ある世界。
その世界は荒廃しており、ある像が立っていた。
そこには、『常磐ソウゴ 初変身の像』と書かれていて、男の人がポーズを取っている感じになっていた。
その周囲には、仮面ライダーと呼ばれる存在の像が立っていた。
そして、その像の近くには、ある人物が立っていた。
顔には赤い文字で『ライダー』と書かれていて、背中には時計の針を背負っていて、金色と黒を基調にした戦士が立っていた。
すると。
「うぉぉぉぉぉ!」
「突撃〜!」
そんな声と共に、たくさんの人がその戦士の元へと殺到していく。
銃を撃つが、その戦士には届かなかった。
何故なら、戦士の少し離れたところで見えない壁のようなものに着弾していたからだ。
すると、その戦士が腕を一振りすると。
「ふっ!」
「うわぁぁぁぁ!?」
その戦士の周りで大爆発が起こり、たくさんの人が倒れていく。
そこから、ミサイルが大量に飛んできたり、大量のロボットがその戦士を襲う。
だが、ミサイルを着弾寸前で止めて、ロボットをあっという間に倒していく。
しばらくすると、その戦士はロボットとかの動きを止める。
「お前達に私を倒すのは不可能だ。何故か分かるか?ふっ!」
その戦士がそう言うと、手を振る。
すると、人やミサイル、ロボットがあっという間に消えていったのだ。
それは記録映像であり、女性が操作して、その仮面ライダーを見せる。
「これが50年後のあなた。最低最悪の魔王」
「俺が…………この魔王?」
「嘘…………!?」
「にわかには信じられない…………」
「この子が…………」
「……………」
「ちょっと、外の空気吸ってくる」
その女性……………ツクヨミはそう言うと、それを見ていた常磐ソウゴ、春野はるか、海藤みなみ、天ノ川きららはそう言い、紅城トワは絶句する。
ソウゴはそう言うと、外に出る。
ソウゴが外に出ると、ソウゴの肩に涎がかかる。
「うわぁぁぁぁ!?」
ソウゴが振り返ると、そこにはティラノサウルスが居て、ソウゴが逃げ出すと、ティラノサウルスが追いかけてくる。
どうして、こうなっているのか。
それは、少し前にまで遡る。
常磐ソウゴは、光ヶ森高等学校に通う3年生だ。
ソウゴが自転車を押して階段を上がっていると、柔道部員の1人が話しかける。
「おお、常磐」
「お」
「聞いたぜ、進路指導の話。お前、本当に王様になるって言ったんだって?」
ソウゴに話しかけた柔道部員は、そんな風に聞く。
ソウゴは、『王様になる』というのが目標なのだ。
柔道部員の問いに対して、ソウゴは。
「うん」
「『俺、王様になる〜』なんて、今時、子供でも言わねぇぞ」
「真面目に考えて、王様しかないと…………思ってるんだけど…………」
ソウゴが肯定すると、柔道部員に揶揄い気味にそう言われて、ソウゴがそう答えると、柔道部員はソウゴの自転車を止めると。
「何?」
「目ぇ、覚ましてやる」
「うぉぉぉぉぉ!?」
ソウゴが困惑する中、その柔道部員はソウゴを地面に叩きつける。
「イテテテ…………」
「どうだ?」
「でも、今の技、エクセレント!王室のSPは、君に頼んだ!」
ソウゴが痛がる中、その柔道部員は手を差し伸ばすが、ソウゴはそう言う。
それに対して、呆れたのか、手を払いのけ、他の柔道部員と共に去っていく。
ソウゴが痛がりながらも、自転車の方へと向かうと、サドル部分に何かが置かれていた。
「……………何だこれ?」
ソウゴはそう首を傾げると、その時計の様な何かを地面に置く。
誰かの物だと思ったのだ。
ソウゴが帰宅する中、ソウゴをつける様に、謎の赤いロボットがソウゴを見ていた。
ソウゴは帰宅する。
ソウゴの家は、クジゴジ堂と呼ばれる時計屋だった。
ソウゴがクジゴジ堂の中に入ると、店主である常磐順一郎がお客さんと話をしていた。
「……………では、修理しておきますので」
「はい」
「じゃあ、明後日取りに来てください」
「はい。お願いします」
「お預かりしま〜す」
順一郎とお客さんがそう話す。
すると、ソウゴは順一郎に話しかける。
「叔父さん、ただいま〜」
「あ、お帰り、ソウゴ君」
「今のお客さん?」
「うん。昔、使ってたラジオを直して欲しいって。…………まあ、うちね、時計屋なんだけどね」
「相変わらず、大変だね」
「ふふふ…………あっ」
ソウゴと順一郎は、そう話す。
クジゴジ堂は時計屋なのだが、定期的にラジオとかの修理を頼まれる事があるのだ。
すると、順一郎はある物を手に取る。
それは、大学受験の特別講習の案内だった。
順一郎はソウゴの実の親ではなく、叔父さんであるが、ソウゴの将来を案じていた。
「ソウゴ君。受験どうするんだっけ?」
「えっ?やらないよ。王様になるって言ってるでしょ?」
「だよね〜…………。王様だよね〜…………。やっぱり、ソウゴ君は発想が違うな〜…………」
順一郎がそう聞くと、ソウゴはさも当然かの様に、そんな風に言う。
それを聞いた順一郎は、大学受験の特別講習の案内を捨てる。
ソウゴが部屋に去っていくと、順一郎は何とも言えない表情を浮かべていた。
その後、ソウゴは私服に着替えて、どこかへと向かっていく。
ソウゴが自転車から降りる中、上の道路からソウゴの事を見ていた1人の男がいた。
ソウゴが階段を登る中、その男は話しかける。
その男は、フードを目深に被っていて、本を持っていた。
「おめでとう」
「は?」
「この本によれば、今日は君にとって特別な一日となる。ただし、赤いロボットには気をつけた方がいい」
「えっ?」
その男はソウゴにそう話しかける。
それを聞いて、ソウゴが困惑する中、その男はあっという間に消えてしまった。
「えっ?」
ソウゴは困惑すると、階段を登る。
だが、その男は既に居なくなっていた。
すると、何かの音が聞こえてくる。
『タイムマジーン!』
「うわっ!?えっ?何?」
それは、先ほどの男が言っていた赤いロボットそのものだった。
ソウゴが困惑する中、そのロボットは、フェンスを踏み潰して、ソウゴの方に近寄る。
「ロボ…………?うわっ!?」
ソウゴが困惑する中、そのロボットはソウゴに向けて、パンチを放ってくる。
そのロボットの操縦席には、1人の男がいた。
「やっと見つけたぞ…………オーマジオウ!」
その男は、ソウゴの事をオーマジオウと言う。
ソウゴは自転車を起こすと、すぐに走らせる。
「何なんだ、一体!?」
ソウゴがそう呟く中、その男…………明光院ゲイツは、そのロボット…………タイムマジーンを変形させる。
ソウゴが逃げる中、タイムマジーンはソウゴを追いかける。
そんな中、ある商店街では。
「これ、美味しい〜!」
「確かに、美味しいわね」
「うん」
「美味しいですわね」
そんな風に食べ歩きをしていた女の子達がいた。
その4人は、春野はるか、海藤みなみ、天ノ川きらら、紅城トワで、GO!プリンセスプリキュアに変身している。
すると、商店街にソウゴが逃げ込むと、タイムマジーンは商店街には入れなかった。
「YES!見たか!」
ソウゴがそう言うと、ゲイツは苛立ち気味に反応すると、商店街の上にまで飛ぶ。
「逃げ切ったつもりか?」
ゲイツがそう言うと、ロボの状態に戻り、ソウゴがいる場所に向かってパンチをする。
ソウゴはそれを躱していく。
それには、はるか達も気づいた。
「何あれ!?」
「ロボット…………?」
「でも、何で襲われてるの!?」
「ディスダークの残党…………?には、見えないですわね…………」
ソウゴがロボットに襲われているのを見て、はるか達は困惑していた。
トワは、ディスダークの残党かと思ったが、すぐに違うと気づいた。
ディスダークとは、はるか達が戦っていた存在だ。
「うわっ!?」
ソウゴはタイムマジーンの攻撃を躱していくが、薙ぎ払いに巻き込まれ、倒れる。
「大丈夫ですか!?」
「は、はい…………」
「君、あのロボットは何なの?」
「分かんない…………俺がオーマジオウとか何とか言って、襲ってきて…………」
「オーマジオウ?」
「とにかく、逃げるわよ!」
はるか達が駆け寄ると、ソウゴはそう言う。
オーマジオウという単語には、きららは首を傾げるが、トワはそう言い、すぐに逃げようとする。
すると、ゲイツのタイムマジーンは先回りをして、ソウゴを掴もうとする。
『タイムマジーン!』
すると、そんな音声と共に、ゲイツのタイムマジーンとは別のタイムマジーンが突っ込んできて、撥ね飛ばす。
「乗って!そこの女の子達も!」
「えっ…………?」
「とにかく、乗ってみましょう!」
そんな声と共に、タイムマジーンのハッチが開く。
困惑しつつも、ソウゴとはるか達は、タイムマジーンに乗り込む。
そのタイムマジーンの中には、白い服の女の子がいた。
「女の子…………?」
「誰…………?」
「自己紹介は後。狭いけど我慢して!時空転移システム、起動!」
タイムマジーンを操縦していたのが女の子で、それにははるかとソウゴは困惑するが、その女の子は何かの画面を操作する。
すると、空にトンネルの様なものが開き、その中に入る。
タイムマジーンが入ると、そのトンネルは閉じられる。
しばらくすると、白亜紀の頃にトンネルが開く。
「あなたは…………?」
「色々聞く前に、あなた達、GO!プリンセスプリキュア達もこれを見て」
「えっ!?私たちがプリキュアだって知ってるの!?」
「プリキュアって………前に少し噂になった………」
トワがそう聞くと、その女の子…………ツクヨミはそう言う。
はるかが驚く中、ソウゴはそう呟く。
そうして、冒頭に至る。
「何で恐竜!?」
ソウゴがそう騒ぐ中、ティラノサウルスをタイムマジーンが抑える。
「気づいていなかったの?緊急事態だったから、白亜紀まで大ジャンプしたんだけど…………」
「白亜紀!?」
「それって…………恐竜の時代…………!?」
「じゃあ、これってタイムマシーンなの!?」
「タイムマシーン?」
ツクヨミがティラノサウルスを抑えながらそう聞くと、はるか達は驚く。
ただ、トワはタイムマシーンの意味を知らず、首を傾げていたが。
ツクヨミはソウゴを回収すると、別の時代へと向かう。
「…………マジかよ」
周囲を見て、ソウゴはそう呟き、はるか達は絶句する。
そこは、1671年…………俗に言う江戸時代の光景が広がっていたのだから。
「本当にタイムマシーンだったんだ…………」
「というより、あなたは何物なの?どうして、私たちがプリキュアだって事を…………?」
「私はツクヨミ。2068年からやってきたの」
「2068年!?未来の人って事!?」
ソウゴがそう呟くと、みなみはそう聞く。
ツクヨミはそう自己紹介をすると、はるかは驚く。
そこから、ツクヨミは経緯を話す。
「時の王者、オーマジオウが君臨し、人々を苦しめ、希望のない世界を作り出している。私たちはそのオーマジオウと戦う道を選んだ。でも…………」
ツクヨミはそう語る。
オーマジオウと戦う事を選んだのだが………戦況は不利だった。
ツクヨミは、ゲイツに話しかける。
『…………ゲイツ!どうするつもり?』
『もう他に手はない。時間を超えて…………歴史を変える』
ツクヨミがそう聞くと、ゲイツはそんな風に答える。
「未来を変えるために…………?」
「そう。私はゲイツを追って、あなたがオーマジオウの力を手に入れない様、時間を超えてきたってわけ」
「あのさ、念の為に聞くけど、人違いじゃないよね…………?」
きららがそう聞くと、ツクヨミはそう答える。
それに対して、ソウゴがそう聞く。
人違いで殺されたら、溜まったものじゃないと思っていたのだ。
ツクヨミはタブレットを取り出す。
「常磐ソウゴ。2000年4月28日生まれ、18歳。現在、大叔父の常磐順一郎氏の営む時計店に在住。光ヶ森高校の3年生。得意科目は歴史全般。物理、化学は絶望的。よく調べられてるでしょ?」
「調べられてるって言うか…………ところどころディスられている気がする」
ツクヨミは、ソウゴの情報を提示していく。
その間、団子屋へと移動していて、団子を注文して、ツクヨミはタブレットに入ってるお金を女性に渡す。
「あと、あなた達の事も調べてあるわ。春野はるか。海藤みなみ、天ノ川きらら、紅城トワこと、プリンセス・ホープ・ディライト・トワ。『GO!プリンセスプリキュア』として、ディスダークと戦っていた」
「私の本名まで…………」
「本当に未来の人なんだ…………」
ツクヨミがタブレットを操作しながらそう言うと、はるか達は驚愕の表情を浮かべる。
すると、ツクヨミはソウゴに話しかける。
「あなたが持ってるそのウォッチだけど………」
「ウォッチ?うわっ!?何で!?」
ツクヨミがそう話しかけると、ソウゴは困惑する。
すると、いつの間にか、手に握られていたのだ。
ソウゴが困惑していると、ツクヨミはソウゴのウォッチを手に取る。
「これは、あなたにとてつもない力を与える。そして、あなたは…………世界を破滅させる時の王者に………オーマジオウとなる」
「これが…………」
ツクヨミがそう言うと、はるかはある物を取り出す。
それは、プリンセスパフュームというプリキュアへの変身アイテムだ。
すると。
「信じるよ」
「え?」
「俺…………ずっと王様になりたかったからさ」
「王様…………」
「何か、はるかみたいですわね」
「確かに…………」
ソウゴはそんな風に言う。
それを聞いたはるか達はそんな風に反応する。
はるかも、プリンセスになるという夢があるのだから。
すると。
「喧嘩だ〜!」
そんな声が聞こえてくる。
どうやら、喧嘩が起こっている様だった。
ソウゴがジャンプすると。
「やっぱり、喧嘩みたい」
「ごめん、ちょっと試させて。あなた達は、私の後ろにいて」
「何をするつもりですか?」
ソウゴがそう言うと、ツクヨミはそう言う。
はるか達が首を傾げると。
「やいやい!いい加減にしねぇか!」
ツクヨミがそう叫ぶと、周囲の視線はソウゴに集まり、ソウゴは押し出される。
「ちょっ!?」
「何を…………!?」
「黙って見てて!」
「何だテメェは!」
「いや、喧嘩は良くないです。平和一番」
ツクヨミの突然の行動に困惑していると、ツクヨミによって隠される。
男達がソウゴを見ると、ソウゴはそう言う。
すると。
「ちょっと待って!?皆、落ち着こう!ねえ!?うわぁぁぁぁ!?」
ソウゴは橋から川に落とされる。
それを見ていたツクヨミは、ガックリと頭を振った。
「やっぱ違ったかな…………。オーマジオウの言動とは差があり過ぎる」
「だからって…………やり過ぎじゃ…………」
「大丈夫ですか?」
ツクヨミがそう呟く中、はるかは唖然としながらそう言う。
トワが手を伸ばして、ソウゴが手を取ると。
「あれ?喧嘩終わったじゃん。よかった〜………」
「あは!自分が落ちたのに、まだケンカの心配してるよ、この人!」
「あははは!!」
ソウゴがそんな風に安堵すると、街の人たちは笑いだす。
それを聞いたはるか達は。
「えっ?それで良いの?」
「前向きね…………」
「川に落とされたんだよ?」
「変わった人ね……………」
それを見て、はるか達は、ソウゴの前向きさに呆れていた。
すると。
「化け物だ〜!」
そんな声が聞こえてきて、ソウゴ達がそちらを向くと、そこには、謎の戦士がいた。
街の人たちが逃げ出す中、はるか達もソウゴの隣に立つ。
「今度は何!?」
「あれはゲイツが変身した姿!」
「あの人がゲイツ………?」
「あなたの手にジオウの力が渡る前に、あなたを消すつもり!」
「えっ!?」
「逃げるよ!」
ソウゴが困惑すると、ツクヨミはそう言う。
あれは、仮面ライダーゲイツ。
明光院ゲイツが変身する仮面ライダーだ。
ツクヨミがソウゴとはるか達を連れて逃げ出すと。
「逃すか…………!」
『タイムマジーン!』
ゲイツがそう言うと、ソウゴ達が乗ったタイムマジーンを、自分のタイムマジーンで追いかける。
すると、ゲイツはタイムマジーンを、ソウゴ達が乗っているタイムマジーンにぶつける。
「うわっ!?」
「大丈夫ですか!?」
ソウゴ達が倒れる中、画面にdangerの文字が浮かぶ。
すると、ツクヨミはタイムマジーンを動かして、躱すが、ゲイツのタイムマジーンに押し込まれて、どこかへと入り込む。
ソウゴ達が乗ったタイムマジーンは、タイムトンネルから外に出ると、壁にぶつかる。
「うわっ!?」
「「「「きゃあああ!?」」」」
壁にぶつかった衝撃で、ソウゴとはるか達はタイムマジーンの外に落とされる。
「イテテテ…………!?」
「ここは…………!?」
「日本みたいだけど…………」
「ていうか、何あの壁!?」
「あんな壁がありましたか…………?」
ソウゴ達はそんな風に話す。
その壁とは、スカイウォールと呼ばれる壁だった。
すると。
「ぐわぁぁぁぁ!」
「うわぁぁぁ!?」
「何あれ!?」
そんな声と共に、怪物が襲ってくる。
ソウゴはすぐに逃げ出し、はるか達も後を追う。
「今度は何だ!?」
「ゼツボーグ…………じゃない?」
「じゃあ、何なの!?」
「伏せろ!」
ソウゴ達は困惑する。
目の前に現れたのは、ストロングスマッシュハザードだった。
はるか達は、プリンセスパフュームを取り出そうとする。
すると!そんな声が響き渡ると。
『ボルテックフィニッシュ!』
『ドラゴニックフィニッシュ!』
「「はぁぁぁぁぁ!!」」
そんな音声と共に、2人の戦士がキックをストロングスマッシュハザードにぶつけて、ストロングスマッシュハザードは爆散する。
爆発の際、ソウゴ達は吹き飛んでしまう。
その戦士は、片方は赤と青で、兎と戦車の意匠が入っていて、もう片方は青色でドラゴンの様な見た目だった。
「大丈夫か?」
「おい、生きてっか!?」
その2人の戦士…………仮面ライダービルドと仮面ライダークローズはソウゴ達に駆け寄る。
「えっ!?すっげぇ!」
「助けてくれて、ありがとうございます」
「あなた達は…………?」
「こいつは仮面ライダービルド」
ソウゴ、はるか、トワがそう聞くと、クローズはビルドを指差しながらそう言う。
すると、ビルドは変身解除する。
「桐生戦兎。んで、こいつが俺の助手の…………」
「助手じゃねぇよ。仮面ライダークローズ。万丈龍我だ」
「仮面…………ライダー…………?」
「クローズ!?」
「何でここに!?」
ビルドこと桐生戦兎、クローズこと万丈龍我はそう自己紹介をする。
ソウゴが首を傾げる中、みなみときららはそう言う。
はるか達が戦ったディスダークの中には、クローズという敵がいたのだ。
「おい、お前、こいつらに何したんだよ?」
「してぇねよ!初対面だぞ!」
「多分、人違いです」
「ごめんなさい」
「あ、いや、気にしてねぇよ」
戦兎がそう聞くと、万丈はそう答える。
はるかとトワは、自分たちの知っているクローズと別の存在と分かり、謝罪すると、万丈はそう答える。
その後、ソウゴ達は、nascitaと呼ばれるカフェに案内された。
ソウゴ達が見渡していると、冷蔵庫から戦兎が出てくる。
「うわっ!どうなってるの!?その冷蔵庫!?」
「どうでした?」
ソウゴが驚く中、はるかはそう聞く。
実は、戦兎は物理学者なので、ソウゴが持っていたウォッチについて、何か分かるかもしれないと思って、調べてもらったのだ。
「…………で、調べてみたけど、確かに彼が持ってたこのデバイス…………今の技術では作れない。本当に未来人なんだな」
「私たちも、これがよく分からなくて…………」
「俺なんて、たった一年だから、未来人だなんて烏滸がましいよ」
「はっ。謙遜してる意味が分からねぇよ」
戦兎がそう言って、ソウゴにウォッチを渡す。
はるかとソウゴがそう言う中、万丈はそう言う。
「なんか俺が、50年後に何とかの王になるとか…………」
ソウゴがそう言う中、戦兎と万丈は、倒れる。
その理由は。
「ツクヨミさん!」
「えっ!?」
ツクヨミが銃を構えていたのだ。
すると、ツクヨミはソウゴやはるか達にも銃撃して、気絶させる。
「ごめんね。必要以上に過去に干渉させられないの」
ツクヨミはそう言うと、nascitaの扉が閉じられる。
そんな中、あるバスケ場では、1人の選手が練習していた。
すると、バスケットボールが道路に転がる。
その選手がボールを回収すると。
「うわぁぁぁぁ!?」
車が突っ込んできて、その選手は地面に座り込んでしまう。
すると、突然、時が止まる様な音がして、車が止まる。
その選手が困惑していると、その車を止めた少年が口を開く。
「決めたよ。君に」
「何だ?何が起こってるんだ!?」
「本来の歴史では、君はここでこの車に撥ねられちゃう。ただし、僕と契約すれば…………」
「助かるのか?」
その少年はそう言う。
その少年の言葉を聞いた選手がそう聞くと。
「そういう事!どうする?」
「……………分かった。契約する」
その少年が、ソウゴの持っていた時計をその選手に見せると、選手は同意する。
すると、そのウォッチが変わっていく。
天面に、ビルドを歪めた様な絵柄が浮かび上がる。
「物分かりがいいねぇ!」
その少年はそう言うと、車を横にずらして、別の車に当てる。
「今日から君が…………仮面ライダービルドだ」
少年が、その選手が持っていたウォッチのボタンを押すと。
『ビルド!』
そのくぐもった音声が鳴ると、選手にウォッチを埋め込む。
すると、その選手は。
「うっ!?うわぁぁぁ!?」
そんな呻き声と共に、姿が変わっていく。
まるで、仮面ライダービルドを歪めた様な見た目になった。
胸には英語でBUILDと書かれていた。
アナザービルドが誕生してしまったのだ。
「あっ!うわぁぁぁ!?」
アナザービルドは、テニス選手の首を掴む。
「おい、何やってる!?」
1人の男がそう話しかけると、アナザービルドはその人物を見る。
「何だこいつは…………!?ふっ!」
その人は、アナザービルドに攻撃するが、あっさり吹き飛ばされる。
アナザービルドがボトルの様な物を出すと、その2人の選手を吸い込む。
「テニス…………空手…………ベストマッチじゃない…………」
アナザービルドはそう呟くと、どこかへと向かう。
そんな中、はるか達は。
「ちょっと〜…………!いきなり何するの⁉︎」
「私たちに銃を撃つなんて…………!」
「ごめん!過去にあまり介入させるわけにはいかなかったから……………」
はるか達は、自分たちが気絶させられたことに対して、ツクヨミに文句を言っていた。
すると。
「きゃあああ⁉︎」
「何⁉︎」
「外から聞こえたけど…………」
「行ってみよう!」
そんな悲鳴が聞こえてきて、はるか達はタイムマジーンから降りる。
その頃、ソウゴは、クジゴジ堂に戻っていた。
ツクヨミによって戻されたのだ。
そして、順一郎に話しかける。
「俺が50年後に時の王者ってのになるって」
「へぇ〜!それまた、強烈な夢を見たね。あっ、でも、ソウゴ君って、王様になりたいんだろ?」
「うん」
「じゃあ、なっちゃえばよかったじゃん!」
ソウゴと順一郎はそう話す。
順一郎は、そんな夢を見たと捉えていたのだ。
順一郎の言葉に、ソウゴは口を開く。
「いや、でも…………最低最悪の魔王になっちゃうって言われたから…………結論出せなかったんだ」
「ふ〜ん…………まあ、結論を急がないことも、いい事だよ」
ソウゴがそう言うと、順一郎はそう言う。
新聞には、『スポーツ選手 連続失踪事件』というのが見出しにあった。
すると、順一郎が口を開く。
「若い時にね、おじさんにも、夢が叶うチャンスが訪れた事があった。でも、それには、リスクが伴ったんだな。そりゃもう、悩んだよ」
「それで?」
「見送っちゃった。もう一度くらいチャンスが来ると思ってたけど、人生はそんなに甘くない」
順一郎は自分の経験談を話していく。
ソウゴの問いに対して、順一郎はそう言うと、後ろに置いてあった時計を手に取る。
「時計の針は止まるし、巻き戻すこともできる。でも、人生は違う」
順一郎はそう言う。
それが、経験から得た順一郎なりの結論だった。
ソウゴが外出して、それを考えていると。
「うわぁぁぁぁ!?」
そんな悲鳴と共に、人々が逃げ出していく。
そこには、アナザービルドの姿があった。
アナザービルドは、ソウゴに話しかけた人の首を絞めていた。
「どうしたんだよ!?何だよ、そいつ!?」
「退け!お前は来んな!」
「そうはいくかよ!」
ソウゴがそう聞くと、ソウゴの身を案じたのか、そう答える。
ソウゴが向かおうとするが、アナザービルドに払い除けられてしまう。
すると、ブランクライドウォッチが落ちる。
そこに。
「何あれ!?」
「前に会ったビルドってのに似てるけど………」
「でも、何だか禍々しい…………!」
「一体何が…………!?」
「とにかく、行こう!」
そこに、はるか達もやってくる。
はるか達はそう話すと、変身を開始する。
「「「「プリキュア!プリンセスエンゲージ!」」」」
4人はそう叫ぶと、ドレスアップキーをプリンセスパフュームに装填すると、はるか達はプリンセスパフュームに溜まったピンク色、青色、黄色、赤色の光の香水を体に吹きつけて、プリキュアへと変身する。
「咲きほこる花のプリンセス!キュアフローラ!」
「澄みわたる海のプリンセス!キュアマーメイド!」
「きらめく星のプリンセス!キュアトゥインクル!」
「深紅の炎のプリンセス!キュアスカーレット!」
「強く!」
「優しく!」
「美しく!」
「Go!」
「「「「プリンセスプリキュア!!!!」」」」
はるか達はプリキュアに変身すると、そんな風に名乗る。
「はぁぁぁ!!」
はるかはアナザービルドにキックして、その柔道選手を助ける。
「プリキュア…………!?」
「あなたはすぐに逃げて!」
「は、はい!」
その柔道選手が困惑すると、はるかは逃げる様に促す。
その柔道選手が逃げ出す中、ソウゴはツクヨミの言葉を思い出していた。
『これは、あなたにとてつもない力を与える。そして、あなたは…………世界を破滅させる時の王者に………オーマジオウとなる』
それを思い出したソウゴは。
「あれって…………夢じゃなかったのか。だったら俺は……………王様になれるのか。やめろ!」
「ソウゴ君!?」
ソウゴがそう呟くと、すぐにアナザービルドへと向かっていく。
はるか達が驚く中、ソウゴはアナザービルドに首を掴まれる。
すると、どこからともなく銃撃が飛んでくる。
ツクヨミが、手に持ったファイズフォンXを手に、攻撃していた。
すると、アナザービルドはツクヨミとはるか達に、バスケットボールのエネルギーで攻撃していく。
「バスケットボール!?」
「ゼツボーグなどとは、違うみたいね」
はるか達はそう話すと、ツクヨミと共にバスケットボールを避けながら、攻撃していく。
すると、ツクヨミはソウゴがウォッチを持っている事に気付いた。
「そのウォッチを捨てなさい!王様になりたいだとか、ふざけた事を言わないで!」
ツクヨミはそんな風に叫ぶ。
すると。
「ふざけた事…………?」
「あっ」
その言葉に、はるかことフローラが反応する。
すると。
「俺…………やっぱり、王様になりたい!世界を全部よくしたい!皆、幸せでいてほしい!そう思ったら…………王様にでもなるしかないじゃないか!」
「えっ…………?」
「そう。王になって頂かねば…………」
ソウゴはそんな風に言い、それを聞いたはるかはそう反応する。
すると、そこにあの男が現れる。
「ウォズ…………あなた、どうして?」
「ウォズ?知り合い?」
「ジオウの力は史上最強…………。その力を使えば、世界は愚か、過去も未来も望みのまま」
「でも、そうすると、最低最悪の魔王になっちゃうんだろ?」
「だから、やめて!魔王になんてならないで!」
ツクヨミがそう言うと、みなみがそう反応する。
ウォズはフードみたいにつけていたストールを元の位置に戻し、ソウゴにそう言う。
ソウゴがそう言うと、ツクヨミはそう叫ぶ。
すると。
「……………決めた。俺、魔王になる!ただし、最低最悪の魔王じゃない。最高最善の魔王になってみせる!」
「は?」
「最高最善の魔王…………?」
「どういう事?」
「さぁ…………?」
「なんか…………素敵すぎるよ!」
ソウゴがそう言うと、その男は一瞬、呆気に取られる。
ソウゴの発言に、はるか以外の面々が呆気に取られる中、はるかはそう言う。
すると、ウォッチが光ると、天面が白く、何かの絵が浮かび上がる。
「え…………!?」
ソウゴが困惑する中、ウォズはソウゴにある物を渡す。
それは、絨毯の様なものに置かれたドライバーの様なものだった。
「我が魔王、これを。使い方はご存知のはず」
ウォズはそう言う。
ソウゴはそれを腰につける。
『ジクウドライバー!』
腰につけると、そんな音声が鳴る。
そして、ソウゴは、ライドウォッチのウェイクベルゼを回しライドオンスターターを押す。
『ジオウ!』
ジオウライドウォッチを起動した後、D‘9スロットにライドウォッチをセットし、ライドオンリューザーを押す。
すると、待機音が流れる中、ソウゴの背中に大小の時計が浮かび上がる。
ソウゴは変身ポーズを取りながら叫んだ。
「変身!」
そう言うと、ジクウサーキュラーを一回転させる。
『ライダータイム!』
『仮面ライダージオウ!』
その音声が鳴ると、背中の時計が回転して、10時10分に止まる。
すると、ライダーの文字が現れ、時計のバンドの様なものがソウゴを包み込むと、姿が変わり、顔にライダーの文字がつく。
今ここに、仮面ライダージオウが誕生した。
「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来を知ろしめす時の王者!その名も仮面ライダージオウ!まさに生誕の瞬間である!」
「そんな…………!?」
「あれが…………ジオウ…………」
「なんか、凄い…………!」
「あれは…………!?」
「素敵過ぎる〜!」
すると、ウォズは、『逢魔降臨暦』と言う本を開きながら、そんな祝辞を述べる。
それを見たツクヨミが唖然とする中、はるか達はそんな風に言う。
「なんか……………行ける気がする!ハァァァ!ハァァァ!」
ソウゴはそう言うと、アナザービルドへと向かっていく。
そして、アナザービルドに向かってパンチをする。
「うぉぉ…………!行けた!」
ソウゴはそう言う。
アナザービルドが倒れる中、ソウゴはアナザービルドと応戦していく。
パンチとキックの応酬が繰り広げられる中、ウォズは満足げな表情を浮かべ、去っていく。
「ぐぅぅぅ!」
「イテッ!?うわぁぁ!?」
「ソウゴ君!?」
アナザービルドは、バスケットボール状のエネルギーで攻撃していく。
すると、ソウゴの前にケンの文字が浮かぶと。
『ジカンギレード!ケン!』
その音声と共に、ジカンギレードという武器が現れる。
「これって………剣…………?これなら!」
ソウゴはジカンギレードを持つと、バスケットボールを切る。
トリガーを引くと。
「フッ!はっ!ハァァァ!」
ソウゴはバスケットボールのエネルギーを切っていき、アナザービルドに攻撃する。
「うぉぉぉ………!」
ソウゴがそう言う中、アナザービルドはバスケットボールを地面に叩きつけながら、ジャンプする。
ソウゴは、ジカンギレードにジオウライドウォッチを装填する。
『フィニッシュタイム!』
その音声が鳴ると、ソウゴはジャンプする。
「ハァァァァァ!」
『ジオウ!ギリギリスラッシュ!』
その音声と共に、ジカンギレードを一閃すると、アナザービルドに命中して、爆発する。
アナザービルドの変身者だった男は、倒れる。
「うぉぉぉ…………!すっげぇ!」
「あれが…………ジオウって存在?」
「素敵過ぎるよ!」
「…………歴史は変えられなかった様だな」
ソウゴがそう言い、はるか達がそう話すと、そんな声と共に、1人の男が現れる。
「えっ?」
「誰?」
「もしかして…………あの人がゲイツ?」
「何で魔王になる道なんか選んだ!?」
ソウゴが首を傾げ、みなみときららがそう話すと、ゲイツはそう聞く。
それに対して、ソウゴは。
「俺が選んだ道だ。……………いや、俺は生まれた時から、決めていた気がする」
ソウゴはそう答える。
それを聞いたゲイツの脳裏には。
『お前達に私を倒すのは不可能だ。何故か分かるか?私は生まれながらの…………王である』
それは、オーマジオウの言葉だった。
それを思い出したゲイツは。
「…………そうか。それなら、俺は今ここでお前の道を終わらせるだけだ」
「えっ?」
ゲイツはそう言うと、左腕につけたホルダーから一つのウォッチを取り出して、ライドウォッチのウェイクベルゼを回しライドオンスターターを押す。
『ゲイツ!』
ゲイツライドウォッチを起動した後、D‘9スロットにライドウォッチをセットし、ライドオンリューザーを押す。
すると、待機音が流れる中、ゲイツの背後にはデジタル時計の様な物が浮かび上がり、変身ポーズを取りながら叫ぶ。
「変身!」
そう言うと、ジクウサーキュラーを一回転させる。
『ライダータイム!』
『仮面ライダーゲイツ!』
その音声が鳴ると、背後にらいだーという文字が浮かんで、時計のバンドの様なものがゲイツを包み込むと、姿が変わり、顔にらいだーの文字がつく。
「あれって…………!」
「江戸時代の…………!?」
それを見たはるかとトワがそう反応する中、ゲイツは別のライドウォッチを起動する。
『ゴースト!』
「ひっ!?」
その音声が鳴ると、みなみは体を強張らせる。
ゲイツは、ジクウドライバーの空いてるスロットにゴーストライドウォッチを装填すると、ジクウドライバーを回転させる。
『アーマータイム!』
『カイガン!ゴースト!』
その音声が鳴ると、ゲイツの背後にアーマーが現れて、『ごーすと』という文字が浮かび上がると、ゲイツにアーマーが装着される。
これが、仮面ライダーゴーストの力を宿した、ゲイツ・ゴーストアーマーだ。
「行くぞ、オーマジオウ!」
「ちょっ!?」
「えっ!?ちょっ!?ちょっと待ってよ!?」
ゲイツはそう言うと、肩の眼魂ショルダーから、オレ、ムサシ、エジソン、ニュートンのパーカーゴーストを召喚する。
ソウゴとはるかがそう言う中、ゲイツはソウゴに襲いかかる。
果たして、ソウゴの運命は。
今回はここまでです。
今回は、王様繋がりとして、仮面ライダージオウとGO!プリンセスプリキュアです。
春野はるかと、常磐ソウゴは、夢が似ているというのもありますからね。
まあ、GO!プリンセスプリキュアは、全ては確認できていないので、一部、変な描写があるかもしれませんが。
GOプリ側の時系列は、最終回後です。
次は何を投稿するのかは、考え中です。
一応、考えているのは、未来から歴史を変えるためにやってきた存在がいて、敵の最終目的がベクトルは違えど、時が止まる事で、永遠を否定して、未来を突き進むと宣言したHUGっとプリキュアとガッチャード、アニバーサリー作品だったり、主人公の色が従来の物と違って、従来の色は、年長のキャラに当てがわれてるなどの繋がりのひろプリとゼンカイジャーとかですね。
第二弾のリクエストは、下記から受け付けています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=324965&uid=373253
連載するならどれにするか
-
ひろプリとギーツ
-
GOプリとジオウ
-
HUGプリとガッチャード
-
まほプリとオーズ
-
ひろプリとゼンカイジャー