ポケットモンスター―アルトマーレの誓い―   作:中2病人間M

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ネオvsロスト

サトシたちはシティバスを乗り継いでエトウシティのアリアケエリアにやって来た。

 

 

「ほら、あれがアリアケ展示場だ」

「でけぇ」

『ピカァ』

「たしか今日はここで色んな企業のポケモンに関する道具の展示会があるのよね」

「ポケモンの道具!!」

「ああ、一般公開されてるんだ」

「早く行こうぜ!!」

『ピカピカ!!』

 

 

 

 

会場に入ると、

 

 

「すげぇー!!色んな道具がある!!」

『ピカピカ』

 

 

ショーケースにはモンスターボールを始め色んなポケモンに関する道具が並べてあったのだ。

 

 

「ん、なんだこのモンスターボール?」

「これはヒールボールだな、ゲットしたポケモンの体力を回復してくれるモンスターボールだ」

「じゃゲットしてすぐ戦ってくれるんだな!!」

「まぁ、そうゆうことだな」

「ねぇねぇサトシ君これは?」

「ピッピ人形だ」

『ピカッ』

「何に使うの?」

「え、うぅんと……」

「ピッピ人形はな野生のポケモンとバトルしてるときに使ってポケモンの気を引くための物なんだ」

「タケシさん物知り~」

「タケシ、これは?」

「えぇと、これはな……」

 

 

その時

 

 

「君、許可はとっているのかい!!」

 

 

警備員に誰かが問い詰められていたのである。

 

 

「あれは……ライ!!」

 

 

恐らくライはこの場で無許可の読み聞かせをおこなっていたのであろう。

 

 

「ライ!!」

「……サトシ」

「知り合いかい?」

「はい」

「この人ね、ここで許可とらず読み聞かせやってたんですよ」

「読み聞かせ、やっぱり……あのすいませんでした」

「……サトシ」

「君に謝られてもね」

「ほら、ライも」

「……すいません」

「……気を付けてね」

 

 

そう言い警備員は去っていったのであった。

 

 

「もう、ライ、気を付けろよな!!」

「……ごめん、ありがとう」

「また、あの読み聞かせしてたの?」

「……あ、うん、カノンさん」

「カノン、そんな顔で睨まなくても……」

「タケシさん、別に睨んでないです」

「なぁ、ライ、一緒に会場内見てまわろうぜ」

「うん、いいよ」

 

 

そして、少し歩くと他よりも明らかに厳重に守られたショーケースを見つけた。

 

 

「あれは……」

『ピカ?』

「サトシ、マスターボールだよ」

「ライ、マスターボールって、どんなポケモンでもゲットできるっていう」

「みたことあるの?」

「ああ!!一回だけな、なぁなぁタケシ、マスターボールっていったい、いくらぐらいすんだ?」

「いや、一般には販売されてなくて手に入れるのは困難らしいな」

「すげぇ、俺も使ってみたいぜ、なぁ、ピカチュウ」

『ピカピカ』

「ねぇ、どこの会社がマスターボール作ったのかしら?」

「ああ、シルフカンパニーだな、そもそも、モンスターボールを最初に開発したのもシルフカンパニーだ」

「やっぱ物知りですね」

「まぁ、色々と勉強してたからな、そして、警備も厳重だな、ルカリオがついている、ルカリオなら人の感情を波動で感知できるから盗もうとするやつがいればすぐにわかるな」

「なぁ、タケシ、マスターボールってどうやったら手に入るんだ?」

「普通のトレーナーじゃまず無理だろうな、有名なトレーナーやチャンピオンとか、そういった特別な人に特別に贈られるって聞いたことかある」

「チャンピオンかぁ」

「なら、サトシ君頑張らなきゃね」

「ああ、でも、カノン、マスターボールよりも俺はチャンピオンになってこころのしずくを探すよ、カノンとラティアス、ラティオスのために」

「……サトシ君、ありがとう……」

 

 

その時

 

 

『リオッ!!』

 

 

マスターボールを警備していたルカリオの表情が変化し周囲を警戒し始めたのだ。

 

 

「どうしたんだろう、ルカリオ」

『ピカピカ』

「まさか、近くにマスターボールを盗もうとしてるやつが」

「うそぉぉどこどこ!?」

 

 

その時

 

 

「コンパン、りんぷん!!」

『コンパン!!』

 

 

会場全体にりんぷんが舞ったのである。

 

 

「なんだ⁉」

『ピカァ!?』

『ルカリオォ!!』

 

 

ルカリオはりんぷんの中でボーンラッシュを放った。

 

 

「ルカリオォォ!!と言われたら!!」

「答えなければ仕方ない!!」

「輝きに響けクライマックス!!」

「世界に響く奇跡の音!!」

「我ら世界をかける無敵のロケット団!!」

「ムサシ!!」

「コジロウ!!」

『ニャースだニャー!!』

『コンパン!!』

『ソーナンッス!!』

「ロケット団!!」

『ピカピカ!!』

「今日はお前らに用はないようだ!!」

「そう、私たちの目的はあれ」

『どんなポケモンでも捕まえられるモンスターボール、マスターボールだニャ!!』

「!!おまえらなんかに渡すもんか、ワニノコ」

 

 

サトシはルアーボールからワニノコを出したのだ。

 

 

「ワニノコ、みずてっぽう!!」

『ワニィワニィ!!』

「ソーナンス、カウンター!!」

『ソーナッンス!!』

『ワニィィ!!』

 

 

ワニノコのみずてっぽうはソーナンスに跳ね返されたのである。

 

 

「ラティアス!!」

 

 

カノンはモンスターボールからラティアスを出した。

 

 

『クゥクゥ!!』

「ラティアス、メガシンカ!!」

 

 

カノンのベレー帽からキーストーンの光が放たれラティアスはメガラティアスへメガシンカしたのだ。

 

 

「ラティアス、りゅうの……」

 

 

その時

 

 

『クゥゥ!?』

 

 

ラティアスへ何者かがエアスラッシュを放ち攻撃したのである。

 

 

「ラティアス!!」

『ピカピ!!』

「……あれは、ゴルバット、でも、いったい誰が……」

 

 

そこにはゴルバットが数体いた。

 

 

そして、すぐにゴルバットたちのトレーナーがわかったのだ。

 

 

「!!あいつらは……」

『ピカ』

 

 

『G』というスペルが描かれた派手な服装に髪型はおかっぱ、サトシもタケシもその集団の正体がすぐにわかったのである。

 

 

「!!ギンガ団」

『ピカ』

「?……我々を知っている」

「だがな少年よ、我々はギンガ団ではない、ギンガ団を越えた組織、ネオ・ギンガ団だ」

「ネオ・ギンガ団……」

『ピカピカ……』

「とにかくマスターボールを頂こう、ゴルバット、かまいたち」

『ゴルバット!!』

 

 

その時

 

 

「ドクロッグ、あくのはどう!!」

 

 

突然、あくのはどうが放たれゴルバットたちが蹴散らされたのだった。

 

 

「うわっ!?グレッグル……」

 

 

そして、タケシのモンスターボールからグレックルが飛び出した。

 

 

『ケッ!!』

「グレッグル……あの、ドクロッグ、まさか……」

 

 

その時

 

 

「久しぶりだな」

 

 

サトシたちの前に茶色いコートを着用しフードを被った集団が現れたのだ。

 

 

そして、ひとりがフードをとったのである。

 

 

「やはり、お前か!!通りでグレッグルが出てくる訳だな」

『ケッ!!』

 

 

その人物はギンガ団の幹部であったサターンだった。

 

 

「……マーズ、ジュピターお前たちもフードをとったらどうだ?」

「はいはい」

「そうね」

 

 

続けてフードをとった人物は同じくギンガ団の幹部だったマーズとジュピターだったのだ。

 

 

「お前たちはもうギンガ団じゃないのか!!」

『ピカピカ』

「何を言う!!僕らはギンガ団さ、けど、そこにいるやつらとは関係ない、僕らはロスト・ギンガ団」

「ロスト……」

『ピカピカ』

「私たちは失ったもの、すなわち、アカギ様を取り戻す」

 

 

マーズの言葉を聞いた時ライが何故かピクリと反応したのである。

 

 

「どっちにしろまたろくでもないこと考えてるんだろ!!」

『ピカピカ!!』

「ああ、ネオにしろロストにしろほっとけない、グレックル!!」

『ケッ!!』

「かわらわり!!」

 

 

グレックルはドクロッグにかわらわりで攻撃しようと向かった。

 

 

「あくのはどう」

『ドクロッグ!!』

 

 

グレッグルはドクロッグのあくのはどうを受けて戦闘不能となったのだ。

 

 

「グレッグル!!……以前より遥かに強くなっている」

「当然さ」

「サターン、ネオの連中に出し抜かれる前にマスターボールを回収しましょう」

「そうよ、マーズの言うとおりよ」

「わかった、お前たちはネオの団員の足止めをするんだ」

 

 

サターンの命令でフードを被ったロスト・ギンガ団の団員たちもそれぞれゴルバットを繰り出したのである。

 

 

その時

 

 

「あらあら、ロスト相手に手こずっちゃって~」

 

 

ネオ・ギンガ団の服装をした金髪の女性がこの場に現れた。

 

 

「ミロカロス、れいとうビーム」

『ミロォォ!!』

 

 

ミロカロスから放たれたれいとうビームがロスト・ギンガ団のゴルバットたちを蹴散らしたのであった。

 

 

「あのポケモンは……」

 

 

カノンはポケホをミロカロスにかざしたのだ。

 

 

『ミロカロス、いつくしみポケモン。みずタイプ、大きな湖の底に棲んでいる、体が鮮やかなピンク色に輝くとき荒んだ心を癒す波動を放つ』

「お前はヴィーナス……」

「お久しぶりね、サターン、相変わらず私たちの邪魔してるのね」

「当然だ、最後にアカギ様にあったのはお前なんだからな」

「会ったわよ、アカギに、そして、良いこと教えてもらったわ……ん?あら、ピカチュウの坊や見覚えあるわ、ああ、シンオウでさんざんギンガ団の邪魔してくれた子ね」

「お前らの目的はなんなんだ!!」

『ピカピカ!!』

「そう、血迷わないで、まずは自己紹介から、私がネオ・ギンガ団代表のヴィーナスです、坊やとは直接は初対面だけどモニター越しに何回か見たことあるわ、ああ、そうそう目的ね、そうね、神を捕らえること……かしら?」

「神を?」

『ピカピカ?』

「そ、そのためにマスターボールが必要なの」

「よくわからないけどお前にマスターボールを渡すものか!!」

『ピカァ!!』

「……クソガキ、私に生意気言いやがったな」

「えっ?」

『ピカピカ?』

「ミロカロス、れいとうビーム!!」

「うわぁぁぁぁぁ!!」

『ピカピ!!』

「ラティアス、りゅうのはどう!!」

『クゥゥぅ!!』

『ミロォォ!!』

 

 

ラティアスがミロカロスの攻撃を妨害したのである。

 

 

「ありがとう、カノン、ラティアス!!」

『ピカピカ』

「うん!!」

『クゥクゥ!!』

「こら、ガキふたりしょうちせんぞ、ミロカロス、ペチャンコにしたれアクアテール」

「ピカチュウ、10万ボルト」

「ラティアス、ミストボール!!」

『ピカァァ!!』

『クゥ!!』

 

 

しかし、ミロカロスのアクアテールで全て弾かれたのであった。

 

 

「チッチッチッ、そんな攻撃では私のミロカロスの足元にも及びませんわよ、ミロカロス、とりあえず女の子にあてな、アクアテール」

『ミロォォ!!』

 

 

ミロカロスのアクアテールがカノンを襲おうとした。

 

 

「きゃぁぁぁぁぁ!!」

「カノン!!」

 

 

サトシはカノンを庇いアクアテールを腕に受けたのだ。

 

 

「サトシ君!?」

『ピカピ!!』

「いってぇぇ!!」

「サトシ君!!大丈夫!?」

「このぐらい……!!いってぇ……」

「あらあら、女の子庇うなんて素敵ね、坊や」

 

 

その時

 

 

「ヴィーナス様、マスターボールが……」

「はい?」

 

 

ショーケースに入っていたマスターボールが消えていたのである。

 

 

「!!私のマスターボールがぁ!?」

「ここにはない」

 

 

そう言ったのはマスターボールの警備にあたっていた警備員だった。

 

 

「お前たちは現在国際指名手配中のヴィーナス、それに、脱獄犯のサターン、マーズ、ジュピター」

 

 

そして、警備員は色々と脱ぎ捨てた。

 

 

「!!ハンサムさん」

「サトシ君、知り合い?」

「ああ、国際警察の人だよ」

「私のマスターボールはどこぉぉぉ、私はマスターボールでディアルガ捕まえて永遠の時の中で美しく生きたいのぉぉ~、アカギは言ってたもん、マスターボールなら他のボールよりもディアルガの力を引き出すのに適しているって」

「ヴィーナス、アカギ様は何処へいったのだ!!」

「サターン、だから、知らないって!!あんたらもしつこいわね!!」

「当然だ、真実を知るため脱獄までしたんだ」

「そうよ、アカギ様に会って真実確かめて普通の女の子に戻りたいのよ!!」

「……マーズ、脱獄した時点で普通の女の子には戻れないわよ」

「ジュピター、うるさいわよっ!!」

「マスターボールはお前らが衝突している間に転送マシンで転送した、ここにはもうない諦めるんだ」

「この野郎!!」

「マーズ、ジュピター、国際警察がいる以上長居はできない、ここは撤退しよう」

「えぇ、行くわよ、行くわよ、ジュピター」

「了解したわ」

 

 

ロスト・ギンガ団はすぐさまこの場から姿を消したのだった。

 

 

「ヴィーナス様、ここにいたらマズイですよ!!」

「……そうね、撤退しましょう」

 

 

そして、ネオ・ギンガ団もこの場から消えていったのだ。

 

 

 

 

その後。

 

 

「サトシ君、シンオウで壊滅したはずのギンガ団がこうしてまた復活してしまった」

「はい、ハンサムさん」

「また大変なことになる」

「はい」

「けど、サトシ君、ギンガ団やプラズマ団の時のように無茶してはいけない」

「……」

『ピカピ……』

「わかったかい、それじゃいくぞ、ルカリオ」

『リオ』

「え、そのルカリオ、ハンサムさんのポケモンなんですか?」

「サトシ君、こいつは今回の捜査のためのパートナーだ、厳密には私のポケモンではない」

「そうなんですね」

「それじゃ失礼するよ」

「はい、ハンサムさんも気をつけてください」

「ああ」

 

 

そして、ハンサムとルカリオはこの場を去ったのであった。

 

 

「サトシ君」

「どうした、カノン?」

「さっき、ミロカロスの攻撃から助けてくれてありがとう……サトシ君、痛くない?」

「平気平気」

 

 

サトシはアクアテールを食らった腕をカノンに見せたのである。

 

 

「!!いって……」

「ほら、やっぱ痛いんじゃん、ちょっと見せて」

「平気だって」

 

 

カノンはサトシの腕に湿布を貼った。

 

 

「あんま意味ないけど」

「サンキューな、カノン」

「うん!!でも、酷くなったらちゃんと病院行くんだよ、わかった?」

「ああ!!」

 

 

そこへ、

 

 

「やぁ!!サトシ君にカノンさん」

 

 

サトシたちの前に現れたのはユカワ博士だった。

 

TO BE CONTINUED…

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