私自身小説を初執筆するということで、文が拙いかもしれませんがご了承ください。
また、本作は原作に忠実という訳ではないのでご注意ください。
ロシア、セルジュリーグ市教会にて。
聖杯戦争に派遣された監督役であるシュバローグと、その弟子であるアルマトルアが喋り始める。
アルマトルア「師匠、今回の聖杯戦争は本当に大丈夫なのですか?」
シュバローグは煙草を吸いながら答える。
シュバローグ「問題ない。こんな人っ子一人居ない広大な雪原で聖杯戦争をしたとしても、世間に騒がれることはなかろう。」
アルマトルア「ですが…」
アルマの言葉を遮り彼は言う。
シュバローグ「今回の聖杯戦争のクラスのことだろう?」
アルマ「はい…エクストラクラス6騎、となっているのですが…」
シュバローグ「問題ない。一般人にも被害は出ない上、特殊な細工を仕掛けているため聖杯戦争を行った跡すら残らんだろう。」
アルマ「はあ…もう一つ聞きたいことがあります。なぜ監督役の私たちに令呪が宿っているのですか?」
シュバローグ「今回の聖杯戦争は少し特殊だ。それゆえ、護身用としてサーヴァントを召喚する必要がある。」
アルマ「つまり、実質的に戦うサーヴァントは4騎ということですか?」
シュバローグはそうだ、といい煙草を灰柄に捨てる。
アルマ「召喚すると言っても…なんのクラスを?」
シュバローグ「決まっている。ルーラーだ。遺物は既に用意してある。」
アルマは溜息をつきながら言う。
アルマ「なんという名前の英霊なのですか?」
シュバローグ「私が召喚するのは…ギリシャ神話の女神であるネメシス。君が召喚するのは…北欧神話の司法の神、フォルセティだ。」
アルマ「どちらも神霊級ではないですか…」
シュバローグ「問題ないだろう。何しろ、他に神霊級のサーヴァントが召喚される可能性は高い。そう考えれば公平公正だろう。」
アルマは少しの不安を感じる。
アルマ「はあ…で、今回の聖杯戦争の参加者との連絡は取れているのですか?」
シュバローグ「取れている。参加者の中で最も異質な能力を持つギャンブラーのディマト・リュエル。殺し屋を本業としている魔術師所辺龍志。ルーン魔術を行使する魔術師キリジュエル。先代から投影魔術を受け継いだ魔術師衛宮東司。この4人だ。」
アルマははぁとため息をつき言う。
アルマ「異常者だらけじゃないですか。」
シュバローグ「もちろん、私達も参加者のひとりだ。」
アルマ「えっ?」
シュバローグ「私達はこの聖杯戦争でのルールを創り、そのルールに違反したものを罰する、つまりは裁定者としての参加だ。」
アルマ「…面倒事に巻き込まないでくださいよ。」
シュバローグ「はっはっはっ、まあそう気を落ち込ませるな。面白いものが見れるかもしれんぞ?」
アルマ「はぁ…」