プリキュアと他作品のクロスオーバー小説   作:仮面大佐

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超劇場版ケロロ軍曹3&ひろがるスカイ!プリキュア

 南米ペルーにある世界遺産、空中都市マチュピチュ。

 そこに、ある人物達が来ていた。

 それは…………日向冬樹、ケロロ、ギロロ、タママ、ドロロ、星奈ひかる、羽衣ララ、天宮えれな、香久矢まどか、ユニ、ソラ・ハレワタール、虹ヶ丘ましろ、夕凪ツバサ、聖あげは、エルだった。

 ソラ、ましろ、ツバサ、あげは、エルちゃんの五人は、ひろがるスカイ!プリキュアであり、付いてきていたのだ。

 

「標高2400mの高さにあるから、空中都市って呼ばれてるんだけど…………一体、誰が何の目的で作ったのか、未だに謎に包まれているんだ」

 

 冬樹はそんな風に説明していく。

 冬樹達は、マチュピチュに訪れていたのだが、マチュピチュの都市の部分ではなく、崖の所に開いていた穴から入って、その通路の中にいた。

 そこを歩いていると。

 

「でも…………そのマチュピチュの中に、こんな遺跡があったなんて!凄いよ、軍曹!連れてきてくれて、本当にありがとう!」

「いやいや。日頃からお世話になっている冬樹殿の為でありますからな!ゲロゲロ………!」

 

 冬樹はそんな風に叫ぶと、ケロロにそう話しかける。

 ケロロはそう答えると、そんな風にニヤリと笑う。

 ケロロ軍曹。

 説明は不要だろうが、説明はしておく。

 日向家に居候しつつ、ケロロ小隊を切り盛りする侵略宇宙人である。

 すると、ケロロにギロロが話しかける。

 

「おい!」

「何よ、ギロロ」

「本当にこんな所に、地球(ペコポン)侵略に利用できそうな物なんてあるのか?」

『利用出来るかどうかは、見つけてみなきゃ分かんねぇ』

「うんうん!」

 

 ギロロがケロロにそう話しかけると、クルルからそんな通信が入る。

 クルルは今、マチュピチュの近くを飛行して入れケロロ小隊空中輸送ドックの中で待機していた。

 

『だが、こいつは相当でかいぜ。とてつもない強さのエネルギー反応だ。正体を解明すれば、とんでもない侵略兵器を作れるかもな!クックック〜!』

 

 クルルは通信でそんなふうに言う。

 すると、それを聞いたドロロが口を開く。

 

「何の話でござる⁉︎今回は、地球(ペコポン)の美しい世界遺産を巡る旅の筈!侵略なんて一言も…………⁉︎」

「シーっ!ドロロ!プリキュア達もいる事を忘れるなっての!」

 

 ドロロはそんな風に叫んだ。

 その一件は、ドロロには共有されておらず、ケロロはドロロの口を塞ぐ。

 すると。

 

「えっ?何?侵略がどうかしたの?」

「また何か企んでるルン⁉︎」

「そうなんですか⁉︎」

「ななな…………何でも無いであります!ね、タママ!」

「タマ⁉︎」

 

 冬樹、ララ、ソラの三人はそんな風に聞いてくる。

 ちなみに、ひかる達とソラ達は、プリキュアに変身していた。

 何が起こるのか分からないという理由から。

 ケロロはそう言うと、タママに話を振る。

 すると。

 

「えっと〜…………そんな事より探検!探検です〜!」

「あっ!タママ!ちょっと待ってよ!」

「勝手に走ったら危ないから!」

「待って〜!」

 

 タママはそう言うと、通路の先を駆け出していき、タママを追って、冬樹、あげは、ひかるが駆け出していく。

 それを見ていたケロロ達は。

 

「「「ふぅ〜…………」」」

 

 そんな感じに、安堵のため息を吐いていた。

 一方、他のプリキュア達は。

 

「私たちも追いかけましょうか!」

「う、うん」

「そうだね」

「それにしても…………何を企んでいるんでしょうか…………?」

「絶対、ろくな事じゃないルン」

「まあ、取り敢えず追いかけよう!」

「そうですね。逸れたら大変ですし」

「仕方ないニャン」

 

 そんな風に話をしていた。

 ケロロ小隊が何を企んでいるのかは気になるが、取り敢えずは監視するというスタンスになっている。

 ケロロ達も冬樹達を追いかけていると。

 

「タママ〜!」

「あ…………」

「どうしたの?」

「これは…………?」

 

 タママに冬樹、あげは、ひかるが追いつくと、タママはある物を見ていた。

 それは、周囲の壁とは明らかに材質が異なる壁で、真ん中に青緑色の逆三角形のマークが入っていた。

 そこに、ケロロ達とソラ達も追いついた。

 

「こ、これは…………?」

「行き止まりでござるか?」

「でも…………材質が違いますね…………」

「何だろ…………?」

 

 ケロロ、ドロロ、ツバサ、エルちゃんはそんな風に話す。

 すると、その壁が突如として開いた。

 

「ゲロ〜⁉︎」

『っ⁉︎』

 

 壁が突如として開いたのを見て、その場にいる全員は驚いた。

 顔を見合わせると、その中に入っていく。

 その中はマチュピチュの物とは異なる空間になっていた。

 

「中は広いであります」

「床が傾いているから気をつけて」

「何これ…………?」

「明らかに雰囲気が違うよね…………」

「ああ…………」

 

 ケロロがそう言う中、冬樹はまだ降りてきていない人にそう話しかける。

 皆が降りると、ましろ、えれなはそんな風に言い、ギロロも同意する。

 すると。

 

『そんな事より気をつけな。この手の遺跡といえば、トラップが付き物だからな』

「罠があるのですね…………」

「よくある話ニャン」

「何か…………マジェスティクルニクルンが保管されていた所に似ていますね…………」

「確かに…………」

 

 クルルが通信でそんな風に言い、まどか、ユニ、ソラ、エルちゃんはそんな風に言う。

 ソラは、この遺跡がマジェスティクルニクルンが保管されていた遺跡に近い雰囲気を醸し出していると感じていた。

 すると。

 

ブーッ!

 

「ゲロ⁉︎えっと〜…………なんか踏んだ?」

「思いっきり踏んでるルン!」

「何してるんですか⁉︎」

「何が起こるんですか…………⁉︎」

 

 そんなブザーが聞こえてきて、皆がケロロの方に注目する。

 ケロロの足元には、赤く光る床があり、ケロロが冷や汗を流しながらそう言うと、ララとツバサはそう突っ込み、ソラはそう言う。

 すると。

 

「あっ!壁が…………⁉︎」

「上!上を見て!」

「ローラー⁉︎」

「潰されちゃうよ!」

「皆、走って!」

『うわぁぁぁぁ⁉︎』

 

 背後の壁が閉まり、上部からローラーが落ちてきて、それを見て全員は走り出す。

 すると、ローラーはケロロ達へと向かって転がっていく。

 

「どういう事なの⁉︎」

「多分、トラップルン!」

「どう見てもそうでしょ!」

「とにかく、走らないと危険だね!」

 

 ましろがそう叫ぶと、ララ、ユニがそう叫び、えれなもそう叫ぶ。

 皆が走っていく中。

 

ブーッ!

 

 ケロロは気づかないうちにトラップの床を踏んでおり、壁から針が飛び出してくる。

 

「タマ〜⁉︎」

「うわぁぁぁ⁉︎」

「ニン!」

「バタフライバリア!」

「ルン〜!」

 

 壁から針が出てきて、タママと冬樹が慌てる中、ドロロは忍者刀で針を弾き、あげはとララがバリアを貼って、針の攻撃から皆を守った。

 すると。

 

「ノ〜!」

 

ブーッ!

 

 ケロロは再びトラップ床を踏んでしまった。

 すると、目の前に柱が出てくる。

 

「また罠⁉︎」

「ちっ!」

「プリキュア・セレーネ・アロー!」

「プリキュア・ソレイユシュート!」

「ヒーローガール!プリズムショット!」

 

 それを見て、エルちゃんがそう叫ぶ中、ギロロ、まどか、えれな、ましろは攻撃をして、柱を破壊する。

 

『うわぁぁぁぁ⁉︎』

 

 ケロロ達はその開いた部分を通ると、後ろのローラーが柱を破壊する。

 

ブーッ!

 

 すると、ケロロはまたトラップ床を踏んでしまい、落とし穴が出現して、ケロロ達、ひかる達、ソラ達はジャンプをする。

 

「ケロロさん!さっきから罠を引きすぎでは⁉︎」

「ある意味才能ニャン…………」

「感心してる場合じゃないルン!」

「貴様!わざと踏んでるんじゃないだろうな⁉︎」

「そんな訳…………ないであります!」

「だとしたら、相当に運が悪い気が…………⁉︎」

「うわぁぁぁぁ⁉︎」

 

 すると、あまりのケロロのトラップ床の踏む確率の高さには、ソラはそう叫ぶ。

 ユニが呆れとも感心とも取れるような口調でそう言うと、ララが突っ込み、ギロロはそう叫ぶ。

 すると、再びトラップを踏んでしまい、今度は板が現れて、再びジャンプをする。

 だが、冬樹が転んでしまったのだ。

 

「冬樹殿!」

「危ない!」

「ったく…………世話が焼けるニャン!」

「急いで!」

 

 ケロロ達が立ち止まり、冬樹が起き上がると、ローラーが迫っており、エルちゃん、ツバサ、ユニ、タママ、ドロロが駆け寄る。

 すると。

 

「かくなる上は!このケロボールで!」

 

 ケロロはそう叫ぶと、ある物を取り出した。

 それは、ケロボール。

 ケロボールとは、ケロン軍の隊長のみが持つ事を許された、恐るべき携帯型万能侵略兵器である。

 

「それでどうにか出来るんですか⁉︎」

「でぇ〜い!っ⁉︎」

 

 ソラがそう叫ぶと、ケロロはケロボールのボタンを押す。

 すると、ケロボールからグローブが出てきて、ケロロの顔にめり込む。

 ちなみに、ケロボールのボタン操作には、十分な注意が必要である。

 

「大丈夫⁉︎」

「何やってるルン⁉︎」

 

 それを見たひかるがケロロを心配する中、ララはそう突っ込む。

 すると、床に倒れたケロロの頭が床に触れると。

 

ピンポ〜ン!

 

『うわぁぁぁぁ⁉︎』

 

 そんな音が鳴り響く。

 先ほどまでは赤く光っていたが、今回は青く光った。

 すると、ケロロ達がいる一体の通路が横にズレる。

 そのまま、ローラーは何もない空間を転がっていった。

 

「ありがとう…………タママ、ドロロ、エルちゃん、ツバサ君、ユニちゃん!」

「無事で良かったよ…………」

「それにしても…………ここは…………?」

「皆、無事のようだな」

「どうやら、目的地みたい」

「何と!」

「あれは…………?」

 

 冬樹がそうお礼を言う中、えれなはホッとした様にそう言い、まどかとギロロがそう言うと、ケロロが起き上がる。

 冬樹がそう指摘すると、そこにはポータルの様な物があった。

 ケロロ達がその中に入ると。

 

「ここは………?」

「何かの部屋…………?」

「みたいですね…………」

「あの結晶みたいなのは何だろ?」

「エル、分かんない〜」

「キラやば〜☆マチュピチュの中に、こんな空間があったなんて!」

「見たところ…………地球の物では無さそうルン…………」

「だね。マチュピチュの中に、あのポータルみたいな物があるとは思えないし」

「だとしたら…………異星人の遺跡でしょうか?」

「でも、いかにも何か仕掛けがありそうね」

「そうだな。十分用心をするんだぞ………って、言ってるそばから、貴様〜!

 

 ソラ達は、そんな風に話をする。

 明らかに、マチュピチュで使われている素材と異なる為、異星人の遺跡である可能性が高いと踏んでいた。

 ギロロがそう呼びかけると、ケロロはすぐに部屋の真ん中の水晶に刺さっていた鍵を抜こうとしていた。

 

「何やってるの⁉︎」

「そういうのは、不用意に触っちゃダメルン!」

「いや〜!なんかコレ、引っ張ったら抜けるんじゃないかな〜なんて…………ゲロ?ゲ〜ロ〜⁉︎」

 

 それを見たましろとララがそう叫ぶ中、ケロロは鍵に寄っかかりながらそう言う。

 すると、鍵は押し込まれ、ケロロは電撃を喰らい、ケロボールを落とす。

 

「軍曹!」

「軍曹さん!」

「隊長殿!」

「言わんこっちゃない…………」

「大丈夫ですか⁉︎」

 

 それを見た冬樹達は、すぐにケロロの元に駆け寄る。

 すると、仄かに光を出していた水晶が、光を強めていく。

 

「何だ?」

「何かが動いてるのかな…………?」

「っ!」

 

 水晶が光を強めたのを見て、ギロロとあげはがそう言うと、周囲の床から棒が出てきて、水晶に向く。

 そこから、電流が流れていた。

 

「何が起こってるの⁉︎」

「分かりません…………!」

「え〜…………つー事で…………総員退去!」

 

 それを見たひかるとソラがそう話すと、ケロロはそう叫び、入ってきたポータルへと走っていく。

 すると、冬樹が走っていると。

 

「あ…………⁉︎」

 

 冬樹はある存在に気づいた。

 それは、金色の髪をツインテールにして、背中には翼が生えていた女の子だった。

 

「冬樹殿!早く!」

「どうしたの⁉︎」

「待って!あそこに女の子が………!」

「居ないわよ!」

 

 ドロロとましろがそう話しかけると、冬樹はそう叫ぶ。

 だが、視線を戻すとその女の子の姿はなく、ユニはそう叫ぶ。

 

「あれ………?」

「冬樹殿!」

「フッキー!」

「急いで!」

 

 冬樹は、いつの間にか居なくなっていた事に困惑していたが、ケロロ、タママ、えれなの叫びを聞いて、すぐにポータルに飛び込む。

 

『うわぁぁぁ!』

 

ブーッ!

 

『うわぁぁぁぁ⁉︎』

 

 全員がポータルから出て、床に倒れると、そんな警告音が鳴り、落とし穴ができる。

 そこにケロロ達は落ちていく。

 落ちていく中、壁が見えた。

 

「壁です!」

「このままじゃ、ぶつかっちゃいます!」

「タママインパクト〜!」

 

 それを見たツバサとまどかがそう叫ぶ中、タママはタママインパクトを放つ。

 すると。

 

『うわぁぁぁぁぁぁ⁉︎』

 

 マチュピチュの中腹の崖が爆発して、そこから皆が飛び出してくる。

 そんな中、ツバサがエルちゃんをキャッチする。

 

「大丈夫ですか⁉︎プリンセス!」

「待って!皆が!」

「っ!何とかしないと…………!」

 

 ツバサがそう言うと、エルちゃんはそう叫ぶ。

 ツバサは自力で飛べるが、後のメンツは自力では飛べないのだ。

 何とかして、助けようとすると、ケロロ小隊空中輸送ドックから、何かが発射される。

 

『うわぁぁぁぁぁ⁉︎』

 

 すると、クルルの形をしたパラシュートが展開され、皆はパラシュートに着地する。

 

「た、助かったルン…………」

「うん…………」

「ゲロ〜?クルル曹長!助かったであります!」

「助かった〜!」

「ありがとうございます!クルル曹長!」

「エネルギー反応は消えちまった。長居は無用だぜ。クックック〜!」

 

 ましろとララがホッとする様にそう言うと、ケロロ、ひかる、ソラはそう叫ぶ。

 クルルはそう言うと、ケロロ達を回収して、日本へと戻っていく。

 そのケロロ小隊空中輸送ドックを見送っていたのは、先ほど、冬樹が見ていた女の子だった。

 無言でケロロ小隊空中輸送ドックを見送ると、どこかへと向かっていく。

 そんな中、先ほどの水晶のエリアでは、柱から定期的に電流が水晶に向かって放出していた。

 すると、水晶の中に、何かがいた。

 それは、心臓の鼓動の様にドクンドクンと動いていた。

 これが、とある騒動の幕開けに過ぎない事を、ケロロ達、スター☆トゥインクルプリキュア、ひろがるスカイ!プリキュアの面々は知らなかった。




今回はここまでです。
今回は、超劇場版ケロロ軍曹3とプリキュアのコラボです。
ひろプリにした理由は、空が舞台で、主人公に似たキャラが登場する繋がりですね。
ケロロとダークケロロ、キュアスカイとダークスカイみたいな感じで。
ただ、ダークスカイみたいなキャラは登場しません。
あと、超劇場版ケロロ軍曹3に登場したナスカの声を担当した福田沙紀さんが、ガッチャードで枝見鏡花、ウルトラマンでアマテというキャラ、櫻井翔が主演のヤッターマンでヤッターマン2号を担当しているのを知って、驚きました。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
超劇場版ケロロ軍曹4とHUGっとプリキュア、超劇場版ケロロ軍曹5と魔法つかいプリキュアのクロスオーバーを書いた後は、オムニバス形式で連載する物を決めるアンケートを取ろうかなと思っています。

オムニバス形式で連載するならどれにするか

  • ひろプリとジオウ
  • ひろプリとゴースト
  • 初代仮面ライダーとプリキュア
  • デパプリとガヴ
  • ひろプリとギーツ
  • GOプリとジオウ
  • HUGプリとガッチャード
  • ひろプリとゼンカイジャー
  • まほプリと1号
  • HUGプリとガッチャード(別ver)
  • プリキュアオールスターズFの小説
  • プリキュアとゴジュウジャー
  • わんぷりと妖怪ウォッチ
  • ケロロ軍曹とスタプリ
  • ケロロ軍曹とトロプリ
  • ケロロ軍曹とひろプリ
  • ケロロ軍曹とHUGプリ
  • ケロロ軍曹とまほプリ
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