1月10日(曇)。この日、新しい家族がまた増えた。
寒い、ああ寒い。この日は今季最低気温を記録したらしい。
寒すぎて布団から出たくない。でも、今日は学校はお休み。家でゆっくり寝よう。布団の中は天国だよー。
それに、僕の腹部からは暖かい感触がある。きっと、にゃのはがまた布団の中に潜り込んでるんだろう。もぞもぞと僕に寄り添って丸くなってるのが感覚で分かる。
「にゃー?」
い、イタタタ!?にゃ、にゃのは!僕の鼻を引っ掻くな・・・・・・アレ?にゃのは?
「にゃっ!」
目を覚ました僕の顔の前で、右手を上げて挨拶をする。え?あれ?
じゃあ、僕の腹部に居るのは?
僕は掛け布団を恐る恐るゆっくりどけて、腹部を確認してみた。
そこにいたのは・・・・・色違いのにゃのは?
「・・・・・・・みぃ、どうやら見つかってしまいましたか」
え?
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しゃ、喋ったーーーーーー!?え?何、この子喋るの!?
「突然布団の中から失礼します。私はシュテゆと申します」
「にゃ?にゃーん!」
「はい、お久しぶりですね。にゃのは。また会えて嬉しいです」
え?何、知り合い?と言うか、姉妹?てか、にゃのはは喋らないのに、なんで喋ってるの?
「姉妹ではありません。同種族なだけです。後、私は訓練された子猫なので、喋れるのです」
え?そうなの?と言うか、訓練すれば喋れるの?
「はい。某アニメの猫も、訓練した結果に進化を犠牲にして、人語を喋る能力を得てるくらいです」
いや、まああの猫はなぁ。主人公の電気鼠同様、特殊な例だぞ?
「まあ、喋れるのは私を含めて後二匹しかいませんから」
二匹もいるんかい!?
「はい。我が王は世界征服をする為に、配下である我々に言葉を覚えさせましたから」
世界征服って物騒な
「そうですね。私もたかが子狸と子犬と子猫程度で世界をモノにできるとは思ってません」
自覚あるんだ。でも、なんで君はここに?それも僕の布団の中に
「実は、我々の故郷でにゃのはが行方不明になったと大騒ぎになってまして。同種族であり、喋れる私が探すことになりました。ちなみに、ここに来たのは、にゃのはの匂いをたどったからです」
な、成程。で、布団の中にいた理由は?
「・・・・・・・・・・・・・お恥ずかしながら、今朝は冷え込んでまして。その・・・・寒かったんです」
あー、だよねー
で、にゃのは。君を探しに来た子猫がいるんだけど、故郷に帰る?
「にゃ?ふしゃーーーーー!」
「嫌ですか。何故です?」
「にゃにゃにゃ!なのなのにゃーん!」
「この人達と離れたくないし、自分はもうこの人達の家族なの!ですか」
やっぱり同種族だから言葉がわかるのか。いいなー
「ふむ、成程。困りましたね、これでは私は帰れません」
え?なんで?
「正直、にゃのはを連れて帰ること自体私にはどうでもいいのです。私に命令できるのは王ただ一人。ですが、にゃのはを連れて帰るまでは故郷に帰れないようにされてしまったのです」
ひどいね
「ええ酷いです。横暴です。あー困りましたー。どこかに私を拾ってくれる飼い主さんはいないでしょうかー」
棒読みだね?
「ええ。こうでもしないとやってられません」
そっかー。ねえにゃのは、この子も家族に加えてもいいかな?
「うにゃーん」
あはは・・・・・シュテゆ、お願い
「私は別にいいよー。だそうです」
うん。じゃあよろしくね、シュテゆ
「はい、マスター」
ま、マスター?
「貴方は私の飼い主です。なので、マスターです。違いますか?」
いや、首をかしげないでよ。あ、ちょっといいかな?
「なんでしょ・・・・・あ、そっそれは!」
ほーら、ゴロゴロゴロ~
「に、ににに、にゃ~ん♪」
うん。やっぱり感覚は猫だね。顎の裏、気持いでしょ?
「う、うう。マスターに調教されてしまいました」
人聞きの悪いこと言わないでよ!?
「にーにー」
え?にゃのはもやって欲しい?しょうがないな~
「成程、にゃのはは既に調教済でしたか」
だから止めて!?
そして、お父さんとお母さんにシュテゆを紹介した。
お父さんは僕と同じく仰天したけど、家族として認めてくれた
で、お母さんだけど・・・・・・・・鼻息荒くして、鼻血を出しながら興奮した。
どうして僕、この人と同じ血が流れてるんだろう
ども、ゼルガーです
シュテゆ登場です。そして彼女はしゃべります。
登場するリリカルアニマルズの中でおしゃべりできるのは、紫天組みだけの予定です。ほかは鳴き声だけです