「シャドークロー」
先手はイザナギ、ソウブレイズの大きな剣で斬りかかる普段なら弱点のグレンアルマだがジムリーダーの手持ちと言うこともあり、対策を打っている強靭な鎧で受け止めていた剣すらも通さないほどに頑丈。
「サイコショックで攻めなさい…」
ソウブレイズの周りにサイコパワーの粒が集まり集中攻撃、ソウブレイズの体力を削るにはいい一撃だ。
「さすがはジムリーダーと言った所か…」
「勝ちたいならワタクシに見せて下さい、その改造手術の力とやらを」
「あぁいいさ思う存分見るがいい、ソウブレイズリミッター解除」
そういいイザナギが指を鳴らすとソウブレイズの様子が変化する、肉体に血管が浮き上がり心拍数も跳ね上がっており瞳は遺伝子のらせん状のようなものが移る。
「これが遺伝子改造手術の力さこれを使えばポケモンの限界のその先をも超えた力を引き出させる事が可能となる、まぁここまでの領域に達する事ができるのはごく僅か大抵は耐えられずに死に絶えてしまうがこれも必要な犠牲だ」
「確かに我々人間も数々犠牲の上で今がありますからね」
「分かってるじゃないか…やはり気が合うようで合わないそして気に食わない、なら潰した方がいいソウブレイズゴーストダイブ」
ソウブレイズにゴーストダイブを指示すると影が重なり分裂明らかに本来のゴーストダイブの挙動ではない。その増えた影からソウブレイズの形をした分身が複数現れラッシュを仕掛ける。
「ワイドガードで守りを補強するのです!」
このゴーストダイブは範囲攻撃と捉え、範囲攻撃を完全に防ぐワイドガードでグレンアルマは見事に無傷で凌いだが。
「それも想定済みさ!シャドークローで仕留めろ」
「ボオオォォウ!」
影から本物のソウブレイズが飛び出し瞬時にグレンアルマに斬りかかる、その炎の剣はあり得ないほどに膨張しており本来の三倍のサイズで一瞬黒い炎が見え重い一撃を与えた、その威力はマスターボールが入っているショーケースを糸も簡単に切断するほどでこのショーケースは非常に強固な作りでカイリューのはかいこうせんを直撃しても傷一つも付かない位の強度を誇る、それすらも切断する威力のシャドークローを受けたグレンアルマだが辛うじて致命傷は名脱がれギリギリの状態で立っている。
「ボッ…」
「一撃でここまでの威力とは…」
「どうだ私の解除手術の成果は!生物と言うのは一部の力しか発揮できないだが私はその力完全に解放させることができる、せっかくなら反撃してみろ言っておくが遺伝子解除手術は治癒細胞も活発に跳ね上がってる影響で多少のダメージなら直ぐに回復する上、免疫力も爆発的に向上している影響で状態異常一切受け付けない」
「素晴らしい…以前エクシード社から紹介された物より遥かに上回る性能そしてその人間以上の愚かさ実にアナタらしい…」
「……」
この圧倒的劣勢な状況でも余裕の態度を貫き通すボワール
「ではいいでしょうお望み反撃させて貰いますか、グレンアルマアーマーキャノンです」
するとグレンアルマにアーマーキャノンの指示を出し、グレンアルマの腕の砲台から火球を発射するもソウブレイズにはノーダメージ。
「何をしている?そんな事ソウブレイズに無意味だ」
「特性はもらいびほのおタイプの技を吸収して自身の炎として扱える特性分かっていますよ、少し試したい事はあるのでね」
グレンアルマはそのままアーマーキャノンを連発その度にソウブレイズの力が増す。
「時間切れだこれで終わりにしてやるやれ!!」
イザナギはソウブレイズにトドメを刺すように命じるが…
「……ボォ!?」
突然ソウブレイズが苦しみだした、膝から崩れ落ち炎も消えかかる。
「やっぱりですか」
「キサマ!何をした!?」
「少しだけ刺激を加えただけです、その破裂寸前の肉体にね」
ボワールは遺伝子解除手術の穴に気づいていた、常時強力な力を宿していおり、これ以上の力を余分に入れれば体がキャパオーバーを起こし爆発する、わざわざ攻撃するよりも力を注入し自滅を狙った方が効率的と判断していた。
「おつかれさまですグレンアルマ、その状態ではもう立てないでしょうそれどころか生命危うい」
「力を全て引き出してる分瀕死のリスクも高いからなその結果数々のポケモンの骸を生み出してしまったが、コイツはまだ生きてるさ安心しろ」
そういいイザナギはソウブレイズを戻す
「注目してた試合も終わってしまいましたか…」
ボワールとイザナギが闘っている間に既に、アキラとドライヴの試合は幕を閉じてしまっていた。
「ふん、今に見てろ本番はここからだ」
「お疲れアキラ、凄かったけど負けちゃったね…」
「そうだな…全力は尽くしたが上には上がいるもんだな」
「まだこれから強くなれるよ僕もアキラも」
あの試合の結果はアキラの敗北に終わった、全力は出し尽くせたが元の力の差で押し切られたのが敗因、現在はポケモンセンターで回復させている。
「まぁこの大会意外でもメガシンカを使いこなす方法はあるはずだ、マスターボールは残念だが見送るか」
勝ち上がったドライヴもスサノヲも現在は予選が終わるまでは自分の持ち場で待機している。
「メガシンカてっ意識も吸い取れるみたいな感じでコントロールするのが難しいよ」
「そうだよな…」
するとユニが何かに気がつく
「あの子…もしかして……」
白髪が特徴の同年齢の少女が見える見覚えがあり
「………開始」
何かを呟くようなきかした、すると…
「!!?」
何か激しい音が鳴り響くそして集団にポケモンセンターに入りこむ何か…
「これよりエイコウシティは我々革命家が陥落させル」
「革命家!?」
なんと革命家がエイコウシティまで現れて集団で攻め込んでいたのだ。
「あいつ」「えっあの子!」
「おい?あいつ知ってるのか?」
ライトとユニがその少女に反応二人は出会った事があるライトは革命家幹部の「ヴァルキリー」と退治しており、ユニは怪我していた可彼女の素性を知らずに付き添っていた事がある。その時は明らかに腕が折れていたが不自然な事にもう完治していた。
だがとてもその事を話せる状況ではない、既に革命家のしたっぱのポケモンに包囲され、ヴァルキリー自身もヘルガーとオノノクスでいつでも迎え撃てるよう準備出来ている。実際歯向かうトレーナー全てを返り討ちにし確実に抵抗力をなくす彼女は幹部でありその実力は相当なモノ…
((あの子が革命家だなんて…しかもあの時ハイパーボールで掴まえてた凶暴なオノノクスももう手懐けられてる…))
「オマエもいたのカ…ならここで潰してやル」
「うっ」
「そっちの女モ…」
「……まさかキミが革命家の一員だなんて…」
「俺もカメックスとカクレオンがまだ預かってるって言うのに」
とてもマズい状況だが…
「いけっバンギラス!!」
ドライヴとバンギラスが入り口から殴り込んだしたっぱを蹴散らしながら。
「おい!ライト、アキラ、ユニ外も革命家の軍団が暴れているがスサノヲが何とか抑えてくれてる、今ならアタイ達でそこにいる幹部の野郎を黙らせるぞ!!」
「うっうん!!力を合わせれば勝てるはず!」
ドライヴが加勢していてくれたお陰で少し隙が出来た。
「今の内にカメックスとカクレオンを取り戻してくる!」
アキラは先に奥へ進んでいった…
「私は周りを抑えるから二人はあの子をお願い!」
「分かった!」
「了解!」
ユニはしたっぱをメインに、ライトとドライヴがヴァルキリーに挑む。
「……敵が多い…ひケ」
するとヴァルキリーはヘルガーとオノノクスを後ろに引かせた。
「なんだもう降参か?」
「えっ何あれ?」
ヴァルキリーは謎の銃を持つ、紫が中心のデザインで銃口に極小のカプセルが取り付けられてた。
「…………」
そのまま無言で引き金を引いた、するとカプセル三つが放たれ形となっていき…
「バリバギャアアアアア!!」
「ゴオオオオオオオォォ!!」
「キュイイイイイイイン!!」
「……!?」
「おいおい待て、なんでコイツらがいるんだよ…」
ヴァルキリーの銃から放たれたのはファイヤー、サンダー、フリーザー主にカントーに生息している伝説のポケモン奴らには到底手に入るようなポケモンではないしかもモンスターボールでもない銃からいきなり飛び出した。
「いケ」
ヴァルキリーは何もためらいもなく三鳥をライト達に襲わせてきた、自身はヘルガーとオノノクスに守られているので手が付けられない上そのまま何処かへ去ってしまった…
「ああもう遣るしか無いよね!バンギラス伝説だろうが勝ってやるよ!!」
「ギャオオン!」
「リグレーお願い!」
「リグッ!」
伝説のポケモン三体に対するのはリグレーとバンギラス。
「リグレー10まんボルト!!」
リグレーはサンダー以外ならこうかばつぐんの電気技で応戦、ファイヤーとサンダーにヒットしたがダメージはそこそこ。
「ゴアアアアアァァ!!」
「バリバリイイイ!!!!」
「テレポートで避けて!!」
反撃のかみなりとだいもんじを何とかテレポートで躱せた、ドライヴもフリーザーにストーンエッジを当てるが耐えられ一撃必殺のぜったいれいどを構えてきた。
「キュルゥ!!」
「それはまずっ!?」
伝説のポケモンがあるが故に溜めも非常に早く気づいたときには遅く……
「エルゥ!」
しかし突如乱入してきたエルレイドが割り込み、せいなるつるぎの一撃をフリーザーに食らわせてぜったいれいどをキャンセルさせることに成功。
「サーナイ…」
「おまえらはボワールの!?」
更にサーナイトも加勢しサイコキネシスで三鳥の動きを封じ、さらに押しつぶすかのように念力の圧力を徐々に加える。抵抗するようにねっぷう、ほうでん、ふぶきを放つが本気を出したサーナイトの拘束力は凄まじく微々たる威力しか出せない。
「凄い…」
「エル!!」
「サナ!!」
エルレイドとサーナイトが「やれ」と言ってみるいるかのようにかけ声を出した。
「よしっリグレーフルパワーの10まんボルト!!」
「ストーンエッジ!!」
「リッグウゥゥゥゥ!!!!」
「バギャオオオオオオオン!!!!」
リグレーとバンギラスの同時攻撃が炸裂!ファイヤー、サンダー、フリーザーは倒れたと同時に紫色の液体と共に爆砕した。
「なっ何これ気持ち悪い…」
ライトも嫌悪感を隠せないほどポケモンセンターで紫の液体が散乱しており底に三鳥達の面影も一切無い。
「エルレイドとサーナイトが助けに来てくれたお陰でしたっぱ全員倒せ…きゃっ!」
ユニも回りしたっぱ達との戦闘で少し離れていて、実はサーナイトとエルレイドは先にしたっぱを対処してから駆けつけた。
「ユニかここにファイヤーとサンダーとフリーザーが現れた」
「えっ!?あの伝説のポケモンの!?」
「正直ボワールのエルレイドとサーナイトが駆けつけなきゃ負けてたかもな、だけど気がかりなのがアイツら倒されたら変な液体をまき散らして破裂したんだよ」
「なんか生き物に見えない感じで怖かった」
ライトとドライヴが何とか説明する
「…………全然分からないでもあの三体は少なくともキングス地方にはいないはず考えれば考えるほど………」
ユニでも分からないそう
「エル」
「サーナイ」
するとエルレイドとサーナイトが外へ飛び出すヴァルキリーを負うのだろう。
「あっ!?」
「行っちまったな…」
「ふぅカメックスのは見つかった」
アキラは散乱したモンスターボールを漁り何とかカメックスのボールを見つけカクレオンのボールに手を伸ばすと…
「フン…また会ったな」
「お前は…!!」
以前ライト達に牙を向き中身のポケモンを強奪してメガシンカをした最悪のトレーナージギル、当然革命家上級戦闘員の奴も今回の襲撃に参加していた。
「コイツはお前のか?貰っておこう」
するとジギルがカクレオンのモンスターボールを手に取る。
「!?っテメッ返せ!!」
「残念だがオマエじゃ私に勝てない、おい出番だ…」
「フフッオレ様を呼んだか!そのガキを倒せば良いんだな?」
彼女の呼ぶとかなり派手な格好の長髪の男が割り込むように駆けつけた。
「あぁ…」
「おい待て!」
「コイツに勝てたら闘って上げよう…言っておくがコイツも私と同じ上級戦闘員だ…」
そう言ってジギルはカクレオンのボールを持ち去る…
「こいつ…絶対許さねぇ!!」
「おっとその前にオレ様と遊ぼおうぜぇ!カモーン!ミカルゲ、ドラミドロ」
「ミーカッカッカッ」
「ドランジュォ」
男が繰り出したのはミカルゲとドラミドロ、弱点が少なく耐久性のあるミカルゲと攻撃性能がかなり高いドラミドロ上級戦闘員の名に恥じない手持ちだ。
「ダブルバトルかキョジオーン、カメックス頼んだぜ!!」
「キョジ!」
「カメッ!」
アキラはキョジオーンとカメックスを繰り出して応戦する。
「名乗るのが遅れたオレ様はエビルさぁオレ様を楽しませろ!!」
奴の腕にメガリングが付いていた、エビルもメガシンカ使いなのだろう。
「フム…これは驚きましたまさか伝説のポケモンのクローンを使うとは………」
「オマエにはお見通しか、あぁアレは私の研究成果の一つクローンポケモンだ!!私にかかれば1%の細胞でも採取できればポケモンのクローンを作る事などたやすいあの銃は幹部専用でまだ一つしか存在し無いがいずれ私を含めた幹部全員に持たせる予定だ…」
あのファイヤー、サンダー、フリーザーの正体はクローンでポケモンとはまた別でイザナギはここまで出来てしまう。
「エルレイドとサーナイトには念の為見張って貰って正解でした…」
「まぁ所詮はクローンだからな一般のポケモンならまだしも伝説のポケモンのクローンだと実力は本来の10分の1にも満たない…だが足止めとしては十分だ」
ポケモンを傷つけることもポケモンのクローンを作る事も何のためらいもなく出来てしまうイザナギ全ては「最強のポケモン」を作り上げるため、そのためなら何を犠牲にしてでも構わない、ある意味ポケモンが一番愛しているがポケモンを一番残酷に扱っている。
「アナタのやり方は別にキライではないのですが…ワタクシも「最強のポケモントレーナー」を作り上げるのが目的なので最終的には人類の進化ですその為ならポケモンは踏み台ですですが我々人類はポケモンをもっと知る必要があります、人間は愚かであるべきアナタは少し愚か過ぎますね…」
「その上からの口を叩けるのも今日で最後だ」
「ニャァ」
するとイザナギはマスカーニャを繰り出す。
「エースの不在の今オマエに何が出来る?」
案の定マスカーニャも遺伝子改造手術済みで、先ほどのソウブレイズと同じようになった、あの血管が浮き出て体の関節も外れる音がなりいかに無理矢理極限まで力を引き出しているのかがわかる。今エルレイドとサーナイトは別行動で革命家を押さえるのに必死でボワールの元へいけない。
「全く、リカバリーは用意出来ています」
「ネーロ」
ボワールが繰り出したのはカラマネロつい最近メガシンカが発見されたポケモンであり、以前高額の取引の故新種のメガストーンを多数をカロス地方から取り寄せておりその中の一つにカラマネロナイトがある。
「一筋縄ではいかないか…なら黙らせるまでさ」
((例えマスカーニャが破れてもここで今ボワールの手持ちでメガシンカが出来るカラマネロを消耗させれば後はシルヴァディで全員葬れる、下手にフーディンを消費する訳にもいかない))
「何考えているのか分かりませんがやりましょうか、メガカラマネロの力は正直まだ慣れていませんがやりましょう」
「ネロロ」
「エルレイド達もしかしてあの子を追いかけているのかしら?」
「あのポケモンを出す妙な銃を持っているならあのボワールの好奇心がそそられてると思う押収の目的もあるかもな」
「でも何処に…っ!!」
「止まりなさいヴァルキリー様の元へは行かせません…」
「ヴァルキリーの命令に従って俺達が足止めしてやる」
ポケモンセンターをでて直ぐに現れたのは敵の追っ手、スレンダーな女性と屈強な筋肉質の男性
「この感じ上級戦闘員…」
「あらよく分かりましたねならそれ以上はいりませんでなさい」
「フンッ」
「ウツボッ」
「グォ!」
いきなり女性がウツボット男性がジジーロンを繰り出してきた。
「バシャーモお願い」
「出てきてニャオハ」
「バシャァ」
「ニャオ」
「気を付けろアイツらメガシンカする気だ!」
二人の上級戦闘員もメガリングを所持していた
「私達のような特に優秀な上級戦闘員となるとこれくらい当然ですこと…」
「あぁそうだ!!」
「僕はウツボットをやる!!ドライヴはジジーロンをお願い」
「了解よ!!バンギラスもさっきの鬱憤がたまってんだここで発散してやる!!」
「ワタシはライトを支えるから!」
各々が戦闘態勢にはいった試合ではない、本気のバトルだ…
「「「「「「メガシンカ!!」」」」」」