緋の目をした者 第六弾
「朝って暇だよな~、な!キンジ!!」
「なんで俺がお前の朝飯まで買ってこなくちゃ行けないんだよ…
鍵は飯作れんだろうが!!」
そう、朝は忙しくしたくないのでキンジに頼んで弁当を買いに行ってもらったのだ(笑)
「それは承諾する方が悪い(笑)」
などというやり取りで時間を潰していた、ちなみに今日は雨なので自転車登校では無くバスだからいつもより早めに出なくちゃ行けないんだけどな♪( ´▽`)
「キ~ン~ジ~、今何時?」
「7時50分だ、そろそろ出るぞ」
「りょ~かいっと」
って余裕を持って出たはずなのだが…
「やった! 乗れた! やった!やった! よう、キンジ、鍵おはよう」
「なんで乗れないんだよ!!」
「いきなりどうしたの?」
「気にするな!!」
「の、乗せてくれ武藤!時間が!」
とキンジが頑張ってお願いするが
「そうしたいところだが無理だ! 満員! お前ら自転車で来いよ」
酷いなこいつ雨の中友達を歩かせるなんてorz
「うがぁああああ~!!!!」
「叫んでも無駄だ、それじゃ2人とも2時間目に会おう」
「シネシネシネシネシネシネシネ」
ちくしょう! 武藤!てめえ呪ってやる!九十九流呪術を舐めんな!
だが、俺の思いはととかず扉が閉まってしまった。
そして雨の中キンジと仲良く歩いている。
「なぁ、鍵なんで自転車にしなかったんだ?」
「昔雨の中、自転車で爆走してたら車に轢かれて死にかけたから乗りたくない」
「なるほどね…」
などと会話しながら歩いていとキンジの携帯がなった。
「もしもし」
キンジがレオポンの携帯をストラップを引っ張り出る。
「キンジ今どこ? 鍵はいる?」
ん?アリアか?どうしたんだろ?
「登校途中だ。鍵も隣にいるぞ」
ん?時刻は完全に1時間目だ、まさか事件か?
キンジは携帯をスピーカーモードにしてくれた。
「なら、急いでアサルトまで行ってC装備に武装して女子寮の屋上に来なさいすぐに!」
「なんだよアサルトの授業は5時間目だろ?」
「授業じゃないわ事件よ! あたしが来ると言ったらすぐ来なさい!」
やっぱり事件だったか。
C装備ってのはヘルメットや防弾ベストなどのいわゆる強襲用の装備だ。まぁSWATをイメージすればわかりやすいか、着替えんのだる…
事件か・・・
アリアの言い方からして楽な事件じゃねえな、正直楽しくなってきたぞ
俺はニヤッと笑みを浮かべながらキンジと屋上に出ると通信機を怒鳴りつけるアリアそして、階段の下に知った顔を見つける。
「久しぶりだな、レキ
「・・・」
置物のように微動だにしない。
無視ですかorz
レキの肩をとんとんと叩いてあげるとようやくレキはヘッドホンを外してこちらを見上げてきた。
「氷姫宮とお前でクエストした時以来だな、アリアに呼ばれたんだろ?」
そう昔だが、3人で依頼に行った事がある
「はい」
抑揚のないレキの声。
「いつも何聴いてんだ? 一回聞かせてくれよ」
「音楽ではありません」
「?」
「じゃあなんなんだ?」
キンジも興味があるのか聞いてきた。
「風の音です」
「風、ねぇ」
良くわからんが、こうしてモチベーションを上げているのだろう
レキがドラグノフ狙撃銃を肩にかけ直した。
「時間切れね」
通信を終えたアリアが俺たちの方を見る。
「もう1人ぐらいSランクが欲しかったとこだけど他の事件で出払ってるみたい」
アリアの中ではキンジもSランクなんだな…
さて、何の事件なんだろ…
アリアの事だから面白い内容なのは確実だが、Sランク扱いする4人のチームの事件なんだから相当大変な事件なんだろう。
楽しみだな(笑)
と思いはながらアリアの話を聞く
「バスジャックがおこったわ」
「バスジャック!?」
などと説明を聞きながらヘリへ乗り込む
「武偵高の通学バスよあんた達の寮の前に7時58分に止まった奴」
クハハハ、武藤め天罰がくだったな…てそれどこじゃね!
「犯人は車内にいるのか?」
緊迫した状況だと理解したのかキンジが尋ねる。
「分からないけどたぶんいないでしょうね。 今回のバズジャックもたぶん同一犯。 あんたたちの自転車に爆弾を仕掛けた犯人と同じ犯人ね」
「お!ならそっちの方が楽しそうだ、それにキンジの自転車の仇だ(笑)
そういえば武偵局は動いているのか?」
東京武偵局と言えば当然のことながらSランクの武偵も保有する集団だ。
それより早く動けるアリアは一体何者なのだろう…
「奴は毎回減速すると爆発する爆弾をしかけて自由を奪い。 遠隔操作でコントロールするの。 でも、その操作に使う電波にパターンがあって今回もあんたを助けた時もその電波をキャッチしたのよ。 東京武偵局は動いてるわ。でも、相手は動き回るバスよ?準備が必要だわ」
なるほどね~
「でも、武偵殺しは逮捕されたはずだぞ?」
「それは真犯人じゃないわ」
どうして断言できるんだアリア?
まあ、こうして事件は起こってるならどちらにせよ逮捕しなくちゃいけねぇし別にいいか
そういえば、武偵殺しの犯人の名前ニュースで見たような・・・
か・・・か・・・かんざ・・・駄目だ思いだせねえが今はいいや
「とにかく! 事件はもう、起きている! 作戦目的は車内にいる全員の救助」
「リーダーをやりたきゃやれ! でも状況をもっと・・・」
「武偵憲章1条仲間を信じ仲間を助けよ! 被害者は武偵高の仲間よ! それ以上に説明はいらないわ」
キンジは全然学んでないようだがこいつは一度こうというと絶対にそうするやつだ!!
「とにかく、救出すればいいんだろ?ハッハッハ、いろんな意味で運がいいな、キンジ(笑)」
「キンジこれが約束の最初の事件になるのね」
キンジはがくりと肩を落としながら
「大事件だな。 俺はとことんついてないよ」
「約束は守りなさい。 あんた達が実力を見せてくれるの楽しみにしてるんだから」
あぁ~キンジの企みどおりにいきそうだ
一瞬アリアに向かって押そうかと思ったがそしたらやっぱり俺が殺されかけるのでやめておいた
するとレキが
「見えました」
レキの声に俺達は防弾窓の下を見る。
台場の町は見えるがバスなんて見えない。
「?どこだレキ?」
おれが聞くと
「ホテル日光を右折しているバスです。 窓に武偵高の生徒達が見えています」
「よ、よくわかるわねあんた、視力いくつよ?」
「左右共に6.0です」
「はっ?マジですか…」
こいつは原住民か何かなのか⁇
アリアが作戦を説明する。
「パラシュートでバスの上に降りる。あたしはバスの外側をチェックするからあんたは周囲を警戒。鍵は先行して車内の様子を調べてきて」
俺がフロントか…
まぁいつもの役回りだしな、にしても俺が強襲が得意な事知ってるのか?
しかも、アリアは強襲で全てかたをつける気か…
理子の言ってた情報も正しいわけだ、お前が独奏曲(アリア)なのが少し分かったよ。
「それじゃ、行ってきますか。」
俺はそういうとヘリから飛び降りパラシュートを開いた。
見る見るとバスが迫ってくる。
雨もあって操作を慎重にしてからパラシュートを外しワイヤーをバスの屋上に発射。
上手くバスには取りつけただが雨で濡れてたせいで転んだorz
「うわ!」
ワイヤーがめり込んでるのでひっくりかえっただけで済んだなんだがものすごくかっこ悪い(~_~;)
直ぐにバスの中へ入いる事に成功した。
バスの中は騒ぎになっていたが俺を見ると何か言い出したが誰が何言っているのか分からん…
「ええい!!うるさい黙れ!!
「鍵!」
「あん!?」
見ると見知った顔だったので俺は嫌みたっぷりに
「よう武藤、早い再会だったな!なんでこんなとこにいんだ?(笑)」
「あ、ああちくしょう。なんでだろうな、俺はなんでこんなバスに乗っちまったんだ」
「友達見捨てた天罰だとは思わんか?」
「鍵、この子だ」
あ!無視ですかorzまぁいいや
武藤の指した女の子が泣きそうな顔で携帯を差し出してくる。
「つ、九十九先輩助けて」
「ん?どうしたんだ?」
携帯を、耳に当てると
「速度を落としやがると爆発しやがります」
確かに武偵殺しのやり方だったな
機械的なその声はまるでボーカロイドのようだった
やはり、真犯人は捕まってないのか?
『鍵! 状況を説明しなさい!』
アリアの声が通信越しに聞こえてくる。
「アリアの予想通りだ。 遠隔操作されてる! 爆弾は!」
『バスの下にプラッチック爆弾!このバスなんか簡単にけし飛ぶ量よ』
「笑えねぇな!!」
『アリア! 後方から!』
『え?』
キンジの警告とアリアの戸惑いの声が通信機からもれる。
見ると後方から1台のオープンカーが距離を取っている所だった。
その車は無人だった、その代わり座席にはなんとUZIが!!
「全員伏せろ!」
みんなが伏せた瞬間機関銃が車内にぶち込まれる。
その時俺の左肩に1発被弾
「っ!!」
しゃれにならないなこの激痛。
まさか被弾するとは
「鍵!どうした!」
ちょうどキンジが入ってくるとこだった
俺の声が聞こえたんだろう。
キンジの声が聞こえてくる。
「ちょっと被弾してな…それよりアリ…っとと」
ぐらっとバスが変な揺れ方をしたので慌てて運転席を見ると運転手がハンドルにもたれかかるように倒れていた。
運転で避けられなかったのかよ!
最悪だ!!
「武藤!運転変われ早く!」
ヘルメットを投げながら俺が言うと武藤は慌ててそれを頭につけて運転席に座る。
「俺この間改造車がばれて1点しかもう、違反できないんだぞ?」
「ハッハッハ、さっき言っただろ友達見捨てた天罰だ。既に速度違反だ(笑)免停だな」
俺は上に登りながらいうと後ろから武藤の怒声が響いてきた。
「落ちやがれ引いてやる!」
「やだよ!!誰が落ちるか!!」