読者と作者の脳を破壊するブルーアーカイブ恋愛集   作:カンキツ蜜柑

3 / 8
 シロコと2年の獣人の男子生徒の話。

 ……だけど!そうじゃない!

 カンナも少し出てくるよん。

 今回は誰の脳も破壊されない……かもしれない!


犯罪者予備軍2人、ただし指名手配犯狩り

 アビドス高校には三大ケモミミという勢力が存在する。一人は銀行強盗の計画を立て、先生を狙う獣砂狼シロコ。もう一人は、ナチュラルサイコパスの指名手配犯狩り阿笠ヒイロ。そして、特に何もしてないバイト戦士黒見セリカの3人である。

 

「ん、銀行強盗に行こう」

 

「"えっ?"」

 

「銀行強盗か、いつ出発する?私も同行する」

 

 突然の銀行強盗宣言、それに困惑する先生、悪ノリで乗っかるケモミミ(熊)の男子生徒阿笠ヒイロ。

 

「"ちょっと!銀行強盗はメッ、シロコ"」

 

 先生がシロコのデコに軽くチョップする。

 

「ん、わかった」

 

 素直なシロコ。

 

「"ヒイロも悪ノリはやめよう?シロコがいつか本気で銀行強盗しちゃうかもよ?"」

 

「う〜い、りょ〜かいセンセ」

 

 なんとも軽い返しをするヒイロ。

 

「……あ、そうだ。今度、こっからここまでの指名手配犯狩りに行こうと思うんだけどついてくる?」

 

 ヒイロは8枚のリストを出した。

 

「"指名手配犯……多くない?しかもここって山海経の……"」

 

「ん、やろう」

 

「おっけ〜決まり。センセ、明日の引率よろしくぅ」

 

 

 翌日。

 

「"……流されてきちゃったけど……良いのかな、いくらシャーレの権限があるからといっても他の地区にお邪魔することになっちゃ……"」

 

「いいのいいの。山海経の奴らは犯罪者語減ってラッキー、俺らは金が貰えてラッキー、WIN WINだろ?」

 

「ん、やる気満々。先生にいいとこ見せる」

 

 2人はやる気満々な様子で、早速ターゲットを探し始める。

 

「"……所で、さ……その大きな袋は何?"」

 

 ヒイロが持っている袋。サンタクロースがおもちゃを配るためにそりに乗せたあの袋くらい大きいそれを指差し私は言う。

 

「捕まえてからのお・た・の・し・み、って奴だよセンセ」

 

「"なんだか嫌な予感がしてきた……"」

 

 そうこうしていると、シロコが指名手配犯らしき人物を見つける。

 

「ん、あれ……」

 

「どれどれ……BINGO!でかしたシロコ。アイツは闇組織の元組員で違法銃器保持と違法薬物の売買が主な罪状……カイっつうヤベー奴も絡んでるんだとかなんとか……早速次の曲がり角のところで俺が先回りするからシロコと先生はそのまま追ってくれ」

 

 ヒイロは素早く建物を登り、屋根伝いに先回り屋を始める。

 

「"(忍者みたいだ……)"」

 

 和風な風景が特徴の山海経というのもあって、忍者さながらの動きに少し見とれた。

 

「ヨォ……金」

 

「……!?誰だお前は!?」

 

 機械の男は急いで逃げようとするが、シロコと先生が待ち構えていることもあり、逃げ道を塞がれる。

 

「名乗る必要はない……が、牢獄への手見上げに教えてやるよ。俺の名は『指名手配犯狩り』」

 

「馬鹿な!!??そんな、まさか!?一体何故私を狙う!?他にも犯罪者はいるだろう!?」

 

「……あら方、狩り尽くしちゃったんだよね」

 

「……は?」

 

 思わず耳を疑う。

 

「だから聞こえなかったか?ったく、わかりやすく説明してやる。アビドス、トリニティ、ミレニアム……この3つの自治区いる指名手配犯。全て俺等がひっ捕らえたっつーことだよ。ここまでいえばわかるか?」

 

「くっ、くそっ!!」

 

 男は走り出す。一人だけのヒイロの方へ?いや、違う。

 

「シャーレの先生!お前を人質にとってこのぶべぁ」

 

 男はシロコによって伸される。

 

「ん、そんなことは許さない」

 

「"ありがとうシロコ。これでとりあえず1人目、だね"」

 

 私はシロコな頭を撫で褒める。シロコの耳が手を受け入れる体制になっている。

 

「ほんじゃあ、お楽しみのお時間と行きましょうかねぇ〜」

 

 ヒイロは持ってきた大きな袋を開け、男を詰める。

 

「……ここは……牢獄?」

 

 男は目を覚ます。暗い。明かりがないのか、夜なのかもわからない。一つわかるのは麻袋を被されている感触がすることだけ。

 

「───ッ!?」

 

 光が目に入る。久々の光に目がチカチカする。

 

「やぁ」

 

「……ッ!ここはどこだ!!」

 

「うるさっ、そう騒ぐなよ。喉痛くなるぞ?……まぁ、そんな喉の痛みも気にならなくなるからどうでもいいか♪」

 

「へ?」

 

 男は恐怖する。ヒイロの手にはペンチ。明かりがついたおかげで見える周りには様々な拷問器具が……

 

「ま、まさか、これを……俺に?」

 

「やるかもなぁ……お前が、このリストに載ってる奴らの情報を全部吐かなけりゃ、お前はヴァルキューレに行く前にスクラップだろうよ」

 

 7枚のリスト……どれも山海経に潜伏する、犯罪者共……幸い、7人全員の潜伏場所を俺は知っている……

 

「それでも、言わない、と言ったら?」

 

「シロコ」

 

「ん、わかった」

 

 シロコはムチのようなものを取り出す。ヒイロはムチを手に取り、振る。ヒュオンと空気を切る音を立て、バチンと大きな音を出す。

 

「ひっ、わかった!話す!話すから!……話したら俺の身だけは……助けてくれくれないか?」

 

 震える声で男は言う。男は機械の男だが、チビリそうな感覚すらあった。

 

「ん?おんおん、オッケオッケー。元ヴァルキューレの警察官が保証してやんよ♪じゃあ、早速聞いてくぜぃ♪」

 

 男はすべて話した。話聞いたヒイロは満足したようで。

 

「情報提供感謝!(手のひら合わせ)じゃあ、牢獄に行くまでおねんねしてな」

 

「待て!お願いだ!助けっ」

 

 そこで、機械の男の意識が途絶える。

 

「"うわぁ……"」

 

「ん、今回は口の軽い奴で良かった。前は酷かったから」

 

 シロコが平然とそういうのを聞いてゾッとした。

 

 生徒にこんな感情を抱くのもどうかと思うけれど……この子の犯罪者を捕まえると言う執着は凄いけれど、その過程があまりにも残酷で、計算された恐怖を与えるその様は『恐ろしい』以外の何物でもなかった。

 

 そうして、8人全員の確保を終え、ヴァルキューレ警察学校へと向かった。

 

「先生に、アビドスの制服……また、貴方ですか」

 

 迎えてくれたのは、局長の尾刃カンナ。どうやらヒイロはよくカンナと会っているようだった。

 

「カンナセンパァイ。今日も俺からのラブレターあげますね♡」

 

 ドサドサと指名手配犯が落ちる音がする。

 

「……指名手配犯の確保には感謝します。後日、連邦生徒会の方から報奨金が届きますのでそちらの方は連邦生徒会にお願いします」

 

「そんなことよりぃ、カンナセンパァイ。俺からの愛のメッセージ解りました?」

 

「"(……名前の頭文字か)"」

 

 先生は小声で言った。指名手配犯の名前を見て薄々気がついていた。

 

「(ん、『イ』「"違う、シロコ。ローマ字"」……ん、『I』『L』『О』『V』『E』『Y』『О』『U』……!)」

 

「I love you!カンナ、付き合ってくれ!」

 

 ヒイロ、渾身の告白。だが、カンナは慣れた様子で断る。

 

「……はぁ、何度言えばわかるのか……私は警官。今は色恋をするような時期ではないですからそう言うのは……」

 

「そこをなんとか!」

 

 求愛も虚しく、ヒイロはヴァルキューレの生徒たちによってカンナから引き剥がされた。

 

「"なんか色々とすごいね……"」

 

「ん、先生も私に告白する?」

 

「"……うぇえ、何で、何言ってるの……?"」

 

「ん、私は先生のこと好きだけど」

 

「"……人として、ってやつでしょ。あんまり、大人をからかうものじゃないよ、シロコ"」

 

「ごめんなさい、先生……(ボソッ)」

 

 その後、シロコは小さく何かを呟くが、私にはうまく聞き取れなかった。

 

「"なにか言った?"」

 

「ん、恋って難しいものなんだなって」

 

 シロコはボロ雑巾に成り代わったヒイロを見ながら言った。

 

「"……確かにねぇ"」

 

 キヴォトスにはたくさんの生徒がいる。男の生徒も女の生徒も度の子も魅力的な子だらけ。その中ではきっと、恋愛や友情が生まれる。だけど、それが必ずしも成就するというわけではない。

 

「"……応援したい子はたくさんいるんだけど……もどかしいねぇ"」

 

 先生は相談を受けることがある。性別関係なく様々な生徒から。様々なドラマが生まれ、学生が日々を過ごす。そんなそんな様を先生は特等席から観ているのだ。

 

「"………先生になってよかったな"」

 

 先生は心の底からそう思うのだった。

 

「ん?そう」

 

「"……あと"」

 

「ん?」

 

「"私も、恋がしたぁ〜い!!"」

 

 先生は大声で叫んだ。ヴァルキューレの生徒やカンナ、ヒイロやシロコも先生の方を向く。そして、心のなかで叫ぶ。

 

『お前(先生)に脳が焼かれた生徒もいるんだぞ!』

 

 と。

 

 愚かな先生、男女構わず、バグった距離感、奇行、思わず行為。お前がしてきた罪を知らない愚者の姿がそこにあった。

 

──────────────────────

 

 基本情報

 

 名前    ヒイロ

 フルネーム 阿笠ヒイロ

 レアリティ ☆☆

 役割    アタッカー

 ポジション FRONT

 クラス   STRIKER

 武器種   HG(SIG P226)

 遮蔽物   使う

 攻撃タイプ 貫通

 防御タイプ 軽装甲

 学園    アビドス高等学校2年生

 年齢    16歳

 身長    177cm

 誕生日   8月16日

 趣味    賞金首狩り、カンナ

 

 元ヴァルキューレの生徒。カンナに一目惚れ、以来求愛行動に走りる。だが、2年生に上がる頃に、退学することとなる。理由は後の七囚人のうちの一人との癒着があるとして告発されたのが原因だが、そんな事実はなく、濡れ衣である。濡れ衣を着せた生徒は未だ見つかっていない。

 

 現在はキヴォトスの指名手配犯を片っ端からヴァルキューレに届けに行き、その都度カンナに告白している。

 

 ヴァルキューレ生徒からは、犯罪者が罪滅ぼしに来た程度にしか思っていないし、なんなら不快に思ってる。

 

 けど、カンナはヒイロへの疑いを晴らそうと動いている。

 

 銃はいつもはSIG P226を使っているが、元々はコルト ディテクティブをヴァルキューレ生徒の時に使っていた。本来の警察としての自分と今の自分を区別するように、その銃は今も大事に自室に保管している。




 シロコの話と言ったな。あれは半分本当で半分嘘だ!

 カンナがかっこよくてスコなんだわ。

 シロコは先生に矢印が……

 カンナ推しすまん。……いや、振ってるから謝らなくていいか!よっしゃ!今回はギャグ回や!

次、誰の話書くか、参考までにお願いします

  • 砂狼シロコ
  • 黒見セリカ
  • 小鳥遊ホシノ
  • 便利屋68
  • 補習授業部(ハナコ視点)
  • 白州アズサ
  • アリウススクワッド
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。