3人の転生者が色々な世界を巡るようです   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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修学旅行 2 案件

 修学旅行2日目夜、各々卓球をしたりゲームをしたりして旅館の中で楽しんでいた。

 

 神崎さんがプロ並みにゲームが上手い事がわかったので私は対戦を申し込み、いい勝負をしたものの負けてしまったり、叶は叶で男子と混じって卓球をしたりしていた。

 

「あれ? 春奈は?」

 

「中村さんと殺せんせーが入浴してるから覗きに行ったらしいよ」

 

 なお春奈に聞いたら覗きは失敗し、凄い虚しい結果になったらしい。

 

 で、夕食を終えて女子の大部屋でビッチ先生も交えた女子会が開催される。

 

 ビッチ先生が20歳という衝撃的な事実が明らかになり、そのままの流れでビッチ先生が落としてきた男の話しをしてくれる流れになったが、殺せんせーがしれっと女の園に入ってきて話を聞こうとしていたので、殺せんせーも色恋の話があるんじゃないかと女子皆に糾弾されて、逃げ出してしまった。

 

「逃げやがった! 捕らえて吐かせて殺すのよ!」

 

 ビッチ先生の号令で女子達も臨戦モードに入り、ドタバタな感じになってしまった。

 

 男子も男子で殺せんせーに弱みを握られたらしく血走った目で攻撃をしており、男女に挟まれながらも殺せんせーはヒラヒラと避けまくる。

 

「あはは、やっぱりこうなるか」

 

「冬は参加しないのですか?」

 

「どうせ殺れないでしょ……殺せんせーの秘密を知るならもっと親密度を上げないとね春奈」

 

「あーあ、逃げられた」

 

「お疲れ様、叶」

 

「お疲れ様です叶」

 

「暗殺が全く進まなかったね修学旅行」

 

「仕方ないよ。殺せんせーだもん。そんなに簡単に殺せるとは思ってなかったし、残りの時間は修学旅行を楽しもう」

 

 そうして夜も過ぎていった。

 

 

 

 

 

 

 

 翌朝、修学旅行最終日。

 

 暗殺もなくなったのでルートを一部変更して金閣寺と銀閣寺両方を観ることになった。

 

 この日は快晴で金閣寺が全体的に輝いて見え、銀閣寺の枯山水の庭も美しい作りで侘び寂びを感じた。

 

 午後にバスの中に荷物を預けて移動してレストランで京都の料理を堪能し、新幹線に乗換えて東京に戻っていった。

 

 東京駅で解散となり、各々家に戻るが、私達は夜に撮影が待っていた。

 

 幸い明日と明後日は土日で休みなので動画の撮影や配信を行う時間はたっぷりあるし、ゆっくり休む事も視野に入れていた。

 

「はい、というわけでいつ行ったかは言いませんが、修学旅行で京都に行ってきました!」

 

『『いえーい』』

 

 配信で3人のアバターがわちゃわちゃしながら京都の感想を言っていく。

 

「いやー古都の京都良かったよね」

 

『旅館の夕飯に出たタイのチラシ飯美味しかったよね』

 

『錦市場にも行きましたわ! 食べ歩きを満喫しましてね! 京都で食べた物を写真を使って今日は飯テロしていきますわよ!』

 

 写真には人が入らないように注意して撮影し、帰ってから一通り確認した写真を上げていく。

 

『だし巻きたまご美味しかったよね』

 

「昆布だしと鰹だしの違いを堪能しながら食べただし巻きたまごはマジで絶品だった」

 

『分厚くて1人前も結構な量がありましたわよね? 3人で分けて食べ比べしましたわ』

 

『他にはオリーブオイルで揚げるコロッケとかあとパンも美味しいお店が幾つかあったね! ハムロールがめちゃくちゃ美味しかった』

 

『私はカレー味の生地にハムが中に入っているパンが美味しかったですわね。中のハムも厚切りでボリューミでしたわ』

 

「私はパンだったらたまごサンドが美味しかったね。焼き卵がだしが効いていて食べてて飽きなかったよ」

 

 コメントもお腹空いてきたとか食いたいとかのコメントが溢れかえっていた。

 

 話しは京都の街並みに移り、金閣寺、銀閣寺の話題になる。

 

「晴れていたから金閣寺が池に映し出されたのもバッチリ見えました!」

 

『金閣寺も良かったけど僕的には銀閣寺を推すね。銀閣寺こそ和風建築って感じがして懐かしさすら感じたね』

 

『なんか空気も澄んでいましたよね? 京都の街全体が澄んでいた気もしましたが』

 

『清水寺も行ってきたよ! 僕らご利益のある滝に行ったけど、学生だから学問成就の水を飲んだよ』

 

「健康、恋愛、学問の3つの滝だからね。その中から1つだけ選べる形だし」

 

『欲張ると良くないらしいですわね』

 

「清水寺の他には祇園で舞妓さん体験もしてきたわね」

 

『流石に白粉はしなかったけど着物着てみて帯がめちゃくちゃきつくてハルナは気持ち悪くなってたよね』

 

『あれはきつすぎるのですわ!』

 

 京都の思い出を語りながらその日の配信は終わるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 日曜日、修学旅行の疲れも若いのですぐに癒え、今日も今日とて動画の編集をしようとするとメールが届いていた。

 

 ウイルス等が無い事を確認してから開いてみるとなんと案件の依頼だった。

 

 しかも新しいゲームの宣伝をして欲しいとのことで連絡が欲しいとのことだった。

 

 皆と話し合ってから連絡をしてみるとすぐに繋がり、企画としてはデバッグ済みのアプリをインストールしてもらいチュートリアルを体験して1章をクリアしてほしいとのことだった。

 

 アプリの内容はカジノゲームでブラックジャック、ポーカー、ルーレット、スロットの4種類のゲームで資金を貯めて遊びながら街を発展させていくというゲームで、少しばかりストーリーもあるらしい。

 

 前世の記憶的に全くヒットしないのでそこまでのゲームなのであろうが、30万の案件費用が振り込まれるらしいので気合が入る。

 

 目をつけたのがポーカーやブラックジャックはフレンドと同じテーブルで勝負ができるので簡単な勝負をすることもできる。

 

 案件ということでメインはゲームだが、罰ゲームとして賭けに負けたら激辛カップラーメンを食べるということに決まり、大まかな流れの資料を企業側に提出した。

 

 アプリのリリース日が6月上旬なので、裏でブラックジャックやポーカーの練習を3人でするのだった。

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