緋弾のアリア~緋の目をした者~   作:徳元

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第五弾

緋の目をした者 第五弾

 

アサルトいって言うのは97%しか卒業できない。

つまり、100人中97人しか卒業出来ない訳なんですよ。

まあ、必ずしもそうではないし100人全員が卒業できた年もあるにはあるらしい(ーー;)(本当に学校として大丈夫か?)

まぁ、それはいいとして、この学科の訓練で命を落としたり依頼中に命を落としたりとその3人はだいたい違う死に方をする

もちろん、3人以上の時もあるのだが…

ん? キンジが入ってきたな。

おぉ~囲まれてる!!つかモテるなキンジ

「おーぅ! キンジ! お前は絶対帰ってくると信じてたぞ!さあ、ここで1秒でも早く死んでくれ!」

「まだ死んでなかったのか夏海! お前こそ俺よりコンマ1秒でも早く死ね!」

「キンジぃ! やっと死にに帰ってきやがったか! お前みたいな間抜けはすぐ死ねるぞ! 武偵っていうのは間抜けから死んでいくからな」

「じゃあ、なんでお前が生き残ってんだよ」

あれはアサルト流のあいさつなのだ。(たぶん)

死ね死ねと言うのがおはようやこんばんはと同義なのがここなのだ。

だから通称死ね死ね団(キンジ命名)

さて、俺も行くか(笑)

「まぁ、キンジはベレッタが暴発して死ぬのが似合ってるな(笑)」

「そんな事なんねぇよ!! お前こそ爆発に巻き込まれて死ね鍵!」

…それ、この前のチャリジャックのお前じゃね?

でも、もみくちゃにされながらもみんな楽しそうだ。

アサルトは死ぬ確率は確かにあるが楽しいんだよな(笑)

つか頭イカレてる奴が多いだけか(ーー;)

一応みんな、キンジに一目置いてるからな

 

 

 

 

夕方、アサルトを出ると俺はボロボロだった

「体が痛い…」

「わざわざCQCで挑むからだ。

つか、こんなに疲れるとは」

キンジは肩を落としてるな。

諦めろ。

お前はアサルトに戻る宿命なんだ(笑)

「お、アリアじゃねぇか」

「何?」

キンジが顔を上げると校門の前にいたアリアがこちらにかけてくる。

キンジを俺との間に挟むように歩き始める。

「あんた、人気者なんだねちょっとびっくりしたよ」

「こんな奴らに好かれたくない」

「なぁキンジ、俺も含まれてる?」

「当たり前だ」

「酷い!!ここまで育ててあげたの誰だと思ってるの!!」

「少なくともお前じゃないからな!!」

くそ、ずばっと言いやがった。

アリアはそんな俺達を見ながら

「あんたって人付き合い悪いし、ちょっとネクラ?って感じもするんだけどさ・・・ここのみんなは・・・あんたや鍵には一目置いてる感じがするんだよね」

当たり前だろう、それは入試の時のあれを覚えてるからだ、

教官を叩きのめし最後に俺とキンジは対立し、まさしくSランク武偵の戦いを繰り広げ結果、俺は負けた。

か、勘違いしないでよね!!別に本気なんて出してないんだからね!!(誰得だこれ)

 

アリアはちょっと視線を地面に下ろしながらキンジを見る。

「あのさキンジ」

「なんだよ」

「ありがとね」

「何をいまさら・・・」

小声ながらも心底うれしそうにするアリア

うん、キンジなぜかお前にむかつく。ファイブセブンで撃つかな…

あれ!?デジャヴ?

「勘違いするなよ。 俺は仕方なくここに戻ってきただけだ。事件を1件解決したらすぐにインケスタに戻る」

「分かってるよでもさ」

「なんだよ?」

「アサルトの中を歩いているキンジなんかかっこよかったよ」

キンジ、顔が赤くなってるぞ

「あたしになんかアサルトでは誰もよってこないからさ、実力差がありすぎて誰も近寄ってこられないのよ・・・まあ、あたしは『アリア』だからそれでもいいんだけど」

まあ、確かにな。

思い出せばアリアは確かに転校してからも一人でいた。

実力か…

昔武偵だった姉さんにいわれて「緋色の目」はあまり使わない様にしている

出せば、きっとアリアを超える事は簡単だろう

でも、本気で戦うことはもうしたくない

自分自身で怖くてセーブしてしまうからだ。

「『アリア』って、オペラの『独奏曲』って意味もあるんだよ。1人で歌うパートって意味なの―1人ぼっち・・・あたしはどこの武偵高でもそう。 ロンドンでもローマでもそうだった」

「なるほど、そんで3人の「三重奏」にするつもりか?」

俺が聞いてやるとアリアはクスクスと笑った。

「あんたおもしろいこと言えるじゃない」

「面白い事言ったか?」

「うん」

うーむ、アリアの笑いのつぼがわからんな

「キンジはアサルトに戻った方が生き生きしてる。 昨日までのあんたは自分に嘘をついているみたいでくるしそうだった。 今の方が魅力的よ」

「そんなことは・・・ない」

ハハハ、キンジやっぱりMK23で脳天打ち抜くわ、あははは

死ね

俺がアサルト風のあいさつを心で言うとキンジは

「俺と鍵はゲーセンに寄っていく。 お前は1人で帰れ! ていうかそもそも今日から女子寮だろ。 一緒に帰る意味がない」

 

あ!そうだったな。 今日こそ湾○にけりをつけてやるぜ。

せっかくだから、シューティングゲームのあれも決着をつけるか?

余談だがこの学園島にあるゲーム設備の特にシューティング系は日本一の高レベルである。

流石武偵高(ーー;)

「バス停までは一緒ですよーだ」

アリア嬉しそうだな。

キンジは心苦しくないのかね、こんなに可愛い子の願いを聞いてあげないって

「ねえ、げーせんって何?」

「ゲームセンターの略だ。 そんなことも分からないのか?」

「帰国子女なんだからしょうがないじゃない。 じゃあ、あたしもいく。 今日は特別に一緒に遊んであげるわ。 ご褒美よ」

「いらねえよ。 そんなのご褒美じゃなくて罰ゲームだろ」

いやいや、キンジ美少女と遊べるなんて最高じゃないか。

アリアは美少女だし。

貧乳はステータスっても言うし

彼女いない歴=年齢が一致する俺がいえないけど、言っていて悲しくなってきた…

「って!おいお前ら!」

気がつくと俺を置いていくように2人は早歩きを始めた。

「酷く無いっすか!?」

正確にはキンジが早歩きを始めアリアがそれを追い加速加速…

ついに全速力になる2人を見て俺は悲鳴を上げた。

「お前らゲーセンに行くだけで競争するな!ガキか!!」

 

まったく、こいつらといると体力がいくらあってもたらねえよ(T_T)

などと思いながら俺は2人とゲーセンに入るorz

ありえんこいつら早すぎるだろ。

ぜえぜえと息を吐きながら俺はゲーセンの柱に背を預けて休憩タイム

うええ、気持ち悪い、そして体が痛い…

1キロ以上全速力で走ったら普通こうなるわな。

一応、アサルトで動き回った後なんだぞ、そしてボロボロにされた後なんだぞ!!

タフな奴らだ。

そのキンジとアリアは興味深そうにクレーンゲームを見ている。

なんだその中のぬいぐるみ?

おいおい、アリアよ、ももまんを見ているような口を逆三角形にしてよだれはやめろ。

「かわいー・・・」

「やってみるか?」

キンジが言うとアリアの顔がぱっと輝く。

「できるの?」

「やり方を教えてやろうか?」

コクコクと頷くアリア

今日は素直だなアリア

俺はその場を離れて500円を小銭に変える。

最近は高額の依頼ばかり受けていたから金はたくさんある!!

まあ、弾とか買うからもしたから使いまくれないんだけどね(笑)

戻るとアリアが今度こそ本気の本気と言いまくっていた。

まぁ、初心者には難しいかもね(^-^)

見かねたのかキンジが何か言おうとした時

「ここは俺がやってやる」

ずいっと前に出てアリアをどかす。

プライドの高いアリアは当然のごとく反発するがまぁ、強引に引き剥がす。

俺腕見せるぜ

 

10分後

 

俺は、黄昏ていた…

「全然だめじゃない鍵」

アリアの呆れたような声

「2万円は使ったぞ」

あぁ~俺の報酬がorz

ちなみに憐れむように言うのはキンジ

「う、うるさい!!今度こそ成功させてやる!!」

「やめとけって!虚しいだけだろ」

キンジが羽交い締めしてくる…

「くっ……」

「今度は俺がやるよ」

俺はアリア同様にぎゃぎゃー言ったが、これまたアリア同様にキンジに押しのけられて見る羽目になる。

くそう、キンジなんか4万ぐらい使って同じ気持ちを味わうがいい

フハハハ

 

だが、その願い敵わずキンジの操るクレーンは人形を掴みあげた。

落ちろ!落ちろ!落ちろぉ!

落ちろぉおおおお~!!!!!

九十九流呪術を使うが…

「キンジ見て!3匹釣れてる」

な、何だとぉ~!!

「キンジ放したらただじゃおかないわよ」

「もう、俺にどうこうできねえよ」

「あ、あ! 入る! 行け行け!」

くそ、こんなんじゃ俺の立場ねぇ!!!だけどここで行けないのは余計に悔しいから頑張れ!!

クレーンが開く、一匹が落ち2匹3匹と引きづり込まれるように落ちて行った。

「やった!」

「っしゃ!」

「OK!!」

無意識に本当に無意識にパチイと俺達はハイタッチしてしまった。

「「「あ」」」

目と目が合い俺達は目を背ける。

くそう、負けたのになんだこれはむしろ虚しくなってくる

アリアは

「ま、まあ馬鹿キンジにしては上出来ね」

取り出し口から人形を3匹わしづかみにし取り出す

タグにはレオポンと名前があった。

知らないキャラだな。

「かぁーわぁいいー!」

ぎゅうううとアリアはレオポンを思いっきり抱きしめている。

レオポン!逃げるんだ!このままじゃ壊されちまう!!レオポォォオン!!

と内心思いながら

この子も年相応の女の子なんだなと思った。

何かがこの子の本音を曲げてるのだろうか

そんな風に思った、

やはり、Hの一族か何かに関係があるのだろうか?

などと考えていると

「キンジ、鍵!」

はっとして顔を上げるとアリアが俺とキンジに人形を渡しにきていた

「3人で分けましょう。 キンジの手柄だけど鍵も2万円使ったからご褒美よ」

釣り目気味の細目をにっこり細めたアリアに俺は不覚にもドキッとしてしまった。

ちくしょう可愛いじゃねえかよ!!

まぁ、俺は理子の方が好きだがな!!

「なんだか虚しいけどね…」

俺とキンジはレオポンを受け取りながらそれが携帯のストラップになっていることに気付いた。

キンジがつけ始めたので俺もつけ始めるとアリアもつけ始めたぞ。

おいおい、お前らストラップ無しだったのか。まぁ人の事言えねぇか(笑)

「先につけた方が勝ちよ」

「な!?まさかアリア‼俺を新しい虚しさにつれこむきか!!だが負けないぞ!!」

やけになって必死に押し込もうとするがこの紐太いぞ! 設計者少しは考えやがれ!!!はいんねぇぞ!!!

結果はまあ、アリア、俺、キンジという順番だった。

まあ、ほぼ同時だったんだが負けは負けだorz

その後、俺達はゲーセンのゲームをあそびつくして帰ったんだが財布を確認すると0円だった

…シャレにならんorz

 

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