一言で言えば、「困ったときの天満幸助」である
2月20日(晴)
今日は、近所に住む天満幸助さんの自宅に御呼ばれした。
幸助さんは、文武両道で剣術家としても強く、更に頭も良い。某有名な大学を卒業している位だ。趣味は修行と発明で、昔から色んなモノを作っていた。
現在は、自宅で色んなモノを開発する技術者になってるようで、様々な依頼を受けて発明している。最近、マッドになってる気がするけど。
僕が頼んでいたのは、チヴィットと気軽にお話ができるようになる翻訳機だ。
それがたったの三日で完成したと言われたので、こうして取りに来たのだ。もちろんにゃのはと。
「悪いな。最近忙しくて、お前の家に届けられなくてな。昨日も政府から、原子力に代わるエネルギーを見つけて欲しいと依頼されてな。何でも、数年後に原子力発電で問題が起きそうな気がすると言われたそうだ」
何ですか、その予言めいた依頼。そして、超重要な依頼じゃないですか!?
「まあ、そんなのは置いといて」
新エネルギーをそんなの扱い・・・・・
「チヴィット族の翻訳機を作る自体は難しくは無かったな。用は、相手の言葉に乗せられた感情をこちらが理解できればいいだけの話だ。つまり・・・・・・・」
それから一時間、ずっと幸助さんの難しくて全く理解できない専門用語が飛び交う説明を聞かされ続けた。
にゃのはも流石に飽きてしまい、僕の頭の上で寝てしまった。
「む、すまん。少し長かったな」
少しどころじゃないです。
「結論からいえば、この薬を飲めばチヴィット族の言葉を理解できる」
見るからに怪しい薬が出てきた!?しかも何か紫の色をしてるんですけど!?
「色は俺の趣味だ。毒々しいだろ?飲むのを躊躇するくらい」
何か、物凄く臭うんですけど?気がつけば、頭で寝ていた筈のにゃのはがいなくなっていた。逃げた!?
「さ、飲め」
いやいやいや、これ飲めませんよ!?
「お前の母親の料理に比べれば美味だと思うが?」
・・・・・・・・・・・・確かに
「もし、飲みきったなら・・・・・・俺の手料理をご馳走しよう」
頂きます(即答)
え?なんでって?だって幸助さんの手料理は、高級ホテル並みのご馳走なんだよ?
お母さんよりマシなんだからへーきへーき!
ごくごくごく・・・・・・・・あ、匂いはアレだったけど、味は葡萄だ。
「ククク、見た目と匂いで騙されたろ?こういうので、相手が嫌がる顔は本当に見て楽しいなぁ」
そういうところが言峰先生と同類なんだよなぁこの人。
さあ、試してみよう。にゃのはと念願のOHANASHIを!
にゃのは、何か喋って!
「にゃ?にゃのはの言葉がわかるの?」
キャーシャベッター!じゃなくて、わかる!にゃのはの言葉がわかるよ!
「本当?嬉しいの!」
にゃのはは嬉しさのあまり、僕に駆け寄って、胸にジャンプしてきた。
僕はそんなにゃのはを優しく抱きしめてあげる。そう、抱きしめた
「うにゃ!?は、離してーーー!?に、匂いがーーーーー!?」
「ふっふっふ、逃げた罰だよにゃのは~」
「う、うにゃああああああああああ!」
幸助さんはそんな光景を微笑ましそうに見ていた。
「ククク、本当お前は俺を退屈させないな。面白い奴だよお前は。・・・・・・あ、この薬はチヴィット族とある程度の信頼関係にならないと効果が無いって言うのを忘れてたな。ま、いっか。流石に気付くだろ」
今日も我が家は平和です
ども、ゼルガーです
今回からチヴィット族の言葉が理解できるようになります。
なので次回から、シュテゆ達以外も喋ります