ポケットモンスターIF(中章開幕)   作:リアルムート

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悲劇を知るもの知らぬもの

 

「さーてキミが幹部だよね?」

 

「…うせロ」

 

 キングス地方四天王の一人、タキと革命家の幹部ヴァルキリーが対峙する。

 

「君達ここからはお姉さんに任せてね☆」

「コウガッ」

 

「なら僕は一度引いてアキラのところに行く!!」

 

「あっライト!?」

 

 ライトはアキラの所に向かっていく…

 

「こちらヴァルキリー四天王が現れタ…」

 

「それならより強力なクローンポケモンと自分のポケモンで応戦しろ…」

 

 ヴァルキリーは通信機でイザナギと会話し応戦の命令を受ける。

 

「その妙な玩具は何?」

 

「…うるさイ消えロ」

 

 ヴァルキリーはヘルガーとオノノクスを前線に出しながら、銃口を放ちクローンポケモンを出してきた。

 

「キュルアァァァァァ!!」

 

 出したのは一体、カロス地方に生息し生命を司るポケモンゼルネアス…

 

「ゼルネアスまで!?」

 

「本当になんでもありだな…」

 

「でも関係ないね!!」

 

 ゼルネアスを見てもタキは一切動じておらず、寧ろポケモンバトルを楽しむかのような表情をしている。

 

「ヘルガー共はアタイとバンギラスでやっつけやる」

 

 ドライヴとバンギラスはヘルガーとオノノクスと対峙する。

 

「やってしまエ」

 

「ガウッ」

 

 ヴァルキリーがメガシンカを使いヘルガーをメガシンカさせ飛びかかる、ドライヴもメガバンギラスと共に戦う。

 

 

 

 

「アキラ!どこ!?」

 

 一方ライトはアキラを探していた、ポケモンセンターの近くにいるはずだと思いながら走っている。

 

「ギギギギ……」

 

「お前のポケモンも倒しやすくなったな…」

 

 アキラはジギルとバトルしていた、ジギルはライトにとっても因縁があり、奴もこの襲撃に加担していると知ると少し震えるが絶対に負けないという意思が強まった。アキラはカメックスでギギギアルを撃破し少しだけ優勢だが、カクレオンも奪われキョジオーンもだいばくはつの影響で戦闘不能、後はスコルピしか残っていない。しかもジギルは残り手持ちに最低でもパーモットとスピアーが控えているどちらも強敵でかなり不利な状況だ。

 

「出てこいパーモット」

 

「パモッ!!」

 

 そしてパーモットが出てきた、以前は為す術無くやられたが今はあの時とは違う。

 

「いくぞカメックス!メガシンカだ!!」

 

 アキラはキーストーンでカメックスをメガシンカさせ、全力で迎え撃つ。

 

「アキラ!?」

 

「ライト!?今コイツを倒してやる所だ!!」

 

 ライトの呼びかけにアキラが反応する、アキラはジギルに勝つ気でいる。

 

「みずのはどう!!」

 

 メガカメックスのみずのはどうがパーモットに向かって放たれるも軽々と避けられる。

 

「10万ボルト…」

 

「ちぃっ…こうそくスピンで弾け!!」

 

 パーモットが電気を飛ばしてきたがメガカメックスは甲羅に体にしまい、高速回転することで電気を絶縁することに成功。

 

「この短期間でここまでとは…」

 

「はどうだん!!」

 

 さらに必中のはどうだんをパーモットの胴体に食らわせる。

 

「くっ戻れ…」

 

 するとジキルはパーモットをボールに戻した、まだパーモットを倒される訳にはいかないのか…

 

「出てこい」

 

「スピィ……」

 

「やっぱりスピアーも来たか…」

 

「!?」

 

 ジキルはスピアーを繰り出す、あの時同じ革命家の仲間から奪った個体で、メガシンカも使ってくる強敵しかし様子がおかしい……

 

「待ってアキラ様子がおかしいよ…」

 

「そっちのガキは気付いたか、コイツのトレーナーを私に傷つけられたと知ると反抗的になったからパーモットで黙らした後、イザナギの改造手術で強化しておいた、まぁその代償で自我を失ったが些細な事だ…」

 

「改造手術だと…」

 

「あぁ性格には遺伝子改造手術で、遺伝子を組み換える事によりポケモンの生物としての限界を超えた強さの領域を引き出す事が出来る、これでもまだ得られる力も代償も軽い方だが最悪の場合は生命が尽きる、少なくともイザナギはこの手術の為に数々のポケモンの骸を生み出した」

 

「てめぇふざけるなよ!!ポケモンを何だと思ってやがる!!!!」

 

「イザナギの言葉を借りると…実験材料とでも言っておこう」

 

「コイツ!!」

 

 この時のアキラの怒りは計り知れない、トレーナーから奪うだけでなくポケモンにも平気で危害を加えるコイツを許さないという感情で一杯だ。

 

「そんなの酷すぎる!」

 

「ふんっ何とでも言え…この世界は力無き者は奪われる…物もポケモンもそして命もだ!!!!スピアーメガシンカ!!!!」

 

 ジキルはスピアーをメガシンカさせた、もはや絆すら存在するのかも怪しい、自我が無ければメガシンカの苦しみも感じないそれどころか常に最大出力でメガシンカの力を自在に扱える。

 

「ス………ピィ……」

 

「完全に正気を失ってやがる…」

 

「いけダブルニードル」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ストーンエッジ!!」

 

 ドライヴはメガバンギラスでヴァルキリーのメガヘルガーと抗戦し、ストーンエッジを打ち込んだが…

 

「バンギャ……」

 

「バンギラスどうした!?」

 

 突然バンギラスが苦しみ倒れた、ヴァルキリーは倒れたヘルガーを見下ろしていた。

 

「あれはみちづれ!?」

 

「みちづれって、アイツ自分のエースもろともアタイのバンギラスを潰したのかよ!?」

 

 ユニがみちづれと言った、みちづれそれは自分が倒された時強制的に相手も戦闘不能にさせる技、決まればどんな相手もこの技の餌食になってしまう…

 

「グルォォォ!!」

 

 そしてヴァルキリーにはオノノクスが控えている、目的の為なら自分のエースですらも容赦なく使い捨てるこれが革命家幹部の実力…

 

「タキも忙しいし…ギルガルドアイツを死ぬ気で抑えるよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ」

 

 アキラとメガカメックスはメガスピアーと戦う、強化されたメガスピアーはスピードもパワーも跳ね上がり苦戦している。

 

「アキラ!!バシャーモブレイズキック」

 

「バシャ」

 

 ライトは見ていられなくなりバシャーモでメガスピアーを攻撃効果はばつぐんだがメガスピアーはピンピンしている、改造手術は防御力も上がっているようだ。

 

「邪魔だパーモット相手してやれ」

 

 ジキルは再びパーモットを繰り出しライトとバシャーモにけしかけてきた。

 

「パモモッ」

 

「来るよ!」

 

「バシャッ」

 

 ライトとバシャーモは立ち向かうとすると…

 

「ポウッ!!」

 

「ウデポッウ!!」

 

 ウデッポウが突然飛び出すまるで「ここは任せろ!!」と言っている、ウデッポウに任せればバシャーモの体力を温存しメガスピアーと戦いに備える事が出来る。

 

「よしっ信じるよ!」

 

「ポウッ!!」

 

 まだこの激戦は続く…

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