緋の目をした者 第二弾
拝啓亡くなった姉さんへ
あなたに鍛えられたおかげで死なずに16年生きる事ができましたが、何故か小ライオンみたいな物に目をつけられてしまいました。ちくしょう!!
「何で帰らなくちゃいけないのよ!」
「迷惑だからだろ!そしてキンジは分かるが何故俺もなんだ!?」
「そこは俺のフォローもしろよ!」
などと言い争いをしている。
「鍵、あんたはあの武偵殺しのオモチャを7機も壊したわ、あんな距離からよ」
「何で俺がやったのバレてるの!?」
そっちの方がびっくりだ!
「そんなことより、お腹空いたわ」
「人の話聞いてる?」
「なんか食べ物無いの?」
本格的に無視するようだ。シクシク…
「ねーよ」
キンジは簡単にご退場願えない事をさっきの話で分かったらしい
「ないわけないでしょ。あんた達普段何食べてるの?」
「食い物はいつも下のコンビニだよ、あとはたまに鍵が作ってる」
ちなみに俺はまだ落ち込んでる
「こんびに?ああ、あの小さいスーパーの事ね。じゃあ、行きましょ」
「じゃあって何でだよ」
「バカね。食べ物を買いに行くのよ。」
そんな会話をしながら声が遠くなって行く
ー立ち直れねぇ
無視されるのが一番辛い俺だった…
「ただいま、ほら鍵、飯だ」
「ああ、ありがとキンジ」
「金は払えよ」
「分かってる、んで話は戻すがドレイって何だよ」
「強襲科であたしのパーティーに入りなさい、そこで武偵活動をするの」
なるほど、ようはパートナーって事ね。
「俺は構わないけど、キンジは…」
「ああ、おれは強襲科が嫌で武偵高で一番マシな探偵科に転科したんだぞしかも一般高に転校しようと思ってる」
「それは俺が阻止するがな!!」
「話をややこしくするな!だいたい今さらあんなトチ狂った所に戻るなんてー無理だ」
「あたしには嫌いな言葉が3つあるわ」
「聞けよ人の話」
あれデジャヴュ?
「『無理』『疲れた』『面倒くさい』この3つは人の無限の可能性を自ら押しとどめる良くない言葉よ」
『面倒くさい』の元凶であるおまえは可能性を押しとどめる人なのか?
「2人のポジションはあたしと同じフロントがいいわね」
「良くないそもそもなんで俺なんだ」
またまたデジャヴュ?今日は多いな~
「太陽は何故昇る?月は何故輝く?」
これは答えた方がいいのか?
「キンジと鍵は質問ばっかりの子供みたい。武偵なら、自分で情報を集めて推理しなさい」
子供みたいな奴に言われた、しかもなんか俺も巻き込まれた
「とにかく帰ってくれ」
キンジが痺れを切らしたようだ
「まぁそのうちね。」
「そのうちっていつだよ」
「鍵はともかくキンジが強襲科であたしのパーティーに入るって言うまで」
「でも今は夜だぞ」
と俺が言うと
「何がなんでも入ってもらうわ。私にわ時間がないの、うんっていわないならー」
「うん」「いわねぇーよ」
クソ声がかぶった、芸人なら失格だな…芸人じゃないけど
「言わないなら、泊まっていくから」
「「は!?」」
今更ながらキャリーバックが置いてある事に気づく俺、本当に探偵科Sランクって本当にあるのだろうか…
「ちょっと待て!何言ってんだ!絶対ダメだ!帰れうぇっ」
「最後何語だよ」
てかうるさい
「うるさい!泊まっていくったら泊まっていくから!長期戦になる事態も想定済みよ!」
ですよねぇ~!!
「ー出てけ!」
何故アリアが言う、普通逆だろ
「な、何で俺が出ていかなきゃいけないんだよ!ここはお前の部屋か!」
「俺の部屋だ!」
「「黙ってろ」」
2人同時に言われた。…シクシク…
「分からず屋にわお仕置きよ!外で頭冷やしてきなさい!しばらく戻ってくるな!」
キンジは追い出されたwww
「あんたもよ!」
「は!?何で!?」
「問答無用よ!」
ガバを抜きかけたので逃走
しばらくしてキンジと戻るとアリアの気配がしない、リビングにも姿は無かった。よしと思っていたら
チャポン
と風呂場から
って風呂場!?
その直後
…ピン、ポーン…
この鳴らし方は
ー白雪さん!?
星伽白雪、キンジの幼馴染、まぁなんというか大和撫子だ、多少はヤンデレも入っているが…
と考えていたら
「う、うおっ!?」
どんっ!
とキンジが倒れた
「キ……キンちゃんどうしたの?大丈夫?」
あ~あこれで居留守は使えない
「あ、ああ。大丈夫だ」
「あ、鍵君もいたんだ」
「ああ、一応な」
巫女装束白雪さんが包みを持って立っていた
「な、なんだよお前。そんなカッコで」
そんなにチラ見してたらばれるよ!
「あっ・・・これ、私授業で遅くなっちゃって・・・キンちゃんに御夕飯作って届けたかったから、着替えないで来ちゃったんだけど・・・い、嫌なら着替えてくるよっ」
「いや別にいいから」
まぁキンジが何言っても聞きそうだからな~
ちなみに白雪さんは超能力捜査研究科という学科に所属している。俺はあそこが好きじゃ無い、理由は自分の超能力が微妙なせいだけどwww
「ねえ、キンちゃん、朝出てた自転車爆破事件の周知メールってキンちゃんのこと?」
助けたの俺なんだけど…
リア充してんな、キンジ
ファイブセブンで撃ち抜こうか…
「あ、ああ俺だよ」
これは動揺してバレるだろう、と思っていたら白雪さんが10cm飛び上がった
すげー!これだけで食っていけるぞwww
「だ、大丈夫? 怪我とかなかった? 手当てさせて」
「俺は大丈夫だから触んな」
「は、はい、でもよかったぁ無事で。それにしても許せないキンちゃんを狙うなんて! 私絶対犯人を八つ裂きにしてコンクリ・・・じゃない、逮捕するよ」
怖!!この子怖いよ!敵に回したら塵すら残らなさそうだよ!
うんキンジ撃つの辞めよう!(汗)そしてこの子を止めよう!
「し、白雪さん! 大丈夫だってここでは日常茶飯事のことだろ?この話は終わろう」
「は、はい…でも、今夜のキンちゃん達少し変だよ」
「へ、変? どの辺が?」
キンジく~ん!冷静になってくれ!
「なんかいつもより冷たいが・・・」
「白雪さんすまん!俺達ゲームしててさ。いいとこなんだ。それで早くゲームに戻りたくてさ」
「ゲーム?」
「そ、そうなんだよ!」
俺の言い訳に白雪さんは首を傾げたが納得してくれたようだった。
セーフ!!!
「それならこれ」
包みをキンジに渡した
「筍ごはん作ったの、今旬だし、それに私明日から、今度は恐山に合宿でキンちゃんの御飯作ってあげられないから」
「ああ、ありがとありがと、よし、用事は済んださあ、帰ろうな」
「い、一日に2食も作っちゃうなんて、 な、なんか私お嫁さんみたいだね・・・って何言ってるんだろ私。 あは、あはは変だね。うん。 キンちゃんどう思う?」
「わ、分かったからお引き取りください白雪さん」
「分かったって・・・それはつまりキンちゃんお嫁・・・」
ヤバイ風呂場から音が(汗)
「? 中に誰かいるの?」
やばい!やばいぞ!かなりやばいよ!
「中に誰もいませんよ」
なんで敬語なんだ! 馬鹿なの?死ぬの?あぁ~やっぱり死なないで!そうじゃなきゃいま俺が殺される
「キンちゃん? 鍵君? 私に何か隠してることない?」
「「ないない!」」
2人ではもる。
流石に焦ってきたぞ(汗)
「そう、よかった」
ようやく白雪さんが背を向けて帰っていく
い、生きてた!
俺とキンジはがっつポーズしつつ風呂場に走る。
次は後門の狼をなんとかしなければ、いやどちらかと言うと鬼だがってそんな事はどうでもいい!
風呂の途中に帰ってきたのがばれたら殺される。
武器を没収しとこう
後に考えればさっさと外に逃げればよかったのだが俺達はそんな事考えている余裕がなかった。
風呂に駆け込みアリアの制服が入ったかごに手を突っ込んだ瞬間、風呂場のドアが開いた。
「「「え!」」」
ツインテールをほどいてロングヘアーになっていた全身つるぺたな身体だな…
「へ、変態!」
「「ち、ちがう!!」」
何故こんなシーンでこんなセリフが言えたのか自分でも不思議でしょうがない。
そしてアリアは、俺たちの手が制服に突っ込まれてるのを見て鳥肌をたてている。
やばい! 弁解しないとヤバイぞ!
キンジと同時に弁解しようと手をあげるが
キンジの手にした日本刀の鞘にパンツ
俺の手にしたホルスターにブラが
小さなトランプのマークがいっぱいプリントされた子供っぽい…
「し、しね!」
キンジが腹を蹴り飛ばされたのをみて俺は死の恐怖を感じて転げるように逃げようとリビングに飛び出した。
「逃がすか! ど変態!」
素っ裸のまま、飛び出してきたアリアは俺が綱糸で窓から逃げるより先に股間をけり上げてきた。
悲鳴をあげて俺は意識を失った。
俺は何か悪い事をしたのだろうか…
いやしたのだろう…