読者と作者の脳を破壊するブルーアーカイブ恋愛集 作:カンキツ蜜柑
補習授業部と書いてありますが、ハナコとコハルしか出てきません。
コハルとコハルの彼氏が出てきます。
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「彼氏ができたの……ほら、リョウくん」
「はいはい、自己紹介を私の名前は柊リョウ、趣味は散歩……かな?」
その一言とともに現れた人物。一見物腰柔らかそうな糸目の男、口調はややチャラついた様子。コハルちゃんとの身長差は20cm程、整った顔立ち……。
「あらあら、コハルちゃんに彼氏なんて……ふふっ、彼氏さんはコハルちゃんのどんなところが好きなんですか〜?」
ひとまず様子見といったところでしょうか……
いつも、「エッチなのはダメ!死刑!」と言っているコハルちゃんが赤面しながら彼氏を連れてくることに驚きはしましたが、この男がコハルちゃんに対して本当に好きな気持があるか?騙されているのではないか?そんな気持ちが浮かんでくる。
「コハルちゃんの好きなところ……ねぇ」
にやりと彼が頬を緩めるのがわかる。画素の表情を巧みに隠し、困ったような表情を作る。
「う〜ん……好きなところかぁ……」
悩ましい素振りを見せる柊リョウにコハルちゃんは「え、私、そんなに魅力ない……?」と若干不安になり、あたふたする。その様子を見た彼は満足したようににやりと笑い言う。
「いや〜、コハルちゃんの反応が好きでねぇ〜……例えば■■■■の時の■■■がとても■■■でねぇ」
私とコハルちゃんと彼の3人の空間だったが、彼がいきなり卑猥な発言をしたことに、私は呆気にとられる。コハルちゃんは「ま、まだ私達そんな事してないでしょ!!エッチなのは駄目!死刑!なんだから!」といつものように顔を赤くしている。
「ははっ、冗談冗談。本当は君のその真っ直ぐな性格さ、とても心が癒されるよ」
彼はなんとも歯がゆい口調で、コハルちゃんに愛の言葉を言う。
「わわっ、そんな事ハナコの前で……今言うことじゃないじゃない////」
「可愛いなぁ。……これで満足いただけたかな?ハナコさん?」
挑発めいた瞳でこちらを見つめる。
「ええ、とても。あなたとはコハルちゃんが好きな者同士、仲良くできそうです」
口ではどうとでも言える。以前からコハルちゃんの様子が変だとは思いましたが、こんな男に騙されるなんて……必ずこの男の本性を暴いてみせますよ。
そして数日後、私はシャーレの先生とともにコハルちゃんと彼氏、柊リョウの尾行と監視を開始した。
「"……ねぇ、こんな事する必要ってあるのかな…?"」
先生はアンパンと牛乳を両手に持ちながら困惑した様子で言う。
「ええ、もちろんです。彼が本当にコハルちゃんを好いているのか確かめる必要がありますから……それに」
「"それに?"」
「もし、何か良からぬことを企んでいるようだったら私が……いえ、何でもありません」
「"……"」
先生は少し黙った後に言った。
「"私は大丈夫だとは思うけどなぁ"」
どうしてでしょうか?
「先生は……柊さんのことは知っているのですか?」
「"ちょっとね"」
「!なら、知ってる限りで教えていただくことはできますか?」
「"う〜ん……そうだねぇ、まぁ、ちょっとだけならね"」
そう言って先生は柊リョウのことを話し始める。
彼は、トリニティではなく、ワイルドハント芸術学院の生徒らしい。先生と彼は面識があるようで、大まかな性格は把握できた。
曰く、子供っぽさと大人っぽさが両極端な生徒らしい。確かに、彼の洞察力は優れたものです。おそらく、私の思惑を見破っていることでしょう。子供っぽさも……まぁ、わかります。
「"あとは……からかい上手かなぁ、よくコハルをからかってるところは見てるね。2人で当番に来る時はよくリョウがコハルをからかってコハルがリアクションするって感じでもう夫婦漫才みたいな感じになってるねぇ……そこのところはいつもコハルをからかうハナコとにてるんじゃない?"」
「似てる……ですか……あと、先生。2つほど聞きたいのですが……」
「"あっ、待って、2人が移動しちゃうよ!"」
先生は2人が移動するのに気づき、私たちも移動する。
着いたのは水族館。デートとしてはまぁ普通と言ったところでしょうか。
「先生。先程の話の続きをしましょうか」
コハルちゃんたちが魚の群れを眺めている間に私は聞きたかったことを聞く。
「私から聞きたいことは2つ、彼の素性と、コハルさんと付き合い始めた時期……出来れば付き合い始めたきっかけもお願いします」
「"付き合い始めたきっかけは聞いたことはないけれど、だいたい2ヶ月前にはもう付き合ってたんじゃないかな?"」
「では、彼の素性は……」
「"……ちょっと長話になりそうだからご飯時にでも話すよ"」
そう言って先生はコハルちゃんたちがクラゲのゾーンに向かっているのについて行った。
そうして昼時。高級なレストランでの食事。
遠目でコハルちゃんたちが話している内容は聞こえないが、何やら楽しそうに話しているのがわかる。
「"うわぁ、リョウ頑張ったねぇ……"」
先生が感心したように言う。
「先生。食事の時間になったら話すという約束でしたよね?」
「"そうだったね。……その前に、食事にしない?"」
「……はい」
そうして、注文した料理を気持ち早く食べ終えた私、コハルちゃんの様子が気になっていてあまり食事は楽しめなかったですが、それよりも……
「さぁ、話してください。先生」
「"うん。私の知ってるとこだと……"」
ワイルドハント芸術学院。そこには一人の天才少年がいた。彼は何でも出来た。勉強はもちろん、スポーツ、ゲーム、料理、絵、音楽はクラシックからヘビメタまで。彼は完璧だった。ただ一つを除いて。
そんな彼は、退屈していた。
自分にできない何かを求め、自分が楽しめる。意欲の湧くことが見つかるんじゃないか?と思って入ったワイルドハント芸術学院。だが、結果は駄目だった。いくつもの才能、芸術、どれもリョウの心には刺さらなかった。
だが、とあることがきっかけでコハルという少女に出会い恋に落ちる。そこにどんな理由があったのかは分からないけれど、彼の表情はみるみる明るくなっていった。
「"興味を持てないだけで、努力家で献身的な人なんだよ。ここの店もきっと頑張って調べた結果なんだろうねぇ……"」
感慨深そうに言う先生。
私はやはり、どこか似ている部分がある。そう思った。同族嫌悪、というやつでしょうか?。
「大体は理解しましたが……大事なことがやはりわかりませんね」
どうしたものか、と考える。
考えているうちに、コハルちゃんたちも食事を終えたようで、店を出たのを確認。私たちも後を追う。
その後、コハルちゃんと柊リョウのデートは何事もなく終わり……
「じゃあね、楽しかったよコハルちゃん。また行こうね」
彼はコハルちゃんを家まで送り届け、帰路につく……と思っていましたが。
「先生に……ハナコさんか……誰かがつけてきてるなとは思ってたけど。僕がやっぱり信用できないですかね?もしかしたら僕の話をしていたり?」
「"リョウ!?……ごめん"」
先生は驚き、へなへなと腰を抜かす。
「大丈夫ですよ、先生。お二人は尾行デートってやつですかね?」
にへらと笑っている柊リョウ。これは好機かも知れません。
「柊リョウさん、あなたに一つ聞きたいことがあります」
「……何かな?」
私は一つの質問を投げかける。
「コハルさんとはどうして付き合おうと思ったのですか?」
もちろん、コハルちゃんに魅力がないから言っているわけじゃない。何故、彼がコハルちゃんを選んだのかがきになったのだ。
「うぇ!?……ちょっと恥ずかしいけど……話すしかないかぁ」
彼は、恥ずかしそうに頬をかいて話し出す。
3ヶ月前。
あるところに、ワイルドハント芸術学院に所属する。何でも出来る天才少年柊リョウという少年がいた。
彼の才能は学院内でも広まり、様々な勧誘を受けた。
「なぁ、俺たちとバンド組まねぇか?」「私にスイーツ作りを教えて欲しいの!」「君の絵……とても興味があるよ」
そんな勧誘にはいつもこう答えていた。
「嫌だね。断る」
興味もなくなったものに割く時間はない。虚しい。寂しい。どうせ、『はい』と答えた所で数カ月後には
「お前、俺たちの演奏よりも出しゃばるなよな」「ちょっと……もうちょっと簡単なのはないの…?」「……いやはや、君のセンスは……私にはもう評価しかねます」
きっとこうなる。いや、なった。
こうして断っていくうちに、僕の悪い噂が広まる。きっと、断った誰かが言ったのだろう。
「アイツ、俺達を才能のないゴミだって言ってるらしいぜ」「人の作品を卑下するような人なんでしょ……いくら才能があっても……ねぇ」「勧誘したって人も断られた挙げ句、作品を罵倒されたらしいよ」
噂は尾ひれを生やし、やがて僕の居場所はなくなっていく。
「もう、この学校にいるのもいいかな……何処かに転校しようか……ミレニアムに行こうか、トリニティに行こうか……ゲヘナもありだなぁ」
きっと、何処かには僕が心躍るようなことが未だあるはず。そんな期待を胸に、転校を考えていた……その数日後、トリニティの街を歩いていると数名の不良に絡まれる。
「あんたさ、才能はある様だけど、戦闘の腕前はないらしいな?」
不良の女生徒が一人、見たことがある。うちの学校の先輩だ。他にも、ヘルメットは被っ目ているものの他校の人も交じってはいるが何人か見たことのある顔がいた。
「……で?トリニティで不良とはあまり見かけませんが、カツアゲですか?……わかりました」
「流石天才、物わかりがいいじゃねぇか。早く財布出しな」
皮肉だな。天才なんて言ってるが、僕に架された唯一の欠点、キヴォトスで一番必要な戦闘が苦手だなんて。
「ですけど、僕はね、こういった自分が有利だと思っている人に一泡吹かせたい、と思うような人なんですよ」
「あん?どういうことだよ」
「こういうことだよ!!」
僕は、不良の顔にアタッシュケースを顎にぶつける。
MP5Kコッファー。アタッシュケースに銃が搭載されたもの。不意をつくにはちょうどいい僕の愛銃。
愛銃を乱射する。最初は何とかなったが、やはり数の暴力には勝てず、このまま、終わる。と思ったが。
「そこの人たち!やめなさい!」
僕は、うずくまり、不良から銃で撃たれたり、蹴られたりしていたが、女の子の声とともに、攻撃は止まり、やがて、その女の子と戦闘があったのだろうか銃声が鳴り、やがて消える。
「だ、大丈夫!?正義実現委員会が来たからもう大丈夫……!ハスミ先輩!救護騎士団をお願いします!」
僕はかすかな意識とともに、目を開き、助けてくれた少女を見る。
「……天使?」
ピンク髪の頭と背中に翼を持つトリニティ生徒。
彼女に私は一目惚れした。
胸の躍る感覚、心拍の上昇。体中に熱い血液が循環していく。
途端に、意識が覚醒する。アドレナリンと言うやつだろうか。
「お名前は……」
「下江コハル……あなた怪我は大丈夫なの……?」
「下江コハルさん……ですか……コハルさん……あなたに一目惚れしました。付き合ってください」
「ええ!!??」
驚くコハルちゃんだが、告白した本人は事切れたかのように気絶した。そして、救護騎士団に運ばれ、病院で目を覚ましたあと、コハルにアプローチし、1ヶ月後、無事にOKをもらい、晴れて2人は付き合うことになった。
「恥ずかしいけど、こんな感じですかね。ヘヘ」
「"一目惚れかぁ……いいなぁ"」
先生は生徒の恋の話に惚けている。
ああ、やはり、私はあなたが嫌いだ。
私と似た境遇でありながら、コハルちゃんからの視線を独占する。私も好きなのに。同じはずなのに、決定的な違い。私が女であるように、彼が男だからこそ、今、彼はコハルちゃんの隣りにいる。友人としてではなく、恋人として。
私からコハルちゃんが離れていく。
でもこれは必然的なもの。恋人は友人よりも優先されるもの。
恋、私はまだ、理解できてない。きっといつか、理解できる日が来るのでしょうか。
羨ましい。
彼が、柊リョウが私の大切な友人を恋人にしたこと。私と似ていながらも、恋を先に知ったこと。1つだけ、私と違って、素直に愛を伝えられることが。
「私は、あなたが嫌いです」
「……わかるよ。僕も嫌いだ。まるで自分を見てるみたいで」
「でも、羨ましくも思います」
「……そうかい」
「コハルちゃんの彼氏を辞めさせようという考えは消えました。コハルちゃんが好きな者同士仲良くしましょう」
「……了解」
二人は握手を交わす。どちらも才能に溢れた天才。だが、二人とも何かが欠けている。だが、この時、コハルという存在が二人を変えた。
「最後に1つ、コハルちゃんを泣かせたら許しませんよ?」
「わかってますよ」
リョウは静かにそう呟いて、帰っていく。
「"満足した?"」
リョウがいなくなったあと、先生が聞いてくる。
「まぁ、そうですね。今回は」
「"それはよかった。で、もう一つの方は?"」
もう一つ?何かあったでしょうか?
「えっと?何かありましたっけ?」
思わず聞いてしまう。
「"ハナコはデート、楽しめた?"」
先生の言葉に、先程、柊に言われていたことを思い出す。それと共に今日の出来事がフラッシュバックする。
『お二人は尾行デートってやつですかね?』
尾行という動機だったが、水族館にレストランでの食事……私たちもデートしていたのだ。
「デート……という認識はなかったですね……とにかく必死だったので……」
「"そこまでコハルが心配だったんだね"」
先生は私の頭に手を置く。
「"いつか、君にも恋ができる日が来る。その人とデートする日だってくる。きっとその時は楽しい思い出になることを私は望んでいるよ"」
先生はそう言って、私を家まで送ってくれた。
先生の言葉はとても温かく、私の凍てついた氷の心を溶かさんとする。
私は、先生に恋をしているのでしょうか?
先生を見送る私の顔は、どんな表情をしているのか。
私には、確認する勇気はまだなかった。
補習授業部にリョウの存在がバレなかったのは正義実現委員会の活動中にアプローチしてたから。
実は、コハルとのデート中何回か下ネタで「エ駄死!」食らっていた。
なお、柊リョウはまだ、ワイルドハント生徒の為、実装はされていない。ネームドワイルドハントで立ち絵のある二人組ツムギ、リョウ……接点無し。
先生はクソボケなので、単純にデートを楽しめたか聞いた。恋愛感情はこの言葉には入っていない。
作品タイトルとすごい違う作品になりつつあるので、修正したいのですが、このままでもいい気がして来ました。オリキャラの女の子とかも出していきたい。
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