【第四章 完結】異世界かぞく! ~人妻と不倫(こい)するNTR冒険譚~ 作:北条 ゆう(いすわーる)
美香子はエレアノール王妃に誘われて、王妃主催のサロンに参加することになった。
王宮の一角。サロンには豪華で、かつ落ち着いた雰囲気が漂っていた。美香子は初めての参加で少し緊張していたが、エレアノールの温かい歓迎に心が和んだ。
王妃を中心に貴婦人たちが集まり、様々な話題で盛り上がっていた。美香子はエレアノールの知識と優雅さに感銘を受ける。エレアノールは美香子に対しても親切で、彼女が話しやすいように配慮してくれた。
「美香子さん、こちらに来てからの生活はいかがですか?」
エレアノールは優しく問いかけた。
「とても充実しています。皆さんのおかげで、毎日が新しい発見の連続です」
美香子は微笑みながら答えた。
サロンでは、貴婦人たちが芸術鑑賞や詩の朗読などを茶会形式で楽しんでいて、歴史や哲学を始めとした社会科学の談義なども行われていた。美香子はこのサロンでの時間を通じて、貴婦人たち上流社会の一端を
サロンでの時間は、美香子にとって特別なものとなった。知識と優雅さに触れることで、自分自身も成長していることを感じるのであった。
王都ルテティアの闘技場は、朝の光が差し込む中、活気に満ちていた。広大な砂地のフィールドでは、若き貴族たちがそれぞれのパートナーである
特訓が終わり、青年貴族たちは闘技場の
「さて皆、ちょっとした質問だが……美香子さんとエレアノール様、もし恋人になれるならどちらがいい?」
一人の青年貴族が問いかけた。
「それは難しい質問だな」
別の青年が笑いながら答える。
「美香子さんは母性溢れる美しき聖女様だし、エレアノール様は気品あふれる優雅な王妃様。お二方とも魅力的ゆえ、どちらかを選ぶというのは本当に難しい」
ある青年は少し考え込んだ後、口を開いた。
「僕は美香子さんかな。彼女の優しさと強さに惹かれるんだ。何より、彼女の笑顔を見ると心が温かくなる」
「なるほど、貴公は美香子派か」
他の青年が頷いた。
「でも、エレアノール様も素晴らしい女性だよ。気品と威厳は誰にも負けない」
「確かにエレアノール王妃も素晴らしい女性だ」
美香子派の青年貴族も同意した。
「でも、僕にとっては美香子さんの方が特別なんだ」
モンスターたちは特訓を終え、静かに休んでいた。
「エレアノール様には『白薔薇の貴婦人』という素晴らしい美称がある」
青年貴族たちは、闘技場の片隅で変わらず雑談を続けている。彼らの瞳が太陽の光を反射し、キラキラと輝いている。
「美香子さんにも何か相応しい二つ名を私たちで考えてみようじゃないか?」
ある青年貴族が笑顔で応じた。
「それは面白い提案だな」
「ああ、そうだな。俺達でぴったりの二つ名を考えよう」
一人の青年が提案した、
「例えば、『紫の妖精』という名を捧げるのはどうだろうか?」
と。
しかし、別の青年が反論する。
「確かに美香子さんの紫のドレスは素敵だったが……だがそれでは王太子殿下を利することにはなってしまわないだろうか?」
青年貴族たちは、美香子とヴァレンタインが恋人同士であるとは知らず、ヴァレンタインが美香子に片思いしていると思っていた。
そして『美香子は
「それもそうだな……悪い、忘れてくれ」
提案した青年が頷いた。
若者とは往々にして向こう見ずである。王子とは言え、権威を盾に自分たちの恋路を邪魔するならば、容赦などするつもりは一切ない。
「じゃあ、『
「いいね、それは美香子さんにぴったりだ」
と、他の青年たちが賛同した。
「他には?」
「『光の守護者』なんてどうだ?」
別の青年が言った。
「……ちょっと
「そうだね、私もそう思う。美香子さんの冒険者としての強さと勇気を象徴している二つ名だとは思うが……私は――」
青年たちはそれぞれの意見を交わしながら、時に感嘆を、時に笑いを、時には舌戦を。
雑談はいつまでも続き、モンスター達はすっかりお昼寝。
闘技場には和やかな雰囲気が広がっていた。
・あとがき
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それでは、またお会いしましょう。