にゃのはと一緒!   作:ゼルガー

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二十三日目

3月15日(曇)

 

 

お面のヒーロー。それは、アンパ○マンやウルト○マンなどの人気キャラのお面を付けた正義の味方のことである。

 

その人物は、ある時はヤクザに絡まれたお年寄りを助けるため、ある時は銀行強盗を倒したため、ある時は車に惹かれそうになった子供を救うために現れる。

 

その度に、毎回違うお面をしているそうだ。

 

 

「正体は誰なんでしょうね、本郷先生?」

 

「さあな。多分、理不尽を許せない正義の味方なんだろうな!ハッハッハ!」

 

 

まあ正体、バレバレなんですけどねー

 

そう、その正義のお面ヒーローはこの人。僕が通う高校の体育教師にして生活指導を担当している本郷滝先生。

 

今僕達がいる喫茶店green cafeの副店長の祐輔さんの学生時代の同級生だとか。

 

 

「全く、バレバレの変装をしていることは既にバレバレだと言うのにな。相変わらずの脳筋か」

 

 

あれ、幸助さん?

 

 

「げっ、幸助」

 

「よお、滝。そろそろ警察のお世話になりそうになってるな?」

 

「なんのことやら」

 

「ククク、この前カツラとクレフの刑事コンビが捕まえる気満々だったなぁ?」

 

「うげ、ズラとクレフがかよ・・・・・・」

 

「少しは自重しろ」

 

 

そのセリフ、幸助さんだけには言われたくないと思う。

 

 

「鳴善!」

 

 

今度はリッド?どうしたの?

 

 

「お願い、手伝って!」

 

 

何を?

 

 

「オリヴィエとクラウスを本格的に付き合わせるために!」

 

 

・・・・・・え?えええええええええ!?

 

 

「お願い!鳴善しか頼れる人がいないから!」

 

 

そ、そんなことを言われても!

 

 

「なんだか青春してるなー。若いねー」

 

「老けて見えるぞ、滝。しかし、これが若さか。俺も十代の頃は、冒険とロマンを求めて、世界中を飛び回ったな」

 

「また懐かしい話を・・・・・無理やり連れて行かれた俺達の身にもなれ!」

 

「ククク、そういえばそうだったな。バミューダトライアングルの時は俺を含め、死にかけたことがあったな。いや、懐かしい」

 

「あの時は本気で死ぬかと思ったぞ!?魔の三角域に入った瞬間、アトランティス行きとか、マジでありえんわ!つーか、よく脱出できたな俺ら!?」

 

「はっはっは、楽しかったな」

 

 

・・・・・・幸助さんたちは、ここではない何処かで主人公してる気がする。

 

 

「この前、二人を無理やり二人っきりにしたけど、何の進展もなしに終わっちゃったんだ!だから、今回は成功させたい!」

 

 

OK、この前の釣りの時に言ってたアレね。

 

で、僕はどうすればいいのさ

 

 

「僕と一緒に、背後から二人のデートを見守って欲しい。それで、二人を上手く誘導するんだ」

 

 

そうだね。いい加減二人をくっつけたいのは僕も同じだ。

 

何時決行するの?

 

 

「三日後の休日。作戦はしっかり練ろう」

 

 

オッケー。了解だよリッド

 

そして、僕達はオリヴィエとクラウスをくっつけるための作戦会議を始めるのだった。

 

 

 

・・・・・・アレ?男女二人きりって、僕とリッドもじゃね?

 

 

 

 

 

今日も我が家は平和でした




次回、オリヴィエとクラウスのデート編。

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