21世紀。
地球は、銀河系の各惑星から来訪する異星人を迎え入れ、宇宙共生時代を迎えている。
だが……………。
「退け!」
「待て!」
ソラシド市という街。
そこでは、一人の男をもう一人の男が追いかけていた。
すると。
「まさか、宝石強盗を行う輩が居るとは………!」
「無駄口を叩いている暇があれば走れ!」
男を追いかけている方の男に、もう一人の男が合流する。
逃げている男は宝石強盗であり、残りの二人の男は銀河連邦警察の警察官だ。
様々な異星人を迎え入れた結果、悪意ある異星人による犯罪は後を絶たずにいた。
彼らを取り締まるのが、銀河連邦警察だ。
追いかけているのは、捜査一課の
その二人が犯罪者を追いかける中、路地裏に追い込んだ。
「もう逃げられないぞ!」
「大人しくするんだ!」
宗介と渡はそんな風に言う。
すると、カートという犯罪者は、電池の様な物を取り出して上部を回転させる。
「何だあれ⁉︎」
「隠れるんだ!」
その電池みたいな物から光が出ると、カートの右手に銃が現れる。
それを見て、二人がそう叫ぶと、カートは銃撃してくる。
「行くぞ!渡!」
「ええ!」
二人は隠れながらも拳銃を取り出して、カートと応戦していく。
銃撃戦が繰り広げられる中、宗介と渡が隠れていると。
「ふっ!」
「あっ!上に逃げた⁉︎」
「待て⁉︎」
カートはワイヤーを射出すると、建物の屋上へと一気に上がる。
それを見て、二人は追いかけようとするが。
「はっ!」
「くっ…………⁉︎」
「くそっ⁉︎」
「あばよ!」
カートは屋上から銃を乱射して、二人を牽制させる。
二人が怯んだ隙に、カートはそのまま逃亡する。
「ここまで来れば…………!」
「来れば…………何だって?」
「っ⁉︎」
カートは安堵した様に息を吐き、そんな風に言うと、そんな風に声をかけられる。
カートが声のした方を向くと、そこには一人の少年の姿があった。
「お前は…………⁉︎」
「俺も銀河連邦警察。
「エモ!」
カートがそう聞くと、その男…………伊佐美勇はそう言いながら、銀河連邦警察の警察手帳を開いて見せる。
その肩には、イサマーシという名前の電池型のアイテム…………エモルギアがいた。
すると。
「カートさん!どうしました?」
「いいとこ来たな。こいつぶちのめしたら、銭弾むぜ!」
「は?ちょちょちょ⁉︎」
カートの周りに犯罪者が現れる。
カートがそう言うと、勇は犯罪者達に取り囲まれる。
「おい、待て!そいつはお前が持ってていいもんじゃねぇぞ!」
「お前が生きてりゃくれてやるよ。ははっ!行くぞ」
勇はそんな風に言うと、カートはそう言う。
そして、二人の手下を連れて去っていく。
それを見た勇は。
「はぁ…………しょうがねぇか。お前ら!覚悟決めろよ!」
勇はそう呟くと、そんな風に叫ぶ。
すると、勇は周りの犯罪者達と応戦していく。
「よっと!ハァァァァァ!」
勇は、犯罪者を投げ飛ばしたり、犯罪者の足を使って、別の犯罪者の攻撃を防いだりと、圧倒していた。
すると、二人の手下が銃を取り出す。
「おっと…………そうくるか。よっと!」
それを見た勇は、そんな風に言うと、建物の外壁を登っていく。
手下がバズーカを撃って、屋上に着いた勇の周囲に着弾する中、勇は何かの銃…………ギャバリオントリガーを取り出す。
『チャージ!』
そんな音声が鳴り響く中。
「蒸着!」
勇はそう叫んで、屋上から飛び出す。
勇が地上に降りていく中、勇の姿が変わっていく。
『イサマーシ!アクティベート!』
その音声が鳴ると、勇は着地する。
その見た目は、金に縁取られたメタリックブルーの…………勇者を思わせる様な見た目の戦士となっており、左腕には武装がついていた。
その戦士こそが、宇宙刑事ギャバン・ブレイブだ。
勇が着地した近くには、カートと手下の姿があった。
「げえっ⁉︎」
「また会ったな。忘れたとは言わせねぇぞ!」
カートがそう叫ぶ中、勇はそう言って、カートに向かっていく。
カートは、ネガエモルギアと呼ばれるアイテムを取り出すと、再び回転させて、銃を出現させる。
「ふっ!はっ!」
「はあっ!おらっ!」
勇が手下を一掃する中、カートは銃撃をする。
だが、コンバットスーツに阻まれ、ダメージは入らなかった。
カートは勇を吹き飛ばす。
「おっと…………!ふっ!」
勇は吹き飛ばされつつも、ギャバリオントリガーで銃撃する。
カートは体勢を崩しつつも、すぐに勇の方に向かい、攻撃する。
土煙が上がる中、青色の光が煙から出ると、カートは吹き飛ばされる。
手下と共に倒れると。
「これで終わりだ!」
勇はそう言うと、別のエモルギアを取り出して、ギャバリオントリガーに装填する。
『トキメッキ!』
そんな音声が鳴る中、ギャバリオントリガーのセーフティーレバーを閉じると。
『エモーショナルバースト!』
その音声と共に、カート達に銃撃する。
「ふふふ…………!」
カート達に銃撃が命中すると、まるで恋焦がれる様に締め付けられると、そのまま倒れる。
すると、カートが持っていたネガエモルギアと呼ばれるアイテムが転がる。
「事案終了だな」
勇はそう言うと、変身解除する。
すると。
「勇君!」
「来ていたのか⁉︎」
「ああ。ネガエモルギアは回収したから、そいつらは頼んだぜ」
「ああ!こいつらを確保しろ!」
そこに、宗介と渡の二人がやってくる。
宗介と渡がそう話しかけると、勇はネガエモルギアを見せながらそう言う。
そして、宗介と渡は部下にそう指示して、カード達を捕縛していく。
「流石だな。その歳でギャバンに任命されただけの事はあるな」
「いえ。それほどの事ではありませんよ」
「謙遜するな。それと、上層部から指示がある。伊佐美勇は、その活動を認め、休暇を与えると!」
宗介はそんな風に言うと、勇はそう答える。
すると、渡はそんな風に伝える。
上層部は、勇に休暇を与えると。
「えっ?いいんですか?」
「ああ」
「それに、君は学校の課題もあるだろう?少しは進めたのか?」
「もちろん、少しずつ進めてますよ。では、お言葉に甘えて。お先に失礼します!」
「おう。気をつけろよ」
勇がそう聞くと、宗介は頷き、渡はそう聞く。
勇は中学生でギャバンでもあるのだ。
勇はそう言って、その場から離れると、宗介はそう答える。
だが、この時の勇は知らなかった。
異世界からの出会いがある事に。
勇が現場から離れる中、少し考え事をしていた。
『…………それにしても、ここ最近、あの黒いエモルギアを使った犯罪が増えてる。一体、誰があれをばら撒いているんだ…………?』
勇はそう考えていた。
黒いエモルギア……………ネガエモルギアをばら撒いている存在が居ると推測している。
ちなみに、先ほどのネガエモルギアは、宗介と渡に引き渡していた。
少し考えると。
「…………まぁ、すぐには分からないか。でも、気を付けておくべきだな」
勇はそう切り替える。
結局の所、情報が不足しているので、ネガエモルギアをばら撒いている存在は不明だ。
捜査を続けていく必要があるのだと。
すると。
「あれ?勇君?」
「うん?ましろちゃん!」
そんな風に勇に気付いたのか、声をかける女の子がいた。
そこにいたのは、
ましろは勇の幼馴染で、同じ学校に通っている同級生でもあるのだ。
「どうしたんだ?こんな所で」
「おばあちゃんからお使いを頼まれてて。勇君は?」
「俺?俺はちょうど、銀河連邦警察としての仕事が終わったから、ブラブラしてたんだ」
勇がそう聞くと、ましろはそう答える。
どうやら、買い物の最中のようだ。
ましろがそう聞くと、勇は仕事終わりでふらふらしていた事を伝えた。
「そうなんだ…………流石、勇君だね。私と同い年なのに、銀河連邦警察に入ってるんだから」
「まぁ…………な。せっかくなら、俺も着いていっていいか?」
「うん!もちろんだよ!」
それを聞いて、ましろはそう言う。
幼馴染でありながら、銀河連邦警察に所属している勇に対して。
勇はそう聞くと、ましろは了承する。
二人は一緒に街を歩く事になった。
『勇君と久しぶりにお出かけ…………えっ?これって…………デートみたいじゃない⁉︎』
ましろはそんな風に考えていた。
勇と一緒に出かけており、側から見ればデートの様に見えるのだと。
そんな中、プリティホリックと呼ばれるお店を通ると、手帳が目に入る。
「どうした?手帳?」
「うん。気になるけど…………早くお婆ちゃんのお使いを済ませないとだよ」
「ふ〜ん…………」
ましろがその手帳を見ていると、勇はそう話しかける。
それに対して、ましろはそう言うとお店から離れて、勇はそれを見ていた。
すると、勇はましろに話しかける。
「そういや、ましろは何を頼まれたんだ?」
「頼まれたのは…………ローズオイルにシナモンスティック、干したカエル……………って、干したカエルって、どこで手に入るの?」
「いや、俺に聞かれても……………」
勇がそう聞くと、ましろはメモを見ながらそう言う。
だが、最後の干したカエルに関してはそう聞くと、勇は困惑気味にそう答える。
すると、何かが空から落ちてくる。
「ん?……………何これ?」
「メモ帳みたいだな。でも、なんで空から落ちてきたんだ?」
それを拾うと、メモ帳だと分かった。
それを見たましろ、勇がそう話すと。
「うわぁぁぁぁぁぁ‼︎」
「ん?」
そんな声が聞こえてきて、勇達は上を向く。
すると、上から青髪のサイドテールの女の子が落ちてきていた。
「そこ!退いてください!!」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇ⁉︎」
「何で空から人が⁉︎」
その青髪の女の子がそう叫ぶと、勇達はそう叫ぶ。
すると、青髪の女の子が紫色のモヤみたいなのに包まれると、ゆっくりと着地する。
そして、紫色の髪の赤ちゃんをキャッチする。
「せ、セーフ……………」
その青髪の女の子がそう呟くと、赤ちゃんは嬉しそうに笑う。
それを、勇達が唖然としながら見ていると。
「……はっ!ご、ごめんなさい!ビックリしちゃいましたよね?実は私も相当ビックリしてて!偶然誘拐現場に出くわして、この子を追いかけて不思議な穴にえいやと飛び込んだら空の上にポコって!それでピューって!」
「た、たいむ……」
「誘拐現場?何の話だよ?」
その青髪の女の子がそう叫ぶと、ましろはそう呟き、勇はそう言う。
すると。
「はっ……え⁉︎え⁉︎何ですか、この変な街⁉︎あれ、何ですか⁉︎あれは?も、もしかしてここって…………魔法の世界〜⁉︎」
「タ〜イム!」
「うおっ⁉︎」
すると、その女の子は周りの風景を見ながらそう叫ぶ。
すると、ましろはそう叫んだ。
それに勇が驚く中、静寂が続くと、2人は口を開く。
「「……これ、夢だ」」
「何、現実逃避しているんだよ?どう考えても現実だろ」
「またまたぁ。夢じゃなかったら、空から人なんて降ってこないよ」
「そうですよ。夢じゃないのならこんな魔法の世界になんて来ませんし」
その青髪の女の子とましろが同時にそう言う。
それを聞いて、勇がそう突っ込むと、その青髪の女の子とましろは、現実逃避を続ける。
そんな中、空中に紫色の穴が開き始めていた。
そして、自己紹介を始める。
「初めまして。夢の中の人。私、ソラ・ハレワタールです」
「私はましろ。虹ヶ丘ましろだよ。それで、この人が……………」
「俺は
青髪の女の子……………ソラがそう言うと、ましろ達も自己紹介をする。
ソラは周囲を見渡しながら口を開く。
「鉄の箱が道を走ってるなんて、夢の世界は凄いですね」
「車だけどな」
「車を知らないんだ……………。もしかして、車がない時代から来たとか?」
「車って言うんですか。この夢の街、名前はなんて言うんですか?」
「ソラシド市だよ」
「ソラシド市…………良い名前です」
ソラは、周囲の車を見ながらそう言う。
それを聞いた勇とましろがそう言う中、ソラはそう聞く。
街の名前を聞くと、ましろはそう答える。
すると、ソラはましろが持っている手帳に気がつく。
「ああ〜!」
「え?あぁこれ?もしかして……」
「はい!私のです!拾ってくれてありがとう!とても大事な手帳なんです!」
ソラがそう言うと、ましろはソラに手帳を渡す。
勇達が手帳を見ると、見た事がない文字で書かれていた。
「それにしても、この字、分かるか?」
「分かんない………。それ、どこの文字なの?」
「これですか?スカイランドの文字で、私の……………」
勇がそう話すと、ましろはそう聞く。
ソラがそう答えようとすると、何かが地面に落ちてくる。
「夢の中、本当に何でもありだよ!?」
「夢じゃない気がするんだがな……………」
ましろがそう叫ぶ中、勇はそう呟く。
すると、土煙の中から声が聞こえてくる。
「許さないのねん、ソラ。まずはお前をボッコボコにして。それからプリンセスをいただくのねん!」
そんな声が聞こえてくる中、土煙が晴れる。
その声の主は、紫の体色をして豚のような顔に肥満体で、モヒカン頭にでべそ、更に左肩にはハートのタトゥーもあっていかにも不良のような見た目だった。
「えるぅ……………」
「怖くないですよ。私が守ります」
「ふん。守れるかな?」
「おい。そもそもお前は誰だ?」
赤ちゃんが怖がる中、ソラはそう言う。
その男が布で顔を拭く中、勇はそう聞く。
すると、その男は名乗る。
「俺様はカバトンなのねん!」
「カバトンね……………」
カバトンがそう名乗ると、勇はそう呟く。
すると。
「カモン!アンダーグエナジー!」
カバトンがそう叫びながら地面に手を置くと、何かのオーラが出てくる。
すると、そのエネルギーは近くにあったショベルカーに流れ込む。
すると、ショベルカーが怪物になっていく。
「ランボーグ!」
ショベルカーのランボーグが生まれたのだった。
周囲にいた人たちは、ランボーグを見ていたが、ランボーグが手を合わせると衝撃波が生まれる。
それを見て、危機感が出たのか、人々は逃げていく。
「普通に痛いよ⁉︎これ、夢じゃ無いの⁉︎」
「何なんだ、あいつ……………⁉︎」
ましろは頬をつねるが痛いと分かり、現実だと理解した。
勇がそう言うと、ソラは口を開く。
「ましろさん。この子を頼みます」
「ソラちゃん……だっけ?一緒に逃げ……行っちゃダメ!」
ソラはましろに赤ちゃんを預けると、ランボーグの方へと向かおうとする。
ましろが止めようとソラの手を握ると、ある事に気づく。
『震えてる……………?』
ソラの手が震えていたのだ。
すると。
「俺も戦う」
「勇君まで⁉︎」
「あんないかにもな悪漢に、その子を渡すわけにはいかないからな」
勇はそんな風に言う。
ましろがそう聞き、勇がそう言う中、カバトンが口を開く。
「何をゴチャゴチャ言ってるのねん!皆まとめてボコボコにしてもいいのねん!」
カバトンはそう言う。
すると、ソラは口を開く。
「…………相手がどんなに強くても、正しい事を最後までやり抜く。それがヒーロー!」
「この子は渡さない」
「待って!」
ソラと勇がそう言うと、ランボーグに向かって走り出す。
「時間を稼ぎます!逃げてください!」
「でも……………!」
「早く逃げろ!」
「…………ううっ!」
ソラと勇がそう言うと、ましろは逃げるのを拒否しそうになる。
だが、ランボーグが近づいてくるのを見て、ましろは逃げていく。
「ランボーグ!」
ランボーグが、2人に攻撃しようとする。
2人はそれを躱す。
そして、勇はギャバリオントリガーを取り出していた。
「こっちです!」
「こっちだ!」
ソラと勇はそう言うと、別々に走っていく。
ランボーグは、どちらを先に攻撃しようかと迷っていた。
その間、勇はギャバリオントリガーを道路に向かって撃って、土煙をあげていた。
すると、それを見ていたカバトンは。
「……カバトントン!」
そう言うと、額の石が光る。
すると、ソラと勇の視界が塞がれる。
そこに、ランボーグが攻撃する。
「キャアアアア!」
「危な⁉︎」
ランボーグの攻撃が地面に当たり、ソラと勇は吹っ飛ばされる。
勇はギリギリ躱して、視界が晴れる。
「にゃーっはっはっは!YOEEE!」
それを見て、カバトンがそう笑う中、ましろの方へと向く。
カバトンとランボーグは、ましろの方へと向かう。
「大丈夫か?」
「くっ……………!」
勇はソラの方へと向かっていた。
一方、ましろ達は走っていた。
だが、カバトンが先回りをした。
「その子を渡すのねん!」
カバトンが赤ちゃんを渡す様に言うが、ましろは首を横に振る。
それを見たカバトンは。
「脇役が何カッコつけてるのねん!早く渡さないと……………!」
カバトンがそう言うと、ましろに襲い掛かろうとしていた。
すると。
「やめなさい!」
「ソラちゃん!勇君!」
「何とか無事だ」
ソラと勇が現れた。
ソラは勇の肩を借りており、2人とも傷だらけだった。
「あなたの相手は…………私…………が…………⁉︎」
「ソラちゃん⁉︎」
ソラがそう言うが、ダメージが限界だったのか、倒れてしまう。
勇が支える中、手帳がカバトンの方に向かう。
「あん?“私のヒーロー手帳”?何だこりゃ」
カバトンはそう言いながらそれを拾うと、中身を見る。
「んん?“空の上を怖がっていたらヒーローは務まらない”、“ヒーローは泣いている子供を絶対に見捨てない”……ぶふっ!“絶対ヒーローになるぞ”ヒーロー……ぎゃははははっ!」
カバトンは手帳の中身を見ていく。
すると、ゲラゲラと笑うと、手帳のページを破いていく。
「力の無い奴はガタガタ震えて、メソメソ泣いてれば良いのねん!」
カバトンはソラを嘲笑いながら、ページを破いていく。
「酷いよ……………!もうやめて!」
ましろはそう叫ぶが、カバトンが睨む。
それを聞いたカバトンが睨む中、勇は口を開く。
「……………お前、人の夢を笑ってんじゃねぇよ。出会ったばかりだから、何とも言えないが……………その手帳は、その子の夢なんだ。お前みたいな奴が嘲笑っていいもんじゃない!」
「勇君…………」
「何言ってんのねん!YOEEE奴がかっこつけるんじゃないのねん!ギャハハハハハ!!」
勇はそんなふうに言う。
ソラの想いを感じており、それを踏み躙るカバトンに怒っていた。
ましろはそう呟く中、カバトンは勇も嘲笑う。
だが、勇は折れなかった。
「あんな奴に…………あの赤ちゃんを渡してたまるか!絶対に守ってみせる!」
勇はそう叫ぶ。
そんな中、ソラの方は。
「く……うぅ……!」
「ヒーロー気取りが」
ソラが立ちあがろうとする中、カバトンはそう言うと、手帳をソラに投げる。
手帳がソラの頭に当たって膝を付く。
それを見た赤ちゃんは涙目になった。
それでもソラはめげずに赤ちゃんの方を向いて微笑む。
「……大丈夫。パパとママの所に……お家に帰ろう」
ソラは、その赤ちゃんを安心させる様に微笑みながらそう言う。
そして、ソラはある言葉を思い出していた。
『…………相手がどんなに強くても、正しい事を最後までやり抜く。それがヒーロー!』
ソラがその言葉を改めて刻むと、ソラの前に何かのペンみたいなのが現れる。
羽がついた見た目のペンだった。
すると。
「ぷいきゅあああ!」
「うわっ⁉︎」
すると、赤ちゃんから眩い光と共に何かが飛んでいくとソラがそれを掴む。
それは、スカイブルーに太陽のマークが描かれたアクセサリーの様な物だった。
ソラがそれをキャッチすると。
「……ヒーローの出番です!」
ソラはそんな風に言う。
すると、ミラージュペンという物が、スカイミラージュに変化する。
「スカイミラージュ!トーンコネクト!」
ソラがそう言うと、先ほどのアクセサリーの様なもの……………スカイトーンがスカイミラージュに装填される。
すると、上部に付いている部分が携帯扇風機のように回転を開始する。
「ひろがるチェンジ!スカイ!」
ソラはそう言うと、変身を開始する。
すると、スカイミラージュの上部にSKYという文字が浮かび上がる。
ソラは謎の空間に移動するとステージに降り立つ。
その際に髪がスカイブルーのツインテールへ変化し、先端の方がピンクになっていた。
ソラがステージから跳ねつつ青のブーツを装着する。
「煌めきホップ!」
その言葉と共にステージ部分にHOPの文字が浮かぶ。
すると頭に翼を模した髪飾りが付いてそれから耳にアクセサリーが装着。
「爽やかステップ!」
続けてステージがSTEPに変わるとソラの体に青と白を基調としたドレスが纏われてから両脚に白のハイソックスが履かれた。
「晴れ晴れジャンプ!」
更にステージがJUMPに切り替わり、手にハートマークのオープンフィンガーグローブが付与されて左肩に彼女の中のヒーローの象徴とも言えるマントが生えてくる。
そして、ソラがウインクをすると、口を開く。
「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
ソラはそんな風に叫んだ。
ソラはキュアスカイに変身した。
「マジか…………」
「私……どうしちゃったんですか⁉︎」
変身したソラを見ながら、勇がそう呟くと、ソラがそう言う。
それを見たカバトンは。
「あ、アイツをやっつけろ!ランボーグ!」
「ランボーグ!」
ソラの変化に驚きつつ、ランボーグとジャマトに攻撃を指示する。
ソラは攻撃を躱す。
すると、ソラはかなり高くにまでジャンプしてしまった。
「嘘⁉︎」
「この力は…………⁉︎」
「すっげぇ!俺もいくか!その子を頼んだぞ!」
「えっ⁉︎」
ましろとソラが驚く中、勇はそう言う。
ましろが驚くと、勇は建物の壁を登っていく。
そして、イサマーシエモルギアを取り出して、ギャバリオントリガーに装填する。
『イサマーシ!チャージ!』
そんな音声が鳴る中、ソラは建物の屋上に着地していた。
拳を握る中。
「ランボーグ!」
「っ⁉︎」
ランボーグが立ったままのソラに襲い掛かろうとしていた。
ソラが咄嗟に動けずにいると。
「蒸着!」
勇が屋上に到着して、そう叫ぶと、ソラとランボーグの間に入る。
『イサマーシ!アクティベート!』
そんな音声が鳴ると、ソラとランボーグの間に人型の光が現れ、ランボーグの攻撃を受け止めていた。
「えっ⁉︎」
それを見て、ソラは驚いたと同時に、ある光景を思い出していた。
それは、幼少期のソラが、とある人物に助けられた光景だった。
「あなたは…………⁉︎」
「俺か?俺は……………宇宙刑事ギャバン・ブレイブだ!」
ソラがそう聞くと、勇はそう答える。
蒸着!
それは、ギャバンシステムの発動のコマンドだ。
では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう!
『イサマーシ!チャージ!』
蒸着コマンドを受けて、臨界点を越えたエモルギーがトリガー内に凝縮されたギャバリオン粒子と融合。
「蒸着!」
僅か1ミリ秒でコンバットスーツへと投射形成され、蒸着を完了するのだ!
『イサマーシ!アクティベート!』
これが、ギャバン・ブレイブへの蒸着だ。
ギャバン・ブレイブの声を聞いたソラは、ある事に気づく。
「もしかして…………勇さんですか⁉︎」
「ああ。いけるな?キュアスカイ!」
「っ!…………はい!」
ソラは、ギャバン・ブレイブに勇が変身している事に気付いた。
勇は肯定しつつ、ソラにそう尋ねる。
すると、ソラはそう答える。
そんなやりとりの中、ランボーグが体勢を整えると。
「おいでなさい!」
「来い!」
「ランボーグ!」
ソラと勇がそう言うと、ランボーグはソラと勇に向かって攻撃する。
二人は、その攻撃を受け止める。
「ランボーグ!」
ランボーグは、もう片方の腕で攻撃しようとすると。
「フッ!ハァァァァァ!」
「オラっ!ハァァァァァ!」
ソラは掌底を、勇はいつの間にか持っていたギャバリオンブレードと呼ばれる剣で攻撃する。
それを受けたランボーグは吹き飛ばされる。
「うわわわ⁉︎うひぃぃぃ⁉︎」
吹き飛ばされたランボーグの下には、カバトンがいた。
カバトンが慌てると、ランボーグが落ちてきて、カバトンは吹き飛ばされる。
「つ、TUEEE……」
カバトンが吹き飛ばされながらそう言う。
すると。
「ソラ、決めるぞ!」
「はい!」
2人はそう話し、必殺技に入る。
「ギャバリオンブレード!」
勇はそう叫ぶと、ギャバン・ブレイブとしての体が発光して、ギャバリオンブレードの刀身が光り出す。
それと同時に、二人はビルから飛び降りる。
「ヒーローガール!スカイパンチ!」
「ハアッ!はっ!はっ!はっ!ハァァァァァ!」
「ハァァァァァ!」
ソラと勇がそう叫ぶと、勇がランボーグへと先行する。
勇はギャバリオンブレードで、ランボーグを切りまくる。
ギャバリオンブレードによる攻撃で、ランボーグがダメージを受ける中、最後はソラのパンチが向かってくる。
ランボーグにソラのパンチが命中すると。
「スミキッタァ〜…………」
ソラの攻撃を受けたランボーグはそう言うと、元のショベルカーに戻る。
そして、ランボーグによって破壊された物と場所が復元されていく。
ソラと勇の2人がカバトンを見る中。
「勇君が……………ギャバン⁉︎」
勇がギャバンに変身したのを見て、ましろはそんな風に驚いていた。
すると。
「ヒッ!か、カバトントン!」
カバトンはそう言うと、撤退していく。
2人が変身を解除すると。
「よくやったな。ソラちゃん」
「はい!でも…………これは一体…………?」
「えるっ!」
勇はそう話しかけると、ソラはそう答える。
そして、ミラージュペンを見つめていた。
すると、赤ちゃんがそう言うと、二人はましろ達の方へと向かう。
「怪我はありませんか?」
「……へ?わ、私は大丈夫だけど………ねぇ、ソラちゃん。あなたって…………ヒーローなの…………?勇君も…………ギャバンなの?」
「ん?う〜ん……………私にも分かりません」
「言ってなかったな。俺がギャバンだ」
ソラはましろにそう聞くと、ましろはそう答えつつ、二人にそう問いかける。
それを聞いて、ソラと勇はそう言う。
それを見たのか、赤ちゃんが笑っていた。
ここに、プリキュアとギャバンの共闘が起こり、ランボーグを倒したのだった。
今回はここまでです、
今回は、ひろプリとギャバンインフィニティのクロスオーバーです。
オリジナルのギャバン、ギャバン・ブレイブが主人公です。
ソラと出会いました。
ちなみに、弩城怜慈/ギャバン・インフィニティも、連載する場合はどこかのタイミングで出す予定です。
エモルギーのネガティブ波動を探知して、捜査にやってきた感じで。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。