形成に影響を与えたのだ。

 

「もう俺に願いは……………」

「もう何も…………」

「それは、あなた達の真の姿じゃないわ」

「えっ?」

 

 吠と狼菜がそんな風に言うと、キュアユニバースはそんな風に言う。

 二人が困惑する中、テガソードは口を開く。

 

「今のお前達は雑草にまみれ、世界の大きさを測り切れないだけだ。ならば………ナンバーワンになれ!」

「ナンバーワン…………?」

「私たちが…………?」

「指輪がもたらすあらゆる闘いで頂点を目指せ!」

「さすれば、世界は開かれ、真の願いは自ずと見えるはずです」

 

 テガソードがそう言うと、ある光景が映る。

 それは、様々な戦士が戦いをしている景色だった。

 それを見せながら、テガソードとキュアユニバースはそんな風に言う。

 すると、なつめと月麦の言葉が蘇る。

 

『夢とか、願いとか!そういうのがあるから、人は生きていけるんですよ』

『分かる!私も、俳優を目指してて、その為に参考になりそうな本を買おうと思って!』

 

 それを思い出すと。

 

「お前は…………もう一度生きるのだ!」

「あなたはもう一度生きるのです」

 

 テガソードとキュアユニバースはそう言うと姿が変わり、吠には銀色のテガソードと先ほどの狼の形の指輪と狼の戦士が描かれた指輪。

 狼菜の方には、銀色の指輪ケースと先ほどの指輪があった。

 すると。

 

「ふっ。バイトもクビになって暇してたんだ。退屈凌ぎにはなりそうか。契約する。この指輪…………俺がもらう!」

「分かった。キュアユニバース!あなたと契約する!」

 

 二人はそう言うと、指輪が変化する。

 吠の物は狼の戦士を模した形に、狼菜も狼の形に変化した。

 そして、銀色だったアイテムが、金色に変化する。

 

「「はっ!」」

 

 二人はそのアイテムを手に取る。

 すると、石になっていたテガソードとキュアユニバースの石が剥がれ、本来の姿に戻っていく。

 一方、元の世界では。

 

「くっ⁉︎」

「何だ…………⁉︎」

 

 突如、赤い光が出てきて、ファイヤキャンドルとバルゴロードは顔を覆う。

 すると、吠と狼菜が戻ってくる。

 そして。

 

「アォォォォーン!」

 

 吠はそんな遠吠えを出す。

 すると、吠の背後から、巨大な右手が現れる。

 

「まさか…………人間ごときが、あの指輪を…………⁉︎」

「これは…………!キュアユニバースの気配…………⁉︎」

 

 現れたテガソードを見て、ファイヤキャンドルはそう言う。

 すると。

 

「おい、テメェ。さっき、救世主ナンバーワンとか言ってたな。ちょうど良い。勝った方が本当のナンバーワンだ!」

「あなたの相手は…………私がするわ。私は救世主ナンバーワンじゃなく…………英雄ナンバーワンになる!」

「上等だ。かかってこい」

 

 吠がファイヤキャンドルにそう言うと、狼菜はバルゴロードにそう言う。

 そんな中、吠はテガソードを展開させる。

 

アウェイキング!

 

 そんな音声が鳴ると、吠は狼の形をした指輪のオーラに包まれ、テガソードの方に向かう。

 すると、テガソードは変形していく。

 ロボットの形に。

 そして、吠の指輪が頭につく。

 

「リングイン!人神一体!」

 

掴め!切り裂け!レーッド!掴め!切り裂け!レーッド!

テガソードレッド!

 

 吠はコックピットに入り、テガソードレッドを置くと、そんな音声が鳴る。

 一方。

 

「すごい!なら、私も!プリキュア!エンゲージ!」

 

 それを見ていた狼菜はそう言うと、キュアリングケースに、指輪を装填する。

 

ハウル!

 

 その音声が鳴ると、狼菜はキュアリングケースの指輪が装填されている場所をクラップしていく。

 すると、一回目のクラップで狼菜の服は光に包まれて、髪が真紅の色になり、腰のところまで伸びる。

 二回目のクラップで、手足に手袋と靴が現れて、狼を模した耳と尻尾が出てくる。

 三回目のクラップで、服が変わり、アクセサリーがつく。

 そして、腰のケースにキュアリングケースが入ると。

 

キュアハウル!

 

 その音声が鳴ると、狼菜は、新たなプリキュアであるキュアハウルに変身する。

 すると、吠と狼菜は、リングに転送される。

 

「ここが対決のリングって訳か」

「いいじゃない」

 

 二人がそう言うと、反対側にファイヤキャンドルとバルゴロードが現れる。

 

「戦い方を教えてやる!」

「さあ、行くぞ。人間」

 

 二人がそんな風に言うと。

 

「いざ掴め!ナンバーワン!」

 

 そんな叫び声と共に、応援団の様な存在が現れる。

 応援団長の様な男がそう叫ぶと。

 

「ゴー!ゴー!ゴジュウジャー!ゴー!ゴー!プリキュア!」

 

 周囲の応援団がそんな風に叫ぶ。

 すると。

 

「退け!負けは知らねえ!容赦もねえ!ブライダン特攻隊長!不敗の…………ファイヤキャンドル!俺の炎で浄化してやる!」

「同じく、ブライダン特攻副隊長!赤熱のバルゴロード!かかってこい!」

 

 ファイヤキャンドルとバルゴロードは、そんな風に叫ぶ。

 すると。

 

「ワーン!」

「クビになる事、幾星霜。見つけて見せるぜ、バイトと願い!逸れ一匹、遠野吠!なってやるよ!ナンバーワン!」

「中学に通う事、幾星霜。見つけてみせる!本当の願い!願いを探す狼、キュアハウル!ナンバーワンになってみせる!」

 

 応援団長がそう言うと、吠と狼菜はそんな風に叫ぶ。

 すると、吠の服装が変わる。

 

ナンバーワンバトル!レディ…………GO!

 

 そして、その音声と共に試合開始のゴングが鳴る。

 

「ハアッ!」

 

 吠は駆け出すと、そのまま爆炎と共に着地して、ファイヤキャンドルに向かって歩き出す。

 

「お前は俺の…………獲物だ!行くぜ!」

 

 吠はそう言うと、キングキャンデラーに向かって行き、キングキャンデラーに攻撃していく。

 一方、狼菜の方は。

 

「ハァァァァァ!ふっ!ハァァァァァ!」

 

 狼菜は、バルゴロードの方に向かっていって、格闘戦でバルゴロードと戦っていく。

 

「くっ!」

「ふっ!」

「ハァァァァァ!」

「はっ!」

 

 そこから、ファイヤキャンドルはキングキャンデラーを動かして、バルゴロードは格闘戦で攻撃をしていく。

 二人の巨人と二人の人間の戦いは、苛烈を極めていく。

 

「この〜!」

「ハァァァァァ!」

 

 ファイヤキャンドルとバルゴロードはそう叫ぶと、それぞれの相手に向かって攻撃をする。

 だが、二人は攻撃を躱す。

 

「パームクラッシュ!」

「ふっ!ハァァァァァ!」

 

 吠はそう叫ぶと、テガソードの手でキングキャンデラーの顔に掌底を叩き込む。

 狼菜も、バルゴロードの攻撃を躱して、的確にカウンターを叩き込む。

 

「燃えろォォォ!」

「食らえ!ハァァァァァ!」

「ソールブースター!」

「ふっ!はっ!」

 

 ファイヤキャンドルとバルゴロードは、反撃の為に火炎放射と火炎弾を放つ。

 だが、二人はそれを回避すると。

 

「お返しだ!」

「ハァァァァァ!」

 

 吠はそう言うと、テガソードを手の形にして、チョップを決め、攻撃をする。

 狼菜は、火炎弾を打ち返して、怯ませると、攻撃をする。

 

「この俺が…………膝をつかされただと⁉︎あり得ねぇ…………!」

「何…………人間ごときに…………⁉︎」

「この世で1番強いのは…………俺なんだよォォォォッ!」

「ハァァァァァ!」

 

 二人に押されている事に気づいて、ファイヤキャンドルとバルゴロードは狼狽えるが、すぐにそう叫ぶ。

 だが。

 

「テガソード・合斗狼(アウトロー)ブレイカー!」

「プリキュア!ハウリングクロー!」

 

ウルフ!ソードフィニッシュ!

 

 吠と狼菜はそう叫ぶと、吠は背後のマントを剣の形に戻して、ドリルの様に回転しながらキングキャンデラーに突っ込んで、貫通させる。

 狼菜は、右手と左手に赤いエネルギーを貯めると、そのまま爪による連撃を放つ。

 それを受けたファイヤキャンドルとバルゴロードは。

 

「この俺が…………負けた…………?嘘だろぉぉぉぉぉぉぉ⁉︎」

「くっ!ファイヤキャンドルの兄貴!ここは撤退か!」

 

 ファイヤキャンドルとバルゴロードはそう叫ぶと、それぞれで撤退する。

 テガソードレッドが着地すると、キングキャンデラーは大爆発する。

 

「よし!あ!あいつらを倒さないと!」

 

 狼菜はそう言うと、アーイーと応戦していく。

 一方、吠は。

 

「っ!これじゃあ、攻撃できねぇ…………!こっちか」

 

 吠はアーイーを倒そうとするが、他の人たちが邪魔になっており、攻撃出来なかった。

 すると、右の人差し指についたリングを見て、そう呟く。

 テガソードが右腕を地面に突き刺すと。

 

「エンゲージ!」

 

 吠はそう言って、そのリングをテガソードに装填する。

 

クラップユアハンズ!

 

 そんな音声が鳴ると、吠はテガソードから滑り降りながら、二・一・二・一のリズムでクラップをする。

 

ゴジュウウルフ!

 

 吠が着地して、テガソードのトリガーを引くと、ゴジュウウルフという戦士に変身する。

 

「アォォォォーン!」

 

 吠はそんな遠吠えを行う。

 すると。

 

「「「「っ!」」」」

 

 別の場所にて、四人の人物が反応する。

 そして。

 

「行こう!ハァァァァァ!」

 

 狼菜もそんな気合いを入れる。

 すると。

 

「「「「っ!」」」」

 

 四人の少女達が反応する。

 それぞれの人物達が、指輪をつけており、共鳴しているのか、震えていた。

 

「うぉぉぉぉ!」

「ハァァァァァ!」

 

 吠と狼菜はそう叫ぶと、アーイーに襲いかかり、応戦していく。

 アーイーに攻撃したり、投げ飛ばしたりして、倒していく。

 金の鐘のアーイーが二人に攻撃するが。

 

「っ⁉︎」

「効かねぇな…………!」

「今度はこっちの番よ!」

 

 二人はダメージを負っておらず、金の鐘のアーイーに攻撃する。

 すると。

 

「それは…………災いを呼ぶ破滅の指輪!渡してもらうぞ!」

 

 金の鐘のアーイーはそう言うと、自分の鐘を鳴らす。

 すると、二人の頭上に金の鐘が現れる。

 それと同時に、他のアーイーが放った砲弾が金の鐘の中に入る。

 

「ふふふ…………!」

 

 金のアーイーがそうほくそ笑むと。

 

「「ハァァァァァ!」」

 

 二人は弾をかわしながら走り、弾をドンドン斬ったり叩き落とす。

 すると、鐘が切断されたり破壊される。

 

「破滅の指輪?違うわね!」

「今からこいつは…………救世主の指輪だ!」

 

 狼菜と吠はそう叫ぶと、攻撃を金のアーイーに叩き込む。

 ある程度攻撃すると。

 

「これで決める!」

 

フィニッシュフィンガー!ウルフ!

フィニッシュアタック!ハウル!

 

「「ハァァァァァ!」」

 

 二人の必殺技が決まり、金のアーイーは、銀のアーイーを巻き込んで爆発する。

 

「俺こそが、救世主ナンバーワン!」

「私は…………英雄ナンバーワン!」

 

WINNER!ゴジュウウルフ!

WINNER!キュアハウル!

 

 二人の勝利宣言と共に、そんな風に音声が鳴る。

 一方、それを離れた場所から見ていた人物達は。

 

「指輪の契約…………私はあの子を…………必ず取り戻す!」

「…………私の願いは…………」

 

 ユニコーンの様な形をしている指輪をしている二人は、離れた場所でそんな風に呟く。

 一方、別の場所では。

 

「夢の始まり…………人生の終わり」

「さて…………どうなるのかしら」

 

 イーグルの様な形をした指輪を持つ二人はそんな風に呟いた。

 一方、なつめはギターを弾いて、月麦はそれを聞いていた。

 そこに、吠と狼菜がやってくる。

 

「遠野さん…………」

「狼菜…………」

「色々聞きてぇ事はあるけどよ…………取り敢えず、これ。借りは返したぜ」

「この指輪、凄いわね。敵を倒せた」

 

 吠と狼菜がやってきたのを見て、そんな風に反応すると、吠はなつめに250円を渡す。

 二人は、吠と狼菜が指輪を持っている事に気づいた。

 

「…………手にしてしまったんですね。その指輪」

「願いはまだ無ぇけどな。だが、決めた。俺はナンバーワンになる。その先に見つけられる気がするんだ」

「私も。必ず見つけてみせる!本当の願いを。じゃあね!」

 

 なつめがそう言うと、吠と狼菜はそう言う。

 2人が去ろうとすると。

 

「願いもないのに…………!」

「そんな奴らに、指輪を持つ資格はない!」

 

キングオージャー!

ひろがるスカイ!プリキュア!

 

 月麦となつめはそう言うと、なつめはクワガタオージャーに、月麦はキュアスカイに変身して、2人に襲いかかる。

 

ゴジュウウルフ!

キュアハウル!

 

 吠と狼菜の2人も、それぞれの戦士に変身して、応戦する。

 

「なんのつもりだ、堤!」

「どうしたの⁉︎月麦ちゃん!」

「ううぅ!ハァァァァァ!」

「フッ!ハァァァァァ!」

 

 吠と狼菜がそう聞くが、なつめと月麦は答えずに襲いかかる。

 その光景を、二人組の男と女のペアが見つめていた。

 

「「「「ハァァァァァ!」」」」

 

 4人の戦いが始まる。

 果たして、どうなるのか。




今回はここまでです。
今回は、プリキュアとゴジュウジャーのクロスオーバーとして、リングアップ!プリキュアというオリジナルのプリキュアを考えてみましたので、投稿しました。
設定的には、キミとアイドル♪プリキュアの前にやってたというオリジナルの設定です。
その為、堤なつめがクワガタオージャーになったみたいに、わんだふるぷりきゅあの主人公である犬飼こむぎに似たキャラが、キュアスカイに変身したみたいな感じです。
設定などはかなり大雑把です。
実際、プリキュアのリングは、センタイリングみたいに、主人公に変身する感じにするのか、レンジャーキーみたいにプリキュアの戦士の分だけ出すのかも決まってませんし。
変身アイテムも、かなり大雑把な気がしますし。
実際、センタイリングと同じ方式にすると、数が少なくて、すぐに全部出てしまいますし、かといってプリキュアの数の分だけ出すと、かなり面倒ですし。
まだ連載するかは決まってないので、もしリクエストがあれば、受け付けます。

オムニバス形式で連載するならどれにするか

  • ひろプリとジオウ
  • ひろプリとゴースト
  • 初代仮面ライダーとプリキュア
  • デパプリとガヴ
  • ひろプリとギーツ
  • GOプリとジオウ
  • HUGプリとガッチャード
  • ひろプリとゼンカイジャー
  • まほプリと1号
  • HUGプリとガッチャード(別ver)
  • プリキュアオールスターズFの小説
  • プリキュアとゴジュウジャー
  • わんぷりと妖怪ウォッチ
  • ケロロ軍曹とスタプリ
  • ケロロ軍曹とトロプリ
  • ケロロ軍曹とひろプリ
  • ケロロ軍曹とHUGプリ
  • ケロロ軍曹とまほプリ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。