3人の転生者が色々な世界を巡るようです   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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修学旅行 1

 動画撮りだめしていた動画を修学旅行中に投稿予約をして、翌日の修学旅行に備える私達。

 

 この日は通話とかもしないで早く寝た。

 

 次の日、東京駅に集合だったので班員で集まり、そこから東京駅へと電車で向かった。

 

「皆さん時間厳守で何よりです!」

 

 東京駅に変装した殺せんせーと烏間先生が待っており、点呼を取る。

 

 チケットを確認し、新幹線の座る車両の前で待つ。

 

 他のクラスはグリーン車両に乗り込み、E組は普通車両。

 

 しかも泊まる場所も他のクラスはホテルで私達E組は旅館である。

 

 旅館が悪いかといえばそうではないが、同じ場所で寝泊まりもできないとは徹底しているなぁと思う。

 

 新幹線に乗り込む際に今まで居なかったビッチ先生が到着し、ハリウッドセレブみたいな格好で着たので烏間先生がキレて寝間着に着替えさせられる誰が引率かわかったもんじゃない事件や、殺せんせーが駅弁を買うのに夢中になって乗り遅れて新幹線の外に張り付いて次の駅まで同行する事件も起こったりと先生達の方がトラブルを作っている気がする。

 

 そこから新幹線とバス経由で旅館に到着すると殺せんせーは新幹線とバスで酔ってグロッキーになっていた。

 

 私がナイフを振るいながら

 

「殺せんせー寝室で休んだら?」

 

 そう提案するも

 

「いえ、これから一度東京に戻ります。枕を忘れてしまいました」

 

 殺せんせー枕が変わると眠れないという弱点が発覚。

 

 というか殺せんせーの面積よりも大きいリュックサックで来ているのに忘れ物かよと皆心の中でツッコミを入れる。

 

 神崎さんが独自に纏めた日程表を何処かで無くしてしまうというのもあったが、初日は大きな問題も無く終わるのだった。

 

 

 

 

 

 

 初日の夜、男女別れて旅館の大部屋で泊まるが、聞きにくい事を聞くにはうってつけの場所である。

 

 茅野さんから

 

「ねぇ3人って配信者しているって噂で聞いたけど何ていう配信名なの?」

 

 そう聞かれた。

 

 まぁクラスメイトにはバレているので正直に教えて上げる。

 

「リカネっていう配信名で活動してるよ」

 

「リカネね! 今度検索してみる!」

 

「知り合いに動画見られるとこそばゆいんだよねぇ〜」

 

 と、叶も話しに入ってきた。

 

「正直さ、E組に落ちてきた理由が冬とか叶、春奈は配信活動を継続するためじゃん。私ら馬鹿で落ちてきたのとは違うから壁みたいなのがあったんだよねぇ〜」

 

「もっと最初から3人の性格を知っておけば良かったよ。壁を作る必要とかなかったのにね」

 

 中村さんに倉橋さんの陽キャ2人がそう言ってくる。

 

「私達もどう話せば良いか距離感を測っていましたから仕方ありませんわ」

 

 春奈もそう言う。

 

 話題は配信活動についてになり、いつから配信してるのとか配信を始める切っ掛けはと皆が聞いてくる。

 

「配信始めたのは小学5年生の時かな? 私がパソコンに詳しかったから秋葉原でパソコンのパーツを集めて組み立ててさて何やるかって時に配信でも始めるかってなったんだよね」

 

「僕と春奈は家が近くてほぼ毎日冬と遊んでいたから、冬に教えてもらいながら配信活動を始めたんだ。最初は顔を隠して実写だったり、ゲームの実況プレイばかりしてたんだけどねぇー」

 

「最近では殺せんせーに協力してもらってアバターの皮を被れるようになりましたからだいぶ色々な事が出来るようになりましたわね」

 

「バーチャル配信者ってやつでしょ? 後追いの人とか出てこないの?」

 

 学級委員の片岡さんが聞いてくるが

 

「敷居が高過ぎて個人でやるにはパソコンの性能を凄く上げないといけないし、周辺機材を揃えるだけでも50万くらいするし、バーチャルな立ち絵を私が用意したから私達はタダで済んだけど依頼すると更に値段が張るからね。やりたくてもやりにくいと思うし、市場が今は私達で完結しているからどれくらいの規模になるか読めてないだろうし」

 

「高校になったら起業したいですわね。ネットアイドル的な意味で」

 

「そこまで考えているんだ! 凄いね!」

 

「まぁ今の僕らには起業する知識とかが足りてないんだけどね。皆は興味ある?」

 

 流石に皆はネットアイドルになるかと聞かれてもあんまりピンと来ないらしい。

 

 将来の夢とかもまだ決まってないみたいだし。

 

「興味あったら教えるから声かけてよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日、他の班が暗殺を行っている間、私達の班は自由行動である。

 

「アツアツ!」

 

「なにこれだし巻きたまごなのに味が凄い濃厚!」

 

「美味しいですわね!」

 

 錦市場で買い食いをしていた。

 

「オリーブオイルで揚げたコロッケだってよ! これも食べてみようぜ」

 

「良いねぇ! 木村君ナイス!」

 

 転生しても修学旅行は良いものだ。

 

 その時にしか楽しめない限りある時間だからこそより充実する。

 

「写真撮るよ! はいチーズ!」

 

 買い食いしている写真を撮ったりする。

 

「しっかしこんな場所で暗殺とはな」

 

「木村、ここ京都は暗殺の聖地だぞ」

 

「そうなのか竹林?」

 

 足利義輝や織田信長と言った暗殺の一種である変で亡くなった者や、明治の動乱時辻斬りだったり坂本龍馬の暗殺や池田屋事件みたいなのも暗殺の一種であるだろう。

 

 京都は長い間政治の中心的な場所だったがゆえに暗殺回数も他の都道府県に比べて多い。

 

 暗殺の聖地と言われてもおかしくはない。

 

「政変とかも多いからね」

 

「戦国時代とかは権力者がコロコロ変わってましたね」

 

 錦市場を出て祇園では舞妓体験をしてみたり、午後は清水寺の方に向かい、お土産を沢山買っていった。

 

「可愛い! 御当地キテ◯ちゃんじゃん!」

 

 とか、清水寺の音羽の滝にてご利益のある聖水を飲んだりし、木村君と竹林君とも結構喋ることができた。

 

 木村君は配信の事について聞いてくるかなと思ったが、配信については全く触れないので逆に私達の方から質問すると

 

「配信は配信、リアルはリアル。配信で演じているキャラクターを観るのが僕は一番好きで、リアルな場でキャラクターについてあれこれ聞くのはナンセンスだと思っています」

 

 竹林君なりに持論があるらしい。

 

 自由行動の終盤に烏間先生から全体メールがあり、渚君達の4班でトラブルがあり、殺せんせーや烏間先生はそちらの対応に向かうので各自時間内に旅館に戻る様に指示が書かれていた。

 

 私達は少し早めに旅館に戻ると他の班も少し早めに切り上げて旅館に集まっていた。

 

 少しすると烏間先生が4班の無事が確認でき、殺せんせーが4班と同行してこちらに向かっているらしい。

 

 あと狙撃手だが暗殺の失敗が続き今回の暗殺を辞退したらしい。

 

 私達の班は明日の午前中が丸々空き時間となってしまうのだった。

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