ワカシャモとマニューラが対峙する。マニューラはこおり、あくタイプ ワカシャモのほのおタイプがこうかばつぐんだが、かくとうタイプには特に効く。本来なら相性がいい相手だしかしこのマニューラは異彩を放っており、一切優勢とは思わせない雰囲気だ。
「ワカシャモいくよ!!」
「シャモ!!」
「にどげり!」
ライトの掛け声と共に、ワカシャモが駆け上がりマニューラに急接近し先手を仕掛ける。
「イカサマです」
マニューラは即座に反応し、ワカシャモの蹴りを受け流しその勢いをそのまま拳でぶつけてきた。イカサマは本来相手の攻撃力を利用して攻撃する技、このマニューラはそれを応用し相手の攻撃を受け流し、その技の勢いもそのままぶつける芸当ができるようだ。
「私のマニューラは肉弾戦において無敵です。さてあなたはどう突破しますか?」
「ッ!なら、ワカシャモひのこ!」
「こおりのつぶてで打ち消してください」
ワカシャモのひのこはマニューラにとって、シャボン玉程度のもので、こおりのつぶてを当てていとも簡単に打ち消されてしまう。
「なっ!?」
「きりさく」
マニューラがワカシャモに接近し鋭い爪で切り裂いてきた。きりさくは威力が高くダメージは大きい。
「ワカシャモ!?」
ワカシャモは混乱状態の支障を受けており、体制が安定しない。その上このマニューラが肉弾戦において無敵を自称しているが、その言葉には説得力がある。
「マニューラもう一度切り裂いてください」
マニューラが構え、再びワカシャモに接近しだす。
「ワカシャモみきり!!」
ワカシャモはとっさの回避行動を行い。きりさくをみきり紙一重で回避してゆく。だがこのままでは消耗するだけそう思いライトは…
「ワカシャモ!にどげりで攻め込んで!!」
ワカシャモが見切ったあと左足を勢いよく突き出しマニューラの腹部ににどげりを命中させた。しかし攻撃するということは、自ら隙を晒してしまうと同義でありマニューラはすぐさまきりさくの反撃を行い、二発目を当てるとこができず急所を突かれ、ワカシャモは地面に倒れた。
「ワカシャモ戦闘不能!!」
「ワカシャモ…お疲れさま…」
ライトはワカシャモをボールに戻し次のポケモンを出そうとすると…
「リグ!!」
「リグレー!?」
モンスターボールから勝手にリグレーが飛び出した。そしてリグレーは自分を使えと言わんばかりの眼差しをライトに送る。本来エスパータイプのリグレーにあくタイプのマニューラでは相性最悪で実践がほぼ初であり、マニューラとは天と地ほどの実力差がある。
「リグレー…君を信じてもいい?」
「リグッ!!」
リグレーは頷く
「解った、いっしょに頑張ろう」
「リグ!!」
「ほほぅ…その絆試させてもらいますよ」
リグレーはバトルコートに立ち、戦闘態勢をとり戦いが始まる。
「マニューラきりさく!」
マニューラがリグレーに駆け上がり切り裂きにゆく。
「リグレーテレポート!!」
リグレーはテレポートで、遠くにワープしきりさくを回避する。その後もマニューラの攻撃を回避、回避、回避とテレポートを続けマニューラの攻撃を避ける。
「どうしました?逃げるだけでは勝てませんよ。ダメおし」
「リグレーテレポートを続けて!」
ライトはリグレーにテレポートを続け、隙を狙っている。
「追いかけっこには飽きました、そろそろ終わらせましょう!マニューラこおりのつぶて!」
マニューラはこおりのつぶてを、高速で放ちリグレーがテレポートをするよりも先に攻撃を当てる。
「続けてダメおし!!」
そして、こおりのつぶてに続きリグレーにダメおしによる打撃を腹部に与えリグレーはライトを悲しませないようにわずかに耐えた。
「リグレー…解った反撃するよ」
「リグッ」
リグレーはマニューラにしがみついており、がっちりと掴み蹴られようが殴られようが離さない。
「このままいくよ!リグレー10まんボルト!!」
「リグゥゥゥゥ!!!!」
リグレーは強力な電撃を放ちマニューラを仕留めにいく。耐久力はそれほど高くなくワカシャモのにどげりを受けている、決めるならここしかない。
「マニュ…」
「驚きました、まさかここまでできるとは…しかしマニューラはまだ行けますよ」
「リグレーもう一回!!」
「リッッッ」
「その程度の速度では間に合いません!ダメおしです!!」
「お願い!間に合って!!!!」
ベガスがマニューラにとどめの指示を出すしかし__
「マッッニュ…」
マニュラは痺れて動けない。これは麻痺状態で、これは10まんボルトの効果で稀に発動する。そして麻痺状態は体が鈍くなりたまに動けなくなってしまう。ライトとリグレーは奇跡を呼び寄せたのだ。
「これはこれは…本当に予想外です…」
「グゥゥゥゥ!!!!」
そしてリグレーの10まんボルトが再び炸裂し、二度目は耐えられるはずも無くマニューラは倒れた。
「マニューラ戦闘不能!!よって勝者チャレンジャーライト!!」
「リグレーありがとう…」
「リグゥ…」
リグレーも限界でライトはリグレーをボールに戻す。
「素晴らしい、本来ならあなたは負けていました。ですが、ポケモンを思う力が運を引きつけ勝利に導くとこができたのです。私という壁を越えた物にこれを授けましょう」
ベガスが取り出したのは、Gの文字が特徴のバッジ、ゴールドバッジをライトに渡した。
「これが…三つ目のバッチ…みんな本当に頑張ったね!!」
ライトはカミッチュ、ワカシャモ、リグレーのモンスターボールにそう話す。
「三つ目のジムバッチ獲得おめでとうございます。しかし、四つ目からがジムめぐりの本番ですよ」
そうこの地方は、ジムバッチ三つ以下のチャレンジャーは戦術やポケモンを手加減しているが、四つ目になるとポケモンの強さは格段に上がり戦術に関しては手加減無しで行われることになっているのだ。
「ボクワカシャモ達の成長は、まだまだ止まりません!!」
「期待していますよ…」
「はい!!ありがとうございました」
ライトはドリームジムを後にしポケモンセンターにゆく。
「楽しみですね、特に次の彼女とのジムバトルは見物です…」